『キングダム』に登場するキャラクターで、信のライバルであり仲間でもある蒙恬。
この蒙恬という人物は実際に存在していて、史実でも名前が残っています。
戦全体と戦局が見えるその戦術眼は、秦国でもトップクラスの実力。
その姿は風貌からも「かっこいい」と言えますが、実は幼少期はいたずらっ子の面もあり、「かわいい」一面を度々見せていました。
また女っぽい顔ですが妻はいるのでしょうか?
今回は蒙恬の実力や「かっこいい」場面「かわいい」場面の紹介、そして記事の最後に、アニメで蒙恬の声を担当されている声優キャストについても紹介していきますね。
Contents
蒙恬とは
蒙恬は楽華隊の隊長を務め、信や王賁と共に大将軍を目指している武将です。
蒙驁の孫、蒙武の息子、という家系です。
性格は気さくでフレンドリー。
信と王賁が口げんかしていても、すんなりと仲裁に入ってくれるほど。
また、チャラい性格で隣の家系の美女に手を出してしまったりも…。
普段はこんな風に遊び人にも思えますが、戦になればその態度は一変し、恐るべき戦術眼で中華でも一二を争うほどの知略型である王翦の作戦を理解し、見事期待通りの活躍を成し遂げています。
ではその他の蒙恬の特徴について…
蒙恬の特徴①:軍師学校を首席で卒業
何と蒙恬、昔通っていた軍師学校を首席で卒業するほどの頭の良さ。
河了貂もこのことを聞いた時は驚きまくっていましたね…。
蒙恬の特徴②:コミュニケーション能力抜群
誰とでも打ち解けられる柔軟な性格をしており、ライバルである信とも仲がいいです。
そしてもうひとりのライバル王賁とも仲が良く、信と王賁の間をうまく取り持って3人の連携をとっています。
3人で連携して作戦を立てることができるのは蒙恬のお陰といっても過言ではないでしょう。
蒙恬の特徴③:状況判断に優れている
戦術眼の話と似ていますが、祖父である蒙驁の戦のときは全力で戦い、その際信・王賁・蒙恬の3人で連携して戦いました。
実はその作戦も蒙恬が考えたものです。
信は戦略に対して全くの無知、それに対し王賁は知識もあり応用もできるのですが連携をとって勝ちに行こうという流れは無いように思えます。
その点蒙恬はとても柔軟であり、奇抜な策を思いつく軍師顔負けの一面も。
3人の中で真っ先に千人将になっただけのことはありますね。
蒙恬の特徴④:武力もある
戦術眼だけでなく武力も兼ね備えている蒙恬。
輪虎を倒す際も、自分の楽華隊が一番戦いの激しい場所を選びました。
武力でも2人に負けてない、むしろ1番強いという自信が現れている発言のように見えますね。
この場所は楽華隊しかできないからするんだという発言には自信が満ち溢れていました!
蒙恬の特徴⑤:カリスマ性
精鋭だらけの部隊に真正面から突撃していった楽華隊ですが、蒙恬の喝によって隊の士気が一気に上がったシーンがありました。
部下も蒙恬の事を信じて全力でついていこうという気持ちが伝わります。
いつもはユルユル~としている楽華隊ですが、ここぞという時はとても強い隊に成り代わることができる隊でもあるということ。
こういう隊の作り方は信にも王賁にも絶対にできない強みですね。
蒙恬に妻はいる?
「チャラい」「女好き」というイメージがある蒙恬。
こうなると考えてしまうのは、妻はいるのか?ということですが…
『キングダム』を読んでいる方なら知っていると思いますが、いませんよ!
なのに女好き…まぁ典型的なそういうキャラクターなのでしょう。
戦いの才能に優れているところが蒙恬の救える点なのですが…。
蒙恬のかっこいい場面ベスト3!
それでは蒙恬の「かっこいい」場面を紹介していきます!
蒙恬のかっこいい場面ベスト3!:山陽戦で千人将を斬った信を助けるシーン
信が魏の山陽戦で略奪を繰り返す千人将に対し、斬りつけた後、蒙恬は自分の地位を利用して蒙驁に信への処罰を避けるように説得しました。
そうして、王賁と信に対し語ることになる蒙恬。
このとき、「あいつはあいつで自分なりの大将軍への道を持ってるんだ、俺は好きになったな、飛信隊の信という男が」と信を認める発言をしているのです。
蒙恬の好感度が非常に上がったシーンと言えますね!
蒙恬のかっこいい場面ベスト2!:決死の覚悟で父蒙武を守るシーン
合従軍戦にて、蒙武将軍が汗明と一騎打ちをしている時。
敵国楚の第二将である禍燐が、弟の媧偃に一騎打ちの後ろへ回り込んで蒙武を討て、と指示を出します。
蒙恬はこの行動にいち早く気づき、間一髪のところで媧偃の一突きを止めるのです!
この後あと一突きで媧偃を討ち取れそうでしたが、蒙恬は弾き飛ばされてしまい、よろけて蒙武と汗明の間に入ってしまうことに…。
蒙恬が一騎打ちの邪魔をしたことに起こった汗明は、蒙恬に強烈な一撃を浴びせ、蒙恬を瀕死状態にしてしまいます…。
父の命を救った後にすぐに討たれてしまった蒙恬。
しかしその後、蒙武は汗明を討ち取ることに成功しました!
合従軍の総大将ともいえる汗明を討ち取れたのは、蒙恬と蒙武の親子の絆があってこそでしょう。
蒙恬のかっこいい場面ベスト1!:蒙恬による麻鉱兵の復活!
朱海平原の戦いで左翼の麻鉱軍に配属された蒙恬。
ここで開戦早々に李牧の一撃で麻鉱が討たれることになってしまいます。
しかし蒙恬は、いち早く麻鉱兵を復活させるべく策を講じるのです。
指揮官たちが気力を無くし、戦を放棄するほどの有様だった戦場。
そこで指揮官を奮い立たせた蒙恬は、麻鉱が生きていると兵士たちに認識させ、各地に大急ぎで伝えるように指示をするのです。
すんなりと麻鉱軍数万の指揮権を手中に収めてしまった蒙恬に河了貂はただ驚くばかりで、さらに蒙恬の横顔に見とれてしまうほどでした。
その後、飛信隊と楽華隊に分かれて紀彗軍を翻弄。
更に森に隠した伏兵で復活した麻鉱兵と共に紀彗軍を挟撃!
紀彗が加わって大乱戦となりますが、秦左翼は紀彗軍の猛攻を抑えることに成功するのです!
蒙恬のかわいい場面ベスト3!
では続いて、蒙恬の「かわいい」場面のランキングです!
蒙恬のかわいい場面ベスト3!:幼少期にじぃに仕掛けたカニのいたずら
小さい頃はいたずらばかりしていた蒙恬。
寝ているじぃ(胡漸)の枕元にカニを大量に乗せ、翻弄されるじぃの反応を楽しんでいました。
完全にいたずら坊主ですね…。
ただ、じぃもデレデレで、蒙恬を自分の孫のようにかわいがっていたので、怒るに怒れなかったのでしょう。
蒙恬のかわいい場面ベスト2!:太家の長女を横取りするチャラさ!
婚約相手が決まっていたであろう太家の長女に、あろうことか手を出してしまう蒙恬。
マズいことは分かっていても、あえてそうする姿をじぃに見せるのです。
そうして、じぃは対応せざるを得なくなる状況!
この頃から策士ぶりを存分に披露していました…。
蒙恬のかわいい場面ベスト1!:じぃのおかげ
胡漸が命を落とす間際、最後の回想で思い出したシーン。
蒙恬は自由気ままに生きていたものの、実は家族思いであり、お世話係だったじぃに対しても例外ではありませんでした。
好き勝手に自分が過ごせるのはじぃのおかげだと、それをしっかりと言葉にする蒙恬。
「いつもありがとね、じぃ。
俺にこどもが出来たら一番最初に抱っこさせてあげるから。
大好きだよ、じぃ」
命が消えてしまうその間際だったため…やはり胡漸にとっては、どんなにいたずらされようとも、蒙恬は愛でしかない存在だったのでしょう。
蒙恬の最期が悲しすぎる結末
このように周りを翻弄させながらも、戦の場においては実力を発揮し続けてきた蒙恬。
しかし、史実ではその最期は非常に悲しいものとなっています。。
これについては別記事で詳細をまとめていますので、よかったら読んでください!
蒙恬のアニメ声優キャスト
ではそんな蒙恬をアニメで生き生きと演じている声優キャストの紹介です!
蒙恬を演じているのは、野島裕史さん。
青二プロダクション所属でナレーターも務められています。
他の有名どころだと、
- 池速人(灼眼のシャナ)
- 伊月俊(黒子のバスケ)
- 石垣光太郎(弱虫ペダル)
- クラッシュギアNitro(阿久沢由宇)
- メジャー(沢村涼太)
- デジモンセイバーズ(トーマ・H・ノルシュタイン)
- 無限の住人(天津影久)
- バスカッシュ!(ヤン・ハリス)
- ハートキャッチプリキュア!(コブラージャ)
- イナズマイレブン(豪炎寺修也)
色々なキャラクターを演じていますね!
蒙恬がかっこいいしかわいい!女っぽいが妻は?アニメ声優キャストも紹介のまとめ
蒙恬自身の紹介と、「かっこいい」「かわいい」場面それぞれの紹介、そして声優についてもまとめてきました。
「かわいい」場面は幼少期がほとんどにはなりましたが、「かっこいい」は現在の蒙恬の活躍が非常に多く、その存在を如何なく知らしめていますね!
武将として頭が良く器用に立ち回れる点、更に武勇もあり、大切なもののために命を懸けていく点など、魅力たっぷりのキャラクターが蒙恬です!
新六大将軍の有力候補である蒙恬に、これからも目が離せませんね!