週刊少年ジャンプの人気漫画『最後の西遊記』最新話20話のネタバレと感想考察、展開予想です。
黒鳥居から聞こえた声が母のものだった事で激しく動揺する龍之介でしたが、その事をコハルと話すことは出来ず。
それによって一人で鳥居の先へ行ってしまったコハルを追いかけるために、龍之介はそれを止める布留迦と衝突します。
父の助けもあってエステルと共に鳥居の先に進んだ龍之介の前に現れたのは、コハルではなく系の姿でした。
系は龍之介に対して何を語るのでしょうか?
それでは、気になる『最後の西遊記』最新話20話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
前回の『最後の西遊記』はこちら!
Contents
最後の西遊記20話ネタバレ:前回19話感想考察
鳥居の中へ行ってしまったコハルを追いかける事になった今回。
龍之介のコハルへの強い思いが描かれましたね。
前回の事を龍之介とコハルで話をするかと思いましたが、真実を知るのが怖い二人は結局話さないままでした。
辛い部分に踏み込む必要があるので仕方ないとも言えますが、それによって結局コハルが一人で鳥居の中に向かう結果になったとも言えるでしょう。
龍之介が悪いというよりも、コハルがメンタル強すぎるんですけどね。
そして鳥居の中に入る為に布留迦に挑んだ龍之介。
エステルとのチューの件を利用して布留迦の集中を奪うという汚いやり方を見せます(笑)
こういう所を見ると布留迦にとってエステルって娘みたいなものなんだなぁって気がしますね。
そして突然出てきた父の助けもあって鳥居の中へ入ることに成功しました。
相変わらず重要な事は言わないままの父ですね。
父にとっては龍之介が鳥居の中に入ることが龍之介の為になると思っているんでしょうけど。
そして最後は鳥居の先でコハルではなく系に再会。
不機嫌そうなのはエステルもついてきた事が原因なのでしょうか?
彼女の口から色々な事が明かされる事になりそうですね。
最後の西遊記20話ネタバレ
『最後の西遊記』20話
「真理の石」のネタバレが下記となります!
覚悟
鳥居の奥で出会った相手が混世魔王「系」である事をエステルは知る事に。
しかしコハルがコハルであることは変わりありません。
部外者であるエステルにも同席する事を許します。
本来エステルが入れないこの場所に入って来れたのはコハルがエステルに心を許しているからこそだから。
この空間はコハルの無意識が具現化したもので、コハルが忘れている事や生まれる前の事すら知ることが出来る場所。
だからこそコハルはこの場所へと覚悟を決めてやってきた。
しかしここで知る事実はコハルにとっても龍之介にとっても一人で背負うにはあまりにも重すぎる事でした。
一方で鳥居の外では龍之介の父敖白と布留迦の姿が。
布留迦は敖白へと疑問を投げかけます。
妖怪を生み出す力の意味とは!?
突如系の隣に現れたのは河童。
大昔、村外れの沼で子供が溺れて死んだ。
その後村の子供達はそこに肝試しをしに行くようになりさらに何人かが沼に飲まれた。
当然そう河童のやったことだと考える龍之介ですが系は否定します。
子供が死んだのはただの事故だと。
しかし村の人間達はそうは思わず、連続した子供の死に恐怖し、納得できる理由を求めた。
そうして子供殺しの原因として生み出され、殺されたのが河童なのだと。
さらに彼等の乗る汽車の窓の外にいたのは圧倒的に巨大なヤマタノオロチ。
それは毎年起こる河の氾濫に対する恐怖を妖怪化したもの。
大勢の恐怖をまとめる事で人間は自然災害すらも妖怪へと変えていったのです。
つまり人間に与えられた妖怪を生み出す力とは、立ちはだかる理不尽や都合の悪い事象を倒せる妖怪に変換する力とも言えるという事。
全ての目的
その話が本当であれば、妖怪を生み出す混世の従者も人類の敵ではなく、当然悪でもないという事。
以前彼等と戦った布留迦も違和感を感じていました。
虎狼狸を倒された男は喜んでいるようでもあり、布留迦を導くようなそぶりさえ見せていたから。
とはいえ混世の従者は実際に妖怪を出す事で多くの人間を殺していて、その妖怪達は討怪衆が倒してきた。
それにそれが事実であれば、何故わざわざ敵対しているのか。
そんな布留迦の疑問に静かに答えていく敖白。
一般的に知られている西遊記の話では、三蔵一行の敵として天界の関係者が多い。
それは天界の神仏が三蔵一行にわざと苦難を与える事で、旅自体を悟りを啓く修行とするのが目的だったから。
そして討怪衆のボスである導通様が混世の従者を作った理由も同じこと。
自分達よりも真人に近い彼等を敵として苦難を与える事で真人に近づく者を増やしていくのが目的だったのだ。
最後の妖怪の名前
もも物語とは百物語の事で、物語の終わりに本当の恐怖を妖怪化させるための儀式。
そして地球では今までに二度物語の最後の妖怪を倒してきていました。
その正体とは地球を滅ぼす天変地異を妖怪化したもの。
一つ目の物語の名前は「ラーマヤーナ」
初代「系」であるハヌマーンが倒した天変地異の名前は「インドラの雷」
地球の全てを砕くまで止まない雷。
そして二つ目の物語が「西遊記」
二代目の「系」が倒した天変地異の名前は「天陰火」
全てを燃やし尽くす消えない炎。
そして三つ目が「もも物語」
その最後の妖怪となるのが「奈落の贔風」
吹けばこの地球の全てを解体してしまうような風の天変地異。
真理の石
天より与えられる雷、炎、風による三度の死。
西遊記に記述されていたそれらのことは、真人が乗り越えるべき最後の試練。
それは死の矛先がこの地球に向けられているということ。
つまり試練を課された真人というのはこの地球そのものという事でもある。
とはいえ重要なのは数年後に訪れる天変地異を妖怪にして倒せなければみんな死ぬという事。
しかし、あくまでも軽い口調でそんな風に語る敖白。
天変地異が迫った時に地球は人間の手助けをするために「石」を生み出すと語る系。
それが完全なる真球「真理の石」なのです。
コハルをこの世に産んだのは
真理の石から生まれたコハルはやはり人間とは別の生き物。
そして真理の石から生まれた者達がなすべき事は二つ。
一つは人類の蒙を啓いて天変地異を最後の妖怪に変える事。
そしてもう一つが強い如意棒使いの男「仔」と出会いそいつと共に最後の妖怪を倒す事。
そこで龍之介は気付きます。
既に「仔」はいたにも関わらず、何も知らない只の子供だった自分が何故如意棒使いとなったのか。
布留迦と話す敖白はその理由を「ただのエゴ」だと語ります。
既に用意されていた「仔」
しかし唯一無二の「系」とは違って「仔」は系に選ばれさえすれば誰でもなれる資格がある。
どうやって導通様の監視をかいくぐり、どうやって系を連れ出したのか?
そんな布留迦の疑問に苦しそうに答える敖白。
系を真理の石という卵から孵すためには特別な手順が必要。
西遊記の時代に、鉄冠子という真人と杜子春という人間がいた。
そして鉄冠子は杜子春に究極の苦難を与えて、それに耐える精神力によって卵を温め孵化させた。
そしてこの時代で杜子春の役を請け負ったのが龍之介の母。
そんな系の言葉で龍之介は青ざめるのでした。
最後の西遊記20話ネタバレ展開予想
ここからは、『最後の西遊記』最新話20話、そして21話以降で起こりうる展開を予想をしたものを載せていきます!
コハルの出生の秘密が明かされる!?
今回コハルが作り出した鳥居の中で待っていたのはコハルではなく系でした。
最後の西遊記の物語の重要な部分をほとんど知っていそうな系であれば当然、龍之介とコハルが知りたい部分も知っているはず。
そしてそれは、龍之介の母とコハルにどんな関係があるのかという事です。
やはりコハルが母を思い浮かべて生み出した鳥居から龍之介の母の声が聞こえた以上、龍之介の母がコハルの出生に大きく関わっているのは間違いありません。
とはいえ本当の兄妹とは考えづらいですし、そこには龍之介の母の死の部分やコハルが両手両足を失っている部分と何か関係があるのではないでしょうか。
系の口からその辺の事情が明かされてくれると嬉しいですね。
コハルには龍之介の母が入り込んでいる!??
コハルの前世の記憶を持つという系。
龍之介を思いやる彼女を見ているとなんだか母性のようなものを感じます。
もしかすると系と龍之介の母にも大きな繋がりがあるのかもしれません。
そうであれば、亡くなった龍之介の母がコハルに入り込んだなんて可能性も。
龍之介の母が死んだ事を認められない龍之介の父が、何かの力を利用してコハルに母の一部を封じた。
だからこそ父はコハルを龍之介に守らせた・・・なんていうのもあり得ることだったりしないでしょうか。
最後の西遊記20話ネタバレまとめ
龍之介とコハルに関わる謎が動き出した今回。
コハルの出生に関する謎が明かされていく事で色々な謎が同時に明らかになっていくような気がします。
この部分の謎を曖昧にしてきた感のある龍之介の父も今回は応援してくれています。
微妙な動きの多い父ですが、なんだかんだ龍之介の為に考えてやってくれているのだと信じたいですね。
再び龍之介の前に姿を現した系が、今度は何を語る事になるのか。
物語の核心に迫るような内容を期待したいですね。
次回の『最後の西遊記』第21話を楽しみに待ちましょう!