週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話11話のネタバレと感想、展開考察です!
貞宗に追い詰められながらも必死に挑んでいく時行。
頼重の言葉で逃げながら戦う術に気づいた時行は、逃げながらの攻撃の代名詞であるパルティアンショットを貞宗に決めて逆転勝利を収める事に。
敗北した貞宗は時行を怪しむものの頼重の狙いがわからず混乱し、時行は頼重と共に逃げながら進める戦で天下への道のりを共に歩んでいくのでした。
時行と頼重の行く先とは!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話11話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君11話ネタバレ
『逃げ上手の若君』11話
「坊っちゃん1333」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君11話ネタバレ:諏訪大社の長寿丸と再びの貞宗
ご機嫌そうな頼重に対して、幕府の跡継ぎだというのに何故か重労働をさせられていた時行。
とはいえ頼重からすれば今の時行は諏訪大社の長寿丸という世を忍ぶ仮の姿。
それだけに普段から労働しておかないと敵に怪しまれると考えていました。
とはいえ現状では来そうな敵と言えば貞宗くらい。
あれだけ大恥をかかされただけに、流石にすぐに顔を出す事はないだろうと狐次郎も考えていました。
が、そんな予想に反して早速満面の笑みを浮かべながらやって来ていた貞宗。
その手には帝からの命令書である綸旨が握られていました。
それに書かれていたのは、北条に与した咎により諏訪の領地のうち諏訪湖以北を没収して小笠原領とする・・・というもの。
鎌倉幕府に代わって政権を取った後醍醐天皇は北条に近い武士を徹底的に排し、自分に忠実な者だけで全国を支配していました。
当然帝の綸旨に逆らってしまえば朝敵となり、周囲の勢力が大義名分を得て諏訪を攻めてくる。
それだけに当然頼重としても逆らえる事ではなく、貞宗は10日以内に該当の土地に済む郎党に退去するよう言い残します。
去り際に貞宗は時行に目を向けるも、何も言う事なく去っていくのでした。
やはり貞宗は簡単に引き下がってくれるような奴ではありませんでしたし、今後も敵であり続けるのでしょうね。
とはいえ帝からの命令ともなれば逆らう事も出来ませんし、頼重としては辛い状況になってきてしまいました。
ここからどう頼重が行動していくのか気になる所です。
逃げ上手の若君11話ネタバレ:貞宗の館から帝の綸旨を盗む!?
帝の命令とはいえ諏訪の領地を奪われてしまうという事で、頼重の元には奪われる土地の者達が集まっていました。
小笠原に奪われるくらいなら、逆に小笠原の首を打ち取るべきだと諏訪神党の三大将も集結。
根津頼直、海野幸康、望月重信の3人は完全に戦闘モードに入っている状態。
しかし頼重はそんな彼らを落ち着かせると、皆を帰して代わりに長寿丸を呼び寄せます。
時行と二人きりになった頼重は、時行の逃若党に加入を勧めたい男がいるのだと言い出します。
それが風間玄蕃と名乗る盗人。
諏訪の領地でも盗みを働くその男を、時行ならば仲間に出来るかもしれないと考えていました。
とはいえそもそも時行からすれば何故盗人を仲間にするのかと疑問に感じる所。
それは当然彼の能力を買っての事であり、まだ幼いながらもあらゆる小細工を使えるのだそう。
頼重はそんな風間玄蕃を使う事で、時行に貞宗の館から帝の綸旨を盗んで欲しいと頼むのでした。
当然そんな乱暴過ぎる手段に驚きを隠せない時行。
しかし頼重としては綸旨を紛失させられれば相当な時間を稼げると考えての事。
時行もその仲間達も道理をわきまえた正しい人間ながら、これからの世は正しいだけでは本当に正しい事をする事は出来ない。
そう語る頼重は時行に邪の者も使いこなして全てを備えた大将になるよう声をかけるのでした。
綸旨そのものを盗んでしまおうという辺りが流石頼重といった感じですよね。
そんな無茶苦茶な事ではあるものの、時間稼ぎと平行して時行の成長につなげようとする辺りも上手いですし。
しかし綸旨を盗む為に盗人を仲間にしようとする辺りの発想が凄いです。
逃げ上手の若君11話ネタバレ:悪名高い風間玄蕃のやり方
諏訪から馬で1時間ほどの場所にある桔梗ヶ原。
だだっ広いその場所のどこかに風間はいるようで、一行は風間について聞き込み調査をする事に。
が、風間玄蕃の名前を出しただけで逃げ去ってしまう人々。
視界に入る全ての家が瞬時に戸締まりをしてしまう程で、それほどまでに風間には影響力があるのだと改めて思い知らされる時行。
しかしそんな時行の背後にはいつの間にか狐面の男が現れていました。
自分を敵に回せば地獄を見るから誰も自分には逆らえない。
登場するなりそんな事言い出す風間玄蕃は、自分の声が聞こえたから三里先からやって来たのだと語ります。
時行は諏訪大社の長寿丸である事と、風間を郎党に加えたい旨を伝えます。
が、風間には既にその正体が時行である事がバレバレの状態。
それだけに風間は時行を小笠原に売ったら幾らになるかと揺さぶりをかけてきます。
それでも狼狽しない時行を見て、未来を見通すという頼重を信頼しているのかと判断する風間。
しかしいつの間に盗ったのか、彼の手には雫、狐次郎、亜也子3人の財布が握られていました。
登場するなり切れ者っぽい一面を出してきた風間。
身のこなしも相当凄そうですし、少し時行と似ている部分もあるのかもしれませんね。
逃げ上手の若君11話ネタバレ:風間の金銭感覚と時行の資産感覚
子供は簡単に人を信じる者だと、まずは挨拶代わりに信頼を壊そうと企む風間。
貞宗に言わない口止め料として百貫文(五百万)、そして仕事一回につき百貫文だと言い放ちます。
その値段の高さに一行は驚かされる事に。
自分の腕が欲しいのであれば金だけが繋ぐ糸である。
そう語る風間は自分の父との思い出を蘇らせていました。
主君の為に技術を覚えたものの武士には無用の卑劣な技だと非難され、その技術によって逆に信頼を失った父。
長年尽くした主君からは盗みを疑われて追放され、そんな父の技を風間玄蕃は受け継いでいました。
最後に継いだのは名前と、金以外は信じるなという主義。
信頼も忠義も貸した所で返ってはこず、技を売って得られる金だけを信じるよう聞かされていました。
全てを失った時行には金もないはずで、恥を捨てて頼重に借りるかとも考える風間。
しかし借りが増えれば主従は逆転し、後々は信頼関係も失っていく。
金もない時行には誇りも地位も信頼も維持出来ないだろうと、時行の答えを待つ風間は仮面の下に笑みを浮かべます。
が、時行から飛び出してきたのは意外過ぎる言葉でした。
本当に国でなくても良いのかと不思議そうに語った時行。
時行からすれば風間が天下の奪回を助けてくれた場合、旗揚げからの生粋の功臣であり、一国くらいは与えられて当然。
それだけに国も求めずに金で済ませてくれる風間は、時行の目にはむしろ無欲に映っていたのでした。
嬉しそうに抱きついてくる時行に完全に困惑する風間。
仲間達も資産感覚があまりにも違いすぎる時行に笑うしかありませんでした。
亡国の王子という感じの時行ですが、なんだかんだ考え方のスケールは王子様でした。
皆が大金だと思う金も国に比べれば大した事もなく、金なんかで済ませてくれるのはむしろ無欲にしか映らないんですね。
これは金だけを信じるようになった風間としては価値観が崩壊してしまうような出来事でしょう。
逃げ上手の若君11話ネタバレの感想考察
時行が新たな仲間を加える事になった今回。
盗人を仲間に加えるという事で大変になるかと思いきや、予想外の展開となっていましたね。
やはり簡単には終わらないと思っていた貞宗。
帝からの綸旨という最強の武器を持っていたとはいえ、速攻でやってくる辺りは流石としか言えませんよね。
相変わらず小者っぽい訳ですが、それでも時行の事は気になっている辺りも良いキャラしてます。
領地を奪われるというのは頼重にとっても非常に苦しい展開のはず。
しかしそんなピンチでありながらも新たな仲間を加えようとする辺りが頼重の怖い所。
しかもその仲間によって綸旨そのものを盗もうとするんだからマジでなんでもありな人ですよね。
とはいえ自分でも言っていたように、綺麗事だけではどうにもならない事もあるのでしょうが。
あっさりと時行の前に姿を見せた風間玄蕃ですが、コイツは中々のやり手といった感じですね。
時行の正体にも普通に気づいていましたし、色々と情報網なんかも持ってそうな気がします。
それだけに仲間に出来たら便利キャラになっていきそうな感じですが。
ラストは時行の資産感覚の違いによって揺さぶりをかけた風間の方が混乱する事に。
器の大きさが違いすぎるというか、流石は王子様だと思わせられる展開でしたね。
逃げ上手の若君11話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話11話、そして12話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君11話ネタバレ展開考察:頼重の協力者のさるお方とは何者???
あえて一番危険な貞宗に時行を見せる事で逆に迷わせていた頼重。
そんな大胆な策を取る頼重が協力関係だというさるお方が何者なのかは気になる所ですよね。
全国に噂を流せるくらいだと結構な力を持っているはずですし。
一応軽く調べてみると、実際の歴史では鎌倉幕府の滅亡と共に時行以外の北条家の全てが滅びた訳ではないとの事。
それだけにまだ生き残っている北条家の実力者達が頼重に協力してくれている可能性はありそうですね。
逃げ上手の若君11話ネタバレ展開考察:小笠原貞宗の今後の役割とは!?
結構強い部分を見せながらも、時行には完全に敗北となってしまった貞宗。
最初のボスとして見せ場を作ってくれた貞宗ですが、彼は史実では今後も結構活躍した武将。
現在にまで名を残す天下有数の武人という事で、本作でもまだまだ出番がありそうな気がします。
負けはしたものの弓の腕前は素晴らしく、時行にとってはまだまだ学ぶべき事も多い人物のはず。
それだけに今後もちょっかいをかけてくる貞宗から、時行が弓の腕を吸収していく展開はあり得るかもしれません。
貞宗としても時行を怪しいと思っている訳ですし、時行の素性を明らかにしたいと思っているはずです。
それだけに今後も時行と貞宗の逃げながらの関係は続いていくのかもしれません。
逃げ上手の若君11話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話11話へ向けての感想や考察を集めました!
#WJ17
【逃げ上手の若君】あーなるほどね…時行くんはただの逃げ上手というのではなく逃げてる時に潜在能力を発揮する能力者という事なのね
それはそうと喉に矢をぶっぱなしても良いのね!?絵面も相俟ってメッチャ痛そう…
貞宗さん目玉から胃液とか汗とか出るとか十分化け物やな…— サダール (@Sata4290) March 29, 2021
【逃げ上手の若君】時代劇一辺倒では地味になりがちなところを現代戦術の名称で見栄を切るのは流石ですよねー。この作品、もちろん物語としても面白いのですが、漫画技法などの別の視点でも楽しめるのが凄いです。 #WJ17
— 金銀パール (@kinginpl) March 29, 2021
【逃げ上手の若君】喉狙っちゃっていいんだ!今回ちょっと暗殺教室ぽかったです。パルティアの戦術は要はヒットアンドアウェイ?地道だけどちまちま攻撃って大切ですよね。モンハンにおいても基本中の基本です。パターンさえ掴めばいつか倒せると自信が付くのでぼくも好きです。#WJ17
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) March 29, 2021
歴史漫画とか今まで全く興味なかったんですが、現在『逃げ上手の若君』にどハマりしています。
早く続きが読みたい。— 岡田拓也 (@satsukimental) March 30, 2021
逃げ上手の若君は、歴史嫌いの私でも面白いって思えるから凄いし、歴史物ってわかりにくい事多いけどすごくわかりやすいと思う、私が歴史好きだったら間違いなくどハマりしてた
— ま (@1997_lufyam) March 30, 2021
逃げ上手の若君、の過去と未来が見えるアホみたいな解説キャラのお陰で話に奥行きが出てくるとこなんともいいようがない。笑
メタネタに走ってるようで引用もきいてるとかどんだけ万能なのよ。— ましろ🐜🌻 (@_pants_mgmg_) March 30, 2021
逃げ上手の若君11話ネタバレまとめ
小笠原貞宗との戦いに決着がついた今回。
最初のボスとしての強さを見せながらも、時行の成長に繋がった良いボスだったと言えそうですね。
時行の押し捻りという弓の射ち方ですが、頼重の未来を視れる設定のおかげで格好良い技の名前となりました。
この時代に思い切り横文字のパルティアンショットなんてワードが出てくるのを可能にしている構成がまず凄いですよね。
時行にとっては逃げながら戦うというスタンスを確立させた戦いだったと言えるでしょう。
逃げながら進める戦がどんなものになっていくのか今後も注目ですね!
次回の『逃げ上手の若君』第12話を楽しみに待ちましょう!