週刊少年ジャンプの人気漫画『チェンソーマン』最新話40話のネタバレと感想考察です。
血の飲み過ぎでパワーアップしすぎてしまったパワーは血を抜くために一時離脱し、代わりにサメの魔人がデンジの新たなパートナーに。
そんな中でマキマは元気がないデンジを映画デートに誘います。
延々と映画を観ていく二人は中々良い映画に出会えませんが、最後に観た映画には二人とも涙するのでした。
マキマとの日々はデンジにどんな影響を与えていくのでしょうか?
それでは、気になる『チェンソーマン』最新話40話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
Contents
チェンソーマン40話あらすじ
『チェンソーマン』40話
「恋・花・チェンソー」のネタバレが下記となります!
マキマさんだけのもの
マキマさんとの映画デートの気持ちが冷めないままに、ウキウキした気分が続いていたデンジ。
ドキドキするという事は心があるという事。
心に余裕が出来たデンジは募金活動に協力する程の余裕を見せます。
募金してくれた方へのプレゼントは綺麗なお花。
デンジはそれを軽く見つめて綺麗だとつぶやくとそのまま口に。
募金活動に励む女性がドン引きするのも気にせず軽やかに歩いていきます。
マキマさんによって胸の中のモヤモヤが完全に吹き飛んでいたデンジ。
改めて何でも願いを聞いてくれるという約束を思い出します。
やっぱりそうなったら付き合って欲しいかなと考えるデンジ。
目を閉じて浮かぶのは私服姿のマキマさん。
俺の心はマキマさんだけのもの。
そんな風にマキマさんへの思いを新たにするのでした。
雨の中での出会い
そんな風にマキマさんへの思いを再確認していたデンジ。
しかしそこで突然のゲリラ豪雨が。
地面の下を潜って泳いでデンジについて来たサメの魔人はそんな雨を喜びます。
デンジが叫ぶと、ビームという名前のサメの魔人は再び地面の下へ。
そんな事を考えながらも雨を避けて電話ボックスへと逃げ込むデンジ。
傘を持ってきていれば良かったと嘆いていると、デンジと同じように雨に追われて少女が電話ボックスへと避難してきます。
突然の雨で大変だという話になるも、何故かその少女はデンジの顔を見ると笑い始めるのでした。
何故か笑いが止まらない少女にイラつくデンジでしたが、その少女が笑いながらも何故か泣いている事に気付きます。
流石に理由がわからず戸惑うデンジ。
種も仕掛けもない手品
何故か犬扱いをされるデンジ。
しかし少女が必死に謝るせいか、それほど気にはならず。
その代わりに何故か急に気持ち悪そうになっていくデンジ。
電話ボックスの中で吐きそうになるデンジに少女も焦ります。
しかしそんなデンジが口から出したのは先程募金の代わりに貰ったお花。
デンジの本当の意味で種も仕掛けもない力技の手品に驚く少女。
その決してキレイではない花を嬉しそうに受け取ります。
そこでその少女と目が合うデンジ。
少し顔が紅潮した少女の姿に何故かデンジは目を奪われる事に。
そうこうしている間に雨も止み、2人は電話ボックスの外へ。
この先のカフェでバイトしていることを伝えると少女はデンジの元を去っていきます。
お礼はコーヒーで
バイト先のカフェのマスターの厳しい言葉に「ケチ」という言葉を連呼する少女。
そんな少女が水をお客様の所に持っていくと、そこには既にデンジの姿が。
流石に驚く少女に対して、デンジはただお礼を貰いにきただけだと語ります。
そんな冷静な態度のデンジに対して少しだけ意地悪そうな微笑みを浮かべる少女。
デンジの隣に座ると何故かマスターに向かって叫びます。
マスターも客がいない事で仕方なくコーヒーを提供。
コーヒーが好きかという問いかけに「飲む」とだけ答えて一口コーヒーを口にするデンジ。
しかし基本的にコーヒーを受け付けないデンジはすぐに不味そうにしているのが顔に出てしまいます。
俺の事を好きな人が好き
デンジのまずそうな表情に思わず笑ってしまう少女。
仕方なく正直にコーヒーをマズイと思っている事を伝えるデンジ。
しかしそんな子供っぽい所が楽しいのか少女の笑いは止まりません。
そしてそんな少女の手は何故かデンジの肩に。
それでも冷静に振る舞っていたデンジでしたが、心の中ではまるで別な事を考えていました。
そんなデンジの状態を知ってか知らずか、今更ながら少女は自己紹介。
その言葉にデンジは自分の名前を伝えます。
顔を赤らめながら見つめてくるレゼに、なんとか落ち着いた表情のままそっけなく答えるデンジ。
しかしすでにデンジの脳内はそんな表情とは裏腹に突き進んでいました。
完全にレゼの行動から好意を感じてしまったデンジ。
デンジは自分の事を好きになってくれる人の事が好きになってしまうのです。
顔には出さないようにしながらも脳内ではそんな事ばかり考えているのでした。
チェンソーマン40話感想考察
前回のなんだかおしゃれな映画デート回から一転するかと思いきや、同じ方向からの話が続けてやってきた今回。
しかし読んだ感じの印象としては何となく素敵な感じだった前回とは違い、今回はひたすらデンジの内面の動きを楽しむ回となっていました。
前回マキマの突然の行動で自らに心がある事を確認したデンジ。
やっぱりポジティブでこそのデンジというか、募金して貰った花をそのまま食べちゃったりするのがデンジの魅力というか、独特にずれていてこそという感じがします。
要所要所でデンジをそういう状態に持っていけるマキマさんが凄いとも言えそうですが。
そして今回ちょっとカワイイ感じだったのがサメの魔人。
ビームという謎な名前の彼はデンジとは完全に縦の関係が出来ていて面白いですね。
とはいえ、せっかく連れているのに全くバトル展開にならないという(笑)
そしてデンジと電話ボックスの中で出会った少女、レゼ。
なんだかいきなり恋する乙女的な表情を見せてくれましたし、非常に可愛い感じではあるのですが、流石に何か怪しく感じちゃいますよね。
出会った事自体は偶然だったようですが、この娘が単なる人間とは思えないのは穿った見方をし過ぎでしょうか?
デンジの事を死んだウチの犬に似ていてと言っていましたが、どうしてもそうなるとポチタを考えさせてしまいます。
デンジの中にいるポチタが見えてしまって泣いてしまった・・・みたいな。
とはいえ普通の人間としてバイトもしているようですし、デンジへの反応以外は普通の人間としか思えませんね。
そんなレゼに店に来るよう誘われて速攻で行ってしまうデンジ。
男の哀れな部分が全面に出ている感じですよね。
数ページ前の「他の人を好きになったりしない」という誓いはどこに行ったのやら。
とはいえ可愛い女子がやたらと距離が近かったり、自分の話で笑ってくれたりすれば嬉しくなってしまうのが男ですよね。
決してデンジが悪い訳ではないでしょう(笑)
(俺は俺の事を好きな人が好きだ)という発言は名台詞ですね。
好きになっちゃうから助けてというのもデンジらしいというか、デンジ以外のキャラでは成立しないであろう台詞だと思います(笑)
珍しく平和な回が続いていますが、ここからどういう展開を見せるのか全く予想もつきません。
デンジはこのピンチ(チャンス)をどうやって乗り越えていくのでしょうか。
チェンソーマン40話あらすじまとめ
かなり久しぶりの日常回は静かな展開ながらも謎の感動に包まれた不思議な回となっていました。
マキマさんには謎が多いですし、人間ではないのかとも思えましたが、今回の描写を見ると余計にわからなくなってきますね。
二人で延々映画を観るという展開は、非常にのんびりしたものながら、デンジとマキマさんの感情の動きをしっかりと描いていて、凄くおしゃれな展開だったと思います。
それでいて最後にいきなり大胆な行動を取るマキマさんにドキッとさせられたりと、作者の手のひらで転がされている感覚でした。
しかしこういう感動的なエピソードがあった後に厳しい展開があったりするのがチェンソーマンですのでまだまだ油断は出来ません。
次回もいきなり誰かが死ぬような展開だって有り得そうですし、注意して読み進めていきたいものですね!
次回の『チェンソーマン』第41話を楽しみに待ちましょう!