偽夏油、加茂憲倫に宿っていた1000年以上前の術師「羂索(けんじゃく)」
呪術廻戦145話、天元との対話においてその名が明らかになりました。
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この記事では、まだまだ謎が多い「羂索」のそもそもの言葉の意味、術式、目的について考察していきます。
Contents
呪術廻戦・羂索(けんじゃく)とは①名前が示す意味
《「羂」はわなの意で、もと、鳥獣をとらえるわなのこと》5色の糸をより合わせ、一端に環、他端に独鈷杵(とっこしょ)の半形をつけた縄状のもの。衆生救済の象徴とされ、不動明王・千手観音・不空羂索観音などがこれを持つ。
出典:Weblio
呪術廻戦145話にて、九十九が慈悲の羂に救済の索か、皮肉にもなっていない、と言っています。
辞書にもある通り、羂索は「衆生救済の象徴」つまり人々を救う象徴とされています。
以下画像が羂索。Amazonで買えます。
不動明王が手に持っている羂索です。
羂索とは不動明王や千手観音菩薩が持つといわれている五色の縄のことで、先に独鈷杵が付いているのが特徴といわれています。
不動明王はこの羂索で、悪や邪を縛り上げ懲らしめるといわれています。
また悩み、苦しんでいる人たちをその羂索で救い上げ、悩みや苦しみから解放させてくれるといわれています。
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死滅回游でバトルロワイアルをさせたり、呪霊を放って東京を壊滅させたりしてますので、果たしてどこが人々を救っている?と問いたくなります。
しかしこれは現代人の価値観ですので、もしかしたら羂索自身の思想は違い、自分こそが救世主だ、と思っているのかもしれません。
後述しますが、呪力の最適化や人間と天元との同化という彼の目的が、呪力を持たない非術師の苦しみをやわらげ、結果的に人を救うというような価値観を持っているのかも。
もしくは、1000年前は本当に人々を救うようなことをやっていて、周囲の人から「羂索」と呼ばれており、何らかの理由で今のように歪んでしまったというケースも考えれらますね。
呪術廻戦・羂索(けんじゃく)とは➁目的は呪力の最適化
偽夏油の体で渋谷事変の終幕にて語っていた羂索の目的は、「呪力の最適化」にあります。
居合わせた九十九の解釈を踏まえると、非術師にも術式や呪力を与えて術師化し、素養のあるものは生き残りそうでないものは排斥される世界を作るもの、ということでしょう。
もう一つの目的として、天元が語っている、日本全土の人間と進化した天元との同化による新しい存在の創造、が挙げられます。
羂索はその前段階として、死滅回游を仕掛けています。
両者のつながりは物語が進むにつれていずれ明らかになるのを期待したいところです。
呪術廻戦・羂索(けんじゃく)とは③術式は脳(通称:メロンパン)入れ替えによる「乗っ取り」
羂索の術式は、脳を移植することで対象の体を乗っ取ることができます。
ネット界隈では、この脳のことをメロンパンと呼んでいるようです。
乗っ取った体を自由に動かすでき、また乗っ取った術者に刻まれている生得術式も使用することが可能。
羂索が乗っ取った体は、額に縫い目のような跡が残ります。
呪術廻戦・羂索(けんじゃく)とは④これまで宿ったのは加茂憲倫・虎杖母・夏油傑
判明しているだけで、羂索は以下の人物に宿っていることが判明しています。
- 加茂憲倫
- 虎杖母
- 偽夏油
いずれの人物も額に縫い目があります。
少なくとも1000年生きていますから、上記の人物以外にも羂索が宿った人間はたくさんいるでしょう。
まとめ:呪術廻戦の黒幕羂索はまだまだ底が知れない
呪術廻戦の黒幕と思しき羂索について考察しました。
新たな事実が判明次第、追記していきます!