週刊少年ジャンプの人気漫画『ふたりの太星』最新話10話のネタバレと感想考察、展開予想です。
自分の将棋を貫く星に対して、イズミにとっての将棋とは勝たなければ意味がないもの。
星の反撃に押されるイズミは何とか攻防の一手を指した瞬間、自らの共感覚の力でその一手が大悪手であることに気付きます。
手を駒から離さなければ指し直す事も出来る状態ながら、星の言葉に背中を押されて、将棋が大好きだった頃を思い出してその手を駒から離すのでした。
星とイズミの対局の結末は!?
それでは、気になる『ふたりの太星』最新話10話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
前回の『ふたりの太星』はこちら!
Contents
ふたりの太星10話ネタバレ:前回9話感想考察
星対イズミの戦いが描かれた今回。
イズミにとって将棋がなんなのかを考える事になりましたね。
居玉、つまり最初の位置に王様がいるのが戦いやすいという星。
それに対するイズミは、自分の将棋ではなく、勝ちやすい将棋を指しているだけだったんですね。
元々将棋が好きだったイズミでしたが、父がいなくなった事で将棋をただ楽しむだけではやってられない状態になってしまいました。
だからこそ共感覚という自分だけの力で将棋を指した。
そうすれば悪手を指す確率を大きく減らせるのでしょう。
そんな風に将棋が好きである事さえ忘れかけていたイズミにとって、将棋が好きだと認めた星はある意味で眩しく写ったのかもしれませんね。
そういう点においてはやっぱり二人は似ているのでしょう。
将棋自体は最終局面を迎えているはずです。
イズミの悪手に対して星が一気に仕留めることになるのか、それともイズミの反撃がまだあるのか。
次回では決着がつきそうですし、どんな終盤戦となるのか注目です。
ふたりの太星最新話10話ネタバレ
『ふたりの太星』10話
「暗闇」のネタバレが下記となります!
将棋ってこんなに
追い込まれた中で、昔の気持ちを取り戻した和泉。
目隠しを外した和泉は目の前の星の気迫を感じていました。
力強く「王手」と自信満々に踏み込んでくる星。
対する和泉は自分と将棋、そして父との関係を考えていました。
勝つために共感覚という力で戦ってきた和泉は、それでもいなくなった父の事を想っていたのです。
そして共感覚を使わずに指す不確かな一手に心が踊っていたのは、ギャンブル好きの父の息子だからなのだろうかと。
そんな和泉と向き合う星。
和泉は自分の事を太としてではなく、ちゃんと星として見てくれている事は彼にとって初めての事。
二人の将棋は既に星が和泉を詰ますことが出来なければ負けという状況。
しかしそんな状況で二人はそれぞれそんなヒリヒリとした将棋を楽しんでいました。
お互いの事を想いながら局面は進んでいきます。
その中で二人は気付くのでした。
「将棋ってこんなに面白かったんだな」と。
宇宙
そして手は進んでいきいよいよ星の王手に対して和泉の受けがない状況へ。
敗北を悟り悔しさに目を瞑る和泉。
しかしそこで聞こえてきた星の声を聞いてハッとします。
その声の形が以前のものとは違っていたから。
「これが俺の将棋だ」
以前は深い暗闇のような形だった星。
しかしその暗闇を払った星の本当の形はまばゆい宇宙。
星の居玉での戦いを咎めるつもりだった和泉。
しかし逆に自分の悪手を咎められた形に。
「星が言う通り、将棋は人生そのものだ」
和泉の投了で二人の戦いは天童太星の勝利で幕を閉じることに。
天童太星に勝てるのは
将棋会館からの帰り道を一緒に歩く二人。
星は友達である和泉に思い切って自分が二重人格である事を告白します。
少し戸惑いながらも星の言葉を信じる和泉。
昼夜逆転の仕組みを聞いた和泉は、星と将棋を指して2つの事に気付きました。
一つは残念ながら星は天童太星に遠く及ばない事。
星の強さは圧倒的なセンスによるもので、その分どうしても不安定な所がある。
それに対して天童太星の将棋は間違えない将棋。
安定度の高いその将棋は全手最善手とまで呼ばれるもの。
まだ奨励会3段であるものの、その強さは同年代のレベルどころかタイトルホルダークラスの棋士でも勝てるかわからないほどだと和泉は語ります。
その強さは星自身も気付いていた事でした。
そして和泉がもう一つ気付いた事。
「もしも将来、天童太星に勝てる奴が現れるのなら、きっと星なんだろうと思う」
和泉はもう一人の天童太星にエールを送って去っていくのでした。
太との勝負
帰宅した星は、奏の部屋で将棋盤の前に座ります。
並んだ駒の前で対局中のような雰囲気の星。
迷惑そうな奏の事も気にせず何かを待ちます。
完全に日が落ちて、目覚めたのは太の人格。
目の前にあるのは一手も指されていない将棋の盤面。
それは星から太への挑戦状のようなもの。
「待ってろよ!!」
盤の向こうではそんな声が聞こえてくるかのよう。
星のやる気を感じた太。
「三段リーグを突破出来たら相手になってあげるよ。星ちゃん」
そう自らの中にいるライバルに語りかけるのでした。
ふたりの太星10話ネタバレ展開予想
ここからは、『ふたりの太星』最新話10話、そして11話以降で起こりうる展開を予想をしたものを載せていきます!
星とイズミの戦いが決着!!
今回イズミが悪手を指した事でおそらく形勢は星に大きく傾いたはずです。
なのでもしかすると星にはイズミの玉を一気に詰ますチャンスがあるかもしれません。
とはいえイズミも悪手だったとはいえ、反撃が出来るタイミングだと思って打った手でした。
つまり少なくともイズミには自分の玉が詰まされるような状況だとは思っていなかったはず。
もしも詰むような事があるとしても、かなり難易度が高い手数の長いものだと思われます。
それを見抜くことが出来れば星の勝ちで、もしも出来なければ駒を沢山持っているイズミが勝つことになりそうです。
イズミに正体を明かす事になる!?
対局中にお互いの気持ちを感じあった二人。
共感覚を持つイズミには将棋を指しているだけで、星がどんな人間なのか分かってきていたようです。
結果がどうであれ、この二人は表面的には似ていないように思えますが、内面は凄く似ているのだと思います。
なので星が抱えている二重人格の部分もイズミであれば分かってくれるかもしれません。
夜の時間を生きてきた星にとって、昼の時間では知り合いさえもほとんどいない状態。
そんな星には心を許せるイズミのような仲間の存在が必要になってくるのではないでしょうか。
ふたりの太星10話ネタバレまとめ
星とイズミの対局が最終局面まで進んできた今回。
イズミの苦しみの部分もしっかりと描かれましたね。
将棋が好きだけど、太の事を考えて将棋をやめていた星。
そして将棋が好きだけど勝つために苦しい将棋を続けてきたイズミ。
それぞれが苦しみを抱えていて、似た者同士の部分があったと思います。
次回にはこの対局も決着を迎えるでしょう。
戦いを終えた二人がどんな関係となっていくのか注目したい所です。
次回の『ふたりの太星』第11話を楽しみに待ちましょう!