『ワンピース』ワノ国の鈴後にある「おいはぎ橋」において、まるで弁慶のような格好で登場した牛鬼丸。
武器を持った者が、ワノ国鈴後の「おいはぎ橋」を通ろうとすると、その武器を奪おうとする者が現れる。
それが “おいはぎ僧兵”牛鬼丸だ。
その背には、これまで奪ってきたと思われる数々の武器が…中にはモップらしき、武器とは思えないものまであるも。
おそらくは、住みかとしているところには更に多くの武器を保管しているだろう。
しかし、何故こうまでして牛鬼丸は大量の武器を集めているのか?
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大量の武器の使い道とは
牛鬼丸がワノ国内においてどんな立場の者かはまだ不明。
しかし、現在のワノ国において大量の武器を集める理由とその使い道を考えると、ある程度絞られてくると思われる。
「武器」とは当然、「戦い」に使われるもの。
現在のワノ国で自ら「戦い」を起こそうとする者は…やはり現政権に「反乱の意志」を持っている者としか考えられない。
牛鬼丸は反オロチ
つまり、牛鬼丸の立場は反オロチであり、光月家側と見て妥当だろう。
特に、現状の光月家側の協力者達は武器を持っていない状況。
それはオロチによって侍以外刀を持てない決まりがある為。
戦いたくても戦うことのできない者に代わって、敢えてあのような立場で武器を集めているのではないだろうか。
牛鬼丸の顔の隈取りと判じ絵の相似
気になったのは、牛鬼丸を光月家と結びつけるであろう、顔の隈取り。
なんとなく、描かれ方が今回錦えもんが示した判じ絵と似ているのだ。
完全にそれ、といえるものではないものの、ただこの相似はおそらく大きな意味を持つ。
錦えもんが決戦の日を定め、それを図案にし、秘密裏に「反逆の意志を持つ者」に配る「判じ絵」。
ワノ国の者が見れば意味がわかってしまう故に、配る側にも細心の注意が求められる。
だからこそ、もしも牛鬼丸の顔の隈取りが「それ」を示しているならば、本来の目的と矛盾してしまう。
見られてはいけない図案を顔に描いてしまったら…。
隈取り=判じ絵である可能性
しかし、もしかしたらさらに逆転的な発想なのかもしれない。
顔に描かれているのが判じ絵の隈取りだとしても、一見そうとはわからないように隈取りがされているし、法師のような頭巾を被っているため、隈取りの全体像はわからない。
だからこそ、牛鬼丸に近づかなければ分からないものであり、牛鬼丸自身もまた、本当に信頼できるものにしか話していない事実なのではないだろうか。
牛鬼丸は味方になる?
鎌ぞうを倒したゾロをみた牛鬼丸は「にっ…!」っと笑い、橋の向こうに去っていった。
ゾロが鎌ぞうを撃破した一撃を見た時の驚きの顔、そして直後の笑みからして、これはゾロを認めたということだろうか?
牛鬼丸は元々「黒刀を欲する程度の気概のない小僧かと問うたのだ。」とゾロに伝えたように、ゾロが単なる山賊だと、ただの盗人程度の人物かと思っていたようだった。
しかしそこへ鎌ぞうが現れ、ゾロが一太刀で倒したことによって驚いたと共に「強き男で間違いはなかった」と安心したからこそ、一旦去ったのでは?
『ワンピース』952話では再戦となったゾロに対しては敗れてしまった。
これも、ゾロの力を認めたからこそなのだろう。
牛鬼丸と河松の関係
『ワンピース』952話では他にも、河松の姿を見た牛鬼丸が涙を流して安堵したように立ち去ったシーンがあった。
河松の方は今のところ、牛鬼丸が誰なのか分からなかったようだが、牛鬼丸は河松のことを知っていた。
つまり、20年前に河松が従えていた部下のうちの一人が、牛鬼丸なのではないだろうか。
もしくは何らかの形で河松に命を救われたことのある過去があった、とか。
河松をはじめ、赤鞘九人男が亡くなったというのはワノ国中に伝わっている。
大きな恩が無ければ、河松が再び現れた際にあそこまで涙を流すことはないだろう。
相当な経歴があり、命を救うほどの恩が、牛鬼丸からすれば河松にはあるのかもしれない。
ワンピ―ス牛鬼丸が武器を集める理由のまとめ
大量の武器を集めているという牛鬼丸の行動の理由、そして952話で語られた牛鬼丸と河松の関係や、ゾロとの因縁、秋水との関連などについて述べてきました。
今のところゾロを目の敵にしているという事にはなっていますが、そのゾロには敗れ、更に河松という重要人物と深い関連があるとのことで、まだまだ非常に気になるキャラクターです。
これからの牛鬼丸の活躍を楽しみに待ちましょう!