週刊少年ジャンプの人気漫画『ぼくらの血盟』最新話10話のネタバレと感想、展開考察です!
吸血鬼コンビに誘拐された事で、人間の子供が吸血鬼の子供に殺されてしまう事に。
吸血鬼の子供を匿う為にアリスの元を頼ったシンとコウは、彼女から吸血鬼の悲しい過去の歴史を聞かされる事に。
根深い歴史に共存が不可能だと語るアリスに対して、コウは無邪気に仲直りすれば良いのだとシンに言い切るのでした。
二人の理想の行方とは!?
それでは、気になる『ぼくらの血盟』最新話10話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
ぼくらの血盟10話ネタバレ
『ぼくらの血盟』10話
「興味津々」のネタバレが下記となります!
ぼくらの血盟10話ネタバレ:人間嫌いな吸血鬼の組織の情報
人間と吸血鬼の問題を抱えながらも屋敷で眠りについていたシンとコウ。
一緒に寝ていたコウの寝相の悪さと寝言で目を覚ましてしまったシンは、今日アリスから聞いた情報を思い返していました。
人間嫌いな吸血鬼の組織は昔アリスも聞いた事があるのだそう。
どの程度の規模の組織なのかは不明ながらも、まだ若かった頃に一度アリスも彼らの集会に招かれた事があったとの事。
地下水路でその集会は行われていて、特に過激な吸血鬼がいたという感じではなかったのだそう。
とはいえそれを主催した奴は反人間の思想の持ち主だったようで、その集会の目的は勧誘だったのではないかとアリスは考えていました。
そこまで話したアリスは、この間修理を依頼されていた手套をシンに渡します。
色々と改良していて時間がかかってしまったのだと。
その上でアリスは、吸血鬼と吸血獣ではワケが違い、一度退けられたのは運が良かっただけだと強くシンに言い聞かせるのでした。
アリスの言う通り、血盟を結んでいるとはいえ身体能力は吸血鬼に劣るシン。
吸血鬼かどうかを判別出来る程の嗅覚もないだけに、気を引き締めないといけないのだと改めて自分に言い聞かせます。
しかしそんな状況で弟のコウは、シンの事を守ると寝言で言い切るのでした。
なんだか敵の拠点に突撃してもおかしくない展開だったのに、今回は普通に自宅に戻っているというのがもう驚きですよね。
相変わらず自分達からは特に動かず、自分達に何かが起きるの待ちというスタンスがヤバすぎます。
人間と同じ見た目なのにわざわざ地下水路に集まる吸血鬼も意味不明ですし、アリスが若かった頃の情報なんて特に意味もなさそうだったりと、ひたすら意味の薄い情報が続いていますね・・・。
ぼくらの血盟10話ネタバレ:コウの前に現れた灰賀の狙いとは!?
翌日となりいつものように小学校へと通っていたコウ。
先生からは最近この辺りで怖い事件があった事が告げられていました。
だからこそ帰り道はお家の人に迎えに来てもらうか、もしくは大人数で帰るようにと。
そんな言葉を受けて、シンが来るまでカバンに隠したさぶろーと遊んでいようとしていたコウ。
周りの保護者達は吸血鬼事件についての話題で盛り上がっていました。
犯人が捕まらなければ学校も臨時休校になるかもしれず、本当に危険だと不安そうになる保護者達の声に、少しだけ複雑そうな表情を浮かべるコウ。
しかしそんなコウの前に突如としてスーツ姿の男が仁王立ちで現れます。
周りがざわつく中でコウに対して「王」と語りかけたのは敵吸血鬼コンビの一人である灰賀でした。
周りの保護者からのざわつきが収まらず、二人は場所を変えて話をする事に。
もうすぐシンが来ているだろうかと考えながらも、コウは灰賀に対して自分を狙っている奴なのかと直球の質問をします。
それに対して正解だと答えながらも、コウの事を脅したり捕まえたりはしないという灰賀。
今日はそういう目的で来た訳ではないと語る灰賀でしたが、そこで灰賀の目はコウが抱いていたさぶろーに釘付けになってしまいます。
さぶろーの事を可愛すぎるとテンションが上がる灰賀は、触らせて欲しいと近づくもさぶろーはコウの手の中から逃げ出してしまうのでした。
あんな事件の後だというのに、コウを一人小学校に通わせている事には何かしら意味があるんでしょうか?
普通だったらどう考えても小学校に行っている場合じゃないでしょうし、行く事で更に他の人を巻き込む可能性を考えないんでしょうか?
灰賀が殺る気だったらシンはどうやってもコウを守れてないと思うのですが・・・・。
ぼくらの血盟10話ネタバレ:灰賀の吸血鬼としての圧倒的な力
コウが灰賀と一緒だと知らずに校門で待ち続けていたシン。
何かあったのかと不安になった所で、さぶろーをスーツ姿の男が追いかけて道路へと飛び出す場面を目撃します。
それに続いてコウがやって来たものの、状況が全くわからないシン。
そんな中で道路へと飛び出したさぶろーと灰賀は道路を走るトラックに思い切り轢かれてしまいます。
さぶろーを心配するコウと、猫を追いかけて飛び出してきた相手に怒りの声をあげるトラックの運転手。
しかし跳ね飛ばされた灰賀は折れた自分の首を自力で治し、そのままトラックへと近づいていきます。
明らかに普通の人間ではない事にビビったトラックの運転手。
冷静さを失い再び灰賀に向かって突進してしまいます。
しかし灰賀はそんなトラックに強烈なパンチを叩き込み、運転手を残してトラックは完全に消し飛ばされてしまうのでした。
片手でトラックを破壊し、しかも全力を出している様子すらない事に驚くシン。
一方でさぶろーを轢きそうになったというのに気にも留めないトラックの運転手に苛立つ灰賀。
今すぐ殺してやりたいとしながらも、運転手の頭を掴んだままシンとコウに対して話し始めます。
血盟の兄弟に興味があるという灰賀。
王の血がどんなものであり、無明の血盟がどれほどのものなのかを、手合わせを通じて確かめようとしていました。
運転手を人質に取りながら、灰賀はその力を示して見せるようにと言い放つのでした。
うーん、登場人物全員がどこかしらおかしい事になってますね・・・。
人を轢いておいて悪態をつくやばいトラックの運転手、自分で飛び出したのに人のせいにする灰賀。
仲直りすれば良いと言っていたのに、さぶろーの事しか心配していないコウ、運転手の心配さえもしないシン、などなど、倫理観が崩壊しているんだろうか・・。
ぼくらの血盟10話ネタバレの感想考察
相変わらず物語が進んだような、全く進んでいないような感じだった今回。
どこまでも描きたいシーンの為に強引なシナリオを重ねている感じが拭えませんね・・。
まさかの日常再開
前回のラストで子供ならではの「仲直り」発言をしたコウ。
既に人間の子供が死んでいる訳なので、どう考えてもそんな事が出来る状況ではありませんでしたが、それだけ意気込んだだけに今回は敵地へと突入しても良さそうなものでした。
が、今回の冒頭で思い切り自宅に帰ってきてしまっていました。
自分達のせいで人間の子供が死に、吸血鬼の子供の人生も狂わされたというのに、全く自分達からは行動をしない主人公達。
これはもう呆れるしかないというか、いくらなんでも擁護できませんよね。
しかも唯一頼れる存在であるはずのアリスも大した情報は教えてくれず。
口だけのコウは寝言でもシンの事だけしか言っていませんし、一体何なんだろうと思ってしまいます。
守る気一切無し!!!
せめて夜が明けたら動き出すのだろうと思っていたら、至って普通に学校へと通っていたのには驚かされました。
繰り返しになりますが、自分達のせいで人間の子供が死んでいるというのに、自分達だけは学校に通うのかよと思ってしまいます。
そもそも狙われているという意識が全くないようで、何故このタイミングで普通に学校に行こうと思ったのかが全くわかりません。
案の定敵が狙ってきていましたし、敵が正々堂々なタイプの灰賀でなければコウは殺されてますよね、普通。
以前も京華に狙われたというのに、全く対策を取らずに学校生活を優先する。
全くその理由が思いつきませんし、もはや守るつもりもないんじゃないかと思えてしまいますね。
倫理観が崩壊しすぎな件
敵である灰賀と遭遇しても、全く危機感を感じていないコウ。
コウに会いに来たというのに、何故かさぶろーに目を奪われて夢中になってしまう灰賀。
校門にいるはずのコウがいないのに対して焦ってもいないシン。
学校の前なのにフルスロットルで人を轢いた上、猫を追いかけていた方が悪いという開き直りを見せるトラックの運転手。
轢いた相手が人外っぽいという事でもう一度轢こうとしてくるトラックの運転手と、運転手にはノーダメージでトラックを破壊出来ちゃう灰賀。
人と吸血鬼が仲直りすれば良いと言っているのに、さぶろーの事しか心配しないコウ。
などなど、とにかくもう問題点しか存在していません。
せめてもう少しくらい自然な感じでストーリーが進まないのかなぁと思ってしまいます。
いくらなんでも無茶苦茶すぎるというか、突っ込みどころが多すぎてついていけないレベルになっています・・。
ぼくらの血盟10話ネタバレ展開考察
ここからは、『ぼくらの血盟』最新話10話、そして11話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
敵の吸血鬼との話し合いに!?
人間と吸血鬼で仲直りすればいいという、物凄く無邪気な事を言いだしたコウ。
どう考えても夢物語としか思えませんが、シンもその考えを受け入れた訳ですしとりあえずは敵吸血鬼とも和解の道を探る事になるのでしょう。
敵吸血鬼コンビは過激なスタンスの割には、搦め手を仕掛けてくるタイプ。
それだけに再びシンとコウに近い人間を狙ってくる可能性もありそうです。
今であれば西山が狙われる可能性も高そうですし、シンがそこをしっかりと守るような流れになるかもしれません。
そこで吸血鬼コンビとようやく出会い、そこで共存の道を訴えかけるような流れになっていくのではないでしょうか。
当然上手くいくはずはありませんけどね。
兄弟の理想が打ち砕かれる!?
正直どう考えても理想論でしかなかったコウの言葉。
既に人間の子供に被害者が出ている状態ですし、ここから和解するのであれば人間側の泣き寝入りでしかありません。
なので流石に今回の吸血鬼コンビとの間で、コウが言う所の仲直りが成立するとは思えません。
敵が話し合いに応じる事もないでしょうし、人間に被害を出す事に何の躊躇もしないはず。
シンとコウがどうにか自分達の想いを伝えようとするも二人には全く通じるはずもないでしょう。
そこで結局シンとコウが、心があって言葉が一緒であっても仲直り出来ない相手がいるという事を知っていくのではないでしょうか。
ぼくらの血盟10話への読者の声
『ぼくらの血盟』最新話10話へ向けての感想や考察を集めました!
ぼくらの血盟】人を害してない吸血鬼はともかく、大量に殺してるアルフレートを「仲直りしたらいーじゃん」の範囲に入れる感性は個人的に受け入れがたい
確かに先に攻撃してきたのは人間だしそこは同情するけど、人間を一人でも殺したらアウトという鬼滅の鬼基準が染み付いてしまっているので… #WJ49— ダナ (@dana1_5) November 9, 2020
ぼくらの血盟、現状吸血鬼が一方的に人間を食う事件が多発してるだけなのに「人間も悪い所あったからお互い気をつけようね」みたいなフワッとした結論が出てくるの、ボコボコに殴ってきたあとで、「お前が悪いからこうなってるんだよ?」って諭してくるDV夫っぽくて怖いですね #wj49
— ニユリム@C98(土)南ユ32a (@niyulym) November 9, 2020
呟こうとして忘れてた、「ぼくらの血盟」最新話で語られた悲劇は人間の浅慮と軽率さに端を発して吸血鬼の家族を殺しているとはいえ最終的に吸血鬼に村人全員殺されてるので、双方にとっての悲劇(吸血鬼にとっても人間にとっても血を支払った事件)だと思ったよ…。#WJ49
— みたらしだんご (@kibi_koziki) November 9, 2020
ぼくらの血盟。ひどいなこれ。吸血鬼サイドに同情できる要素が何一つないし、吸血鬼は人間に危害を加える存在でしかない。なのに主人公サイドは徹底して吸血鬼側に立って「いかにして人間と吸血鬼が平和に共存できるか」を議論している。その齟齬がわかっててやってんの? #wj49
— 常磐 (@mukoku) November 9, 2020
【ぼくらの血盟】自ら吸血鬼だと友人にバラした結果、家族を家を燃やされ、村人たちをSATSUGAI…こういった小さな過ちから四世紀以上続く吸血鬼と人間の対立やりたいのは分かるんですが、いまいち吸血鬼に同情できないなあ。バラしたのは自業自得なんじゃね?って気持ちがデカイ。#WJ49
— 以下死者 空目ハルヒコ (haruhiko utsume) (@el_psy_congroo) November 9, 2020
「ぼくらの血盟」、「え?普通に殺人者を匿ってるの?」ってなったし「罪もない者を巻き込むのは間違ってる…!」っていい顔でいい事言ってるお兄ちゃんに「罪もないのに吸血鬼に頃されちゃったアキちゃんのお母さんの前で同じこと言ってみろよ」とか言いたくなっちゃうな #wj49
— ニユリム@C98(土)南ユ32a (@niyulym) November 8, 2020
ぼくらの血盟10話ネタバレまとめ
吸血鬼の悲しい過去が描かれた今回。
しかしどう考えても吸血鬼よりの目線で語られていて、明らかに納得出来るような内容にはなっていませんでした。
これまで歴史的にも対立している人間と吸血鬼を、人間と吸血鬼の兄弟であるシンとコウが変えようとするというのは非常に素敵ではあります。
しかし既に人間側に大きな被害が出ていて、吸血鬼の生態的にも共存はどう考えても不可能としか思えない状況なんですよね。
それだけにコウの言葉は流石に能天気過ぎてちょっとキツかったです。
少なくとも今の状況で簡単に和解出来るはずがないだけに、ここからどういう展開になっていくのか非常に不安です。
もう少し設定の部分を何とかして物語を進めてもらいたいですね。
次回の『ぼくらの血盟』第11話を楽しみに待ちましょう!