『進撃の巨人』122話において、エレンが始祖ユミルを説得したことにより、遂に現実世界で「地ならし」が発動しました!
覆われた壁から超巨大巨人が無数に出現するという、最終局面に向けて大きな展開です!!
そもそもこの「壁」、『進撃の巨人』という物語の中でも非常に大きな存在でした。
主人公のエレンやアルミンは、この壁があったことによって、自由を求め、壁の外に出たいと思うようになったのです。
何故こんなにも大きな壁がパラディ島にはできたのか。
今回は改めてこの「壁」が作られた理由と、どのようにして作られたのかなどをまとめていきます!
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地ならしついに発動する!3つの壁について:名前
3つの壁には名前がついています。
外から順番に、
- ウォール・マリア
- ウォール・ローゼ
- ウォール・シーナ
となっています。
この壁は、王の居場所である国を中心として3重に築かれています。
ウォール・マリアからウォール・ローゼまでが100km。
ウォール・ローゼからウォール・シーナまでが130km。
そしてウォール・シーナから中心部までが250kmというようになっています。
これを日本で考えると、中心が東京だとすると、ウォール・シーナの壁まではだいたい名古屋、富山、あるいは新潟のそれぞれ中心地までといった距離感です。
それをウォール・ローゼまで延ばすと、ちょうど大阪の中心地まで延びることに。
さらにウォール・マリアまでとなると、徳島や鳥取、秋田などの中心地まで延ばすことができます。
そう考えると、まぁまぁ広い?とも思えますね。
進撃の巨人の壁の中の世界がどれだけ大きいのか
一目瞭然 pic.twitter.com/SU5BdAkQa4— 進撃の巨人☆今から楽しむbot (@tatakaesensi) 2014年4月8日
ということで、かなり長い壁が広く囲っているのがわかります。
そして、『進撃の巨人』122話で確定したのが、「マリア」「ローゼ」「シーナ」という名前は、始祖ユミルの子供の名前だったということですね。
地ならしついに発動する!3つの壁について:作られた理由
では、この壁が築かれたのはどういった理由があったのでしょうか。
高さにして50mはあるこの壁は、壁外で生息している巨人の侵入を防ぐために築かれました。
しかし、この理由は表向きの理由。
本当の理由は別にあります。
この壁が築かれるきっかけとなったのは、エルディア人の始祖であるユミルが生きていた時代、約2000年前。
始祖ユミルはフリッツ王に追われて命からがら逃げだした先で見つけた大樹の根元に洞窟のようなものを見つけ、誤ってその中に落ちてしまいます。
洞窟の中は深く水がたまっていて、息が出来なくなってしまったユミルはそのまま落ち続けてしまいます。
すると、その先にいた謎の脊髄のような生物。
これこそが後に「大地の悪魔」と呼ばれる存在です。
この大地の悪魔が落ちてきたユミルを受け止めるがごとく、神経細胞を伸ばしてユミルの背に当てていくのです。
すると、ユミルは巨人化!!
これをもって、ユミルは大地の悪魔と契約を交わしたことになり、巨人の力を手にすることになりました。
地ならしついに発動する!3つの壁について:ユミルの死後
ユミルが死んでから、フリッツ王の命令でユミルの娘であるマリア、ローゼ、シーナがユミルの遺骸を食べて、ユミルの巨人の力を手にします。
そして更にその力は孫へと継がれていき、最終的に9つの巨人の力と分けられました。
この巨人たちの力が絶大であったために、他国を侵略するという兵器としてフリッツ王は後代に渡り戦争を仕掛けていきます。
しかし、マーレ国の内部工作によって、エルディア国はマーレ国に敗れることになります。
そして9つの巨人のうち、7つをマーレ国に奪われてしまうのでした。
その当時エルディア国の王だったフリッツ王は、戦いをこれ以上してはいけないと避けるべく、パラディ島に逃げ込み、巨人が襲ってこないように壁を築いた、という訳なのです。
地ならしついに発動する!3つの壁について:壁の正体
では、これだけ高い壁がどうやってできたのか、その正体についてです。
女型の巨人のアニと戦闘をした時、女型の巨人は指を硬質化させて壁を登りました。
女型の巨人は硬質化し、水晶体の中に閉じこもり、それを兵団は拘束します。
すると、女型の巨人が掴んだ壁のところがほころび、その中から覗いていたのがなんと、巨人の顔だったのです!
何故壁の中に巨人がいたのか。
それは、この壁がフリッツ王が始祖の巨人の力を使って築いたものだったからです。
人を壁の大きさに匹敵する巨人にし、その巨人たちを何千、何万と並べて硬質化。
そしてこの現在の壁、ウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナが出来上がったのですね…。
地ならしついに発動する!3つの壁の正体:巨人は生きているのか?
ではこの巨人たち、現在も生きているのでしょうか?
目が開いていて、白目だけではないことから、眠りについている、冬眠に近い状態なのかもしれません。
つまり、生きているということなのでしょう。
この巨人たちが動き始める鍵を握っているのが、この壁を作り出した始祖の巨人です。
始祖の巨人の命令さえあれば、この巨人たちは動き出し、世界を平らにする「地ならし」を行えるとされています。
それこそが122話でエレンが発動した「地ならし」!
エルディア国にとっては最終兵器ともされていて、この世界の戦争を無くす手段となっているので、ここからマーレ国への最後の戦いを挑むことになっていきそうですね。
地ならしついに発動する!3つの壁の正体と高さ広さなど構造のまとめ
『進撃の巨人』の物語の冒頭では誰も信じて疑わなかった、「壁」の存在。
それがまさか、すべて超巨大巨人が硬質化してできたものだった、という事実は衝撃的でしたね…!
そして、この硬質化している巨人というのが、マーレ国との戦いにおいてパラディ島にとっては最後の武器ともなります。
エレンが発動した「地ならし」はどれだけの威力を示すのでしょうか?