女型の巨人であり、エレン達の裏切り者となったアニ・レオンハート。
不愛想でぶっきらぼうな一面がある一方で、エレン達に対しての優しさも時折見せていましたね。
そんな部分にアルミンが惹かれていた描写もありました。
戦闘力については群を抜いて飛び出ているアニですが、『進撃の巨人』の物語の中では裏切りが発覚したことで、水晶体のようなもので自ら結晶化し眠りについてしまいました。
その後現在は眠りについてから4年以上が経過していますが、未だアニがどうなってしまうのかは謎の状態です。
しかし、『122話』でアニが復活するような伏線が…?!
今回は、アニ・レオンハートについて掘り下げていきながら、今後の展開を考察していきます!
Contents
アニ・レオンハートのその後:どんな人物?
アニ・レオンハートは、エレンやミカサと同じ第104期の訓練兵団に所属していました。
基本的に無口で、いつも怒ったような顔をしているアニ。
そのため、周囲には不愛想な印象を与えており、多少孤立気味なところもありました。
このことから、訓令兵時代は「連帯性に難がある」と評価されてしまっています。
しかし、その実力としては逆に成績優秀。
「斬撃の進入角度に非の打ち所がない」と教官からは良い評価も受けてきました。
普段はクールなものの、父から教わった格闘術を披露する時は生き生きとした様子を見せる一面もあるのが、アニ・レオンハートです。
アニ・レオンハートのその後:壮絶な過去
アニ・レオンハートは多くを語らないので、過去についてもあまり明確に描写されたことはありません。
しかし、アニが壮絶な過去を過ごしてきたことが分かる描写があり、それこそが「格闘術」なのです。
訓練兵時代のアニは、ライナーやエレンを簡単にやっつけてしまうほどの格闘術、体術を披露していました。
その中でも、特に足技はアニの一番の得意技。
女型の巨人になった際にも、その足技を使ってリヴァイ班やエレンを圧倒していましたね。
この格闘術は、アニが幼少の頃に父親から叩き込まれたものであることが語られています。
それは、マーレが募る戦士に選ばれるため、英才教育されてきたものでした。
アニ・レオンハートのその後:父親の方針で過酷な修業を
アニは父親の方針によって、マーレの戦士候補生になります。
アニを戦士にするために、アニの父はアニに対し、かなり厳しい修業を行わせてきました。
そのあまりの過酷さに嫌気がさしたアニは、一度父親に反発したことがあります。
その際父親を何度も蹴って責め立てたようですが、当の父はアニが強くなったことを喜ぶばかりでした。
家族のためとはいっても、その人生を犠牲にしてきたアニ。
この過去があったからこそ多少人間不信になっていると想像でき、このために周囲には不愛想な印象を与えて「冷たい」と思われている可能性はありますね。
アニ・レオンハートのその後:父親の愛情表現
ただ、アニの父親はアニのことを愛していなかったわけではありません。
むしろ、愛しているからこその表現だったのでしょう。
親として、娘が戦士候補生に選ばれることは嬉しかったでしょうしね。
ただ、アニが壁内へ行くことに決まったとき、アニの父親はアニに対して涙を流すのです。
そして伝えたのは、
「この世の全てからお前が恨まれることになっても、父さんだけはお前の味方だ」という言葉でした。
さらに、「約束してくれ、生きて帰ってくると」とも伝えています。
本心としては愛している、しかし情勢から、父親の表現としては修業をさせることでしか伝えられなかったのでしょう。
このセリフは、アニが結晶の中に閉じこもる直前、思い出すことになる言葉でもあるのです。
アニ・レオンハートのその後:女型の巨人の特徴
続いて、アニが有する「女型の巨人」の特徴も紹介します。
女型の巨人は、かなり「オールラウンダー」的なポジションの巨人です。
その特徴は下記となります。
- 高い機動力
- 持続力
- 硬質化
- 無垢の巨人を呼び寄せる能力
上記の特徴に加え、英才教育を受けてきたアニの打撃技が相乗効果となり、何倍も強い巨人になっているのでしょう。
アニ・レオンハートのその後:結晶化してからは成長していない
女型の巨人が正体だとバレたアニは、壁外へ逃亡しようとするものの、ミカサの手によって逃亡は失敗し、調査兵団に捕らえられることに。
しかし、捕まったときに自らを結晶化させることで、他人からは指一本触れられない状態になりました。
その後しばらく登場はなかったのですが、106話にて久々に登場することになります。
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このとき、久しぶりに登場したアニは髪が伸びてはいませんでした。
ここまでで捕まった当時からは4年以上が経過しているのですが、結晶体になれば全く当時から成長していないこと、年すら取っていないことが分かります。
アニ・レオンハートのその後:知性巨人の結晶化
ここで、知性巨人の特徴にも触れてみましょう。
知性巨人の特徴として、次の二つの定めがあります。
- 知性巨人の持ち主は13年で死ぬ
- 13年が経つまでに他の巨人に喰われる(継承される)ということがなければ、知性巨人はランダムな形で赤子継承される
女型の巨人が赤子継承されているという描写は無いので、アニはまだ死んでいないと考えられます。
そして、アニが女型の巨人を継承したのはライナーたちと同時期なため、まだ13年も経過していません。
現実世界にいるライナーたちはひげが伸びたり、顔が老けたりとそれなりの歳を重ねてきました。
しかし、結晶化を保っているアニは全く成長していない。
もしかしたらアニが今いる結晶化の中の世界は、一切の時間が経過しない可能性があります。
つまり、結晶化の外で生きれば13年しか生きることができないのですが、結晶化すればいつまでも生きることができるのでは。
超大型巨人が壁となって硬質化し、冬眠状態になっているのと同じですね。
結晶化のまま13年が経過してしまって兄がそのまま死んでしまうのでは…と思ったファンの方もいるかもしれませんが、おそらく結晶化したまま死ぬことはないと考えられます。
アニ・レオンハートのその後:結晶化を解く鍵
では、アニの結晶化はどうやって解けるのか、核心に入っていきますが、パターンは二つ。
- 誰かがアニを目覚めさせるきっかけとなる
- 地ならしを起こす
アニ・レオンハートの結晶化を解く:誰かが目覚めさせる
アニが結晶化した際の出来事をもう一度振り返りましょう。
結晶化する前にアニは、父との思い出を回想しています。
それは、「約束してくれ、生きて帰ってくると」という父の言葉。
もしかすると、アニは父親のこの言葉を支えにして今まで頑張ってきた可能性がありますよね。
ということで、父親の存在がアニの結晶化を解く鍵になるかもしれません。
結晶化をしている場所に父親が来れたら…の話にはなりますが…。
アニ・レオンハートの結晶化を解く:エレンによる地ならし
もう一つは、「地ならし」です。
地ならしを起こすことによって何が起こるかというと、壁となって硬質化している超大型巨人が目覚め、世界を平らにするという行動をとるのです。
ここでポイントは、硬質化している巨人が目覚める、という点です。
現在の状況はアニも、硬質化して冬眠を取っているような状況。
壁となっている超大型巨人と似ていますね。
『進撃の巨人』122話ではついにエレンが始祖ユミルを説得することに成功し、「地ならし」を現実世界で発動させて壁から超大型巨人を出現させました!
これにより、アニの結晶化も解け、アニが復活することにもつながるのではないかと考えます!
追記!エレンが硬質化解除でアニを氷解させる!
『進撃の巨人』124話で、遂にアニの硬質化が解除され、アニが復活しました!
今回の予想通り、エレンが始祖の巨人となって壁の巨人の硬質化を解いたことから、アニの硬質化、そしてライナーの硬質化さえも解除し、アニの氷が解けて復活することになったのです!
アニ・レオンハートのその後は?進撃の巨人女型の結晶化を解く鍵はエレン!?のまとめ
今回はアニ・レオンハートのその後についてと、どのように結晶化を解くことができるかを考察しました。
結晶化をしていても現在のアニは死んだわけではなく、冬眠のような状態で年も取らずに生きている。
このアニと、壁の中で硬質化している超大型巨人と状況は似ています。
エレンが今回122話で「地ならし」を発動したことがきっかけとなって、いよいよアニも復活するかもしれませんね!