最近の『進撃の巨人』は過去の話の伏線の回収が非常に多く、クライマックス感を感じさせていますね。
最近の121話でも、エレンの父グリシャに関するとんでもない衝撃の伏線回収がありました!
まさか10年越しに回収されるなんて…諫山創先生が天才としか言いようがありませんが、どういった内容だったのか!?
詳しくまとめていきます!
Contents
グリシャ1話の不自然な表情は伏線:120話からの過去への旅で答えが
『進撃の巨人』120話から始まっている、エレンとジークの過去の記憶をめぐる旅。
120話ではこの原作が始まる以前の話をめぐっていましたが、121話からは1話目の内容に戻っていきます。
もともとこの過去を巡る旅は、グリシャの本性を暴こうとするジークの目論見があって始まったのですが、間もなくしてそれは逆で、グリシャはジークへの愛をずっと忘れていなかったことが判明しました。
そして121話でも、グリシャがジークを愛していたことが描かれています。
お互いにしっかりとコミュニケーションが取れなかった、一番は父親が不器用だったことが原因でしょうが、そのためにジークはエルディア人安楽死計画へと向かっていくことになってしまいました。
グリシャ1話の不自然な表情は伏線:121話で回収されたのが…
では表題にも挙げた「グリシャの1話の不自然な表情」ですが、その場面はグリシャがエレンにいう、ほんの2コマの出来事です。
このコマに描かれているのはグリシャだけですが、その目つきは敢えてぼかすように描かれていて、口もしっかりとは開けず半開き状態。
そもそもこのときはエレンが調査兵団に入りたいという想いをミカサが誤って伝えてしまい、母のカルラからエレンが叱られてしまった時の場面です。
グリシャがエレンにその理由を尋ねると、エレンは、一生を壁の中で過ごすのは嫌だと、今まで壁の外に行った人のように誰かがここで行かないと死んだ人の想いが無駄になる、そんな理由を伝えていました。
この、エレンの想いを受けてのグリシャのコマです。
普通、というのもおかしいですが、例えば高揚して自分の気持ちを伝えている子供がいる時、落ち着けというようにその子の目線の高さになりながら伝えるとか、を考えるのですが…。
そういったときって当人のエレンの姿も一緒に描かれたりするものですよね。
ただこのときは、グリシャだけが、しかも横顔で描かれ、今思うとどうにも不自然だったのです。
グリシャ1話の不自然な表情は伏線:グリシャが見ていたのは記憶をめぐるエレンだった!
そして、121話で判明したのが、この時グリシャが見ていたのは幼いエレンではなかったのです!
過去の記憶をめぐっている未来のエレンを見ていたのです!
ものすごくヤバいですよね…連載開始当初、今から10年も前の時から、話の流れをすべて理解して動いている。
当然そんなものだろうと思う人もいるかもしれませんが、この伏線の回収劇にはビビりましたね…。
グリシャ1話の不自然な表情は伏線:他キャラとの違いは保有する巨人の特質
他にも『進撃の巨人』には、コマとコマとの間で不自然な「間」があったり、どこをこのキャラは見ているんだろう?と思う部分もあります。
もしかしたら、過去の記憶を巡る旅をしているエレンとジークのことを見ていたのかもしれないなと思ったのですが…。
グリシャが他のキャラと違うのは、「進撃の巨人」になれるキャラだったことです。
他の知性巨人同様に、「進撃の巨人」にも、不自然にも思える行動をとってしまう能力が存在しているのです。
グリシャ1話の不自然な表情は伏線:12話の影の伏線も?
一方、『進撃の巨人』120話で話題になったのは、12話で巨人化したエレンを見守っている「ある影」があるということなのです。
振り返ってみると確かに、巨人化したエレンを遠くの建物の樽の近くで見ている2人の影がいます。
これがエレンとジークだったのか…?
グリシャ1話の不自然な表情は伏線:回収はされず
しかし、これについては120話、121話でも回収はされませんでした。
もしかしたらエレンとジークが見ている?とは想像できますが、真相は不明…。
ただ、過去の記憶の旅はまた再開する可能性もあります。
121話では急に電流が走ったかのような衝撃でジークがエレンから離れてしまって旅は終わってしまいましたが、またエレンかジークのどちらかから誘って始めるかもしれませんよね。
「オレが親父を食べている場面は見ていないよな」とエレンが言っているので、そのシーンをジークに見せる、という可能性はありそうです!
グリシャ1話の不自然な表情は伏線のまとめ
『進撃の巨人』121話で判明したのが、1話で、エレンが調査兵団に入りたいと言った時にグリシャが見ているのは、過去の記憶を旅しているエレンであったことが判明しました。
1話でまさか10年越しのことまで考えているとは…本当にすごい展開でしたね!
また次回の話を楽しみに待ちましょう!