別冊少年マガジンの人気漫画『進撃の巨人』最新話120話のネタバレと感想考察、展開予想です。
「獣の巨人」と「進撃の巨人」の接触を防ぎ、その「始祖の巨人」を奪おうとマーレ軍の攻撃は続きました。
「獣の巨人」は遂に「叫びの力」を行使し、ファルコを始めジークの脊髄液を口にしていた人物が、一斉に「無垢の巨人」へと変化します。
ガリアードは自らが助からないことを悟ると、ファルコ巨人に喰われる道を選びました。
エレンは本体に戻っては「獣の巨人」の方へと向かうも、ガビの対巨人ライフルに撃たれ・・・?
それでは、気になる『進撃の巨人』最新話120話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
前回の話はこちら!
Contents
進撃の巨人120話ネタバレ:前回119話感想考察
今回のエピソード、繰り広げられる巨人同士の格闘戦や、マーレ軍兵士とパラディ島勢の
銃撃戦・白兵戦も熾烈を極め目まぐるしい展開を見せました。
ですがどうしても言いたいのは、何故アルミンは巨人となって戦わないのか?という部分です。
オニャンコポンに解放されるまで牢に閉じ込められていた際には、周りの人物達を犠牲にしてしまうので巨人化出来ない、という理由付けがなされていました。
しかし外に出た今となっては、巨人化を制約されることはないにも関わらず、ミカサとともに立体機動装置を使い、その他の調査兵団員と同じように戦っています。
アルミンの持つ「超大型巨人」は、積極的な攻撃や小回りの利く攻撃は苦手かも知れませんが、その大きさ故に的の巨人の動きを封じるのには最適だと考えます。
今回のような「車力の巨人」の背の対巨人砲を無力化することなど、手で簡単になぎ払うことで目的を達せるのではないでしょうか?
考えてみるとかつてのマーレのレベリオ区襲撃の際にも「超大型巨人」と化したアルミンが行ったのは、マーレの戦艦を潰す攻撃のみでした。
あまりの巨大さ故に絡ませ辛い巨人と化しているようで、折角の能力が活かされていないと少し残念にすら思えます。
進撃の巨人120話ネタバレ
『進撃の巨人』最新話120話
「刹那」のネタバレです!
今回の『進撃の巨人』の序盤は、今までのシーンが砕かれたガラスのような描写で再生されています…。
エレンとジークの再会
エレンとジークがマーレで出会った時のこと。
そして、代わりに受け取ってくれという意味でジークがボールを投げわたす。
しかしエレンは受け取れず、落としたボールを拾いながらエレンが話す。
そんな二人が接触した場面から、今回は始まる――…
場面は現在へ――…
シガンシナ区での激闘
巨人たちが兵士に襲い掛かり、どんどん喰らわれていく。
ジークの手駒としてマーレ兵を襲い喰らう巨人たち
街のあちこちで火災が発生し、空には煙が…
空には自由に飛ぶ鳥。
建物内に避難して、互いを支えながら身を潜めているブラウス一家。
その横で銃を構え、周囲を警戒しているニコロ。
煙を噴き出して、焼失しようとしているファルコ巨人。
その後ろには倒れた鎧の巨人=ライナーに襲い掛かっていくジャンとコニー。
ライナーは倒れながらも、エレンに向けて手を伸ばす。
ミカサとアルミンもピークに向かって攻撃を重ねる。
そして、巨人砲の威力のあまりの衝撃に自分も吹っ飛んでしまうガビ。
エレンの首が飛ぶ
ガビが放った対巨人砲により、前回吹っ飛んでしまったエレンの首。
色々考えますがどうやら吹っ飛んだのは紛れもなくエレン本人だったようだ…。
エレンの首は、ジークがキャッチできるところまで吹っ飛んでいた…。
悲しみに覆われた顔で何とかエレンの頭部を掴み取るジーク。
ここでジークとエレンが接触したその瞬間!
今までの登場人物がガラスの細かい破片で飛び散ってしまうかのような描写があり…。
記憶の粒が散らばって、エレンは「道」へと導かれていく…。
エレンが「道」の世界へ
エレンが気が付くと、一本の光る巨大な大樹のようなものの前に立っていた。
すると背後から聞こえてくる声が。
そこにいたのはジーク。
四方八方から鎖が伸びている首輪につながれ、動けない状態だった。
エレンもジークの存在に気が付く。
エレンが問いかける。
その問いに対してジークが話し出す。
2人は始祖の力を手に入れることに成功したのだった。
始祖ユミル登場
すると、エレンの背後に近づいてくる一人の少女の姿が。
エレンがその存在に気が付く。
ジークがエレンを安心させようと言葉を紡ぐ。
それは始祖ユミルだった。
ジークの唐突な答えに戸惑うエレン。
ジークは全てを知るような顔つきで話す。
何より始祖は、一度この土で俺の下半身を修復し、ジークを生き返らせたのだ。
始祖は…ここで巨人を作っている。
巨人の力を欲する度に、果てしない時間を費やして…。
その話に呆然とするエレンにジークは声をかける。
不戦の契り
ここでエレンは、ジークの首輪が何なのかが気になり出す。
ジークは、鎖を確認しながらエレンに説明する。
しかし、エレンにはその首輪はない。
それを見てジークは、エレンこそがやはり自由に動けると考える。
ジークの懇願
ジークはエレンに頼み込む。
エルディア人安楽死計画の実行について。
泣きそうな顔になりながら。
しかし、そんなジークをエレンは冷ややかな目で見つめる。
沈黙し続けるエレン。
ジークが気持ちを叫ぶ
今までエレンはジーク側についたようにふるまっているように見せていた。
アルミンやミカサたち、パラディ島の仲間たちに対して、ジークのエルディア人安楽死計画に乗っているように。
エレンの返事が返ってこないことを不審がったのか、ジークは再度問う。
それでも黙っているエレンに、ジークは思いの丈を伝える。
しかし
何かが違うと感じたジークは再度呼ぶ。
エレンがジークを裏切る
エレンが目線だけをジークに向ける。
その目には、怒り。
エレンは初めからジーク側ではなかったのだ。
始祖の巨人を宿すエレンの意思がなければ、エルディア人安楽死計画は発動できない。
そのエレンは今回はっきりと「NO」を突き通した。
ではエレンがしたかったことは何だったのか?
もしかして、ガビに撃たれるまですら、エレンの想定内の計画だったのか?
ジークは絶望した顔になり、両手で顔を覆って嘆く。
始祖ユミルの元へエレンが行く
そして…始祖ユミルの元へと急ぐエレン。
エレンへ、つぶやくようにジークが言葉を続けていく。
それに答えながらもエレンは始祖ユミルに、オレに力を貸してくれと願う。
ユミルはジークの元へ
しかし、ユミルは何故かエレンを素通りし、ジークの元に。
そんなユミルの姿を見て、衝撃を受けるエレン。
ジークが再び話し出す。
ジークが話している間に始祖ユミルはジークの傍までやってきて、跪く。
エレンはこの事態が理解できない。
ジークの別の手段
ジークは落ち着いて話し出す。
ジークは片手で「不戦の契り」の鎖を砕き、立ち上がった!
驚きの表情を浮かべるエレン。
エレンは意味が分からない。
ジークはそんなエレンを見据えながら言葉を並べていく。
ジーク再び計画へ
始祖ユミルは王家の血を継ぐものを主人と信じ従う、意思のない奴隷だというジーク。
エレンはその言葉と始祖の力を奪われたことに戸惑う。
このジークの言葉をきっかけに、エレンの両手が鎖で繋がれ、身動きが取れなくなる。
エレンの近くには始祖ユミルが。
おそらくはジークの命令だろう。
ジークがエレンを治そうと
ジークがエレンに向かって想いを伝え続ける。
しかし、エレンはしっかりとジークを見ながら伝える。
しかしジークは憐みの目を向けながらエレンの額と自身のものとを接触させる。
すると電流のようなものが走り、過去の記憶“エレンが生まれた幼少期”へと二人の魂は入っていく…。
グリシャの記憶へ
赤ん坊のエレン。
まだハイハイもできていない感じのところへ、優しく抱き寄せるグリシャ。
その側にはカルラも。
グリシャの腕の中で泣いているエレン。
カルラが代わりに抱いてみると、優しいぬくもりなのか、泣き止んでいる。
その様子を背後から見つめる現在のエレンとジーク。
二人の父、グリシャの記憶の中に入ったのだ。
エレンはこれが父の記憶だと気付く。
その幸せな光景を見て皮肉そうにジークが言う。
ジークの思惑とは
エレンがジークにこの意味を問う。
ジークは、エレンが理解するまでグリシャがどう息子を洗脳して、どうやってエレンに民族主義の思想を植えつけたか見せようとしているのだ。
イェーガー家の扉を開くジーク。
去ろうとするジークだったが、去り際にグリシャに向かって言葉を放つ。
ジークは部屋を後にするが…。
エレンは、ジークが放ったその言葉と、幸せそうな家族3人の姿を見て、表情を曇らせていた…。
別の記憶へ
次の記憶は、よちよち歩くエレンの姿を見て、嬉しそうな笑顔を見せるグリシャ。
エレンを抱きしめ、幸せな家族の姿を見せていた。
ジークは記憶を移動する。
そしてグリシャが壁の権力者である王政の大臣、アウリールと話している記憶にたどり着く。
今回はアウリールの診察に来たようだ。
ジークは辛らつに言い放つ。
しかしエレンは飽き飽きしたかのような表情で、怒りを向けながら言う。
心を入れ替えたかのように言えば解放されると思ったのだろうか。
しかしジークはエレンの言葉を無視。
エレンの怪訝な表情…
グリシャ早期の発見
次々とグリシャの記憶を辿っていく二人。
その中で、大臣の寝室を調査していたグリシャは、ある重大な手がかりをつかむ。
その背後では鋭い視線を向けるケニー・アッカーマンが。
手がかりをつかんだグリシャは、とある建物を訪れる。
そこは、レイス家の礼拝堂。
こんなにも早く壁の王の居場所を突き止めていたことにエレンも驚いていた。
ジークはこの場所が分からず、エレンに問う。
礼拝堂内でグリシャが、地下へと続く「隠し扉」を発見し、開いていく。
ジークと記憶の相違
ジークにとってもそれは驚愕の事実だった。
しかし、グリシャはその居所を見つけ出す葛藤し…。
静かに地下への扉を閉じ、家族の元に帰る。
カルラとエレンに会い、エレンを抱きかかえるグリシャ。
その様子を見たジークは、グリシャの予想外の行動に表情を曇らせていく…。
ここで、赤ん坊のエレンが、現在のエレンとジークの方を見ているようにもみえるが…?
ジークの異変
グリシャの地下室にて。
ペンを握りしめたまま、うたた寝しているグリシャ。
手記の横には、ある日の家族写真が。
その姿を見たジークは思うところが。
少し妬む様子。
そしてエレンにこう話しかける。
しかし、眠っていたグリシャの寝言が聞こえる。
それはジークに謝るグリシャの声。
その声に振り向いたジーク。
ジークにグリシャが気づいた?
するとグリシャは目を覚まし、まるでジークの存在が分かったかのように、ジークのいるところを見る。
驚愕するエレンとジーク。
見えないはずのジークを前に、グリシャが立ち上がり問いかける。
しかし、視線を向けても誰もいない。
気のせいかと座り直すグリシャ。
グリシャの独り言を聞いたジークはすごく驚いた様子。
その様子を見ていたエレンはグリシャの地下室の扉を開けてジークを連れ出す…
ジークは何もかもが信じられない様子だった…。
進撃の巨人120話ネタバレ展開予想
ここからは、『進撃の巨人』最新話120話、そして121話以降で起こりうる展開を予想したものを載せていきます!
エレンの生死
先ずはなんと言っても問題となるのが、今回衝撃のラストを迎えたエレンの生死でしょう。
主人公につき、本当に死亡してしまうことはありえないとは思います。
かつてライナーが見せたように、意識を全身に移すことで頭を失っても生きているという
展開か、ジークを生き返らせた「始祖ユミル」の力で復活のどちらかではないでしょうか?
マガト元帥の生死
エレンに続き注目されるのが、マーレ軍の責任者・マガト元帥の生死だと考えます。
アルミンの雷槍攻撃で死亡したとなると、マーレ軍は統制が取れない状態に陥ります。
そうなると必然的に、マーレ戦士隊の副長たるライナーが臨時に指揮を執る以外なさそうに思えます。
しかしライナーはガリアードの件もあり、著しく冷静さを欠いています。
この点を着いてパラディ島勢力が巻き返すのだと予想します。
ハンジとリヴァイの登場
しかしパラディ島勢力も、ピクシス司令を始めとして軍首脳の多くが「無垢の巨人」とされてしまいました。
このためパラディ島勢力にもマーレ軍と同じく指揮系統の乱れが生じると思われます。
現時点ではジャンが有力候補ではないかと考えますが、ここまで姿を見せていないハンジが重傷のリヴァイを伴って到着する展開を予想します。
ジークのこれからの行動は?
ジークが長年計画していた、エルディア人の安楽死計画。
「始祖の巨人」の力を持つエレンが同意しなければ発動することができません。
しかし、当のエレンは首が吹っ飛んでしまったので、この時点で計画は中止、ということになりそうですよね…。
ただ、この状況でも安楽死計画を実行できる方法があります。
それは、ジークが「始祖の巨人」の力を持つこと。
「始祖の巨人」の力は、「王家の血筋」があることで初めて発動できます。
エレンとジークが結託しているのは、エレンが「始祖の巨人」の力を持ち、ジークが「王家の血筋」だからです。
そのため、エレンが死んでしまう前に、ジークがエレンを食べて「始祖の巨人」の力を取り込んでしまえば、まだ可能性はあるのです。
しかし、ジークはジークでピークに撃たれた対巨人砲によって動くことができません。
どうやって捕食しに行くのか…。何とか吹っ飛んできた首のもとに行き、食べようともがくのでしょうか?
アルミンとミカサの行動は?
エレンが死亡するかもしれないという緊急事態、黙っていないのはアルミンとミカサでしょう。
特にミカサはエレンに対して特別な思いがあります。
今の状況を知ってしまったら、居ても立っても居られないはず。
アルミンやミカサも今の立ち位置は非常に不明確ですので、エレンがまだ生きているとしたらこれ以上やられないようにするはずですし、死んでしまっても何とか遺体だけは残そうとするはずでしょう。
ミカサの鬼にも勝る攻撃が発動する可能性がありますね!
またここでアルミンの超大型巨人が発動するかもしれません!
イェレナの動き
まるで虫けらを見るようにアルミンを見ていたイェレナ。
ジークの必死の行動が、イェレナにはどのように映っているのでしょうか。
ジーク教ともいうほど、イェレナのジークに対する忠誠心は非常に高いです。
そのため、ジークがずっと思い描いてきたエルディア人安楽死計画がエレンによって頓挫する可能性が出てきたとなると…さらに怒り狂うでしょう。
イェレナがこの戦いの真のダークホースとなる可能性がありますね!
進撃の巨人120話ネタバレまとめ
マガト元帥の対巨人砲が「獣の巨人」を捉え、「鎧の巨人」と「顎の巨人」で「進撃の巨人」を食い、「始祖の巨人」を奪おうと攻勢に出ました。
尚も「獣の巨人」の元へと向う「進撃の巨人」に対し、「顎の巨人」が飛び掛かかったものの、硬質化した拳で逆襲されガリアード本体に重傷を与えます。
アルミンは敵の背後に回り込もうとするピクシス司令に倣い、移動を開始しました。
生きていた「獣の巨人」は起き上がろうとし、ファルコを連れたコルトの制止も空しく、遂に「叫びの力」を行使します。
これによりファルコを始めジークの脊髄液を口にしていた人物が、一斉に「無垢の巨人」へと変化しました。
ファルコ巨人は「鎧の巨人」へと飛び掛かり、そのうなじに噛みつきます。
そこで再びマガト元帥による対巨人砲の砲撃が行われ「獣の巨人」を貫きました。
ここに至り「車力の巨人」は、ジークの死で「始祖の巨人」の力の発動は出来なくなったと宣言します。
市街地では「顎の巨人」からガリアード本体が姿を現し、助からないことを悟った末、ファルコ巨人に自らを喰わせました。
「鎧の巨人」は「進撃の巨人」に最後の猛攻を仕掛けますが、硬質化し手逃れたエレン本体は「獣の巨人」の方へ走ります。
ここで対巨人ライフルを構えたガビが、エレンに向けて引き金を引きます。
ガビの放った銃弾は、エレンの頭ごと吹き飛ばし・・・?
次回の『進撃の巨人』第121話を楽しみに待ちましょう!