週刊少年ジャンプの人気漫画『ふたりの太星』最終回27話のネタバレと感想考察です!
天童太星のプロ入りから数年が経ち時は2025年。
将棋界の完全制覇も近いという所で突如として姿を消してしまった天童太星。
そして奏が向かう施設で行われていたのは、ふたりの太星が決着をつけるための真・名人戦という名の勝負でした。
果たして物語の結末は!?
それでは、気になる『ふたりの太星』最終回27話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
Contents
ふたりの太星最終回27話ネタバレあらすじ
『ふたりの太星』最終回27話
「ふたりの太 星」のネタバレが下記となります!
あれから
2025年7月7日。
急がないと間に合わないと焦って走っていた奏。
彼女がやってきたのは怪しげな施設。
誰かに面会をする為にやってきた奏が持っていたのは星への手紙。
その施設ではその手紙の内容までが確認された上で預かられていました。
そして面会する為にはスマホなどの電子機器の持ち込みも許されないという非常に厳しい状態。
手紙に書かれていたのは最近の出来事について。
その日行われていたのは、将棋界8大タイトルの一つである帝王戦の最終戦。
そのタイトル戦には本来であれば、星と太、つまり天童太星が挑戦者として対局するはずでした。
天童太星が棄権した事で代わりに繰り上げで挑戦者になったのが五月女。
その五月女を迎え討つタイトルホルダーは劣勢だったのか、天童太星と天童世代に対して憎々しい表情を浮かべていました。
天童世代のその後
帝王戦での五月女の対局をテレビで観ていたのは豪月と堂々。
二人は五月女の勝利で決まりだと感じていました。
帝王戦でタイトルを取れば全タイトル制覇の八冠だったという状態だった天童太星は、名人以外のタイトルを全て剥奪されていたのです。
出なければいけない対局に出れないという事をやらかした星に複雑な表情を浮かべる堂々。
そして不本意な形でタイトルを取ることになり、一番悔しいと感じていたのは対局していた五月女。
対局が終わり結果は五月女帝王が誕生。
豪月は師匠から僧侶として認められ、和尚棋士の誕生。
堂々は会社の経営をしながら、将棋を辞める辞める詐欺で未だに頑張っていました。
そして羽賀は星が姿を消したのと同じくして姿を消し、未だに帰ってきていませんでした。
共犯者
面会室にやってきた奏の前に姿を現したのは天童太星の一人である太。
二重人格の夜の人格である太は奏に声をかけ、奏もそれに返します。
太はこの生活に慣れてきたようで元気そうな姿。
しかし、警備員の男は厳しく対応します。
簡単な日常会話のような事も制限される不自由な状態。
そんな奏の愚痴に軽く笑う太。
たくさんの人に迷惑をかけた事で少しは負い目があるんじゃないかと、太は星の気持ちを代弁します。
星の企みを聞いた太は、迷うことなく即答したのです。
そしてそれに後悔はないのだと。
そこで面会の時間は終了し、奏は最後に応援の言葉を残して去っていきます。
そして暗闇の中で、考え続ける太。
奏の言葉を考えながらも、太は一手指すのでした。
真・名人戦
一方将棋会館で二人で飲んでいたのは会長と元名人となった不破。
会長は不破に語りかけます。
会長が考える名人とはこの世で一番強い棋士の事。
そしてその考えを不破は肯定します。
二人が見つめるモニターに映っていたのは、40日目を迎えた天童太VS天童星の棋譜。
そう語る不破の目には「真・名人戦」の文字が映っていました。
その対局の様子を見守っていた天童世代の面々や和泉。
ニュースでも取り上げられたその対局は、フェアに行うために周りの情報を遮断出来る施設で行われているもの。
元名人の不破は「真・名人戦」の事をそう語るのでした。
ふたりの太星
特別な施設で情報を遮断してまで行われていた真・名人戦。
一人一日一手、二ヶ月かけての一局だけの勝負。
そこは誰にも立ち入ることの出来ないふたりだけの世界。
その対局室の前には、警備員に変装していた羽賀の姿が。
昔から何も変わらない星と太。
奏からの手紙にはそんなメッセージが書かれていました。
朝になり、目が覚めて太の一手を確認する星。
すると、勝負するかのように次の一手を指すのでした。
ふたりの太星最終回27話ネタバレの感想考察
今回で残念ながら最終回を迎えてしまった『ふたりの太星』
将棋漫画としてはかなりぶっ飛んでいる感じではありましたが、唐突にやってくるギャグ描写がやたらと秀逸だったり、妙に感情を動かしてくる部分があったりと、非常に惜しい部分を多く感じただけに非常に残念です。
最終回にありがちな少し未来の話となりましたが、色々な事をまとめてはいると思います。
連載が続いていたとしても、この最終回に辿り着いたんだろうなぁと考えられるので、いい最終回ではあったのでしょう。
物語の後半でメインとなっていた天童世代についても良い感じの成長が描けていましたし、作中屈指の良キャラと言える羽賀の最後のシーンも良かったです。
むしろ羽賀が主役の物語を読んでみたくなるような所もありましたね。
そしてタイトル回収と言わんばかりの星と太の勝負。
どういう形で実現させるのかと思っていたら、将棋の世界をがっつりと巻き込んでの戦いという事で、現実離れはしているものの、非常に上手くまとめた気がします。
真・名人戦という割と安直な名前も何となく許せる気がしますしね。
何もかも投げっぱなしで終わる作品なんかも多い中で、色々な問題をしっかり片付けて完結出来たというのは良かったです。
面白い部分も多かったので、この作者の作品をまた読んでみたいと思えました。
ふたりの太星最終回27話ネタバレまとめ
今週で最終回を迎えてしまった『ふたりの太星』
かなりクセの強い将棋漫画ではありながらも、色々と上手くまとめてはいたと思います。
特にキャラクターに関してはかなり上手く出来ていて、天童世代については皆が良いキャラしてました。
逆に主人公の二重人格の設定の部分は少し苦労していたようでもありましたね。
とはいえ最後の展開はこの設定ならではのものでもあり、もう少し見てみたかったという気もします。
やはりジャンプ作品で将棋漫画というジャンルは上手く行かないものだと感じていますが、可能性が全くないという事でもないでしょう。
今後もそういう部分にも注目していきたいですね!
『ふたりの太星』は今回で最終回となりますので、福田健太郎先生の次回作をまた楽しみに待ちましょう!
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