週刊少年ジャンプの人気漫画『ぼくらの血盟』最新話13話のネタバレと感想、展開考察です!
灰賀との激闘を繰り広げていた兄弟の前に現れたのはもう一人の吸血鬼である廻峯。
コウは廻峯が子供を誘拐した犯人だった事を知ると激怒し、血の小瓶を2本飲む事で廻峯を圧倒します。
追い詰められた廻峯は強烈なプレッシャーを放つと、コウと同じ選ばれた者にしか使えないはずの血の武器化の能力を使うのでした。
コウと同じ力を使う廻峯の正体とは!?
それでは、気になる『ぼくらの血盟』最新話13話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
ぼくらの血盟13話ネタバレ
『ぼくらの血盟』13話
「力」のネタバレが下記となります!
ぼくらの血盟13話ネタバレ:朱月家の過去と廻峯の力
コウと同じ血で武器を作り出す力を見せた廻峯。
その力に驚くシンに対して、廻峯は自分が七王月の一つである朱月家の末弟なのだと語ります。
吸血鬼の貴族である朱月廻峯なのだと。
七王月というのは古来から続く始祖の血を引いた月の名を持つ7つの大家の総称。
頂点である緋月が倒された後は各々身を潜めていたと聞いていただけに驚くシン。
一方で灰賀の傷を心配していた廻峯に、コウから受けたもの以外は回復しているから心配するなと苦しげに語る灰賀。
そんな灰賀に何故かツンデレっぽくさっさと回復して自分を守るようにと叫ぶ廻峯。
二人のそんなやり取りを聞きながらも、シンは朱月家の事を問いかけていきます。
人間に対して友好的だった朱月家は、それ故に跡取りを残さなかったのだそう。
それだけに廻峯は本当に朱月家の者なのかと。
シンのその言葉にムカついたのか、先代の王は何も教えなかったのかと襲いかかってくる廻峯。
その一撃をコウが受け止める事になるも、廻峯は更に血液を操作してシンの事も狙ってきます。
何とか回避したものの血の操作速度が速い事に驚くシンと、廻峯の攻撃を受け止めているのが精一杯というコウ。
さっきの勢いはどこに行ったのかと煽りながら、廻峯はコウを蹴り飛ばすのでした。
何やら七王月という貴族の設定が語られる事になりましたが、吸血鬼ってそもそも皆日本で暮らしているんだろうか?
敵である廻峯と灰賀が何故かツンデレなどうでも良いやり取りをしていますが、そもそも灰賀の事を廻峯が刺した事の意味はわからないままですしね。
シリアスな展開のはずなのに敵側でゆるい演出をしたりというのが、話の構成としておかしいよなぁと思ったり。
ぼくらの血盟13話ネタバレ:廻峯の静かな怒りとコウの激しい怒り
コウがやられた事で動揺したシン。
意識がそちらに向いた瞬間、廻峯に腹部を貫かれてしまいます。
そんなシンのピンチにもコウは無理をしすぎたのか力が出ない状況に。
そこで改めて自分が正真正銘朱月家の者だと言い切る廻峯。
兄弟を育てた先王はシンの事を気にして、朱月が人間に滅ぼされたという事を教えなかったのだろうと。
先王から甘やかされて育った二人を見ていると腹が立つと語る廻峯。
そのままダメージが大きく動けないシンの首元に自らの牙を突き立てます。
そのまま容赦なくその血を飲み続ける廻峯と、為す術もない状態の兄弟。
血盟を結んだ人間の血は甘くて美味しいようで、それを毎日飲めるコウが最高じゃんと廻峯は笑います。
ごちそうさまとシンをその場に投げ捨てて満足気な廻峯でしたが、そんな廻峯の背後にはシンの血で作られた巨大な鎌が迫ってきていました。
それにいち早く気付いて廻峯の名前を叫ぶ灰賀。
それによって何とか攻撃を受け止めるも、シンが血を操っている事に廻峯は驚きます。
しかしいつの間にか廻峯のすぐそばに近づいていたのはシンがやられた事に激しい怒りを感じていたコウでした。
そもそも吸血鬼は人間に比べると戦闘能力が桁違いなはずですがどうやって滅ぼされたのでしょうか?
軍隊でも出さないと滅ぼすのも難しそうですし、その辺りに説得力も何もないのが恐ろしい所です。
しかも廻峯は仮にも貴族の出だというのに、美味しい血を毎日飲めたら最高という考えみたいですし、物凄くキャラクターとして浅いとしか思えませんね。
ぼくらの血盟13話ネタバレ:他者の血を操る力とコウの力の真髄
廻峯がシンの血を飲んだ事に対して、それはおれのだと言い切るコウ。
飲むことも触れる事も自分以外は許されない事であり、廻峯はその許されない事をした。
だからこそ罰を下すのだとシンを抱き寄せながら冷たく言い放ちます。
そこで廻峯と灰賀は、シンが血を操っていたのではなくコウが他者の血を操る力を見せたのだと気づく事に。
廻峯には冷たい言葉を放ったものの、シンに対しては泣きそうな表情を浮かべるコウ。
そんなコウに対して、シンは自分の血を使うようにと言い聞かせます。
そこですぐさまシンの首元に噛み付いて吸血するコウ。
一方で他者の血を操る力を見れてテンションが上がっていた廻峯。
この力があれば全ての人間の血を操る事が出来、邪魔な抑止力共も殺す事が出来るし飲みたいように血が飲める。
自分達に与えられた仕事は力を引き出すまでだったものの、あの方に恩を返せる機会だと廻峯はシンの血で変化したコウをここで連れて帰ろうとするのでした。
王様だから仕方ないのかもしれませんが、相変わらずシンの事を所有物っぽく言うのは気になってしまいますよね。
罰を下すというのも偉そうでしかありませんし、瀕死のシンから更に吸血するというのもどうなんだろうか?
ラストはコウの本気の姿に驚く場面のような気もしますが、廻峯は凄い力を見れてむしろ喜んでいたりと、なんだかちょっとズレている気がしますね。
ぼくらの血盟13話ネタバレの感想考察
緋月兄弟と朱月家の末弟だという廻峯の戦いが描かれた今回。
しかし相変わらずバトルの流れはもちろん話の展開に気になる所が多すぎましたね。
緊迫感のない廻峯と灰賀のやり取り
血の武器化を使えるという事で、やはり貴族の一人だった廻峯。
七王月だとかいう設定も語られましたが正直ちょっとイマイチ感が漂っています。
そんな中で謎だらけだったのが、廻峯と灰賀のやり取り。
登場するなり灰賀を刺すという謎の行動をしていたくせに、急に傷の具合を心配するのも謎です。
しかもコウから受けた傷以外は癒えていると聞くと、何故か心配なんてしていないのだと謎のツンデレムーブ。
こういうのって味方側がやるならまだしも、敵側でこういうのをやるのはちょっと緊迫感がなさすぎて驚きました。
読者はこの描写で敵側をどういう風に見たらよいのかよくわからなくなりますからね。
正直この辺りは全部なくても問題ないやり取りな気がしますし、何がしたいのかさっぱりわかりません。
血の事ばかり考えている廻峯の魅力の無さ
朱月家が人間に滅ぼされたという事ですが、それに対してはどうしてもどうやってという疑問が湧いてきます。
爆撃でもしないとそう簡単に吸血鬼を殺す事は出来なさそうですからね。
とはいえ自分達の一族が人間に滅ぼされたのだとすれば、その怒りは非常に強いはず。
なのですが、シンの血を飲んだ廻峯は普通に美味しくて最高とかのんきな事を言っています。
コウの凄い力を見た時でさえも、最終的には飲みたいように血が飲めるとしか考えていません。
これはいくらなんでも浅ましすぎるというか、敵キャラとして魅力ゼロですよね。
それこそ吸血鬼が血の事しか考えていないという事の表れでしょうし、これはもう吸血鬼が滅びるのも仕方ないと思ってしまいます。
せめて廻峯に関しては、もっと人間への復讐心みたいなものを描いた方が良かったのではないかと思いました。
やっぱり人間を下に見ている感のあるコウ
最初からそうではあったのですが、シンの血が飲まれた事でブチギレたコウは、相変わらずシンの事をモノ扱いしています。
シンの血を飲むのも触れるのも許されない事だから罰を下す。
この俺様ムーブは正直キツイものがありますし、やっぱり共存を目指している奴の言葉とは思えません。
しかも仕方ないとはいえ、瀕死のシンから更に吸血するのもエゲツないです。
普通に考えたら廻峯は相当な血を吸血したはずですし、コウが飲む事でシンが死んだらどうするんだろうか?
先程まで力の使いすぎのせいなのか辛そうで、シンもコウの血の飲みすぎには注意して見ていました。
しかし結局シンも自分の血を使ってくれとか言っちゃってますし、話の一貫性がありません。
シンの善性を見せたいのであれば、ここはコウに逃げるようにと声をかける方がまだ自然じゃないでしょうか?
こんな事になるなら元気な最初の段階でコウが直接シンから血を飲んでおけば良かったとしか思えません。
そもそも物語の1話目の時点で直接血を吸った本気モードは見せていた訳で、絶体絶命のピンチじゃないと使えないという力でもないんですよね。
それだけに今更感がめちゃめちゃ漂ってますし、これでどう盛り上がったらいいのかさっぱりわかりません。
ぼくらの血盟13話ネタバレ展開考察
ここからは、『ぼくらの血盟』最新話13話、そして14話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
廻峯の正体はコウと同じ王族!?
何から何までおかしな行動しかしていない感じの廻峯。
しかし今回ラストでは血の武器化というコウと同じ力を披露していました。
灰賀が冒頭で語っていたように、血の武器化とは吸血鬼にとって特別な意味を持つ力。
王統の貴族にしか使えない力との事なので、おそらく廻峯も王族に連なる者だという事なのでしょう。
とはいえ正直今の所廻峯の言動なんかを見ていると、王族っぽさは一切ありません。
なのでその辺にも何かしらの事情があったりするのかもしれません。
王族でありながらも王族扱いをされなかった事で、コウに対して実は憎しみを抱いている・・・みたいな感じなのかもしれませんね。
シンの血を直接飲んで本気のバトルに!?
既に血の小瓶2本分の血を飲んでいて、かなり強化されている状態のコウ。
そんなコウに最初は気圧されていた廻峯でしたが、血の武器化をしたりとかなり余裕を取り戻していました。
そもそも小瓶の血を飲んでもあまり長時間覚醒状態をキープ出来ませんし、今のままで廻峯を倒すという感じにはならないでしょう。
血の小瓶のストックを何本持っているのかわかりませんが、流石にこれ以上コウが持っているのもおかしいですよね。
当然シンだけの力で廻峯をどうにか出来るはずもありませんし、最終的にはコウがシンの血を直接飲むしかないでしょう。
直接飲む事が一番コウにとって力を出せるはずなので、その力で廻峯を撃破する展開になるのだと思われます。
ぼくらの血盟13話への読者の声
『ぼくらの血盟』最新話13話へ向けての感想や考察を集めました!
【ぼくらの血盟】カイネさんが無意味に灰賀さんを斬ってたのは「殺すよ?(ニチャア」みたいな美学なんですかね?別にぜんぜんすごくも珍しくもないのに「血の…武器化…!?」と驚いていたのがおかしかったし、今週はトラックレベルの爆笑案件なかったですが、ドベ1に相応しい安定した読み味。#WJ52
— 空目ハルヒコ (haruhiko utsume) (@el_psy_congroo) November 29, 2020
#wj52 ぼくらの血盟
カイネさん、ハイガくんのこと自分でぶっ刺しておいて「ハイガがやられた…?」は面白すぎる やめてくれ(演技ムーブっぽくはあるんだけど)
— 真黒コスモス (@axelmagro) November 29, 2020
ぼくらの血盟はアキちゃん殺したのがどうしても納得できない。いくらモブでもそんな簡単に殺したらあかんやろ。主要キャラ以外はどうでもいいって魂胆が見え見えだし、面白さと作者の意図が釣り合ってなくてついてけない。
— 花笠 (@hanagasa_snb) December 1, 2020
ぼくらの血盟、すごいぐっちゃぐちゃな描写しててなかなかのハイレベルクソマンガとして楽しめてきたのでこれはこれでありではないか?と思い始めました(そろそろ打ち切られるだろうな、という気持ちと共にわく愛着)
— 院京北 (@Pekining) November 30, 2020
ぼくらの血盟とりあえず後ろから刺すシチュエーションとして長物で横から刺すは新しいなとおもった(小並感)
— しま ふぐ🔞Skeb始めてみました (@Simahugu284) November 30, 2020
ぼくらの血盟13話ネタバレまとめ
相変わらずどこをツッコんだら良いのか迷うくらいに不思議な展開が続いていた今回。
展開的にはシリアスだというのに、登場人物が全員どこかおかしい気がしてしまうんですよね。
増援としてやってきた廻峯は謎の行動をしたり、焦ったり急に強気になったりと全体的に意味不明。
コウの発言は明らかに吸血鬼より過ぎて共存を目指しているとは全く思えないような状態。
こんな状態で読者は誰を応援したら良いのかわからなくなってしまいますね。
おそらく廻峯は思っていたよりも重要なキャラだと思いますが、そもそもシンとコウの掘り下げも全く進んでいないんです。
それだけにあまり興味を持てないままですが、どうにかここから盛り上がって欲しいものですね。
次回の『ぼくらの血盟』第14話を楽しみに待ちましょう!