『鬼滅の刃』193話で、イヤー無惨がまさかのまさか、ものすごく慌てふためいているのがヤバすぎました!
自分の攻撃の速度が遅くなっていることに気づき、その原因が自身の老化だということを突き止めたからこそなのですが…
何故ここまで無惨が眼をこれでもかというくらいに見開いてしまうほど驚愕してしまったのか!?
今回は『鬼滅の刃』で、無惨が自分の老化に異常に取り乱してヤバイ!白髪になったのも伏線で狼狽が止まらない…ということで、妄想入れながら考察していきます!
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無惨が自分の老化に異常に取り乱してヤバイ!
無惨は炭治郎が蘇り、日の呼吸を使いこなして攻めてきてもかなりの余裕でした。
柱たちを葬ってから(実際はまだ生きていると思いますが)現れた炭治郎は、柱と同じくらいの攻撃力や速さにはなっているかもしれませんが、それでも縁壱にはまったく及ばないと高を括っていたのです。
さらに時間が経つごとに、炭治郎も消費が激しく、疲れの色を隠せない状況に。
いつでも仕留められると思っていたのでしょう。
そこまで怒らないような状況で触手を放って行くのですが…これが炭治郎に当たらず、避けられてしまうのです。
炭治郎は疲弊しきっていて足取りも重く、更には重傷。
しかし余裕を見せているはずの無惨であるにもかかわらず仕留めることができない。
よくよく考えて…
無惨自身もまた動きが遅くなってきていることにこの時点でようやく気付くのです!
柱と戦っている時にも気づくべきだった
遅くなっている、というのは炭治郎との戦いに突入する前にも気づけるタイミングは色々あったのではと思います。
いくら赫刀に顕現しようと、いくら姿を消した隊士たちが襲って来ようと、そこに振り回されるのが無惨ではないでしょう。
ちょっと力を出せば触手を全方位に瞬時に出してさらに腿からも新たな触手を出せる、そこに余裕をかけすぎていたのでしょうね。
または、人間が鬼に敵うわけがないと、覚醒した自分に敵うわけがないとも思ってもいたのでしょう。
何にしても、炭治郎がやってくる前にも気づける部分はいくらでもあったのになぜ…とも思ってしまいます。
無惨の動きが遅くなっている原因こそ老化というヤバさ
そして、ここからは珠世さんとしのぶさんの動きがナイスグッジョブということなのですが、珠世さんが仕込んでいた薬は何も人間に戻すだけの薬ではなかったと。
他にも何かしらの作用があったのですね。
それは何なのだ!?と細胞上の珠世に聞くも、おそらく支配しているにもかかわらず、お前いくつ脳味噌あると思ってるんだばりの珠世さんの発言で激おこになってしまう無惨!
そしてまた、炭治郎との戦いの最中にも関わらず、さらに細胞の記憶を呼び起こすなんて言う余裕状態を見せてしまいます。
しかしここで判明したのが、しのぶさんのナイスな行動でした!
しのぶの作戦が功をなす
しのぶさんは、薬は一つの効果で終わらせず、複数の効果を重ねて発揮させることにしたのです。
そして最初に出てくる効果の「人間に戻す」というのは、おそらく「どうせ効かない」と思っていたのでしょう。
むしろ、「人間に戻す」ということだけを意識させ、それ以外の効果を感じさせないようにさせるための狙いがあったのかもしれませんが…。
「人間に戻す」の裏に何を入れていたかというと、「老化」だったのです!
この「老化」こそがより強力に効くように作成していたのですね!しのぶさん、亡くなってはしまいましたが、亡くなってからもこうして物語本編に影響を与えていくなんてさすがすぎます!!
老化の効果が半端ない!!
そしてこの「老化」の効果がスゴイ…。
珠世が作ったこの薬なら、無惨を一分で五十年老化させることができるとのこと。
そして無惨は実際に、薬の効果が表れてからおそらく三時間は経っているとのことで…
計算すると、九千年老化していることになっているんです!
この「九千年の老化」ということが分かった瞬間に、目をこれでもかというくらいに見開いて驚きっぱなしだったのですね…。
イヤぁ、ヤバいですよ無惨さん、リアクションがすごくて!!
白髪になったときに気づかなかった?
もっともヤバいのは、自分が白髪になったときに「もしかしたらちょっとこの髪老いちゃったんじゃね?」と気づいていなかった点でしょう!
白髪になったことが自分の力が覚醒したからと思っていたのでしょうが…さすがに若い男性であったり、時には女性の姿になっていたりと、かなり外見を気にする無惨だと思っていたので、髪の色を気にしなくなったのは本当に意外でした。
それだけ、人間への怒りが外見を気にすることよりも凌駕していたということなんでしょうね…。
しかし白髪になった本当の意味は「老化」だったと。
さらに、髪の色が白いのももしかして…と無惨が後で気にするのもなんだか可哀想で切なくなります!
なぜそこまで無惨は老化を恐れた?
無惨のあの表情はもう、老化を恐れているとしか思えない表情なんですよね。
老化で自分弱まったのかー!!という驚きももちろんあったと思うのですが。
この狼狽の仕方…何故そこまでのリアクションだったのか。
おそらくは無惨はやはり、若さに執着もあったのでしょう。
当然若ければ体力もあるし知能も働き、活動的になれますしね、やりたいことも思う存分にやれる、そのための不死の身体でもあったのでしょう。
そしてそのために人間をくらい、その一人一人の生命を自らのものにしていくことで若さを保ち、言い換えるなら老化を停止させていた。
しかし珠世の薬という予想外のものが自分を老化させてしまうことに気づいた!
もしこのまま効果を発揮し続けることができるなら、夜明けまでは一時間をきりましたが、あと三千年は老化させることのできる可能性もありますね。
そうなると、炭治郎との戦う時間が延びれば伸びるほど老化していくことになるので…狼狽するのも無理はないでしょうが、小物加減がますます増してしまいましたね!
無惨は歴代のボスになりたい小物感満載?
よくわかる鬼舞辻無惨
太陽を克服して完璧な生物になりたい→カーズ
人を食料としか見ていない傲慢さ→DIO/ディオ・ブランドー
自分を人智を越えた者と思い込んだクズ→プッチ神父
癖(食人欲)を押さえられない→吉良吉影
誰にも知られず優位性を保ったまま危険もなく甘い汁だけ吸いたい→ディアボロ— リュウビ (@Aa12ikusaGa) February 6, 2020
更に…こうなってくると無惨は本当にジョジョ関係のボスに近い描写がますます浮き彫りになってきます。
このボスたちに近づけたいための小物感があるというか…。
例えば、人をあくまでもパンや米みたいな単なる食料としてしか見ていない、という無惨の在り方はまさしくディオですよね。
しかしもしその食料という生命によって今の老化が繋ぎ留められているなら、今回老化促進剤を発動してしまったことでこの繋ぎ留めも破壊されているかもしれません。
となると、更に老化が進む可能性も!?
これまでに捕食してきた生命からの逆襲という意味もありそうですね…。
老化を拒絶するために無惨はどうする?
ということでおそらくこのまま老化させるのは無惨は確実に拒否するでしょう。
珠世の細胞を吐き出すか、自身の身体にしみ込んだ薬の効果をも何らかの形で排除してしまう可能性ももちろんあります。
ただ、そうすることで確実にスキは生まれると思うので、もし老化排除を優先するなら炭治郎にとって優勢になることは間違いありませんね。
今も日の呼吸を繋ぎ続けているので、このまま体力が続くならば…ということではありますが。
あと一時間。炭治郎が一時間もの間攻め続けることができるか、その間に新たな助っ人が来るか、無惨がこのまま弱体化するか…見ものではあります!
無惨が自分の老化に異常に取り乱してヤバイ!白髪になったのも伏線で狼狽が止まらないのまとめ
無惨がここまで老化してしまったことを後悔するような素振りを見せたのは、やはり老化していく自分がいるということが我慢ならなかったのでしょうね。
太陽を克服せずとも鬼である以上、そして最強の位置にいる以上、生きてはいける。
しかし克服することに熱心になっているその姿は、何か哀れみさえ覚えます。
生きる死ぬ、それも大事なことなのでしょうが、無惨にとっては永遠の若さというのも一つの信念と言いますか、自らの支配下に置きたいものだったのかもしれません。
それを断ち切ろうとしているのが炭治郎!
ここから無惨を圧倒していってほしいものですが、どうなるか!?