週刊少年ジャンプの新連載『ぼくらの血盟』1話のネタバレと感想です!
かかずかず先生の読み切りの「誓約の紅(せいやくのあか)」を経ての連載となった今回の作品!
兄弟ダークアクションファンタジーということですが…?
落ち着いたイメージの兄とやんちゃな表情をしている弟、二人の関係は?
それでは、気になる『ぼくらの血盟』新連載1話のネタバレ・あらすじなど、是非読んでみてください!
Contents
ぼくらの血盟1話ネタバレあらすじ
『ぼくらの血盟』1話
「血盟の兄弟」のネタバレが下記となります!
ぼくらの血盟1話ネタバレ:兄弟の契約と闇夜の異変
闇夜の中で死んでいるネコを見つけていたのは一組の兄弟。
これで4匹目だという状況で何かを探していた彼らは、そこで強い血の匂いを感じるのでした。
一方で何かに追われて必死に走って逃げていた一人の少年。
不気味な羊のような生き物に追われながら、最近変な事ばかりが自分の身に降り掛かっていると感じていました。
そんな少年の前に現れたのはネコを咥えて血を吸っていた羊のような怪物。
そんな怪物に襲われた彼を救ったのが兄弟の兄の方。
その兄は少年を弟に任せると、怯まずに怪物に向き合います。
そして襲ってきた羊の怪物を「紅穿掌」という技で貫いて倒してしまうのでした。
赤い光の粒をばら撒いて消えていく怪物。
その光を浴びながらも、安らかに眠るようにと祈る弟。
そんな不思議な兄弟に少年は助けられるのでした。
新連載となる『ぼくらの血盟』はどうやら怪奇現象ものという感じでしょうか。
主役となる兄弟が怪奇現象の専門家というイメージですね。
ぼくらの血盟1話ネタバレ:おかしくなった家族と不思議な兄弟
兄弟に助けられたものの、明らかに化け物だったものを平然と処理していた兄弟に少年は驚いていました。
自宅まで送ると言われたものの、家族も心配しているからと一人で帰る事に。
しかしその一瞬のやり取りの中で、兄弟は少年が何かに狙われていると気づいていました。
変なものに巻き込まれてはいけないと急ぎ足で帰る少年。
しかしその一方で兄弟の仲が良かった事を羨ましくも感じていました。
そして笑い声が響く自宅へと帰り、家族に元気に声をかけます。
が、それに対しては何故か無反応の両親と妹。
そんな状況で少年は散らかりきった自分の部屋へと戻り、悔しげな表情を浮かべるのでした。
翌日いつものように学校で友達と過ごしていた少年。
しかしそんな少年の前に現れたのは昨日助けてくれた謎の兄弟。
話が聞きたいという事で、少年は戸惑いながらも二人に付き合う事に。
ここでようやく自己紹介となり、兄の方が緋月シン、弟の方が緋月コウという名前だという事を知ります。
そんな彼らに対して少年も自分が夕木紫乃だと自己紹介をする事に。
しかし礼儀正しい兄のシンに対して弟のコウの方は紫乃とは仲良くしたくないという生意気なスタンス。
兄のシンが弟のコウに対して敬語を使っている事が気になりつつも、紫乃は生意気なコウを自分の妹と重ねてしまいます。
自分の妹も前はそんな感じだったのだと。
しかしそんな妹が今は変わってしまったという話について、何故か兄弟は興味を示します。
聞きたい事はそのことであり、紫乃には何か家にいたくない理由があるのではないかとシンは問いただすのでした。
襲われていた少年、紫乃は家族に異変が起きてしまっているようです。
そんな紫乃を兄弟は助けようとしているみたいですが、兄弟の関係性がちょっと不思議という所がポイントになりそうですね。
ぼくらの血盟1話ネタバレ:本当の家族と血の繋がり
シンの言葉が的を得ていた事もあり、紫乃は自分の家族に起きた異変を話し出します。
紫乃の家族は休みの日は皆で出かけたり、誕生日も祝ってくれたりと本当に優しくて良い家族だった。
しかし半年くらいから急に人が変わってしまい、家にいても空気扱いで食べるものも別にされたりと完全に邪魔者扱い。
当然何もしていないはずなだけにショックを受けていたものの、紫乃には一つだけ思い当たる理由がありました。
紫乃は7才の時に貰われてきた養子であり、家族とは本当は血が繋がっていない。
それだけに、家族は自分の事を本当は邪魔だと思っているのではないかと。
弱々しく語る紫乃でしたが、その考えにキレ気味で反論したのは弟のコウ。
同じ人間だというのに、血の繋がりがない事を何故そんなに気にするのかと苛立っていました。
言っている事の意味がわからず、どうせコウはパパやママに甘やかされているだろうと決めつける紫乃。
しかしそんな言葉に完全にキレたコウは、持っていた飲み物を紫乃にぶっかけてしまいます。
真っ赤な飲み物が福に引っかかり焦る紫乃でしたが、その液体から普通ではない匂いを感じて大慌てで家へと帰る事に。
コウにかけられたのは明らかに「血」であり、それを飲んでいたコウはどう考えても普通の人間ではないと考え焦る紫乃。
しかしそんな紫乃の帰宅を揃って迎え入れてくれたのは、おかしくなっていたはずの彼の家族。
連れて行かれたリビングには紫乃の誕生日を祝うケーキまでが準備されていて、紫乃は皆が元に戻ってくれた事に感動さえしていました。
が、次の瞬間優しくハグしてくれていた母親の顔はまるで獣のように変化していて、完全に紫乃の事をエサとして認識していました。
突然の事に恐怖しながらも自分の部屋へと逃げ込む紫乃でしたが、獣のようになった母親はあっさりと壁を突き破って部屋へと入ってきます。
食べごろの16才になるまで育ててきたと語る母親らしき存在に、紫乃は完全に絶望するのでした。
怪物を退治していた兄弟の弟が血を飲んでいたという事で、少なくともコウの方は普通の人間ではないみたいです。
おかしくなっていたはずの家族が突然元に戻ったり、そこから正体を現したりというのは結構怖い所。
なのですが、わざわざケーキを準備したり学校帰りを待っていたりと、随分演出を大事にする化け物だよなぁと思ってしまったり。
ぼくらの血盟1話ネタバレ:人を守る吸血鬼の兄弟
絶望の中で諦めかけた紫乃を救ったのはまたしてもシン。
彼は紫乃の母親の事を憑依型の吸血獣なのだと語り、母親だったものを完全に押さえつけます。
人間とは思えない力と吸血獣の事を知っている事に驚きながらもシンに襲いかかる吸血獣。
しかしシンはその攻撃を防ぐと強烈な膝蹴りを叩き込み、それによって母親の口から煙のような化け物が飛び出してきます。
その化け物こそが吸血獣であり人間の血が主食の吸血鬼の一種。
憑依型は体を乗っ取り、身近な人間をいたぶって血を啜るたちの悪い怪物でした。
吸血獣は人間とは思えない力を持つシンとコウを見て、二人の事を聞いた事があると言いだします。
吸血鬼でありながら人間の味方をするというおかしな兄弟がいるという話を。
紫乃が自分を助けてくれた兄弟がやっぱり吸血鬼だった事に驚く中で、吸血獣は兄弟のスタンスを完全に否定します。
人間との共存など馬鹿らしい事であり、全ての人間は自分達の食い物でしかないのだと。
そう言って吸血獣は父親と妹に憑依していたものと融合し、三ツ首種(ケルベロス)へと姿を変えてしまいます。
そのまま「月光」と呼ばれるレーザーのような攻撃を放つケルベロス。
その攻撃からコウと紫乃を守ったシンは大ダメージを負ってしまうのでした。
ここでようやく主人公達が吸血鬼である事が明らかに。
吸血鬼であるのにも関わらず人間の味方をする・・・というのは割とベタな設定ですよね。
しかし最初の敵がケルベロスというのは逆に珍しいのかも。
ぼくらの血盟1話ネタバレ:コウを守る為の無明の血盟
ケルベロスの強烈な一撃で瀕死寸前になってしまったシン。
流れる血の匂いを嗅いだケルベロスは、シンの血が吸血鬼ではなく人間のものだと気づきます。
そして胸元にあった紋から、シンがコウの従僕なのだという事にも。
孤児だったシンを引き取ってくれたのが吸血鬼の夫婦で、彼らは本当の子供のようにシンを育ててくれた。
そしてその2年後にはコウも生まれ幸せの中で現れたのが長髪の吸血鬼。
シンとコウを守って両親は亡くなり、そこでシンは両親の代わりにコウを守ると決断するのでした。
そこでシンは吸血鬼の世界に伝わる「無明の血盟」を行います。
自らの血液(いのち)をコウに与え続けようと。
シンの頭にあったのは何よりもコウを守る事であり、従僕と呼ばれようと構わないと考えていました。
従順なシンをあざ笑いながらその血を啜ろうとするケルベロス。
しかし間に入ったのは弟のコウで、シンの事を自分のものだと語りながらその血を口にします。
その瞬間、従僕であるシンの血を取り込んだコウは髪の色も変化し、吸血鬼としての戦闘モードに入るのでした。
そんな状況で起き上がり紫乃の心配をするシン。
紫乃は二人の事を知らずにひどいことを言ってしまったと気にしていました。
そんな紫乃に対してもシンは、血の繋がりもなく同じ種でもなく、捕食と被食の関係であってもコウとは家族になれたのだとはっきりと伝えるのでした。
両方とも吸血鬼かと思ったら、弟の方だけが吸血鬼であり、兄の方は弟と契約をしていたという事なんですね。
その契約というのが「無明の血盟」という奴で、これこそがタイトルの『ぼくらの血盟』にかかっているようです。
しかしこういう関係性というのはやっぱり割とベタというか、どこかで見たことある感じがしてしまうかも。
ぼくらの血盟1話ネタバレ:古の王の血を引く吸血鬼
巨大な化け物となったケルベロスに対して、体の小さなコウが一人でどう戦うのかと心配する紫乃。
しかしシンによれば、コウは血盟によってシンの血以外を口にする事は出来ないものの、代償として強大な力が解放されるとの事。
その言葉の通り、コウは自らの血を大鎌へと変化させてケルベロスに立ち向かいます。
コウは自分の血を自由に武器化出来る特別な吸血鬼であり、古の王の血を引く吸血鬼。
シンの言葉の通り、コウは大鎌であっさりとケルベロスを撃破していくのでした。
消えていく吸血獣と、降り注いだ赤い光の粒。
羊の化け物を倒した時と同じ様にコウはそれを受け止めると、安らかに眠るようにと祈るのでした。
吸血獣との戦いが終わり、しばらくしてから何事もなかったように目覚めた紫乃の家族。
本当に元に戻った事で思わず涙する紫乃と、紫乃の様子に逆に驚く家族。
シンとコウはボロボロになりながらも、その光景を見届けると家を去っていくのでした。
コウを背負いながら歩く中で、「無明の血盟」をした時の事を思い出していたシン。
両親を殺した長髪の吸血鬼は「無明の血盟」をした兄弟の事は殺さず、コウが強く育った時に再び自分の前に来るようにと誘っていたのです。
そんな辛い過去の事を思い出していたシンの背中で目覚めたコウ。
コウは紫乃の家族を守れた音で嬉しそうにしていて、シンも人間と吸血鬼の共存を目指して地道に頑張ろうとコウに対してつぶやくのでした。
血を飲む事で本当の力を使う事が出来るというのは吸血鬼モノとしてはやっぱりベタですよね。
ちょっとだけ人間に刺々しい感じだったコウも、なんだかんだ紫乃の家族を守れた事に嬉しそうでしたし、1話目というよりは読切作品っぽさを感じてしまいました。
正直紫乃も今後登場するかも微妙な気がしますし、それほど印象に残らないタイプの1話だったかもしれません。
ぼくらの血盟1話ネタバレの感想考察
吸血鬼によるバトルファンタジーという感じのジャンルだった『ぼくらの血盟』
1話目としてはコンパクトにまとまっていたとは言えそうです。
主人公となるのはシンとコウの兄弟で、兄弟という部分も重要になってきていました。
実はコウだけが吸血鬼であり、シンが普通の人間で、「血盟」によって繋がっているというイメージですね。
正直兄と弟という組み合わせ自体が微妙な気もしてしまいます。
せっかく血が繋がっていない訳ですから、なんだかんだ男女の組み合わせの方が良い感じになりそうな気もしますけどね。
別にヒロインになりそうなキャラも登場していませんでしたし、ダブル主人公であり、同時にどちらかがヒロインだったという感じでも良いんじゃないかと思ったり。
1話目の主役の一人となっていた紫乃ですが、せっかく登場させた割には今後登場しなさそうな感じでもあります。
せっかく吸血鬼から助けてあげたのに、ここから巻き込む感じになるのもおかしいですし。
だとすると、この1話目ってやっぱり読切感が漂う展開だったよなぁと思ってしまいます。
キャラクターの魅力という部分はまだまだなんとも言えませんし、バトルの描写なんかもまだなんとも言えません。
演出面はちょっと微妙な気がしますし、吸血獣という敵キャラがケルベロスというのもなんだか微妙に感じてしまう理由だったかも。
というか全体的にどこかで見たことがあるようなベタな部分が多く、この作品ならではのものをあんまり感じる事が出来なかった気がします。
読切作品だったらある程度まとまっているかなぁと思えるでしょう。
しかし連載作品としては、正直2話目を読んでみないとなんとも言えませんね。
実質次が本当の1話目みたいなイメージになりそうですし、どういう展開になるのか注目です。
ぼくらの血盟新連載1話ネタバレまとめ
吸血鬼というテーマで、兄弟が主人公となる『ぼくらの血盟』。
日常の中に潜む闇と血の秘密…どんな展開になっていくのでしょうか??
次回の『ぼくらの血盟』第2話を楽しみに待ちましょう!