『ワンピース』の物語の開始当初からブレることなく海賊王を目指す「モンキー・D・ルフィ」
現在、ワノ国編過去編が終わればいよいよカイドウとの戦いとあって、どうなるのか非常に気になっています!
そして歴史上ただ一人海賊王と呼ばれる「ゴール・D・ロジャー」
ゴールド・ロジャーと呼ばれていた頃のロジャーが現在『ワンピース』965話で描かれていますが、やはり屈強でかっこいいですね!
実は、二人には非常に多くの共通点が見受けられます。
今回はルフィとロジャー、二人の共通点についてまとめてみたいと思います。
Contents
ルフィとロジャーの共通点まとめ
生まれた時代も違い、見た目もそこまで似ている訳ではないルフィとロジャー。
しかしどこか同じ様な雰囲気を持つ彼らにはどんな共通点があるのでしょうか。
ルフィとロジャーの共通点①:Dの一族
二人の名前に共通しているのがDの文字。
この文字自体の意味は明らかになっていないものの、何か大きな意味を持っているはず。
世間的にはゴールド・ロジャーと呼ばれるロジャーですが、本当の名前はゴール・D・ロジャー。
政府が情報を操作してゴールド・ロジャーと呼ばせるようにした形となっていて、それこそがDの文字を隠したいという気持ちの表れでしょう。
同じくトラファルガー・ローも自分の名前のDを隠しており、隠した方が良いと考えるのが普通なのかも。
世界を創造したとされる天竜人はDの一族の事を「神の天敵」と呼び、Dを持つ者が世間を揺らすことを快く思いはしません。
既に世界的な海賊になったルフィもいつかそのDの文字を政府によって隠されるような事になるのかもしれませんね。
ルフィとロジャーの共通点②:覇王色の覇気を持つ
数百万人に一人しかいない「覇王色の覇気」の持ち主。
王の資質とも呼ばれるこの力をルフィもロジャーも持ち合わせています。
レイリーによれば世界で名をあげるような大物はおおよそこの資質を持っているのだそう。
ロジャー海賊団において副船長だったレイリー自身が凄まじい覇気の持ち主だった事から考えても、ロジャーの覇気はそれ以上に凄まじいものがあったのではないかと想像出来ますね。
ルフィとロジャーの共通点③:東の海(イーストブルー)出身
ロジャーの出身は東の海(イーストブルー)のローグタウン。
グランドラインの入り口にある街で、元々は始まりの町と呼ばれていました。
しかしその町でロジャーが処刑された事もあって始まりと終わりの町となった訳ですね。
そしてルフィも東の海(イーストブルー)出身で、ゴア王国のフーシャ村で生まれました。
東の海(イーストブルー)は最弱の海と呼ばれており、そこから海賊王を目指しているというのも面白い所です。
ルフィとロジャーの共通点④:麦わら帽子
「その麦わら帽子は精悍な男によく似合う」
ロジャーをよく知るレイリーはルフィに会った時にそんな言葉を口にしました。
ルフィの通り名にもなっている麦わら帽子。
それはルフィが幼い頃に恩人であり大海賊のシャンクスから預けられたもの。
そしていつか立派な海賊になった時に返す約束のアイテムでもあります。
そんな麦わら帽子ですが、元々はシャンクスがロジャーから引き継いでいたもの。
ロジャーからシャンクスを挟んでルフィに引き継がれたというのは大きな意味を感じてしまいますね。
ルフィとロジャーの共通点⑤:死刑台で笑う
自らが生まれ育ったローグタウンで処刑される事になったロジャー。
しかし彼はその最期の瞬間まで笑顔で、死にゆく彼が残した言葉によって大海賊時代が生まれていきました。
グランドラインを制覇し伝説の存在となったロジャーが死と引き換えに新たに伝説を生み出していったのだから恐ろしいですよね。
そしてルフィもローグタウンでバギーの手によって処刑されそうになりました。
絶体絶命の状態ながらも、全てを受け入れて笑って最期の時を迎えようとしていたルフィ。
結局処刑は成されませんでしたが、その様子を見ていた海軍のスモーカーはそのルフィの姿をかつてのロジャーの姿と重ねていました。
死に際にして笑顔を見せるというのはそれだけインパクトがありますし、スモーカーがそう感じるのも自然な事だと思います。
ルフィとロジャーの共通点⑥:二人が持つ空気感
空島のガン・フォールはロジャーの事を知る人間の一人。
彼はルフィからロジャーと似た空気を感じていました。
そしてロジャー海賊団の船医だったクロッカスもルフィから何かを感じ取りました。
「あいつらは・・我々の待ち望んだ海賊達だろうか・・・なんとも不思議な空気を持つ男だ」と。
そしてウォーターセブンのココロさんもルフィからロジャーと似た部分を感じていました。
「ロジャーの奴もこんなバカ野郎だったねぇ・・」と。
ロジャーをよく知る彼らは皆ルフィから同じ様な空気を感じていた訳です。
外見が似ている訳でもないルフィに対してそう感じるのだから、やはりどこかそういう空気をルフィが発しているのかもしれませんね。
ルフィとロジャーの共通点⑦:海王類の声が聞こえる
魚人島での戦いの中で巨大な海王類の声を聞いていたルフィ。
そしてその時、海王類達はかつてロジャーも同じように声が聞こえていた事を思い出していました。
レイリー曰くロジャーは万物の声を聞くことが出来る存在。
海王類の声を聞く事が出来るというのもその能力によるものなのかもしれませんし、ルフィも同じ様な力を持っているのかもしれません。
とはいえ声が聞こえるだけで、それ以上の事が出来る訳でもないというのも共通点となっています。
ルフィとロジャーの共通点⑧:支配には興味がない
「支配なんかしねぇよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ」
そんな風に支配ではなく自由を求めていたルフィ。
「おれは支配には興味がねぇんだよシキ!!やりてぇようにやらねぇと海賊やってる意味がねぇだろ!!」
これは共に海を支配しようと誘うシキに対して言い放ったロジャーの言葉。
二人に共通するのは支配ではなく自由である事。
似通った二人の考えは、天竜人が支配する世界政府のやり方とは正反対のものと言えるでしょう。
ルフィとロジャーの共通点⑨:同じ言葉
シャンクスはルフィと出会った時の事をレイリーに語りました。
ロジャーがいつか語ったのと同じ言葉をルフィが言った事に驚いていたんですね。
二人が何と言ったのかはまだ明らかにはなっていません。
しかしルフィが言った言葉はおそらくエースやサボに語った「夢の果て」の言葉なのだと思われます。
ルフィが何と言ったのかはまだ謎ですが、同じ言葉をロジャーが言っていたという事は二人が同じ所へ進もうとしていたのだと感じさせますね。
ルフィとロジャーの共通点⑩:周りの話を聞かずに自分の道を進む
二人とも周りの誰に言われようとも自分の道を突き進むという所も共通点と言えるでしょう。
ルフィはいつも仲間達の言葉を聞かずに暴走しがちですし、仲間達もそんなルフィの行動をもはや止めようともしていない気がします。
対してロジャーの方はそれほど直接的に描かれてはいません。
しかしロジャーの仲間であるスコッパー・ギャバンはロジャーと長い付き合いであるにも関わらず止められたことはないと語っていました。
勝手な行動で周りに迷惑をかける事はあっても、本当に重要な場面での選択は間違えない。
そういうイメージが二人から感じられますね。
ルフィとロジャーの共通点⑪:宴が大好き
『ワンピース』と言えば色々な事件を解決した後で待っているのが宴ですよね。
ルフィが行く島々で関わった人達を大勢巻き込んでの宴はにぎやかでとても楽しそうなものとなっています。
そしてロジャーもレイリー曰く「ハデにやらかす事が大好きな男」
宴はもちろん戦い方もハデだったとの事。
もちろんこの時代の海賊たちは皆が宴好きな気もしますが、彼らはその中でも特に宴好きと言えるような気がします。
ルフィとロジャーの共通点⑫:象主の声が聞こえる
海王類の声を聞くことが出来るルフィとロジャー。
二人はそれだけでなくミンク族の国を乗せて歩く象主の声も聞こえていました。
とはいえやはり聞こえるだけでそれ以上に何か出来るという訳ではないようです。
モモの助は象主に命令する事が出来ましたし、聞こえるだけの者と命令できる者との違いが何なのかも気になる所ですね。
いずれにしてもやはりこういう力の事をレイリーは「万物の声が聞ける」と評したのではないかと思われます。
ルフィとロジャーの共通点⑬:ロードポーネグリフが必要な者だと見込まれる
象主の上にあるモコモ王国でルフィ達は特別なポーネグリフであるロードポーネグリフを見せてもらう事に。
それはグランドラインのゴール地点と言えるラフテルへ行くために必要な4つのうちの1つ。
当然ミンク族にとって非常に重要なものなだけあり、誰にでも見せてくれるようなものではありません。
ペドロによれば26年前にロジャーの海賊団に見せて以来の事のようで、恩人だったとはいえ光月家の者以外に見せるのは非常に驚くべきことだったそうです。
イヌアラシとネコマムシはルフィの姿をロジャーに重ねたからこそ見せてくれたという事です。
その後の冒険でロードポーネグリフが必要になるのだと見込んでいたのでしょうね。
ルフィとロジャーの共通点⑭:本人を知る者と知らない者の評価の差
ロジャーはもちろんですが、ルフィも今や大海賊の一人となりました。
そしてその評判は相当に悪いものとなっていますよね。
わかりやすいのが2年の修業を終えた後のシャボンディ諸島の場面で、そこではルフィ達の悪名を利用しようとした偽物達が現れたりしていました。
世間でのニュースなどから知ることの出来るルフィ達の情報だけで考えれば、非常に危険な事をやらかしまくっているという印象が強すぎるのでしょう。
そしてロジャーの場合は政府による印象操作が強いせいか、彼の死後でさえ大悪党としてその名が残される事になりました。
彼の息子である事で苦しんだエースの幼少期を見れば、それがどれだけ酷いものだったか分かりますよね。
しかし実際の所、ルフィ達をよく知る者にとってはそんな印象はまるでないでしょう。
そういった危険なイメージはかなり作られているものである事が感じられます。
ライバルの海賊達にも認められていて、そして敵である海兵達にも認められる存在。
ルフィとロジャーはどちらもそういう存在になったのだと思います。
ルフィとロジャーの共通点⑮:背後にいる者のために絶対に退かない
エニエス・ロビーでのロブ・ルッチとの戦いの際に、ルフィはこんな事を言いました。
「お前をここで逃したら・・お前は仲間を殺しにいく!!おれはお前から目を離さねぇ!」と。
そしてロジャーも、自分の後ろに愛する者がいた時逃げずに立ち止まったそうです。
一緒に逃げれば仲間達も危険に晒してしまうから。
「逃げない」のではなく、目の前の敵が仲間を追わないように「逃さない」のだと。
やはり気持ちは彼らの強さにも大きく影響してくると思います。
ロビンを助ける為に動いていたルフィも、助けていいのだと分かってからの方がずっと強さを発揮していましたしね。
ルフィもロジャーも誰かの為に戦う時が一番強かったのだと思います。
ルフィとロジャーの共通点⑯:ビッグ・マムからポーネグリフをゲット
4つのロードポーネグリフのうちの1つを保有するビッグ・マム。
彼女は昔ロジャーにそのポーネグリフの写しを奪われてしまったそうです。
それによってロジャーがラフテルへとたどり着く事となっただけに、彼女も警戒はしていました。
しかしサンジの奪還の為にホールケーキアイランドへとやってきたルフィ達に、ビッグ・マムはまたしてもポーネグリフを写しを盗まれてしまう事に。
ルフィ達にとってはサンジ奪還に次ぐ第二の目標でしたが、おそらくここで写しをゲット出来た事は非常に大きな事だったと思います。
そう考えればビッグ・マムとしては痛恨のミスを繰り返してしまったという事になるでしょう。
ルフィとロジャーの共通点⑰:運や天候に恵まれている
ルフィがローグタウンで処刑されかけたその時、まるで処刑を止めるかのように落雷が発生。
処刑されかけたルフィ本人でさえ自らの死を受け入れていましたが、怪我もなく事なきを得ました。
さらにローグタウンから逃げ出す際にも猛烈な突風などに救われていました。
天候に恵まれているとも言えますし、単純に運が良いとも言えるでしょう。
そしてロジャーも金獅子のシキとの「エッドウォーの海戦」において、圧倒的に劣勢の状況を突如荒れ狂う天候によって救われています。
天候に恵まれているというか、天に愛されていると言っても良さそうですよね。
とはいえローグタウンにはルフィの父親であるドラゴンがいたので、もしかすると人為的なものという可能性もありそうです。
もちろんそうだとしても二人が揃って強運である事は間違いないと思いますが。
ルフィとロジャーの共通点まとめ
かなり多いルフィとロジャーの共通点。
ルフィはロジャーに次いで海賊王になるであろう男な訳ですから、似ている部分があっても当然なのかもしれません。
しかしそれが果たして何か意味があっての事なのかどうかが気になりますよね。
Dの意思は二人にとってどんな意味を持っているのか?
今後もっと共通点が明らかになっていくかもしれませんし、注目していきたいですね!