劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』で大きな活躍があったこともあり、『ワンピース』作中で話題となっている最悪の世代。
最悪の世代とは、2年前のシャボンディ諸島に一堂に会した「11人の億越えルーキー」に現四皇・黒ひげを加えた12人の海賊たちのことを指します。
そんな最悪の世代の一人、元海軍将校だった過去を持つX(ディエス)・ドレークについて!
現在カイドウの傘下に入っていますがその目的が謎だったところ、なんと956話にてドレークは再び海軍に入っていたことが判明しました!
つまり、海軍のスパイだったわけです!
ローにホーキンスが尋問しようとしていた時も何やら怪しい行動をしていましたね。
果たしてドレークがスパイとしてカイドウ傘下に入っている詳細の理由とは?
Contents
ドレークがカイドウ傘下に入るまで
まずは事の成り行きとして、ドレークがカイドウ傘下に入るまでの流れをおさらいです。
頂上戦争の後に新世界に入ったドレーク。
「カイドウお気に入りの島」に上陸し、百獣海賊団のスコッチと対峙しました。
スコッチの首を取ればカイドウが黙っていないと知りながら攻撃を仕掛けたので、この2年前の時点で何か企みがあったのは間違いありません。
ドレークは元海軍将校。
四皇であるカイドウの強さは十分わかっているはずです。
ここでドレークの意図として考えられるのは…。
- 傘下に入り、強力な力をつける
- 仲間になったふりをして、カイドウの首を狙っていた
ドレークがカイドウ傘下の理由①:傘下に入って強力な後ろ盾をつける
オロチも言っていますが、四皇であるカイドウが後ろ盾にいればほぼ無敵状態。
あのCP0にだって大口を叩けるほどです。
更に、新世界で生き残っていくには、四皇の傘下に入る、まだは挑み続けるしかありません。
カイドウの傘下に入ることで、自身が生き残り、またこの先も海の支配者の元にいる者として忠誠を尽くしていたかった、ということが考えられます。
ドレークがカイドウ傘下の理由②:仲間になったふりをして首を狙う
もう一つは、仲間になったのはあくまでも「ふり」。
カイドウという凶悪な存在に立ち向かうには、懐に入ってその秘密や弱点を探る必要があるのではと考えたのではないでしょうか。
最悪の世代の一人であるカポネ・ギャング・ベッジは、四皇ビッグ・マムの傘下に入って首を狙っていましたから、考えることは同じです。
ただ、ベッジの作戦も妙に甘いところがあって、結局ビッグ・マムは今も生存。
カイドウの首を取るにはよほど忠誠を尽くしていると見せるしかないのでしょう。
ドレークは考え無しに突っ込んでいくルフィやキッドとは違って賢そうですから、段取りを経て行動している可能性が高いです。
ドレークがカイドウ傘下なのは海軍SWORDのスパイとして
『ワンピース』956話で判明したのが、ドレークは海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊長ということでした!
つまり、元々海軍であるのは変わらず…海賊というのもフェイク。
ドレークは海軍からのスパイとしてカイドウ百獣海賊団に潜入していたのですね!
ドレークがカイドウ傘下なのは海軍SWORDのスパイとして:革命軍という噂も
実は「赤旗」という異名から、革命軍に所属しているのではという噂もありました。
赤旗が意味するものは、「革命派の旗」であり、革命を暗示している言葉だからです。
ドレークは革命軍とかかわりを持っていたために、海軍を辞めてからは赤旗という異名で呼ばれるようになった…そう捉えられていました。
しかし、「革命」というのは何も、革命軍に所属しなくとも、既存の何かを壊す、ということが革命であるとも言えます。
ドレークが単身潜入し、内部からカイドウ百獣海賊団を破壊しようとしているならば、これも立派な「革命」ですよね!
ドレークがカイドウ傘下なのは海軍SWORDのスパイとして:海賊旗はドクロではなく剣
ドレークの海賊旗は特殊で、海賊団としての特徴であるドクロマークがなく、不思議なマークの後ろに剣がクロスしている形でした。
この「剣」こそが、海軍本部機密特殊部隊「SWORD」であることの証だったのでしょう。
さらに、自らの名前でもある「X(ディエス)」を胸に刺青として入れているドレーク。
この「X」という文字も、ある意味「剣」の形にそっくりと言えます。
やはりもとからドレークは海軍本部機密特殊部隊「SWORD」であることを隠しながら海賊を続けていたのでしょう。
ドレークがカイドウ傘下なのは海軍SWORDのスパイとして:海軍もまた変わらざるを得ない
ドレークのセリフで有名なのが下記の言葉。
「海軍もまた、変わらざるを得ない!」
幼少期のドレークは海軍に憧れて入隊しました。
しかし、海軍にも悪(海賊)を根絶やしにするために仲間であっても邪魔するものは殺そうとするスタンスの大将・赤犬がいる姿を見て、自身が思っている憧れは違ったと思ったのではないでしょうか。
さらに、世界政府においても、非協力的な一市民への殺しを許可されているサイファーポールの存在など、これが正義と言えるのかと思える者がいますよね。
何が正義か?
何が悪か?
立場によって見えるもの、言える言葉、想いは変わる…。
ドレークは、これまでの海軍ではいけないと思い、彼もまた海軍を内部から変えようと思った。
そこで自ら立ち上げたのが海軍本部機密特殊部隊「SWORD」なのではないでしょうか。
ドレークがカイドウ傘下なのは海軍SWORDのスパイの余談:黄猿にやられる…
しかし、きっと機密特殊部隊「SWORD」というのは、2年前はまだ立ち上がったばかりだったのでしょうね。
それか、自らの信じる上層部にしか伝えずに行動を開始したとか。
でなければ2年前のシャボンディ諸島で、黄猿がドレークを倒してしまうのってどうなのでしょう…。
同じ組織にいる者として。
もしかしたらですが、黄猿はドレークの立場を分かっていて敢えてパシフィスタを当てた、という風にも今だったら考えられますね。
2年前の黄猿との対決
当時シャボンディ諸島にパシフィスタとともに現れた黄猿は、ウルージ、ホーキンス、ドレークと対峙。
ウルージが肉体を巨大化させてパシフィスタに因果晒しで挑むも、パシフィスタのレーザービームで腕を貫通させられ、倒れてしまいます。
その時ドレークは、パシフィスタにくまの肉体と黄猿の攻撃力が再現されていたことを驚くのですが、そんなドレークに黄猿がこう話しかけるのです。
「ドレーク少将…ああ…ドレーク”元”少将、ソレの偵察じゃねぇのか?戦ってみるといいよォ。内情を知っている分、絶望もデカイと思うがねェ」
ここで言い直しているのは、やはり裏側を知っていたということ?
そしてドレークはアロサウルスに変身してパシフィスタに挑むのですが、レーザービームでやられ、更に黄猿からも光の重さで蹴られてしまうのです…。
もし黄猿がこの時、ドレークがまだ海軍にいると知っていれば、ここまでのことはしなかったかもしれません。
しかし、海軍の機密部隊所属だと知っていても、周りにはルーキーがいて、パシフィスタの性能も見せつけたいと思っていた黄猿は、敢えてドレークにも同じように攻撃を仕掛けた。
結果的にこれでも脅威は伝わるわけです。
黄猿の算段だった、ということなのでしょうか…。
ドレークがカイドウ傘下に入った理由とは?海軍SWORDのスパイとして潜入かのまとめ
最悪の世代の中でも非常に謎だらけだったドレークですが、ようやくその謎が解かれてきましたね!
海軍のスパイとして動いていたと言うなら、今までの行動にも納得です。
これからのドレークの活躍が期待されますし、さらにはワノ国にもしかしたら海軍が参入する可能性も出てきましたね!!