『キングダム』631話で非常に悲しい事態に…
リスクある禁術を使用し、信を蘇らせるために天地の間へと魂を運んだ羌瘣でしたが、全部やると宣言してしまったことで、羌瘣はそのまま帰らぬ人となってしまう可能性が非常に高まってしまいました…。
信の魂は現世へと送ることができたものの、羌瘣は力尽き、天地の間に吸収される形となってしまったのです。
つまり、信の代わりに羌瘣が死んでしまったことに…飛信隊にとっても信にとっても大打撃なのは変わりません。
この先の展開がどうなるのか?予想考察していきます!
Contents
羌瘣が禁術使用で完全に死亡…
『キングダム』630話で天地の間へといくことができた羌瘣。
その際、番人のような存在の幽連から、寿命を半分差し出したとしても救える可能性はたったの10分の1と言われてしまいますが…
迷うことなく羌瘣は、命の全てを差し出すと伝えました。
それだけ大切な存在だからと、どうしても死なせたくないからと、だから私の命を全部やるからあいつを助けに行かせてくれ、と笑顔で頼んだのです。
ここまで想われている信は本当に幸せ者ですよ…そして羌瘣はもう確実に信のことを想っているのは間違いないですね!
ただ、どれだけ信のことを羌瘣が想おうが、天地の間ではその想いが通用しない展開となっていきそうです。
羌瘣の声は届かない
幽連と象姉がいた白い空間とは打って変わって、闇というか、非常に暗い感じがする空間が「天地の間」
この状況はまさしく、死んだばかりの者が見るものなのでしょう。
自分が死んだことを受け入れられない、もしくは死んだことで自暴自棄になっている、更には死んだことすらわかっていない、などその死亡者の心持がそのまま表れているかのような場所となっていそうです。
そのため、現世からやってきた人物の声は届かないのではないでしょうか。
現世からやってくる=禁術であり、これまでも使用目的は「生き返らせるため」なのであれば、天地の間にいる人物にしたらその場のルールなどからは反発することになってしまいます。
「生きる」というのは非常に強い意志なので、闇のような世界にはまぶしすぎるような想い。
その明確な想いを持たないからこそこの天地の間で死者は過ごせるのであって、生者はこの場には合わない=生きているから、なので羌瘣の存在自体が反発してしまうのではないでしょうか。
信を迎えに来たにもかかわらず、天地の間という世界から否定されてしまうような…。
信に力を取り戻す存在が必要
羌瘣の声が届かない=現世からの人間では無理、であるなら、信と同様に既に亡くなっている人物の手助けが必要になるのでしょう。
つまり、信はあの世に行ってはいけないと思い出させてくれる人物。
今まで倒してきた名だたる武将、直近で言えば龐煖なんかも登場する可能性はあります。
これまでの戦いで亡くなった仲間、直近で言えば松左がそうですね。
大将軍への道を教えてくれた先人、王騎などが当てはまりそうです。
ただ、こうした人物よりも信に最も影響を与えるであろう人物がいるのです。
それが、漂ですね。
漂こそが信に力を与える
俺を天下に連れて行ってくれと、お前が羽ばたくその場所に自分もいるからと、いつだって信と共に生きると言ってくれた最初の人物こそ、漂です。
一番深いつながりがあると言っても過言ではありません。
この漂こそが、信を現世へと戻すきっかけを作ってくれる。
そういう立ち位置で登場するはずです。
漂が信を気づかせる
そして実際に『キングダム』631話では、漂が登場し、信を戻す手助けをしてくれます。
やはり漂でなければ伝えられないこと、信の心に響かないことがあります。
「天下の大将軍」これは信だけの夢ではなく、漂と一緒に敵えるべき夢だから。
それを思い出させてくれて、信をもう一度現世へと戻るように伝えてくれるのです。
漂に力を与えたのは羌瘣
そして、肝心の漂もまた、漂単体では天地の間では思うように力が使えなかったのです。
ここで、直接の手助けはできずとも間接的にサポートができるのが、現世からやってきた人間。
つまりは羌瘣のような、禁術を使ったとしても死者を戻したいという明確な意志がある人物が、天地の間で発言権のある人物に力を与えることができるのでは。
この死者に力を与える、という部分で、寿命をどのくらい使うかが重要となってくるのでしょう。
また、漂ももともとは強い意志を持った人物です。
死者に力を与える、というのは、与える先の人物がどのくらいのキャパシティがあるのかにもよって、力を与えられる量も変わってくるのかもしれません。
こうして漂に力を与え尽くした羌瘣は、立ち上がる気力すら失くしてしまいます。
帰るという意志を持てた信が羌瘣の存在に気づいたときにはもう、自分で立つことすらできなくなっていました。
そのために、もうここで自分が現世へと帰ることはできないと思い、最後に涙を流しながら信を抱きしめ、信を現世へと強制的に返して自身は天地の間に残ったのです。
羌瘣を蘇らせるなら龐煖?
しかし、羌瘣は後の趙が滅亡する戦に登場することが史実ではわかっています。
そのため、羌瘣もまたこの天地の間から現世へと帰る必要があるのです。
その力を持つのが、信が倒した龐煖となるでしょう。
龐煖が両親譲りのハンドパワーで羌瘣へ力を与え、その力をもって羌瘣もまた龐煖から強制的に現世へと戻されるのではないでしょうか。
あくまでも予想ではありますが、何のために龐煖の両親のエピソードが描かれたのかを考えると、龐煖がその力を何らかの形で使うから、としか思えないのです…。
龐煖が最後に求道者として癒しの力を使うことで、羌瘣も蘇ることになれば…と期待しています!
【追記】羌瘣を蘇らせるのは松左と去亥!
追加で判明した『キングダム』631話によると、どうやら羌瘣は完全には天地の間の闇に吸収されることはなかったようです!
底なし沼の様になってしまった地面に倒れこんでしまい、このまま死んでいくのだろうと自暴自棄になっていた羌瘣でしたが、救い出したのはなんと松左と去亥!
朱海平原の戦いで亡くなってしまった、飛信隊の戦友です。
二人は、羌瘣にこれからの飛信隊を頼むと伝言を告げ、信を羌瘣が光の穴へと送り出したように、松左と去亥もまた羌瘣を光の穴へと送り出してくれるのでした。
これで、羌瘣もほぼ間違いなく現世へと戻ることができたことになるでしょう!
しかし、こうなると龐煖のあの回想は何の意味があったのかますますわからなくなりました…。
癒す者としての力がある、ということでなかったとしたら単に、走馬灯のようにこれまでの出来事を思い出したということだったのでしょうか…。
羌瘣が禁術使用で完全に死亡…信蘇らせるも自身はあの世にいってしまうのまとめ
羌瘣が禁術使用で完全に死亡…信蘇らせるも自身はあの世にいってしまうという展開考察でしたがいかがでしょうか。
信が蘇ったとしても羌瘣も何とかして蘇らなければ、飛信隊の完全復活はあり得ません。
松左と去亥によって、何とかして羌瘣、帰ってきてほしいところです!