キングダム

羌瘣と幽連の因縁の関係とは?同じく暗殺を司る一族に生まれた宿命の対決!

大人気作品・『キングダム』においてヒロインとして信と飛信隊を支える存在が、軍師・河了貂と、副長の一人で特殊な呼吸法・巫舞を操る剣の遣い手・羌瘣の二人の女性キャラクターです。

『キングダム』630話、631話を通し、煖との激闘の末に死亡した信を蘇らせる為、羌瘣は禁断の術を駆使して「天地の間」と呼ばれる精神世界に足を踏み入れました

 

辿り着いたその場所は何もない「無」の空間で、そこでかつての敵であり自らが葬った筈の幽連に出会います。

正確には発する気配から幽連の姿をした「何か」であると羌瘣は感じた様子でしたが、その正体は謎のままでした。

『キングダム』632話で羌瘣が起き上がったときに明らかになる可能性も?

 

そこで今回は、羌瘣と幽連のこれまでの経緯や関わりについて少し振り返ってみたいと思います。

 

Contents

羌瘣の生い立ちと「祭」

羌瘣と幽連の因縁の関係とは?同じく暗殺を司る一族に生まれた宿命の対決!

 

羌瘣は、中華全土にその名を知られた暗殺を生業とする一族の一つ・羌族の出自で、それら複数の一族から1名のみが選出される蚩尤の座を目指すべく育てられた少女でした。

この蚩尤という暗殺集団の頂点の座に着く為には、「祭」と呼ばれる戦いに勝利する必要があります。

 

生まれながらにして高い戦闘能力の素養を備えていた羌瘣は、同族で実の姉のように慕っていた象姉と共に「祭」の羌族代表に選出されます。

しかしそこで蚩尤になると言う事は、象姉を含み他族の全候補者を殺害するという過酷な運命を意味していました。

 

羌瘣よりも幾分年上の象姉はお互いが殺し合う現実を回避しようと、「祭」の当日に薬で羌瘣を眠らせ一人で参加します。

「祭」の日の夕方、ようやく目を覚ました羌瘣は慌てて戦いの場に駆けつけますが、最愛の象姉は既に殺された後であり、それを実行した者こそ新たな蚩尤となった幽連でした。

 

幽連と羌瘣の対決

羌瘣と幽連の因縁の関係とは?同じく暗殺を司る一族に生まれた宿命の対決!

 

象姉の死後、羌瘣は敵である幽連を殺害する事だけを目標にして生きていきます。

戦場で偶然出会った信と嬴政の暗殺団の一員として再会し、翻意して仲間となった後もその目標は変わらず、初期の頃は飛信隊の皆とも敢えて距離を置く姿勢を貫いていました。

 

しかしそんな羌瘣の態度も、信を始めとする飛信隊の仲間達の赤心に触れ次第に変化していきます。

具体的に羌瘣は象姉の敵・幽連を倒した後に、信と共に大将軍を目指す事を自身の新たな目標に掲げました

 

こうして一時飛信隊を離れた羌瘣は、羌族の里を出た仲間からの情報を得て幽連の所在を掴むと一人敵討ちに挑みます。

「祭」では幽連らが多数で象姉を殺害したと見て、個の技量では勝てると考えていた羌瘣でしたが対峙すると幽連の強さに圧倒されました。

 

羌族の中でも希有な実力を持つ羌瘣を追い詰めた幽連でしたが、最終的には覚醒した羌瘣によって敗北を喫します。

その逆転の要因こそ羌瘣と飛信隊の皆との絆であり、これが光の糸となって巫舞の最深部から羌瘣を引き上げ、その力のみを最大限に発揮させた原動力でした。

 

こうして巫舞の境地を極めた羌瘣は幽連を倒し、皆が待つ飛信隊へと復帰し今に至ります。

 

羌瘣と幽連の対決の感想

羌瘣と幽連の因縁の関係とは?同じく暗殺を司る一族に生まれた宿命の対決!

 

幽連の配下の20数名もの刺客達を向こうに回し、ほぼ一人で全く遅れを取る事無く斬り伏せて行った羌瘣の強さには、目を見張るものがありました。

しかしそんな羌瘣の剣を持ってしても幽連には通用せず、現役の蚩尤の実力を嫌という程に見せつけます。

 

力を引き出すために羌瘣は巫舞の最深部に捕らわれ、戻れない可能性すら脳裏に過ぎったものの、自分を引き留める光の存在に気付いて奇跡の逆転勝利を得ました。

これは武術における心・技・体のうち、後者の2点では自分を上回っていた幽連を、正に心の1点で凌駕したものだったと言えるのではないでしょうか?

 

しかして、この域にまで自身の巫舞を到達させた羌瘣ですら、煖を倒せなかったことは彼の者の尋常ならざる武威を示していたとも言えそうです。

 

羌瘣と幽連の因縁の関係とは?同じく暗殺を司る一族に生まれた宿命の対決!のまとめ

羌瘣と幽連の因縁の関係とは?同じく暗殺を司る一族に生まれた宿命の対決!

 

羌瘣は代々暗殺を生業とする一族のひとつ・羌族に生まれ、呼吸法・巫舞を操る剣の遣い手として育てられます。

羌瘣が実の姉のように慕う象姉は、蚩尤を決める「祭」で羌瘣が死ぬ事を恐れ、眠らせて単身でこれに挑むも幽連の前に命を落としました

 

羌瘣は象姉の敵を討つことだけを生きる目標にしていましたが、偶然出会った信達との交流を経てその後の生き方も模索するようになります。

但しそのためには先ず幽連を討ち果たそうと、伝手を辿って対決に向かいました。

 

幽連と対峙した羌瘣は予想外のその強さに敗北を予期しますが、巫舞の最深部に至ったとき自身を引き止める光が飛信隊だと気付いて覚醒します。

それによって最大の力を得た羌瘣は、見事に幽連を討ち象姉の敵を取ると同時に、巫舞の奥義にも到達しました。

 

現在は大将軍を目指す目標を掲げ中で、そのきっかけとなった信を蘇らせた羌瘣。

しかし天地の間に行く前に出会った幽連が何かするかもしれない危険性もありますね…。

巫舞の奥義にも通じる禁術を駆使し、自分を犠牲にしかねない彼女の行動が実を結ぶのか、また幽連の見た目をまとう存在の正体とは何なのか、『キングダム』本編での描写から目が離せません!

 

ABOUT ME
まんがライフハック管理者/SHOT
漫画歴25年以上、読破した漫画は1000タイトル以上(だいたい) 。日夜まんがを独自視点で解説・考察。30代男性、日系大手→外資系戦略コンサル→起業構想中(←今ココ)。家族超ラブ(妻・長男・長女)!特に好きな連載中作品はワンピース・呪術廻戦・アンデッドアンラック・キングダム・ヒストリエ・ヴィンランドサガ・アオアシ・喧嘩稼業・ハンターハンター(一応連載中扱い)
テキストのコピーはできません。