週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話10話のネタバレと感想、展開考察です!
相手に直接当てても得点になるというルールで始まった時行と貞宗の犬追物対決。
頼重の仕込みや助言もあって序盤は完全に時行がペースを掴み、先取点を獲得した上で優勢を築いていきます。
しかしそれでも動じない貞宗から頭に矢を受けてしまった時行は、本当だったら死んでいたと感じながらも目を輝かせるのでした。
目覚めた時行は勝利出来るのか!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話10話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君10話ネタバレ
『逃げ上手の若君』10話
「逃げながら1333」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君10話ネタバレ:逃げながらの射撃を編み出せ!!!
貞宗に強烈な攻撃を食らいながらも、懸命に逆転を狙って弓を構える時行。
しかし犬を狙って構えれば即座に貞宗は死角から体当たりを仕掛けてくる為、全くチャンスはない状態。
この状況で逆転を狙うのは不可能だと貞宗は語るも、頼重は外から時行に助言します。
ただの射撃では敵わないのだから逃げながらの射撃を編みだすのだと。
その言葉で一気に視界がクリアになっていた時行。
自分から犬を狙う時は緊張で手元さえ見えずにいたのに、逃げている時は頭が冴えて全てを見渡せていました。
すぐ近くで見てきた貞宗の熟練の弓。
自分の動きを先読みして弓を構え、射る瞬間は上半身がピタリと止まる美しい弓。
当然それを実現させる事は今の時行には出来ず、先読みする事も上半身を安定させる事も難しい。
しかし時行はそこで、ある瞬間だけは自分でも解決出来るのだと気づくのでした。
貞宗の攻撃を食らった事で何かに目覚めた感じの時行。
そんな時行に頼重は最低限の助言をしていて、なんだかんだこの二人は良い感じの信頼関係が出来ているよなぁと思ったり。
逃げている時こそ絶好調になる辺りが時行が逃げ上手たる所以なんでしょうね。
逃げ上手の若君10話ネタバレ:逃げながらの攻撃パルティアンショット!!!
時行が犬を狙えば死角からすかさず貞宗が妨害に来る。
その状況で時行は狙いを変え、押し捻りという後方への射撃技で貞宗を狙っていきます。
犬を狙えば必ず死角に貞宗がいるだけに、角度も距離も確定で当てやすい的のはず。
しかし貞宗は当然押し捻りでも狙えない位置を理解していて、馬に跨ったままでは狙いようがない絶妙な位置をキープしていました。
そんな状況であっても、逃げながらならばなんでもやれると馬上でアクロバティックな動きを見せて貞宗を完全に捉えた時行。
至近距離から放たれた矢は完全に貞宗の胸を捉え落馬させるのでした。
時行にはあと1本矢が残っているだけに盛り上がる観客達。
雫は無茶な押し捻りで攻撃した時行に驚くも、時行の潜在能力は逃げる時こそ花開くのだと頼重は考えていました。
素晴らしい一撃をヒットさせたという事で、狐次郎は時行の得意技は押し捻りに決まりだと喜びます。
しかし頼重は不気味に笑うと、未来ではもっと少年心をくすぐる通称で呼ばれるのだと語るのでした。
紀元前、中東の国家パルティアが世界最強だったローマの大軍を撃破したのが後ろ射ち。
接近しては逃げながら射つという一撃離脱の戦法に、ローマの重装歩兵は手も足も出ずに敗れたのだそう。
そのパルティアのとった後ろ射ちは現代においても逃げながらの攻撃の代名詞。
それこそがパルティアンショット。
馬上から放たれた時行の矢は、正確に貞宗の頭部を捉えるのでした。
敵が自分を追いかけているからこそ狙いやすくなるというのは理に適っていますし、時行の戦闘スタイルが確立された瞬間といった感じでしたね。
押し捻りという名前では地味でしたが、それを頼重の未来を視る力によって格好良い名前に変えてしまう辺りが流石でした。
こんな日本の歴史モノの作品でパルティアンショットというワードが出てくるなんて思いもしませんからね。
逃げ上手の若君10話ネタバレ:逃げながら進める天下への道
弓の名手である貞宗にまだ小さな子供が勝利したという事で盛り上がる観客達。
時行は貞宗に対して、貴方が射た巫女の耳のお返しだと言い放つ事に。
頼重もよく勝てたと褒めながらも、逃げながらの戦いをまだまだ沢山開発していくのだと声をかけます。
その一方で賭けの約束だと、貞宗に対して諏訪から立ち去り今後手出ししないで頂くと強気に出ます。
とはいえ勝負に負けはしたものの、立場的には貞宗が上。
それだけに近い内に所領没収だと捨て台詞を残して去っていく事に。
しかし逃げながらも貞宗は、頼重がまだ小さな子供を出してきた事に疑問を感じていました。
弓も馬も稚拙で、自分に勝利出来たのも偶然のようなもの。
それでいて自分が戦った子供からは気品のようなものが漂っていて、もしかしたら北条の一族なのではと考える事に。
とはいえそんな重要人物を自分の前に真っ先に出すはずもなく、それだけに貞宗は頼重の意図を全く理解出来ずにいました。
目が良すぎる貞宗だからこそ余計に迷うと考えていた頼重。
しかも頼重はとあるお方と打ち合わせて、北条一族らしき者が潜伏しているという噂を諏訪を含めた全国各地に流していました。
その噂によって全国どこでも怪しいとなれば、敵方の注意はどうしても分散してしまう。
その間に頼重は時行と共に力を蓄えようと考えていました。
この戦いは逃げながら進める戦。
天下への道のりは既に走り出しているのだと頼重は時行に語るのでした。
いきなり危険な相手に本命の時行をぶつけたりと、流石にスパルタ気味だと思われていた頼重ですが最初から色々と手を打っていたんですね。
あえて全国に噂を流す事によって自分達への警戒を弱めているのだから本当にやり手すぎます。
物理的にも精神的にも逃げながら戦を進めるという事で、正に本作のタイトル通りだなぁと思わせる上手い構成ですよね。
逃げ上手の若君10話ネタバレの感想考察
貞宗との勝負に決着がついた今回。
正直勝てるとも思っていませんでしたが、しっかり納得出来る勝ち方をしてくれたのが流石でした。
前回の時点で何かに目覚めた感じの時行でしたが、今回の頼重の言葉で完全に吹っ切れた感じでしたね。
基本的にはやはり逃げながら戦うのが時行の戦闘スタイルであり、逃げるからこそステータスがアップするイメージでしょうか。
死角に入り込んだ貞宗を狙うというのはわかりやすい攻め方でしたが、当然それは貞宗も警戒している事。
しっかりと狙えない位置をキープしていた訳ですが、そこからアクロバティックな動きで強引に狙ってくるのは流石時行という感じでした。
近づいて死角をキープしていた事が仇になった形ですしね。
とはいえただ後ろ向きに矢を放つだけではどうしても地味になってしまいます。
しかし頼重の未来を視るという何でもありな部分によって、技の名前はパルティアンショットといういかにも必殺技っぽい名前となりました。
本来はこの時代にパルティアンショットが結びつくはずはないのですが、そこを自然と繋げてこれてしまう辺りが本作の面白い所です。
勝負には勝ったものの、当然時行を貞宗と戦わせた事は大きなリスクとなったはず。
そう思っていましたが、あえて貞宗の前に時行を出した事で逆に混乱させる効果があったようです。
貞宗の目の良さを逆に利用し、それでいて前もって噂を全国に流している辺りにも頼重の有能っぷりを感じますよね。
逃げながら戦う時行と同様に、頼重と時行の戦も逃げながら進むもの。
今回で時行が進むべき方向がハッキリしましたし、それだけにここからの展開が余計に楽しみになってきました!
逃げ上手の若君10話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話10話、そして11話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君10話ネタバレ展開考察:時行の逃げ上手が覚醒する!?
優勢な状況から一気に追い詰められる事になった時行。
ヘッドショットを食らってしまった事もあり、普通だったら意気消沈となりそうなものでしたが、何故か時行はテンションが上がってしまっていました。
初めてまともなダメージを受けた事で、余計に逃げ上手の本能が目覚めてしまったのかもしれませんね。
とはいえ既に貞宗は矢が尽きている状態で、時行としてはこれ以上逃げる事を考える必要はありません。
勝つためには残りの2本の矢で5点を獲得しなければならない状況。
弓の腕も大した事がない時行にとってはどう考えても厳しいですし、こうなれば矢を当てる為にも時行の逃げ上手な部分を発揮しないと厳しそうな気がします。
例えば存在感自体を薄くする事で貞宗の意識を散らしたり、逃げの脚力で馬の上を飛んでみたり。
貞宗という強敵と戦っている訳ですし、どんな形であっても時行はこの戦いで大きく成長していくのでしょうね。
逃げ上手の若君10話ネタバレ展開考察:勝負の行方はどうなる!?
正直よほどの事がない限りは時行が勝てない感じになっていて、それだけに勝負の行方がどうなるのか気になりますよね。
とりあえず時行が負けてしまうと本当に大変な事になってしまうので、負けだけはないのだと思われます。
勝つパターンか、もしくは引き分けのパターンのどちらかでしょう。
当然勝つのが一番良さそうな所ですが、勝ってしまうと貞宗から思い切り目をつけられてしまう可能性もあるんですよね。
それでいて勝ってしまうと貞宗の格も落ちますし、構成に名を残すような大物に8歳の時行が勝利出来てしまうのも少し微妙な気もしちゃいます。
そう考えるとやはり引き分けとなるくらいが丁度よいのかなぁという気がしてしまいますね。
逃げ上手の若君10話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話10話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】
予想した通り、小笠原さんの標的を時行くんに向けて避けさせることで得点の機会を奪う戦法だったか。
ただ、その戦法はある程度有効だったがまだ相手のほうが一枚上手だったようで、いい意味で予想を裏切ってきた。#wj16— 🚮 (@recyclebin5385) March 22, 2021
【逃げ上手の若君】あと先日の松井先生の漫画における攻撃力と防御力の話を読んでから松井先生の作品を読むと、「あっ、ここがそうなんだな」って別の読み方で楽しめる。今週だと矢を野球ボールや新幹線に例えた絵を差し込んでたり、ナレーションの配置などでしょうか。 #WJ16
— 金銀パール (@kinginpl) March 22, 2021
【逃げ上手の若君】ボスキャラ演出は小笠原貞宗の中央「原」の日の部分が目になっているのが良いです。変な話、美しい書体だなって思った。ヒラコーもやりそうな書体なんですがこっちもなかなか…松井先生のことなので心配要素全くないけど、今回で引き出しの豊富さに期待したくなりましたね~。#WJ16
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) March 22, 2021
#wj16 逃げ上手の若君
「たのしい」!死に近づくほどイカれる時行。結局は貞宗を射る必要がでてくるわけなんだけど、どう撃つんだろう。おそらく犬を狙ったふりをして馬をぶつけようとしてきたその隙をチャンスにする感じだと思うのだけど、結局狙えないと意味ないんだよな。どう動きを止めるのか。
— 真黒コスモス (@axelmagro) March 21, 2021
【逃げ上手の若君】おい!目次が誤字ってんぞ!?
接待用イッヌ、野球のボールの速度なので避けようがある からの 馬の扱い弓の扱いに優れた強い小笠原 の流れが見事なので 両者の扱いを上手に持って行くことで たとえ特殊能力者でもなろうでも緊迫した戦いはできるのだ と判らされる #WJ16— 文月みさき (@stainless_honey) March 22, 2021
逃げ上手の若君10話ネタバレまとめ
時行と貞宗の犬追物対決が描かれた今回。
割とあっさり時行が勝利してしまうかと思いきや、貞宗がしっかりと実力の高さを見せつけてくれる形となりましたね。
小笠原貞宗が形成した武術は21世紀にまで残っているようで、今の時行が相手をするには本来厳しすぎる相手。
しかし頼重はそんな相手と今の時行が戦う事で何かを得られると考えていたのでしょう。
実際に今回のラストでは実際の命のやり取りを意識して目を輝かせた時行。
新たなステージへと進んだ感じなのでしょうし、どういう変化をしていくのか注目ですね!
次回の『逃げ上手の若君』第11話を楽しみに待ちましょう!