『ワンピース』ワノ国編で再びピックアップされてきているのが、剣豪リューマ。
スリラーバーク編で地味に登場していた剣豪キャラではありましたが、当初から異様な雰囲気がありましたね。
実はリューマの正体は想像以上にヤバいらしいとのことです。
もしかしたら、『ワンピース』の最終回にも下手するとリューマが絡んできそうな雰囲気も。。
そこで今回はワノ国編の重要人物の一人でもある、リューマについて考察していきます!
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剣豪リューマの強さ
かつてルフィたちとスリラーバーグで戦ったゲッコーモリアの部下として登場したリューマ。
片目を包帯でふさぎ、アブサロムなどと共に侍の姿のジェネラルゾンビとして登場しました。
モリアが率いるゾンビ兵の中でも上級クラスとして君臨。
体(肉体)は本人のものでも、ブルック(影の主)の性格などを受け継いでおり、本来の戦闘スタイルではなかったものの、影を取り返しにきたブルックを返り討ちにするほどの強さでした。
元々の入れ物(生前の肉体)が強いリューマだからこそ、将軍ゾンビとして扱われたのでしょうね。
リューマの正体はワノ国の伝説の大剣豪
リューマの正体についておさらいしていきましょう。
リューマはワノ国が誇る伝説の剣豪。
ワノ国では誰も知らないものがいないほど有名な人物です。
とりわけリューマの愛刀である「秋水(しゅうすい)」は大業物21工のうちの一つで、圧倒的な切れ味を持っています。
リューマの遺体はもともとワノ国で埋葬されていたものの、23年前にワノ国で起きた海賊騒ぎをきっかけにリューマの遺体は秋水と共に消失してしまいます。
錦えもん曰く、「国中が涙した大事件」と表現していることからも、リューマがどれだけワノ国で信奉されていたかが分かります。
そしてその事件からリューマの遺体はスリラーバークに流出。
このことからも海賊騒ぎというのはモリアが絡んでいるのではと噂されていますよね。
スリラーバークに運ばれたリューマの遺体は、約7年前にゲッコー・モリアの部下、ドクトル・ホグバッグによってブルックの影が入れられ、ゾンビとしてしばらく活動をしていました。
しかし、リューマ(+ブルックの影)はゾロとの対戦で敗北します。
ただゾロ曰く、捨てゼリフを吐いていて、本当の強さではない相手との戦いだったからこそのゾロの言葉でした。
しかしこの捨てゼリフ自体が、なんだか意味深な伏線っぽく見えるのは気のせい?
リューマのモチーフは「MONSTERS」の主人公・リューマ
リューマのモチーフはかつて作者・尾田栄一郎が描いていた短編漫画に秘密が隠されています。
『ワンピース』の連載がいきなり始まった天才・尾田栄一郎ですが、そこに至るまでに短編漫画を何作か発表していて、この短編作品が収録されてるのが『WANTED 尾田栄一郎短編集』という作品。
その中の「MONSTERS」という短編漫画の主人公が「リューマ(職業・侍)」。
『るろうに剣心』の志々雄のような姿になる前は、一見するとゾロにも似ているような普通の青年の見た目でした。
以下は「MONSTERS」の内容です。
「世界一の兵(つわもの)の魂」を持つ最強の剣豪「キング」を探す旅の道中くたばる寸前であった主人公のリューマは、ある町に住む「フレア」という女性に助けられる。
その後、悪い剣士シラノとディーアールという2人が町を壊滅させる目的で竜を呼び、火事場泥棒を繰り返していた事を知ったリューマは、口封じのために襲われるも2人を一瞬で倒し、襲い来る竜も一刀両断した。
このやり取りが、後世に語り継がれ、竜を斬った伝説の侍としてリューマの名が知れる事になる。
彼は気づいていないが、剣豪キングとは、リューマ本人のことであった。
この内容からも、『ワンピース』ワノ国編でのリューマと通ずるものがありますね。
リューマは龍のカイドウを斬ったのか?
凶暴で巨大な竜を一太刀で切り落とした竜切り伝説を持つリューマ。
このリューマの刀を所持しており、姿形も似ているゾロが今度はワノ国における、新たな竜斬り伝説を作るのでしょうか?
パンクハザードで竜を斬りましたが、ワノ国でも再度??
そしてリューマが斬ったというその竜ですが、噂では、カイドウの腹の傷はその時につけられたものであり、ビッグ・マムに助けられ絶命を逃れたと考察されています。
ただリューマの話は大昔のものなので、実際にはカイドウではなく読み切り本編で登場した竜、と見るのが妥当でしょう。
ワノ国で墓を荒らした真犯人とは?
ワノ国の英雄であったリューマですが、過去には、そのお墓が何者かに荒らされていたようで、王下七武海であったゲッコーモリア、もしくはその部下(ホグバッグなど)の仕業だと言われています。
リューマの墓荒らしが起きた23年前の時期を考えると、ちょうど光月おでんが処刑されてワノ国から光月一族が消されたタイミング。
この時にワノ国にいた海賊と言えば、やはりカイドウや百獣海賊団の可能性が最も高いです。
しかしもしカイドウ一味が遺体を盗んだ犯人であれば、現在ワノ国でのカイドウは明王として君臨しているので、完全に「なかった歴史」として教育されるはず。
でも現状、ワノ国では「リューマの墓荒らし事件」は光月おでん死後も一般常識として語り継がれてるようです。
そもそもカイドウ一味はワノ国を植民地化した以上、わざわざ外部にリューマの遺体を持ち出す必要性もないため百獣海賊団などが犯人候補とは考えにくいですね。
そこで導き出される答えが、おそらく当時新世界でカイドウと直接争っていた元王下七武海のゲッコー・モリアがリューマの墓荒らしの真犯人、ということなのです。
いつからカイドウが四皇のメンバー入りしたかは不明ですが、もはや自力で勝てないと悟ったゲッコー・モリアが最後っ屁とばかりに、そのままリューマの遺体を盗んでホグバックに渡したと考えるのが状況的には最も自然。
モリアがリューマの肉体を復活させたのも、再びカイドウに挑むためだったのかも。
牛鬼丸が伝えたリューマの事実
そして、ワノ国編に入って、牛鬼丸によってさらにリューマについて判明した事実がこちら。
- 数百年も前に死んだ侍
- いかなる手合いも一閃の内に斬り伏せたという生涯無敗の大剣豪
- かつてワノ国が「黄金の国」と世界に認識されていた頃、この黄金に目がくらんだ海賊や貴族たちがこぞって奪いに来ていたが、そのすべてに歴々たる強さを見せつけ「ワノ国に侍あり」と世界に言わしめた男
- 都の空に現れた竜をも斬り捨てたという伝説
- 死後はワノ国の「刀神様」として、名刀「秋水」と共に祀られていた、ワノ国の宝
牛鬼丸とゾロの因縁はまだ片付いていないので、これからのワノ国編にリューマが登場することを期待ですね!
リューマの強さや正体まとめ
今回は、ワノ国の侍である剣豪リューマについて、その正体や強さ、過去の竜斬り伝説やモチーフなどについてまとめてみました!
短編「MONSTERS」の最後では、リューマが「戦いってのは手柄を立てて手に入れたものの大きさより、何を守ったかで価値が決まるんだ」という言葉で終わります。
ワノ国編では過去、カイドウによって命を落としたおでんやトキが命に代えて守ったモモの助たちが、20年後の今、国を取り戻すために動いています。
これも、「価値が決まる」ということにつながっていきそうですね。
その想いにルフィたちがどう絡んでいくか。
そしてワノ国の大剣豪リューマは果たして彼らをどう導いていくのでしょうか。
これからのワノ国編に期待しましょう!