『キングダム』朱海平原の戦いで趙軍右翼の一角を担ってきた李牧軍副官の馬南慈。
馬南慈は亜光を追い詰めるほどの強さの持ち主でしたが、朱海平原の戦いの終盤では遊軍となってしまったかのように思われていました。
しかし、614話で再度登場し、王翦軍本陣に攻め込み傅抵と共に挟撃を仕掛けることが判明!
再び脚光を浴びてきた馬南慈ですが、実際に史実には登場しているのでしょうか?
そして、雁門の鬼人と呼ばれる理由は!?
今後の展開などもまとめていきます!
Contents
馬南慈とはどういう人物か
馬南慈は、李牧軍の副官であり、蒙武並の巨漢の持ち主です。
馬南慈が初めて登場したのは、李牧が秦に謁見に現れた時です。
黒洋丘の戦いのときにも舜水樹とともに登場し、李牧と共に、森の中から桓騎の戦いを観戦。
その弱点を見つけたと話していました。
馬南慈という人物:匈奴との戦い
馬南慈は李牧と共に趙国の北部で匈奴の進行から国を守っていたので、あまり中華に名を知らしめていないようです。
(匈奴は、今でいうモンゴル周辺の異民族のこと)
しかし匈奴では、馬南慈の名前を聞くだけで敵将が逃げていくほどだったのだと。
もともと趙を含む各国は、この匈奴の進行に常に苦しめられていました。
そして匈奴から趙を守る関門が「雁門関(がんもんかん)」という名前の砦でした。
馬南慈という人物:雁門関での戦い
この雁門関では数多くの戦いが繰り広げられてきたものの、すべてを守りきった李牧。
このことから李牧は「守戦の名将」と呼ばれ、その名を轟かせることに。
そして、李牧の側近であった馬南慈は、李牧と共に数多くの修羅場を潜り抜けた猛者だと言えるでしょう。
馬南慈という人物:雁門の鬼人と呼ばれる理由
王賁との戦いのときに見せた強力な鉄槌。
匈奴の人間離れした腕利きの頭を何人も潰したと、この武器を持って語っているので、その武力を発揮してかなりの功績を上げて李牧の副官となっていったのでしょう。
その結果、「雁門の鬼人」と呼ばれるようになったのですね。
李牧とも関係が長いため、信頼も非常に厚そうです。
そのために、軍を立て直してから王翦軍への挟撃を仕掛ける第一人者として動けたのでしょうね。
馬南慈の強さ
では馬南慈の強さについて更に言及していきます。
先述した通り、雁門の鬼人として君臨し、匈奴にとっては非常に恐れられた存在だったとのこと。
朱海平原の戦いでもその存在を如何なく発揮しています。
まず秦軍と衝突した際はいきなり秦軍を大いに叩き、秦軍を驚愕させました。
すぐに秦軍は馬南慈を脅威と認定し、王賁と亜光とで止めるために動きます!
しかし馬南慈の武力はすさまじく、王賁の高速の槍を難なく躱し、亜光将軍が騎馬した状態で襲い掛かるも互角の戦い!
これでもかと馬南慈の強さを発揮してくれました!
ただ、その後尭雲が乱入して亜光との対決は、「馬南慈・尭雲対亜光」という非常にヤバい状況だったにもかかわらず、亜光は二人の矛をギリギリで耐え、更には馬南慈は亜光の反撃をくらってしまうのです。
馬南慈にとっては予想外の反撃だったのかもしれませんね。
ただ、そこまで亜光を追い詰めた馬南慈の実力はやはり本物です。
馬南慈の強さは武力90並みと予想
馬南慈は亜光と互角に渡り合ったことから、その武力は亜光同等の90前後だと読み取れます。
他に武力90ではどのような武将がいるのかですが…
- 昌平君(しょうへいくん) 秦軍総司令
- 雷土(らいど) 桓騎軍将軍
- シュンメン 山の民
- 戎籊公(じゅうてきこう) 異民族
- 姜燕(きょうえん) 廉頗四天王の一人
- 傅抵(ふてい) 李牧側近
- 馬呈(ばてい) 趙国紀彗軍
- 白麗(はくれい) 楚国
この中にいる傅抵と組んで王翦の本陣に挟撃を仕掛けたのは、武力が同じくらいで共鳴しやすい?というのもあったのかもしれませんね。
馬南慈は史実では存在しない?
では史実では馬南慈の活躍はあるのでしょうか。
李牧が匈奴から趙を守っていたのは事実です。
しかし、副官としての馬南慈の名前は史実にはありません。
おそらくは『キングダム』オリジナルキャラクターなのでしょう。
今後の馬南慈の生死はまだ不明なものの、現在の鄴攻めで趙が負けてしまうことは決定しています。
そのため、この朱海平原の戦いで馬南慈が命を落とす可能性は十分にあります。
特に趙左翼には馬南慈の他に、岳嬰・趙峩龍・尭雲といましたが、すべて倒されてしまっています。
馬南慈だけが残る、という展開よりも秦国の勝利として全員討ち取ってほしいところですね!
馬南慈は王賁に討たれる?
馬南慈は誰に討ち取られるのかですが、現状飛信隊は李牧軍に挟撃を仕掛けていて、馬南慈軍が攻めている王翦本陣に戻ることは難しい所。
おそらくは、体制を立て直した玉鳳隊が王翦本陣を守るために向かい、王賁が尭雲に続いて馬南慈をも倒してしまうのではないでしょうか。
王賁は万全な状態とは言えない状況。
しかし、極限まで高めた集中力で見事に尭雲を討ち取っていますから、少しでも力が回復したなら、馬南慈に対しても同じように対応できるのではないかと。
馬南慈にとっても、王賁との相性はあまり良くはありません。
王賁の槍を躱したとはいっても押され気味でもあり、また必殺の鉄槌も王賁には躱されていました。
亜光が割って入ったのでそこまでとなりましたが、続けていれば王賁が勝った可能性も…。
そのため、馬南慈VS王賁は因縁の対決として再び描かれ、王賁が勝利するのではと考えます!
馬南慈の強さは亜光と互角!史実で実在するかと雁門の鬼人と呼ばれる理由のまとめ
馬南慈は史実では実在はしないものの、李牧と共に北の雁門関を匈奴から死守した、「雁門の鬼人」と呼ばれるにふさわしい強さを持った人物であることは明らかです。
しかし、この朱海平原の戦いにおいては、より未来を目指している秦軍、王賁の手によって討ち取られてしまうのでは…。
王翦軍へ挟撃を仕掛けている李牧ですが、馬南慈がやられてしまうことによって滅亡の道へと進んでいくのではないでしょうか。