海軍元大将であり、現在は元帥として君臨する赤犬サカズキ。
海軍内でトップを争うほどの強さですが、どうもワノ国編では非常に弱音を吐く姿ばかりが目に見え、赤犬どうしちゃったの…!?と思わざるを得ません。
『ワンピース』957話でも、センゴクに対して弱音を吐きまくる赤犬!
何か深い事情があるのでしょうが…まずは赤犬の強さを分析し、そこまで強いのに何故ワノ国編では弱腰なの!という理由に迫っていきます!
Contents
赤犬サカズキの強さ徹底考察
それでは赤犬サカズキの強さに迫っていきましょう!
赤犬サカズキの強さ徹底考察:プロフィール
名前 | サカズキ |
異名 | 赤犬 |
所属 | 海軍本部 |
役職 | 海軍本部中将→大将→元帥 |
能力 | 自然(ロギア)系マグマグの実 |
覇気 | 武装色、見聞色 |
身長 | 306cm |
出身地 | 北の海 |
武器 | 無し |
過去 | 不明 |
戦闘力 | マグマグの実を使った攻撃は作中トップクラス タフさもかなりある |
これだけ見ると、出身地である「北の海」がかなり気になるところですね。
もしかしたら、赤犬の過激な性格は「北の海の闇」と関わりがあり、壮絶な過去があると考えます。
赤犬サカズキの強さ徹底考察:戦歴
赤犬サカズキの戦歴をまとめてみました。
白ひげ→2つの致命傷をくらわすも、キレた白ひげには圧倒される
マルコ、ビスタ→覇気での攻撃を受け流す
ジンベエ→魚人空手を受け流し、身体を貫く
イワンコフ→瞬殺
エース→殺害
クリエル→ボコボコにする
ルフィ→ジンベエごと身体を貫く
シャンクス→パンチを剣で受け止められてしまう
青キジ→僅差で勝利
2年前のマリンフォード頂上戦争時は、シャンクスと白ひげという四皇以外には無双していましたね。
四皇以外は赤犬の攻撃を全く止められなかったとすると、やはりその実力は高いです。
そして、敵を殲滅するためには味方を殺すのも厭わないほど。
その過激な思想が、攻撃力にもつながっているのでしょう。
赤犬サカズキの強さ徹底考察:悪魔の実の能力
赤犬サカズキが悪魔の実「マグマグの実」で繰り出す技が下記となります。
大噴火
流星火山
冥狗
どの攻撃も、相手に致命傷レベルのダメージを与えるほどです。
赤犬の「マグマグの実」は、殺傷能力でいえば『ワンピース』中最強クラスとなります。
マグマを操るその力は、生半可な防御力では歯が立たないほど。
カイドウですら生身でまともに受けてしまったら、さすがにダメージをくらうのではないでしょうか。
このマグマによる技をひと技出せば、人体をえぐり取るほどの威力で再起不能にしてしまいます。
一回でも喰らったら致命傷になるので、赤犬と戦って無傷でいるのはとても難しいでしょう。
互角まで戦うためには、赤犬を上回る武装色の覇気を身に着けるか、マルコのような再生能力を持つか、そのどちらかにかかってきますね。
赤犬サカズキの強さ徹底考察:防御力
攻撃力がめっぽう強いのに加え、防御力も異常に高いです。
2年前大将だった黄猿と青キジと共に白ひげの地震攻撃を武装色の覇気で防いでしまうほど。
マルコ、ジンベエ、ビスタのような覇気使いの攻撃も見聞色の覇気で受け流すことができます。
頂上戦争終盤ではさすがに疲れもあってか、白ひげのグラグラの実の攻撃を脇腹にもろにくらうも、戦闘不能になることはありませんでした。
赤犬サカズキの強さ徹底考察:スピード
赤犬サカズキのスピードの方はそこまで早いという印象はありません。
一撃一撃に重い攻撃となっている分、速さをそこまで重要視していないのでしょう。
逆に大将黄猿は光の攻撃なのでめっぽう早いですね。
スピードに関しては黄猿とは対照的な赤犬です。
赤犬サカズキの強さ徹底考察:過激な性格
赤犬サカズキといえば、マリンフォード頂上戦争で見せた異常ともいえるほどの海賊への執着心があります。
逃げようとする味方をも葬ったり、戦意のない海賊たちをも猛追していました。
味方の犠牲をも厭わないその姿勢は、極悪の犯罪者であるはずの海賊よりも恐ろしく見えますね。
白ひげ海賊団の隊長たちを相手に一人で戦う勇気も備えていますし、「心技体」の「心」には、異常に執着するほどの完全なる正義を自分の中に持っているのでしょう。
赤犬サカズキの強さ徹底考察:他キャラと比較
では、マリンフォード頂上戦争で戦った白ひげと比べてみましょう。
怒り心頭となった白ひげには、赤犬はかなり圧倒されていたので、
怒り時白ひげ>赤犬
白ひげが通常の状態の時は実力はほぼ拮抗しているように見えたので、
老いた白ひげ=赤犬
ただ、マリンフォード戦争時の白ひげはドフラミンゴのスマイルマークの点滴をしないといけないほど弱り切っていたので、おそらく全盛期であれば下記のようになるでしょう。
全盛期白ひげ>赤犬
赤犬サカズキの強さ徹底考察:元帥出世の理由
これほどまでに強い赤犬。
現在は大将から元帥まで出世しています。
それはパンクハザードの決闘でセンゴクから推薦された青キジに微力で勝利したから。
その背景には両者の思想的対立がありました。
そもそも青キジはだらけきった正義、赤犬は徹底的な正義を掲げていて全くの真逆ですね。
当時赤犬が元帥になることを政府が推薦していましたが、青キジはそれを懸念していました。
両者の対立が激化してあの決闘が始まり、この激突でパンクハザードの天候が変わってしまうほどだったので、激しいマグマと氷の攻防があったのでしょう。
あまりにも壮絶な戦いだったため、両者とも深い傷を負ってしまいます。
そもそも赤犬はまして自然系でエースやマルコ級の四皇幹部でも傷どころか全くダメージを与えられなかったほど。
武装色でも効かなかったので覇気対策は万全に整えているのでしょうが、その点では青キジも同様です。
あの赤犬や青キジが傷を負うなんて本当に想像できませんが、それだけ激しい戦いだったのでしょう。
赤犬元帥就任後は完全に苦労人
では見事元帥に就任した赤犬は、これまでよりもさらに勢いづいて海賊を倒しまくっているのかと言うと、必ずしもそうではありません。
完全に苦労人と化していました…。
赤犬元帥就任後は完全に苦労人:挟み撃ち
元帥になってからの赤犬のスケジュールやプレッシャーはハードそのもの。
あまりにも忙しすぎるので、前のように前線に出る暇がありません。
状況はまるで2年前のセンゴクと似ていますね。
2年後の赤犬は、藤虎含む配下の身勝手な行動にイライラしているイメージがあります。
更には世界政府や、自由の身になったセンゴクにも手を焼いている様子。
完全に上下に挟まれているので描写が完全に「苦労人ポジ」ですが、こういった一面もやはり赤犬の個性でしょう。
前線で活躍する姿はしばらくの間見られないので、それはそれで残念ですがラストになればその本気を見せるかもしれません。
赤犬元帥就任後は完全に苦労人:藤虎との大ゲンカ
そんな風に手を焼いている藤虎は政府や海賊をあまり信用しておらず、七武海廃止まで唱えており、実際に『ワンピース』956話で王下七武海制度撤廃が実現してしまいました。
さらに藤虎は、ドフラミンゴがルフィに倒された後、リク王や国民に独断で土下座し政府に代わって謝罪しました。
それを聞いた赤犬は大激怒。
藤虎と大ゲンカになりましたが逆に言い返されることに。
政府としてはドレスローザでの手柄を藤虎のものにしようという思惑がありましたが、藤虎はそれを許さなかったのでしょう。
その一件で赤犬は藤虎にルフィとローを討ち取るまで基地に入れないとの指示を下しましたが、WCI編終了後も未だに遂行していないことにまたまた大激怒。
今後も両者の大ゲンカは続きそうですね。
赤犬元帥就任後は完全に苦労人:ドフラミンゴにも手を焼く
ドレスローザ編では、ドフラミンゴの誤報の件について五老星と会談していました。
そもそもドフラミンゴは七武海で政府のパイプなど強大な影響力を持つ海賊。
七武海の特権を持っていることもあり、海軍でも捕まえることができませんでした。
赤犬にしては、ドフラミンゴは前述の藤虎のように相当手に負えない人物だったのでしょう。
それにしても赤犬…手を焼く相手が多すぎです。
赤犬サカズキがワノ国に行かない理由
現在、ワノ国ではかなりのマズい状況。
ですが赤犬はワノ国に行くという選択をしません、いえ、できませんでした。
ワノ国では麦わらのルフィ、百獣のカイドウ 、ビッグ・マム、という強大な海賊が3人もぶつかる異常事態が起きています。
四皇同士がぶつかるのは戦争を意味し、赤犬としては未然に防ぎたい事態ですがワノ国の侍の存在を懸念していました。
925話時点で革命軍の対処に追われており、この状況では無理に派遣して海軍の戦力を消耗しては本末転倒。
その隙を突かれて革命軍に滅ぼされる羽目になります。
なので赤犬はワノ国戦乱をしばらく様子見することでしょう。
赤犬サカズキがワノ国に行かない理由:世界政府とワノ国との関係を知っている
さらに、赤犬がワノ国を放置する重大な理由があります。
それは、世界政府がワノ国と取引していることを知っているから。
元帥ともあろう立場が、世界政府とワノ国が密接な関係にあると知らないわけがありません。
世界政府は大量に海楼石を持っていますが、それは全部ワノ国との取引で買ったものです。
ワノ国が海楼石を輸出するようになったのは、カイドウがワノ国を攻め、オロチが政権を取ったから。
世界政府は実験とか兵器開発のためにどうしても海楼石が必要で、おそらく七武海を超える新兵器にも海楼石が大量に使われているはずです。
でもワノ国は四皇カイドウが支配してるいるため、そこと取引きするということは四皇に金を渡してることになるから問題になるのです。
そして、四皇と世界政府の間に取引を仲介する闇組織や、ドフラミンゴというジョーカーの存在がありました。
この繋がりが明るみに出てしまったら、それこそ今の状態を守るべき立場である海軍を仕切る赤犬にとっては、心休まるものではありません。
こうした裏事情のために、赤犬はワノ国を攻めるに攻められず、黄猿やセンゴクに対しても海軍は向かえない、向かわせないと弱腰になってしまうのでしょう。
赤犬サカズキの強さ徹底考察!海軍トップの実力もワノ国編で黄猿に弱音を吐く理由のまとめ
赤犬は良くも悪くも読者に強烈な印象を与えるキャラクターです。
バスターコールを発動するのは赤犬の権限ですし、今後また重要な場面で出てくることにはきっとなるでしょう。
ただ、できれば世界政府を相手取ってでも、今のワノ国には海軍として乗り込んでもらいたい!
ロックスの再来だけは食い止めないとですからね…。
元帥になった赤犬の今後の動向が注目されますね!