週刊少年ジャンプの人気漫画『最後の西遊記』最新話22話のネタバレと感想考察、展開予想です。
最強の系を生み出す為に龍之介の母となるモモと家族になった敖白。
何よりも自分を大切にしていた敖白でしたが、龍之介が生まれた事で自分の中の大切なものが大きく変わっていきます。
龍之介が生きる世界を守るためにも、モモは自らの命と引換えに史上最強の系となるコハルを生み出しますが、完璧な真人のはずのコハルには恐怖の感情が残っていました。
コハルの身に一体何が起きたのでしょうか?
それでは、気になる『最後の西遊記』最新話22話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
Contents
最後の西遊記22話ネタバレ:前回21話感想考察
前回の内容から予想は出来ていましたが、予想以上にヘビーな内容となっていました。
流石に辛すぎですし、こんなもの一人の少年が抱えきれるようなレベルの話ではありません。
父である敖白が本心では何を考えているのかこれまでわからないままでしたが、今回で非常にスッキリとしました。
愛情など知らない最強の如意棒使いだった敖白は、モモと出会った事で本当に大切なものに気付いてしまったのですね。
モモが敖白を人間にしてくれたとも言えるでしょう。
そして龍之介が生まれた事で決定的に自分の中の重要度が変わってしまった敖白。
龍之介やモモと一緒の時間はきっと敖白にとっても最高に幸せで、だからこそ今までに感じた事のない恐怖に襲われていたのでしょう。
そして敖白にとって大切なモモですが、龍之介が生きていく世界を護るためには彼女に系を生み出してもらわないとならない。
こうなってしまった時点で敖白はもう詰んでましたよね。
道通のやり方が本当にエグいやり方すぎて、なんだか一番の悪のような気がします。
とはいえ、モモは自分が犠牲になるのは分かっていたんですよね。
分かっていた上で、敖白という命を助けてくれた男と一緒になって、大切な子供を産んで、そしてその子供が生きていく時代を作るために自分の命を使う。
その覚悟は凄まじいものがあります。
そして予想通りですが、モモの命と引換えに生まれてきたのがコハル。
この関係は苦しすぎるでしょう。
龍之介もコハルもどちらも耐えられない辛さだと思います。
そんなコハルに起きた想定外の事。
それが今複雑になっている状況に大きく関わっているのでしょう。
とりあえずは龍之介とコハルがお互いに精神を保てるのか心配です。
ここからどうやって立ち直っていくのか。
今の所道通が世界を護るという口実で無茶苦茶やってるようにしか思えませんので、何とか彼にも罰を与えたい所です(笑)
次回の展開もヘビーな展開でしょうが、希望の見える展開を期待したいですね。
最後の西遊記22話ネタバレ
『最後の西遊記』22話
「夜明け前」のネタバレが下記となります!
コハルの感じた恐怖
史上最強の系として生まれたはずのコハル。
しかし彼女は生まれた直後に凄まじい恐怖を感じていました。
その恐怖は大卵閣の外まで漏れ出し、その事件は夜空の洪水事件とまで呼ばれる事に。
洪水とまで思われる程の恐怖が実体化してしまえば、最後の妖怪を待つことなく世界は終わる。
そんな状況の中で敖白には生まれたばかりのコハルが恐怖を感じた原因に気付いていました。
限界を超える苦痛や恐怖に耐え続けていたモモの精神は、エネルギーだけでなく記憶もコハルに受け継がれてしまったのだと。
そんな敖白は一つの賭けに出ます。
それを教えるのと引き換えに条件を突きつける敖白。
系の恐怖を抑える事が出来れば、龍之介を系に会わせて欲しいと。
龍之介のためだけに
道通は、敖白が自分の息子を仔にすれば自分を護ってくれる存在になると考えます。
そしてそれはかつての真人に近かった頃の敖白の考えで、ようやくその頃の敖白が戻ってきたと。
そんな道通の考えに対して素直にうなずく敖白。
しかし心の中では全く逆の事を考えていました。
龍之介には世界に選ばれた勇者になって欲しい訳ではなく、ただ選択肢を与えたかったのだ。
系に選ばれて力を手にすれば、この地獄から逃げる事すら可能になるだろうと。
最後の妖怪に勝てなくても戦わなくても。
世界が滅んだって構わない。
ただ龍之介が生きてくれさえすれば。
もちろんそれは敖白のエゴでしかないもの。
龍之介にとって望まぬものかもしれないし、モモの願いからもズレたものかもしれない。
しかしそれでもモモが忘れなかったであろうたった一つの願いを敖白はコハルに告げます。
その敖白の言葉に反応したコハルによって、夜空を埋め尽くした恐怖の洪水は晴れていくのでした。
コハルの全てを受け入れて
コハルを元の状態に戻すためにシロバクを使った敖白たち。
しかしその為には1年以上の時間がかかっていました。
白紙化されたコハルは瞬く間に必要な知識を吸収する知性と、自らの蒙を啓く力を知って以降は喋る事や浮く事をやめる優しさまで備えていました。
しかしそれでもコハルの中には龍之介への強い感情だけが残されていました。
それは龍之介にも仔となる資格が生まれたということでもあったのです。
既に道通が仔を用意していた状態だったため、道通は条件を出してきます。
それは3年でよりふさわしい力を得た方を仔にするとのことでした。
そこで敖白が決めたのは龍之介とコハルを二人きりにして、自分は陰で見守る事。
より早く、そして深く二人を結びつけるのには家族のような関係を築かせるしかないと思っていたから。
そして自分が龍之介に与える苦難や恐怖が強い程にそれを乗り越えた時により強く結びつくのだと。
龍之介であれば、コハルの優しさを知った時にコハルの全てを受け入れると敖白は感じていました。
しかしそれは全て道通と同じ、目的の為に苦痛を与えて優しさに付け込んで利用するバケモノのようなやり方。
敖白の話を聞いていた布留迦は冷たく言い放ちますが、それは当然敖白自体も分かっていた事。
しかし敖白の言葉にハッとする布留迦。
自分や道通とは違う優しさを持つ布留迦だからこそ敖白はあの日、布留迦を呼んだのです。
再会
黒鳥居の中の電車から降りた龍之介達はコハルと向かい合っていました。
系によって語られた真実はあまりにも厳しく辛いもの。
何とか言葉にしようとするエステルでしたが、上手く言葉に出来ません。
そんな中で必死に言葉を紡いでいく龍之介。
弱虫の自分は出会う前の事なんか本当は知りたくなかったと。
知ってしまう事で何かが変わって、そして誰かを嫌いにならなきゃならない気がして怖かったと。
しかし本当の事を知って逆にほっとしたという龍之介。
何故なら皆がただ誰かの為に頑張っていただけだったから。
そこで龍之介はコハルの手を取ります。
自分はコハルの事を人間じゃないと知っている。
その手が誰より冷たくともコハルは誰よりも優しくてあったかい事も。
龍之介の言葉に静かにうなずくコハル。
そんな龍之介の力強い言葉に涙を堪えられないコハル。
辛く厳しい真実を乗り越えた二人は共に帰ることに。
が、そこで覚悟を決めたエステルが二人を引き止めます。
最後の西遊記22話ネタバレ展開予想
ここからは、『最後の西遊記』最新話22話、そして23話以降で起こりうる展開を予想をしたものを載せていきます!
コハルの身に起きた想定外とは!?
龍之介の母が自分の全てを注ぎ込んだ事によって史上最強の系として生まれたコハル。
しかし生まれてすぐに「怖い」という言葉を発しています。
当然ながら恐怖の感情を真人が持っていては話にならないはずです。
何が原因だとしても、恐怖の感情を持ったままでは系として戦う事は出来ません。
敖白としても、愛した妻が命と引換えに生み出したコハルが失敗作だったなんて事は受け入れられないでしょう。
もしかするとそれを何とかするためにコハルを外に連れ出したのかもしれないですね。
導通も連れ出すのを見逃していたようですし、そこに何かコハルの問題を解決する可能性を感じたのかもしれません。
龍之介とコハルが再会!?
前回と今回で本当に色々な事実が明らかになりました。
それは小学生の龍之介が受け入れるのにはあまりにも大きく重たい真実だったでしょう。
そしてそれはコハルも同じなはずで、大好きな龍之介の母を自分が殺してしまったとさえ感じているのではないでしょうか。
問題はあまりにも大きな感情を抱えた今の二人が再会した時にどうなるかという事です。
コハルにあるのはおそらく罪の意識のようなもののはずで、龍之介がそれを許せるかどうかが問題となるでしょう。
当然ながら生まれ落ちたコハルになんの罪もない事は龍之介にも分かっているでしょう。
しかし何よりも大好きだった母の事なので、流石にそんなに簡単に気持ちを切り替える事は難しい気がします。
再会した二人がどういう結論を出すのか注目ですが、これまでの龍之介とコハルの関係を考えれば、やはり許して未来に目を向ける選択をして欲しい所ですね。
最後の西遊記22話ネタバレまとめ
これまで明かされる事のなかった、龍之介の母とコハル出生の謎が明らかになりました。
そしてそこにはあまりにも悲しい真実が隠されていましたね。
系を生み出す為の関係だった敖白とモモが、龍之介が生まれた事で本当の家族のようになっていくのも良かったです。
その分だけその後の展開が辛いものとなっていったのが苦しい所でもありましたが。
あまりにも大きな悲しみの中で生まれてきたコハル。
そんなコハルが自分の母の命を使って生まれたと知った龍之介はその事実に耐える事が出来るのでしょうか?
次回も相当ヘビーな展開が待っていそうですね!!
次回の『最後の西遊記』第23話を楽しみに待ちましょう!