2年前、ルフィ達がモリアと対峙した場所が、「巨大海賊船“スリラーバーク”」
『ワンピース』953話現在、カポネ・ベッジが妻シフォンの妹であるローラに会いに行くべく目的地にしている場所です。
そのスリラーバークが10年間影を潜めた海域の名こそ、“魔の三角地帯(フロリアントライアングル)”。
その深い霧の中では、ずっと昔から毎年100隻を超える船が消息を絶っているといい、これはモリア率いるスリラーバーク軍団の仕業ではありません。
未だ謎のままのこの現象を今回は考察していきます!
Contents
魔の三角地帯フロリアントライアングルの奇妙な影とは
実は「スリラーバーク編」のラストで奇妙な「影」が出てきているのを覚えているだろうか。
こちら原作から引用すると…
何が起こるか誰も知らない謎だらけの海
“魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)”
毎年100隻を越える船が
霧の中で消息を絶つ――
――それは巨大海賊船スリラーバークが
その海に影を潜めた10年前…
――そのずっと昔からの深き謎…
白い霧は折よく今日も立ち籠めて
海の怪奇の顔色を――
白いベールで包み隠す―――
スリラーバーク編のラストでは上記のナレーションと合わせて、巨大海賊船スリラーバークよりも更に巨大な影が、霧の向こうにいくつか見えている。
その影には、何やら光る二つの目もあるような…。
おそらくはこれまでの怪奇現象は、この影の仕業だと考えるのが妥当では。
それでは、この影の正体は一体何なのか??
巨大な生物か?
何本もの細く巨大な「何か」と「光る目」…
これは、なんらかの「巨大な生物」だろうか。
『ワンピース』の世界には巨大な生物は山ほどいる。
山よりも大きな海王類に、島を丸ごと食うほどの生物であったり、ルフィが修行したルスカイナも巨大な猛獣ばかりだった。
そんな生物達が生きる世界で、シルエットで隠されているという事はその生物自体が重要な何かを担ってる?
象主のような存在?
先述した「巨大な生物」関連にはなるが、1000年前から生きており、重要な「何か」を担っている“象主(ズニーシャ)”は超巨大生物だ。
ビブルカードによれば、身長は200万cm以上とのことなので、巨大さで言えば妥当な線。
光ったのは象主の目であり、あの海域で「毎年100隻以上の船が消息を絶っている」というのは象主の鼻攻撃だろうか?
ただ、ドレスローザ近海にいた象主ではないことは確か。
あの象主はモモの助の命令が無いと歩くことしか許されていない。
そして何より“魔の三角地帯(フロリアントライアングル)”はグランドラインの前半に位置する海域で、象主が歩いているのは新世界なので位置的に不可能。
ただ、象主が一体しかこの世にいないとは言い切れないので、同じような生物が何匹も居るなら話は別。
もしかしたらフロリアントライアングル付近に住んでいるのが象主の群れであり、ドレスローザ近海の象主はこの群れから逸れ、レッドラインを何らかの方法で越え、あの場所にいたのかも…??
フロリアントライアングルはバミューダトライアングルのオマージュ
ちなみに、この“魔の三角地帯(フロリアントライアングル)”というのは、実在する「バミューダトライアングル」からのオマージュだと、尾田栄一郎先生は61巻のSBSで答えていた。
「バミューダトライアングル」
通過中の船舶や飛行機が突如何の痕跡も残さず消息を絶つ海域とされる。
消息を絶つ直前にコンパスや計器の異常等の兆候があるとされる。
100年以上前から100を超える船や飛行機、1000以上の人が消息不明となっているとされる。
「魔の三角地帯(または三角海域)」とも呼ばれている。
ここで「される」としているのは、実際には、完全な作り話であるという説もあるようだから。
ただこのバミューダトライアングルは都市伝説的な話として未だに人気。
オマージュとしては起用しつつ、実際『ワンピース』の世界では何が原因なのかというのは、もしかしたら今後、カポネ・ベッジの扉絵短期集中連載で描かれていくのかも??
魔の三角地帯フロリアントライアングルの奇妙な影のまとめ
『ワンピース』953話時点では、まだ魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)にいる奇妙な影が何なのかは判明していない。
「物語の重要な何かを担っている巨大生物」という説がおそらくは濃厚。
しかし、現実のバミューダトライアングルの様に、『ワンピース』の世界の中での都市伝説的な位置付けとして「原作中でも明らかになることはない、永遠の謎」として描かれていく可能性もある。
しばらくは、ベッジの扉絵短期集中連載に注目!