週刊少年ジャンプの新連載『AGRAVITY BOYS』1話のネタバレです。
2119年――
四人の若き宇宙飛行士は、人類の新天地を探して星を渡る長い長い旅に出た――
はずだった!?
出発から二日でまさかの地球滅亡!追い打ちをかけるブラックホール出現!
為す術もなく運命に翻弄された少年たちは、たった三日で目的の地・αジャンブローにたどり着き、そこで最後の人類として生きることになるも全員個性派揃いだった彼らの運命は…!!
それでは、気になる『AGRAVITY BOYS』1話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
Contents
AGRAVITY BOYS1話ネタバレあらすじ
『AGRAVITY BOYS』1話
「ジェナダイバージョン3to1」のネタバレが下記となります!
4人の男が辿り着いた星
西暦2119年のとある星。
ボロボロになりながらもその星に到着した1隻の宇宙船。
その宇宙船から出てきた4人の男。
外装甲という宇宙服のようなものを装着した彼ら。
その宇宙服の機能によって大気の成分を確認すると、彼らはそのマスクを外します。
操縦士であるいかにも体育会系のようなタチカゼ・サガと医者で小柄なクリス・アーウィット。
宇宙物理学者で賢そうなゲラルト・ゼーマンと技術者で肉体派といった感じのババズラギ・キプラガト。
彼らは各々にこの星へとたどり着けた喜びを爆発させます。
辿り着いたその星は、地球型惑星のα・ジャンブロー。
地球の威信をかけたプロジェクト・ヘルメスという人類史上最大のミッションを彼ら4人は成し遂げたのでした。
抱き合って喜ぶ4人。
サガの言葉にクリスは不謹慎ながらも吹き出してしまうのでした。
地球人最後の4人で
本来であれば冷凍睡眠装置を使って片道20年もかかるはずの旅。
しかし2日目で司令部からの通信で、地球で戦争が始まったと知らされた彼ら。
もちろんそんな簡単に信じられる事ではなかったものの、一切本部と連絡も取れなくなった事で、彼らの間でもそれが本当なのではと動揺が走り始めます。
しかし通信が途絶えた次の日、地球出発から3日目に彼らの前に突如として現れたのはまさかのブラックホール。
為す術もないまま飲み込まれた直後、彼らの目の前にあったのは目的地だったα・ジャンブロー。
結果として片道20年の旅がたった3日に圧縮される形となりました。
とはいえ彼らは元々孤児として出会った仲間。
力強く語るサガに3人も強くうなずくのでした。
女子がいない!!
落ち着いて宇宙船の周りを調査した一行。
地球型惑星という事で植物などにもそれほど特徴もなく、動物等も小型で穏やかなものばかり。
至って平凡という事で、ゲラルト曰く「たいしたことない星」なのだとか。
ゲラルトにとっては刺激が少なすぎて退屈。
しかも自分達が地球最後の4人という事で、すっかりやる気を失っていました。
地球の為にもアカデミー史上最高の頭脳の見せ所だろうと仲間達の声が飛びますが、ゲラルトはそこで寂しげな表情を浮かべます。
人類の歴史が終ることを強く断言するゲラルトでしたがそれは既に分かりきった事。
冷めた表情の3人に向かってゲラルトはつぶやきます
想定外の状況に急に自分を解放するゲラルト。
プロジェクトヘルメスという大プロジェクトに選ばれた人間には思えないとクリスががっかりする中で、突然宇宙船が光に包まれていきます。
性別反転の薬
光と共に形作られた謎の存在。
凄まじいエネルギーを放ちながらそんな風に語りかけてきます。
しかし一瞬驚いたものの、すぐに返事をする一行。
既に地球滅亡やブラックホールなどのようなイレギュラーな事態に遭遇していたために、意外にもすんなりと高次の存在を受け入れていました。
何故か少ないリアクションに微妙な空気になりながらも、高次の存在は語り始めます。
取り出したのはジェナダイバージョンと呼ばれる転生の秘薬。
1人だけ性転換することができるという高次の存在の言葉に唖然とする4人。
女は男へ、そして男は女へと転生するその薬。
記憶は個人的な情報をそのままに、元から反転後の性別で生活していたものとして記憶を書き換えていくというおまけつき。
使用期限はこの星の時間で365日だと言い残して、高次の存在は消えていくのでした。
3人のアピール
高次の存在からの謎のプレゼント。
それがあれば4人の男の一人を女に生まれ変わらせる事が出来るという状況で流石に4人にも衝撃が走ります。
そんな中でも落ち着きを見せたのがクリス。
ジェナダイバージョンという秘薬は確かに人類の存続に繋がるものながらも、何より今大切なのは生活の基盤を安定させる事。
この星の調査が最優先だと皆に言い聞かせます。
その考えに納得のいった3人は、一度薬の事は忘れて拠点作りを優先させる事に。
まずは生活空間を整えようと、片付けを開始するクリス。
重たい荷物を運ぼうとしたクリスを、サガが手伝い始めます。
そんな謎の優しさを見せるサガを不思議に感じるクリス。
そんなクリスに次に近づいてきたのがババ。
何故かサガと同じように優しくしてくるババを不思議に思っていると、残ったゲラルトもクリスに話しかけてきます。
明らかにおかしな流れにクリスもつっこみます。
そこで悲しげな表情を浮かべるクリス。
自分がこのメンバーの中で一番非力で、この原始的な世界では自分が足を引っ張るのだと感じていたのです。
仲間の足手まといにはなりたくない。
そう思いを伝えるクリスにサガははっきりと言いたいことを口にします。
誰を女にするのか問題
力強くツッコむクリス。
完全に見た目が女の子っぽいという理由で女にしようとしている他3人に必死で彼らの考えが短絡的だと訴えます。
そこで真面目に語りだしたゲラルト。
真剣に種の存続について論ずるのであれば、考慮しないといけない事は膨大な数になるのだと。
そう言いつつも、何故かゲラルトの話は薬を使った際の外見の変化へと移っていきます。
地球最高の頭脳を間違った方向へと展開していくゲラルト。
何故か辿り着いたのは女性化した場合の胸の大きさは男性のあの大きさに比例するのではないかというとんでも理論。
そして女性化した場合に一番胸が大きくなりそうなのがババだとゲラルトは語ります。
その瞬間に急に意識して周りを獣扱いし始めるババ。
しかしそのゲラルトの意見に反論し始めたのがサガ。
そこからは何故か男同士で自分の魅力を語り始める事に。
争いの火種になるものは?
女性化した場合に誰が一番いい女になるかで無駄に揉め続ける3人をなんとか宥めるクリス。
3人はそれぞれ自分よりも魅力的でいい所がある。
だからこそ誰が一番なのかを比べても意味がない。
良い感じにまとめたつもりのクリス。
しかし間髪入れずにサガは叫び始めます。
明らかに性格のクズっぷりを3人が見せていく中で、圧倒的な性格の良さを見せるクリス。
誰が一番いい女になるかで争っていた彼らにとってクリスの性格の良さは圧倒的で、3人は負けを認めてしまうのでした。
意味不明すぎる状態になりながらも必死にクリスは考えます。
この状況で生き抜くには4人の協力が不可欠。
だからこそ最も避けるべきなのは自分達4人が仲間割れしてしまうこと。
そこまで考えたクリスをよそに動き始めた他3人。
そして宇宙服となる強化外装甲を身にまとっていく3人。
サガと真っ向からぶつかろうとするババとゲラルト。
その様子を見てクリスは確信します。
薬の行方
自分はクリスと中等部の入学式の日に隣の席だった事を運命だと語るサガ。
そして閉鎖環境訓練で2人きりで72時間一緒に過ごした事をアピールするババ。
一方でクリスが医者であり自分が痔を患っているという全く違う角度から攻めてくるゲラルト。
本格的に争う展開になった所で、クリスも意を決して叫びます。
今回のミッションでも4人だからこそ命の危機に立ち向かえたのだと。
そんな良い事を言うクリスに何故かキュンときてしまう3人。
しかしそこで止まらないクリス。
そこで保管されていた銃を取り出し薬に突きつけるクリス。
本気で銃を撃とうとするクリスを3人は必死で止める事になるのでした。
新たな可能性
クリスの本気を感じてようやく冷静さを取り戻した3人。
流石にどうかしていたと落ち着いて話し始めます。
その上でよく考えれば、遺伝子多様性の面からみても人類の存続に必要な個体数には全然たりないのではと考えるクリス。
つまり高次の存在にいいように振り回されただけなのではと。
そして他3人もその考えに同調。
ようやく意見がまとまった事で、サガはその薬を船外へと投げ捨てるのでした。
そして冷静になったサガは過ぎた技術を取るのではなく迷わずに友情を取るのが人類が進歩した証拠なのだと語り始めます。
そんなくさいセリフを笑顔で受け入れるクリス。
そんな会話をしている中で、クリスは地球が滅亡していないという可能性について考え始めます。
通信が途絶えただけで確認出来た訳でもなかった事から、自分達以外にも脱出した船があるパターンや他国の調査船があるパターンなど、可能性が一気に広がっていきます。
女子だらけの船があるかも!?
そんなゲラルトの考えで一気にテンションが上りまくるクリス以外の3人。
そしてそんな本能丸出しの3人に完全にドン引きするクリスは3人を残して部屋へと戻る事に。
明らかに怒っている感じのクリスに声をかけるサガでしたが、クリスは止まらず。
少し顔を赤めながら言い残して去っていくクリス。
残された3人はそれを見て同じ感情に襲われていました。
AGRAVITY BOYS1話ネタバレの感想考察
新連載となる本作はSFコメディ。
前情報がないまま読みましたが、これはかなりの冒険作と言って良さそうですね!
地球外の星へ探索へやってきた少年達が、大きなトラブルに巻き込まれる。
そんな話はそこまで珍しくもないでしょうが、その中で性の問題だけをがっつり1話使って話すというのは新しい感じでした。
ただでさえ今の世の中、性の問題というのは繊細で触れずらいものだと思いますが、今作は結構ギリギリを狙っている気がしますね。
かなりギャグよりな作風でなんとかバランスを取っているという印象ですが。
問題となるキャラクターについてですが、表紙なんかでもメインのように描かれていたサガを含めて皆ヤバい奴でした。
天然で感覚肌でアホっぽいサガと、天才で変態のゲラルト、そして見た目とは違って全然しっかりした感じでもないババ。
非常にキャラが濃いですが、本当に問題なのはやはりクリスでしょう。
どう見ても女性キャラクターのように描かれていたので、男性だった事が不思議でしたが、それも全てこの1話のためのものといった感じですね。
しかも自分が女性っぽいと気づいていながらも、ナチュラルに女性っぽい魅力を発揮してしまうという、ある意味では魔性の男なのかもしれません(笑)
Twitterトレンド入り!「汚いアストラ」「ぶっ飛びすぎ」など…
この辺り含め、Twitterトレンドに「ジャンプの新連載」が載ってしまうほどに話題に!
#AGRAVITYBOYS
なんつーかコイツらアホだけど良いヤツだなーってのが読んでて伝わってくるんですよ。3人でクリスくんを羽交い締めにして無理やり女体化させない時点でやっぱ仲良いんだなコイツらと。ケンカはしてもギスギスした雰囲気はないおかげで早くもこのパーティに馴染めたんですよね。#wj02— コウ (@s_g_hrak) 2019年12月8日
ジャンプ新連載、本当にヤバいヤツが来たわ~
このテンションをずっと保っていって欲しいね
とにかく、ゲラルトお前最高や~!#AGRAVITYBOYS— 肉食うさぎ (@29Usagi) 2019年12月9日
ジャンプの新連載『AgravityBoys』
ネットで『汚いアストラ』とかいう評価があって、笑いましたが、誉め言葉だということは分かりました。
おもろい!
— ねこのまた (@remia031) 2019年12月11日
クリス可愛すぎない?これは性癖が歪む。あとゲラルトが痔なの草。 #AGRAVITYBOYS
— 腹くら@ROM専 (@rexodorukokoro) 2019年12月9日
ジャンプ新連載、設定ぶっとばし気味なところもだけど、ボケ方とツッコミ方が銀魂くらいのハイレベル
#AGRAVITYBOYS— プレモルのみてえマン@街の充電屋さん (@WantPremiuMalts) 2019年12月9日
コメディというかもはやギャグ漫画並に笑える展開でしたが、とりあえず2話目がどういう展開になるのかが大きなポイントでしょう。
クリスという人気の出そうなキャラクターもいますし、期待してしまっても良さそうな気がしますね!
AGRAVITY BOYS1話ネタバレまとめ
基本的には無茶苦茶な1話目でしたが、SFとしての世界観なんかはしっかりと描けていたように思えます。
問題は2話目以降の話の展開の仕方でしょう。
クリスという美味しい素材がいる以上、この1話目のような展開は鉄板ネタのようなものにもなりそうです。
しかしそれ以外にどう話を広げていくかは少し心配でもありますね。
登場人物もそう簡単には増えなさそうですが、最悪高次の存在を使えばなんとでも出来そうでもありますよね!
次回の『AGRAVITY BOYS』第2話を楽しみに待ちましょう!
>>>次回【2話】へ!