仄見える少年

仄見える少年新連載1話ネタバレ感想!ホラーもので霊感少年少女の物語!

週刊少年ジャンプの新連載の漫画『仄見える少年』1話のネタバレと感想、展開考察です!

週刊少年ジャンプ2020年39号より新連載が始まりました!

原作・後藤冬吾、漫画・松浦健人のコンビによる『仄見える少年』がスタート!

いったいどんな内容になっているのでしょうか?

 

Contents

仄見える少年新連載1話ネタバレ

『仄見える少年』1話

「霊感少年」のネタバレが下記となります!

 

仄見える少年1話ネタバレ:霊感少年からの誘い

哀別理久は人助けが好きでした。

父は警察官で母は看護師。

そんな両親の元で育ったからか、困っている人を助けるのは彼女にとって当たり前になっていました。

 

さらに理久には特別な力がありました。

それは危機を察することができるということです。

この日も友人を突然割れた窓ガラスから救いました。

 

そんな理久に、怪しげな少年が話しかけました。

理久には彼の上半身が黒く澱んでいるように見えましたが、目を擦るとそれは消えました。

 

話があるから空き教室に来てくれ、来たくなかったらいいと一方的に伝えて少年は去っていきました。

不可解や不可思議、さらに奇妙なことが起きたなら彼を頼れ、という噂がありました。

そんな噂の彼は先程の霊感少年、片儺木伊織だったのです。

 

 

噂の霊感少年からのお誘い。

話したい内容とは!?

 

仄見える少年1話ネタバレ:呼び出した理由

理久が空き教室に向かうと、伊織が一人座って待っていました。

その部屋はカーテンが閉められ薄暗く、1面にお札が貼られています。

伊織曰く、それは必要なものらしいです。

 

伊織は理久に、なんで来たのかと嫌そうな顔を向けました。

普通から知らない奴からの呼び出しは来ないだろ、とため息までつきます。

 

理久は呼び出した理由を尋ねました。

伊織はスマホを取り出し、理久の写真を撮ると画面を差し出します。

そこに映る理久の背後から、禍々しい影が伸びていました。

伊織の話の内容とは、理久が取り憑かれているというものだったのです。

 

それは彼らが「霊怪」と呼ぶ、奇妙な現象を引き起こす人ではない者たち。

霊怪は時に人に取り憑き、命すら奪ってしまうことがあるのです。

 

普通は霊怪の姿は見えませんが、いわくつきの場所に行ったり普段と違う行動をしたりして、遭ってしまうことで見えるようになります。

理久もどこかで霊怪と遭ってしまったと考えられます。

 

そこで理久と話がしたいという人がいる、と伊織はスマホを掲げました。

理久に話を聞くように伊織へ指示したり、取り憑かれていることを教えてくれたその人物とは、伊織の姉でした。

 

その瞬間、伊織のスマホへ姉から着信が入りました。

あまりのタイミングの良さに驚く理久でしたが、伊織はこういう人だから気にするなと電話に出ます。

 

伊藤の姉は先程の写真について、はっきり姿が写るのはよくないことであり、それが全身ともなれば尚更そうだと言いました。

今のところ写真に写っているのは顔だけです。

しかし放っておくと危険だと伊織は考えました。

 

ちなみに写真については姉には一言も伝えていません。

それでも電話の向こうの伊織の姉は、まるで全てを見通しているかのようでした。

 

初めましてと、伊織の姉は教えているはずもない理久の名前を呼び、勘が鋭いことも言い当てました。

そして写った女の顔に心当たりがあるのではないか、と尋ねます。

 

すると理久は、電車の外から女が自分を見ていたことを思い出しました。

走っている電車の外に普通の人間がいるわけがありません。

すぐに確かめに行ったほうがいい、と姉は忠告しました。

 

それを受け、伊織は理久へ一人で行くように言いました。

一緒に行かないのかと理久が言うと、そんなことをしたら自分まで霊怪に遭ってしまうと物凄く怒っている様子です。

 

しかし結局姉は一緒に行くようにと言い、それに伊織が反発すると教室内のお札が勝手にボロボロと崩れていきました。

すぐに伊織は震えながら、一緒に行くことに決めました。

どうやら姉には逆らうことができないようです。

 

あまりの様子に不安になる理久へ、伊織の姉は、伊織はこう見えてもれっきとした霊媒師だと言いました。

こうして伊織も理久と共に現場に向かうことになったのです。

 

 

霊怪に霊媒師!?

理久はこの先何を目撃することになるのでしょうか!?

 

仄見える少年1話ネタバレ:霊怪との遭遇

二人は電車に乗りました。

伊織は恨めしそうに理久を睨んでいます。

 

理久は先程言っていた、霊媒師とはなにかと聞いてみました。

霊媒師とは、霊怪を祓う特別な能力を持った人です。

ちなみに伊織の姉はこの国の霊媒師の中でもトップクラスの使い手であり、伊織が言うにはまるで化け物のような人なのだそうです。

 

それを聞いた理久は、困っている人を助ける仕事なのかと目を輝かせました。

人を助けるのが好きな理久は、自分の危機察知能力を周りの人のために活かしたいのだそうです。

 

それを聞いた伊織は、あまり力を過信しない方がいいと言いました。

特殊な力とは大体思ったようには扱えないものだと伊織は真顔で言います。

伊織の妙な迫力に、理久は気まずさを感じました。

 

突然理久は妙な感覚を覚えました。

次の瞬間、電車が止まり理久と伊織以外の乗客が消え、車内は暗闇に包まれます。

 

入り込んでしまったか、誘い込まれたのか。

写真にはまだ全身は写っていなかったのに、こんなに急に事態が悪化するとはなぜか、と伊織は考えます。

 

理久は非常ボタンを押そうとしました。

しかし伊織の方へ震えながらもたれ掛かり、たくさんこっちを見ていると呟いたのです。

伊織が振り向くと、電車の外から無数の目玉が貼りつきこちらを見ていました。

 

その時、伊織の姉から電話がありました。

そのまさかだ、と姉は言います。

姉の言葉に、伊織は理久を見ました。

 

想いと能力が一致するとは限らないのだ。

姉は理久へ声をかけました。

人助けがしたくても、持った力は周りの人を危険にさらすものであることもあるのです。

 

窓の外にいるのは魍魎であり、いたずら程度しかできない霊怪です。

これまで理久が察知してきた危険のほとんどは、彼女の周りに集まってきた魍魎たちの仕業でした。

つまり、理久の力とは霊怪を引き寄せるものだったのです。

 

理久は自分で引き寄せた危険を自分で感じ取っていただけであり、周りの人を助けるのではなくむしろ危険に巻き込んでいました。

自分の力を知った理久は、再び危険を察知しました。

そして目の前の伊織を突き飛ばしたのです。

 

その後ろには大きな顔の霊怪が、口を開けて理久を待ち構えていました。

理久はその髪に手足を絡めとられながらも、伊織へ逃げてと言い残して隣の車両へ引き込まれていきました。

 

先程の霊怪は大首です。

あれが理久が見た女の正体だとすれば、顔だけで全身だったということです。

 

伊織は隣の車両へ向かいました。

その手には鍵のようなものがかけられています。

 

 

理久の能力の正体が判明しました。

人を救いたいのに、反対の能力を持ってしまった。

それでもなお伊織を救おうとした理久はどうなるのか!?

 

仄見える少年1話ネタバレ:霊媒師としての伊織の能力

理久は大首を目の前にして、これまでも自分がみんなを巻き込んでいた迷惑な存在だったのだと目を細めました。

そんな理久へ大首が迫ります。

 

その時、伊織が現れ理久を引き離しました。

その衝撃で伊織は背中に傷を負ってしまいます。

 

心配する理久の目の前で、伊織は鍵を垂らしました。

すると彼の周りを渦巻く影が覆い、背中の傷を塞いでいきます。

 

本当なら霊怪とは関わらない普通の男の子としての生涯を送りたかった、と伊織は言います。

しかし彼が持つ力は、霊媒師に向いていました。

 

霊媒師とは自らに取り憑いた霊怪の力を借りて除霊を行う者です。

伊織の場合は、影を操る力を得ました。

つまり彼には、かなり危険なモノが憑いているのです。

 

伊織の背後に現れた扉から、二本の角を持つ大きな影の鬼、隠形鬼が登場しました。

隠形鬼が大首の影を踏み、動きを封じます。

そして背中から生えた多くの腕で、大首の髪をからめとりました。

 

隠形鬼は大声を上げて不気味に笑います。

伊織が腕を前に伸ばすと、隠形鬼の刀が大首を貫き、そのまま扉の中へ持ち帰りました。

 

こうして二人は助かりました。

戻ろうと手を差し伸べる伊織に、戻ったらみんなに迷惑をかけるのではないかと理久は俯きました。

 

想いと能力が一致するとは限らないのです。

だからといって想いや、想いを持った自分を否定しなくていいのだ。

伊織のその言葉に、理久は涙を流します。

 

すると伊織は、元気よく帰ろうとしました。

しかし姉からの電話で、明日から理久を守るようにと命じられてしまったのです。

 

理久は霊怪を引き寄せてしまう招き手と呼ばれる体質です。

招き手は見つけ次第保護する決まりだそうで、姉に逆えない伊織は引き受けるしかなかったのでした。

 

 

招き手の少女と霊媒師の少年。

二人の奇妙な学生生活はどうなっていくのでしょうか!?

 

―――次回2話に続く!

 

仄見える少年1話ネタバレの感想考察

仄見える少年1話ネタバレ

 

『仄見える少年』の初回は、主人公の力にヒロインの体質、さらにその姉の存在感など注目すべきことが盛り沢山でしたね。

読み切り時から好きな作品だったので、連載が始まってとても嬉しいです!

 

主人公の伊藤は、普通の男の子としての生活を目指しています。

しかし霊媒師としての力を持ってしまったばかりに、姉に無理やり仕事をさせられていました。

卑屈な性格になってしまったのも、あの姉が原因だったりしそうですね。

 

一方、ヒロインの理久は、人助けが大好きだというかなり真面目な人物です。

伊織と正反対ですね!

しかし真面目すぎて今後さらにトラブルに巻き込まれてしまいそうで心配です。

 

そんな理久は霊怪を引き寄せてしまう体質でした。

人のために危機を察知する能力を使いたい、と思っていたにもかかわらず、彼女の力は霊怪を引き寄せてしまうものです。

望む力が備わっているわけではない、というのはこの作品のテーマの一つでしょう。

 

伊織も理久も、望まない能力の持ち主です。

しかし共に事件を解決していく中で、自分の役割をしっかり果たしていくのでしょうね。

 

まずは理久の事件を解決しました。

次回はどんな事件が起こるのか楽しみですね!

 

仄見える少年1話ネタバレのまとめ

 

以前にも『トーキョー忍スクワッド』で連載されていた松浦健人先生の漫画作品なので、その画力は期待が持てますね!

予告だけを見ても、結構凝った作りになっているので、どんな展開になっていくのでしょうか??

『仄見える少年』第2話の方も楽しみに待ちましょう!

 

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まんがライフハック管理者/SHOT
漫画歴25年以上、読破した漫画は1000タイトル以上(だいたい) 。日夜まんがを独自視点で解説・考察。30代男性、日系大手→外資系戦略コンサル→起業構想中(←今ココ)。家族超ラブ(妻・長男・長女)!特に好きな連載中作品はワンピース・呪術廻戦・アンデッドアンラック・キングダム・ヒストリエ・ヴィンランドサガ・アオアシ・喧嘩稼業・ハンターハンター(一応連載中扱い)
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