週刊少年マガジンの人気漫画『七つの大罪』最新話337話のネタバレです。
「王の目覚めが混沌の封印を解き放つ時、混沌は王に還る」
メリオダスを目にしたアーサーが怒りをあらわにすると、世界は暗転し幻覚とも思える不思議な世界が広がります。
マーリンに諭されアーサーが我に返ると、幻覚ともいえる世界は跡形もなく消えてなくなりました。
マーリンはアーサーになにをしたのでしょうか。
マーリンの口から「混沌」が語られ、彼女のかわりに湖の巫女が「孤独な魔女の望み」を語り始めるのでした。
それでは、気になる『七つの大罪』最新話337話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
Contents
七つの大罪337話ネタバレ
では、『七つの大罪』最新話337話
「マーリン」のネタバレです!
七つの大罪337話ネタバレ:湖の巫女
謎の声がメリオダス達のもとに届く…
マーリンに代わってお答え致しましょう、なぜ彼女が混沌を求めたのか
誰だ!姿を見せろ、と叫ぶメリオダス。
無礼をお許しください、私はここから出られないのです。
私は混沌より作られしもの。古より”混沌の聖者”、あるいは”湖の巫女”と呼ばれております。
アーサーは「湖の巫女」という言葉に聞き覚えがあった
そうだ!聖剣の中のカルフェン王が言っていた!
七つの大罪337話ネタバレ:マーリンの真実
しかしメリオダスが割り込む
悪いが俺は3000年生きてきて混沌のことを聞いた覚えがねえんだ。
もちろんマーリンからもな
湖の巫女はそのメリオダスの言葉が真実だというも、マーリンはなんと3000年前から周囲に秘匿し続けてきたのだとさらに真実を告げる…
今まで聞いたこともないマーリンの真実に驚き、信じることができない七つの大罪たち
遠い昔のお話…と湖の巫女が語り出す
七つの大罪337話ネタバレ:愛されたかったマーリン
ブリタニアには、女神族にも魔神族にも祝福された都があった。
その名は賢者の聖都ベリアルイン。
ベリアルインでは究極の魔術を研究するとうたいながら、魔神族や女神族に下剋上する試みとして、子供たちを兵器として作り上げる実験が行われていた。
その中で最も強力かつ特異な魔力を持っていたのが、マーリン。
彼女は生まれつき都のあらゆる賢者を陵駕する能力を持っていた。
ただ反面、彼女の内面は親に愛されたいだけの子供に過ぎなかった。
七つの大罪337話ネタバレ:逃亡するマーリン
しかし…賢者の長である父親が娘に与えたのは山のような実験の数々。
悲しんだマーリンはある時、逃げ出してしまう。
あてどなくひたすら有るき続け、心は疲弊し、涙は枯れ果てるまで。
しかし結局は追っ手に追いつかれてしまい、また牢獄のような日々に連れ戻されようとした彼女を救ったのは、ひとりの少年…魔神族のメリオダスだった。
団長メリオダスが助けたことに七つの大罪は喜び、またそんな過去があったとは知らなかったとアーサーがマーリンに告げる。
七つの大罪337話ネタバレ:マーリンの初恋はメリオダス
メリオダスが優しくマーリンの手を取った瞬間。
マーリンの心は誰も与えてくれなかった愛で満たされた。
メリオダスとともにいる時間が、特別なものに変わっていく感覚を覚えたのだった。
ここまでを聞いた七つの大罪たちは更に驚愕。
なんと、マーリンはメリオダスを想っていた過去があったのだった!
しかしどれほどの時を過ごそうと、メリオダスがマーリンに振り向くことはなく、マーリンはうろたえ、そして考えた。
まず、少女としての自分の姿を棄て、大人の自分の姿のイメージを再現。
それも、その姿を維持し続けるために、自分の時間を永遠に停滞させてまで。
こうすればメリオダスの心は永遠に自分のものだと信じて。
マーリンはメリオダスのために自信の身体を永遠の大人の姿に変えたのだった!
七つの大罪337話ネタバレ:マーリンの空腹の源
しかしその未来は現実のものとならず、メリオダスの心は別の存在の手に渡る。
女神エリザベスへと…
マーリンの衝撃。悲しみ。怒り。嫉妬。
幼いマーリンの心は竜巻のように荒れ狂い…しかし、彼女には二人を憎むことなどできなかった。
その後、マーリンはベリアルインへと戻る。
ぽっかりと空いてしまった心を埋めるために、この世の知識を貪欲に喰らい尽くす…しかしどれだけの知識を埋めても、マーリンは空腹に悩み続けてしまう。
そんなある時、賢者たちの与太話を聞く。
「混沌」という、遠い遠い星のなかで生まれた力の奔流があると。
七つの大罪337話ネタバレ:混沌が導いたものが人間
まずはじめに世界をつくり、そして魔神王と最高神を。
第三の子として神樹を。
最高神は天界と女神族を。
魔神王は魔界と魔神族を。
神樹は妖精界と妖精たちを。
その後に、第四の種族として巨人族を生み出した。
しかし巨人族は力を重んじ、進んで互いを傷つけ合う野蛮な種族だったため…混沌は大いに失望した。
そこで混沌は人間を作り出す。
慈悲と非情。勇気と畏れ。愛と嫌悪。美しさと醜さ。そのすべてを与えた。
七つの大罪337話ネタバレ:すべてはマーリンの計画
人間は不完全であるがゆえに、最も混沌に近しい種族となった。
その姿を見た魔神王と最高神は、嫉妬と不安に苛まれてしまう…。
混沌の寵愛を一身に受けた種族の誕生。
それを畏れた二人の神は、共に混沌を封じてしまうのだった。
ここまでの流れを聞いたマーリンは、3000年後に混沌を復活させる計画を建て、そのために生涯を捧げていく。
マーリンは信じていた。
混沌が齎す無限であれば、自分の心がいっぱいに満たされると。
しかし、混沌を復活させるには多くの条件が必要となった。
まずは魔神王の敗北。
そのためにマーリンは七つの大罪を利用することに決めた。
七つの大罪337話ネタバレ:黒幕はマーリン
つまり…まあマーリンこそが黒幕だったわけですが、あなたたちも彼女を便利に使ったでしょ?と最後に問う湖の巫女。
ディアンヌが否定する!
黙って聞いてりゃベラベラと…キミがボクたちの何を知ってるっていうのさ!
そりゃボクだってマーリンの全部を知ってるわけじゃないけど、ボクたちは仲間として一緒に戦ったんだよ!
湖の乙女はディアンヌに同調し、自分はマーリンと共に生きたわけでも話を聞いたわけでもないという。
しかし、とさらに真実を告げる湖の巫女。
私は、マーリンが巨人族の鍛冶師ドブズに、魔神王と最高神を封じるための常闇の棺を作らせたことは知っていますよ。
七つの大罪337話ネタバレ:怒る七つの大罪
湖の巫女が言葉を続ける。
最初の聖戦であえて呪文を遅らせ、魔神族が復活できるように細工した。
そのうえで一度はメリオダスが破ったエリザベスの呪いを活性化させ…魔神王への憎しみを増幅させ、あなたたちを団結させて戦わせて湖に魔力を打ち込んだわけです。
おわかりでしょう?
湖の巫女の言葉にだんだんと怒りが増していく七つの大罪たち。
それ以上しゃべるな!と怒るディアンヌと、マーリン自身の言葉で言ってくれ!とキングはマーリンに答えを求める。
マーリンが言い放ったのは皮肉なものだった。
混沌を蘇らせるには、最高神と魔神王を封印するだけでは不十分だったんだ。
均衡を崩すためには、どちらかを完全に殺し尽くす必要があった…
バンが、魔神王が団ちょの肉体を使って復活しようとするのも計画の中に入っていたっていうのかよ…とすべてを悟ったように話す。
七つの大罪337話ネタバレ:メリオダスの怒り
マーリンが続ける。
そしてもうひとつの条件。
アーサーを目覚めさせるための爆発的な魔力だ。
もっとも湖に魔力を反らしていなければブリタニアが崩壊していただろうがな。
メリオダスが遂に口を開く。
マーリン、俺の目を見て答えろ。
本当にエリザベスを殺そうとしたのか?
マーリンはメリオダスの方を見て話す。
メリオダス…もし姉々の呪いがあそこで解けていたら、お前は魔神王を殺すことをしなかったかもしれない。
私としてはそれは許容できないことだったからな。
七つの大罪337話ネタバレ:マーリンの裏切り
そんなことのために呪いを復活させたのか!
だが私だって姉々を助けた!そうだろう!
七つの大罪は、お前の目的のための道具に過ぎなかったのか!?
完全に裏切られたような印象の七つの大罪…。
この様子を見て、湖の巫女が再び話し出す。
何もおかしいことはないでしょう。
あなたたちが彼女を憎み、しかし愛し続けているように。
それが、人間という生き物なのです。
私は…とても興味深いのですよ、あなたたちとマーリンのように、異なる種族の者たちが、本当に理解し合えるのかどうかを…。
七つの大罪337話ネタバレの感想考察
『七つの大罪』337話を読んでみての感想考察です!
マーリンの求める愛情
マーリンの過去が湖の巫女により語られました。
うすうす彼女が何かを企んでいて、そのために〈大罪〉を利用しているとは考えていましたし、メリオダスに愛情を抱いていたのだろうとも感じていたのですが、思っていた以上のものでした。
その企みはメリオダスやエリザベス、もしかしたら仲間たちの命をも巻き込むようなものでしたし、利用はするが結果助けてもいると言い張るマーリンの言に少し引きました。
けれど、それほどマーリンの心に空いた穴は大きく、それを埋めるために求めた混沌への彼女の執着はすごいのだと思いました。
今の状況を頭に入れた状態で再度読み直してみたらまた違う『七つの大罪』に出会えるかもしれません。
メリオダスの心情
マーリンから好意を抱かれていたメリオダスですが、出会った頃に彼女の気持ちは打ち明けられていたのでしょうか?
なんとなくではありますが、幼子だったマーリンからその気持ちを打ち明けられていたからこその表情だと思う場面があり、自分が彼女の気持ちに応えられなかったために今に至っていると考えているのだろうかと思いました。
そして過去にもマーリンがメリオダスに欲しいものを与えてもらえなかった云々のエピソードもあったと思い出します。
メリオダスは今までどんな思いでマーリンと向き合っていたのでしょうか。
ディアンヌもメリオダスに恋心を抱いている時期がありましたが、彼女といいマーリンといい、メリオダスとは本当に罪作りな男です。
七つの大罪337話ネタバレ展開考察
ここからは、『七つの大罪』最新話337話、そして338話以降で起こりうる展開考察したものを載せていきます!
マーリンの企み
魔力を暴走させ憧れだったメリオダスに攻撃してしまったアーサー。
我に返り、その行動を恥じてひたすらに頭を下げるアーサーをメリオダスは笑顔で迎えました。
ですが、マーリンには「アーサーになにをしたのか」「混沌とはなにか」と厳しい表情で問いかけるのでした。
マーリンはアーサーが「混沌を統べブリタニアを新世界へと導く王」であるといいました。
その答えに企みを感じ、いっそう厳しい問いかけをするメリオダス。
メリオダスの問いに答えを出したのは魔法湖の巫女でした。
彼女が求めていたもの
魔法湖の巫女はメリオダスの質問に答え始めます。
それは混沌を求めてさまよい続けた一人の孤独な魔女マーリンの過去をひも解く話でもありました。
メリオダスと出会うよりも以前から一人きりで世界をさまよい、「混沌」を探し求めていたマーリンが求めていたもの。
それは彼女が生まれてから一度も与えられることのなかった「愛」というものでした。
確たる答えもなく、教えてくれる者もなく、幼い魔女はただただそれを探し求めていたのです。
巫女により打ち明けられたマーリンの過去に一同は言葉を失いました。
七つの大罪337話ネタバレまとめ
「王の目覚めが混沌の封印を解き放つ時、混沌は王に還る」
マーリンの言葉、そしてアーサーの苦しみに呼応してホークママが雄叫びをあげました。
アーサーを助けに飛び立つメリオダスを目にしたアーサーが怒りをあらわにすると、世界は暗転し幻覚とも思える不思議な世界が広がりました。
メリオダスを狙った攻撃が続くなか、アーサーの嘆きの声が響きます。
マーリンが諭すとその言葉にアーサーは我に返り、幻覚ともいえる世界は跡形もなく消えてなくなりました。
メリオダスはマーリンにアーサーになにをしたのかを問いました。
マーリンの口から「混沌」が語られ、そしてマーリンのかわりに湖の巫女が「孤独な魔女の望み」を語り始めるのでした。
次回の『七つの大罪』第338話を楽しみに待ちましょう!
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