いよいよ『ワンピース』964話にて、これまでずっとシルエットだった光月トキが登場します!
楽しみな所ですが、そんな光月トキはまだまだたくさんの謎に包まれたキャラクター。
そしておそらく光月トキこそが、ミンク族の住処でもあるズニーシャに命令を下した張本人ではと考えます!
今回は巨大ゾウ「ズニーシャ」に関して、光月トキが命令を下した本人かどうかと、ズニーシャのモチーフや歩く目的にも迫ります!
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光月トキがズニーシャに命令を下した!?巨大ゾウの謎
ズニーシャは、ミンク族が暮らす王国を背中に乗せたまま海を歩み続ける超巨大ゾウのことですね。
そもそもズニーシャ自体にも多くの謎があるので、振り返っていきましょう。
ズニーシャは1000年以上生きている
まずは1000年以上生きている生物だということ。
1000年、という期間は相当長いのはもちろんですが、この1000年の間に非常に重要な出来事が起きているんですよね。
そう、空白の100年についてです。
『ワンピース』の世界の中でも一番大きな謎で未だに明かされていないのが「空白の100年」。
ただ、これがあったのがルフィたちの現在から800年前の話となっています。
なので、ズニーシャはその貴重な「空白の100年」を生きた存在であることは間違いありません。
世界が極度に緊張した時代だったと思いますが…その時はどのようにズニーシャは過ごしていたのか、気になるところです。
ズニーシャはルフィとロジャーにモモの助とおでんの4人だけが感じ取る声を持つ
次に、ズニーシャはルフィとモモの助だけが感じ取ることができる声を発しています。
そして重要なのは、それぞれに関係性が高いロジャーと光月おでんも、ズニーシャの声が聞こえると言っていたことが分かっていますね。
ルフィはロジャーに、モモの助は光月おでんに。
ただ、光月おでんもロジャーもルフィも、ズニーシャの声を聞くことはできたものの、会話をすることはできませんでした。
しかし、この中で唯一、モモの助だけはズニーシャと会話することができ、更に命令することができるのです。
モモの助とズニーシャとの関係性も、大きな謎となっています。
ズニーシャの瞳はミホークとイム様と同じ?
さらに、ズニーシャの瞳は、ミホークやイム様と同じ、三重の円になっています。
この瞳に関しては無関係ではないのでしょうが、未だ明かされていません。
今後のストーリーで関わってくる部分だと思いますので楽しみに待ちましょう!
ズニーシャに命令を下したのはモモの助の母親である光月トキ?
ズニーシャは大昔に罪を犯してしまったため、ただ歩くことしか許されていないといいます。
その命令に従い続けているのだと。
しかし、ルフィたちがジャック襲撃の際に危険な事態に遭ったとき、モモの助だけがズニーシャと会話し、しかも命令をすることができました。
負けるなゾウ!!
倒れてはならぬ!!!
ジャックを追い払ってくれ――!!!
このように涙ながらに叫んだモモの助の声がズニーシャに届き、「承知した」と一言だけ発して、鼻を一振りしてジャックたちの船をすべて破壊してみせたのです。
モモの助の母親光月トキがズニーシャに命令を下した
モモの助の父親である光月おでんがズニーシャの声を聞くことだけしかできなかったのに、その息子であるモモの助が会話までできる、と言うのは少し不自然な気もしますよね。
ここから考えたのが、モモの助がズニーシャと会話できるのは、光月おでんの血を引いているからではなく、光月トキの血を引いているからなのではないでしょうか。
かつてのズニーシャの罪は、光月トキに関連するもので、その命令を下したのも光月トキだったなら、光月トキの血を受け継ぐモモの助の命令にズニーシャが従う、と言うのは繋がりますよね。
そして光月トキはズニーシャが歩き続ける罪を犯す前からズニーシャと関りがあった…。
もしかしたらズニーシャを飼っていた、あるいは何らかのパートナーだった、という可能性も光月トキにはあります。
いずれにしても、光月トキという人物の血がモモの助に流れているからこそ会話ができ、命令ができた、というのはいい線いっているかもしれません!
光月トキが命令を下したであろうズニーシャのモチーフ
少し話を変えて、ズニーシャのモチーフっていったい何なのでしょう。
ズニーシャに関しては83巻のSBSで尾田栄一郎先生が説明をしていますが、この超巨大ゾウの学名は「ナイタミエ・ノリダ象」というのだそうです。
特有の超長い脚をもっていて間接自体が非常に長く、その足を海底につけて歩いているのだと。
だからこそ海を歩いていても普通の象のように見えるのですが…。
ズニーシャのモチーフはダリの絵
この「ナイタミエ・ノリダ」を逆から読むと、「ダリの絵みたいな」となりますね。
ダリといえば有名な画家である、サルバドール・ダリのことでしょう。
ダリはさまざまなモチーフを絵画に登場させることで有名でもあるのですが、そのモチーフとしてよく登場しているのが「宇宙象」です。
この「宇宙象」も足が異常に長く、たしかにズニーシャが、「ダリの絵みたいな象」とされるのもわかりますね。
この「宇宙象」の背の上に乗っている(浮いている?)のは「オベリスク」と呼ばれる石碑ですが、おそらく『ワンピース』の世界で言うなら、ポーネグリフとなるのでしょう。
ズニーシャにも宇宙象と同じメッセージがある
オベリスクには王への賛辞などがヒエログリフで刻まれていたそうですが、その貴重さから戦争などの戦利品として奪われてしまうことも多かったそうです。
そのため、その知識の塔ともいうべきオベリスクを守るために、力の象徴ともいうべき象に守らせた、というのがこの「宇宙象」のメッセージの一つに含まれているのだそうです。
つまりは、ズニーシャにとっても同じメッセージがあるのでしょう。
ズニーシャは島ではないので、ログポースを使って上陸する、というものではありません。
ロードポーネグリフを乗せて悪意のある者から守るには最適な場所ですよね。
後は少し逸れますが、「宇宙象」ということですし、『ワンピース』の世界でも「月」に関連することは多いので、この先の展開で宇宙にどんどんつながっていくこともあり得ますね!
光月トキが命令を下したであろうズニーシャの歩く目的
ここまで述べてきたように、ズニーシャが歩く目的の一つとしては、背中にあるロードポーネグリフを守るためというのは、モチーフの「宇宙象」からしても確定的でしょう。
ということは、ロードポーネグリフに関係のあるDの一族、または光月家が、ズニーシャに歩くことを命じたというのも確定といえます。
ズニーシャの声が聞こえたときにその場にいたのは、ロー、ルフィ、モモの助でした。
しかしローにはズニーシャの声は聞こえていなかったため、ズニーシャと直接関連があるのはDの一族ではなく光月家だと考えられます。
ロジャーとルフィは例外的に万物の声を聞く能力があるためにズニーシャの声も聴けてしまったのでしょう。
ただ、先述したように光月おでんもズニーシャの声が聞こえてはいたものの会話することはできなかったので、やはりズニーシャに直接命令をしたのは光月トキではないかと思います。
光月トキがズニーシャに命令を下した!?巨大ゾウのモチーフや歩く目的を考察!のまとめ
ズニーシャはポーネグリフを守るために歩き続けることを800年前に光月トキから命令された。
そして、光月トキの息子であるモモの助の命令にのみ、従う。
この流れがしっくりきますね!
となると、光月トキは800年以上前から生きている人物であり、ポーネグリフの製造や保護にも関わっていたのでは…というところまで予想できますね!
ズニーシャの罪に関してはまだ謎のままですが、いよいよ光月トキも光月おでんの回想で登場するので、この辺りに触れることを楽しみに待ちましょう!