週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話22話のネタバレと感想、展開考察です!
吹雪から学んだ退きながら斬るやり方で瘴奸に傷をつけた事で満面の笑みを浮かべていた時行。
一方幹部の一人である死蝋に苦戦しながらも、狐次郎と亜也子は必死に食らいついてなんとか勝利する事に。
時行は狭い室内で延々と逃げ続ける事で傷ついた瘴奸を追い詰めていき、圧倒的な逃げ上手っぷりに瘴奸も時行を化け物だと感じるのでした。
時行と瘴奸の戦いの結末とは!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話22話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君22話ネタバレ
『逃げ上手の若君』22話
「御仏1334」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君22話ネタバレ:能ある鷹が隠した力とは!?
腐乱が真の実力を隠している事を見破っていた吹雪。
しかしそれでも腐乱の変化する太刀筋を見て吹雪も驚かされる事に。
この時代の剣術は力任せが主流であり複雑な技術が広まるのはまだ先の事。
それだけに複雑に刃先を操る剣術を使う腐乱からの一撃を避けきれずに吹雪もダメージを負う事に。
珍しい剣術なだけに技を教えた達人がいるはずだと師匠が誰かを問いかける吹雪。
しかし腐乱は言う必要はないと言い切ります。
能ある鷹は全てを隠すのだと。
組織の中で自分の能力を全て見せてしまえば、他の雑魚や幹部のように能力に応じて使い潰されてしまう。
それならば道化を演じて頭の傍らに侍り、甘い汁だけを頂くのが一番賢いやり方。
研いだ爪を使うのは一瞬だけであり、自らの爪に気づいた奴を殺す時や頭を殺して党を乗っ取る時だけ。
隠す事こそが乱世の処世術だと語る腐乱は、複雑な刃で吹雪に猛攻を仕掛けてくるのでした。
道化のように見えて実は強かったという腐乱ですが、まさかのテクニカルな剣術使いでしたね。
あえて自ら道化を演じる事で上手く立ち回るというのは完全に賢い奴のやり方で、ちょっとだけ彼の素顔が見たくなりました。
師匠の名前を吹雪が気にしていましたが、かなり名のある人物だったりするのでしょうか?
逃げ上手の若君22話ネタバレ:吹雪が時行に惹かれる理由
実力も何もかもを隠していた腐乱。
彼が使ってくるのは真っ直ぐの太刀筋と手首で曲げる独特な太刀筋の2つ。
この2つの太刀筋は直前まで隠されていて見分けがつかないもの。
しかし吹雪は腐乱の場合は刀を振り上げた時点で既に肘の高さが違う事に気づいていました。
つまり腐乱は太刀筋の違いを完全には隠しきれていないのだと。
2つの太刀筋を完全に見破って防ぎ切ると、腐乱の股間を蹴り上げる吹雪。
完璧に隠されれば恐ろしい剣技ながらも、使い手が技の要点を理解していないと吹雪は感じていました。
それだけに思っていたよりも大したものを隠しておらずがっかりだと。
完全に腐乱の太刀筋を受け流して顔面に強烈な蹴りを叩き込む吹雪。
二刀を自在に操るだけでなく体術まで使う吹雪に、腐乱の方が吹雪の隠しているものの多さに圧倒される事に。
この村の戦略的価値や村の子等の戦術的価値。
そんな隠れた宝石を探し当てた時に冷めた体が少しだけ温かくなると感じていた吹雪。
自分が時行に惹かれてしまう理由も、彼が異常に巨大な何かを隠しているからだと気づいていました。
焦る腐乱の刃を躱して懐に飛び込み吹雪は2本の刀を腐乱の首元へ。
貴方はもう結構だと冷たく言い放つとそのまま腐乱の首を掻っ切るのでした。
思いがけず強かった腐乱に手こずるかと思いきや、吹雪の方が隠している力が圧倒的過ぎましたね。
敵の力を見破る戦術眼はもちろん、二刀を操り体術まで完璧となると本当に万能キャラ過ぎます。
彼が仲間になれば今後の時行にとっての大きな戦力になってくれるでしょうね。
逃げ上手の若君22話ネタバレ:瘴奸の過去と最期に見たもの
手首に傷をつけられ、完全に逃げモードに入った時行に翻弄されていた瘴奸。
笑顔で逃げ続ける時行には全くついていけず、自分が出血多量で死ぬのだと絶望さえする事に。
意識がもう途切れそうになった彼の脳裏に浮かび上がってきたのはこれまでの自分の半生でした。
武士の家に生まれながらも、父からは自分に継がせる領地はないと言われてしまった瘴奸。
先祖代々兄弟全員に土地を分配してきた事で狭い土地しか残っておらず、父親は長男に全ての領地を継がせて瘴奸には兄の補佐をするよう命じます。
それはつまり兄の召使いになれと言っているようなもの。
瘴奸にとっては武芸と兵法を鍛えてきたのは自分の領地を護る為であり、領地のない武士など武士ではないと怒りの涙を流すのでした。
居場所がほしければ奪うしかなくなり、そこからは完全に闇へと堕ちた瘴奸。
いつしか奪う事が快楽となり、子供を売り自分と同じ闇へと引きずり込む事で気を晴らす事に。
とはいえ追われる身には安らげる場所もなく、大戦に誘われて一発逆転を狙うも敗け戦で名を上げる事も出来ず。
そんな瘴奸が闇の中にいると気づいていたのは楠木という男。
どこかに光差す地もあるだろうから追手の来ない場所へと逃げろと言われたものの、瘴奸は結局これまで光を見つけられずにいました。
しかし死が目の前に近づく中で瘴奸が見たのは紛れもない光。
強い光を放ち笑顔のまま逃げ続ける時行を見て瘴奸は勝てるはずがないのだと実感します。
こんな乱世でこれだけ無垢に笑える奴は人間ではない。
そう感じた瘴奸は、自分なんかにも笑ってくれるのかと時行を仏様に見立てて拝むのでした。
両手を合わせながら力尽きる瘴奸と、息を切らしながら瘴奸の死に少しだけ複雑そうな表情を浮かべる時行。
小屋の中は血だらけで地獄絵図となっていたものの、時行の元には嬉しそうな表情で戦いを終えた狐次郎や亜也子が駆けつけてくるのでした。
ひたすら外道としか言いようがなかった瘴奸ですが、彼もまたこの時代の被害者でもあった訳ですね。
闇に堕ちて光が見えない状況となった彼が最期に時行の姿に光を感じるというのが素晴らしい展開でした。
瘴奸が楠木という名前を出していましたが、楠木正成の事なのでしょうね。
逃げ上手の若君22話ネタバレの感想考察
村を守る為の戦いに完全に決着がついた今回。
悪党にも悪党に堕ちてしまった理由があるという部分が描かれたのもポイントでしたね。
やはりまず注目だったのが腐乱が隠していた本当の実力の部分。
太刀筋を変化させるという技術による強さを隠していて、複雑な技術の少ないこの時代では驚異となるものだったのでしょう。
こういう歴史の授業では絶対に学べない所が面白い所ですよね。
しかしそんな強敵の腐乱でさえも完全に圧倒してしまった吹雪。
腐乱が隠していたものよりも吹雪が隠していた実力の方が遥かに上だったと言えそうですね。
隠しているものを見つける事が好きな吹雪にとっては、時行が隠しているものの大きさは当然惹かれるものでしょう。
真実を知った際に吹雪がどんな反応を示すのかも注目です。
一方で時行との戦いで絶望感を味わわされていた瘴奸。
出血多量の状態で止血する事も出来ず、当然時行を捉える事も出来ないのだから本当に絶望的な状況に追い込まれていましたね。
そんな瘴奸にもやはり悪党に堕ちる理由がありました。
この時代であったり武士の生き方の弊害とも言えるものだった訳で、生まれた時点で生き方が決まっているのはやはり辛いですよね。
とはいえ当然彼がやって来た事を擁護出来るはずもありませんが。
それでも最期は時行の眩しい笑顔にいないと思っていた仏を感じていたのは救いだったのでしょう。
絶望した人生の最期がこれならば、確かに時行の鬼心仏刀は救いを与える剣だったと言えるのかもしれません。
シチュエーションを限定すれば時行がこれだけ恐ろしい存在になるというのが分かった面白い戦いでもありましたね。
逃げ上手の若君22話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話22話、そして23話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君22話ネタバレ展開考察:吹雪と腐乱の戦いの行方は!?
ネタキャラっぽく思われていた腐乱が実は強いと明かされていた前回。
しかし今回は吹雪と腐乱の戦いの様子は描かれていませんでした。
描かれ方的にも実はお頭である瘴奸よりも強い可能性を感じましたし、この戦いがどうなっていくのかは注目ですよね。
腐乱の強さを見破っていた吹雪ですし、流石に負ける展開はない気がします。
とはいえ本心を隠していた以上、腐乱の方も簡単にやられるとも思えません。
吹雪の強さに驚きながらも、戦いには決着がつかずそのまま逃げていくくらいなのかなぁと思います。
その上で実は腐乱が名のある武将だった・・なんて可能性もあるのかもしれません。
逃げ上手の若君22話ネタバレ展開考察:時行の鬼心仏刀が炸裂する!?
今回の冒頭で時行が瘴奸に「引き逃げる」という斬り方でダメージを与えていました。
これこそが時行の必殺技なのかと思ってしまいましたが、流石に地味すぎてこれを必殺技とは呼べませんよね。
ただ相手をちょっと斬りつけるだけでは「鬼心仏刀」という名前に負けている気がしちゃいますし。
とはいえ時行は既に完全に逃げモードに入っていて、後は瘴奸が力尽きるのを待つだけといった様子。
それだけにもしかすると瘴奸が力尽きそうになるそのタイミングで「鬼心仏刀」が炸裂するのかもしれませんね。
失血によって限界が近づき、瘴奸としては子供にじわじわと削られながら敗北していく。
血を失って動けなくなり、じわじわと死にゆくくらいならいっそ一思いに殺されたい。
そう感じてもおかしくなさそうですし、そんな相手に慈悲深くトドメを刺す技こそが「鬼心仏刀」なのかもしれません。
逃げ上手の若君22話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話22話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】瘴奸さんの余裕がなくなってしまったのは誠に残念なのですが(余裕のあるプロ意識が欲しかった)、今回変態性癖バトルとして見てみると時行くんが勝っているのは認めるしかない…!だので瘴奸さんがいよいよ止血を気にするほど危機感を覚えるのも悔しいけど納得なんですよね~…#WJ29
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) June 20, 2021
【逃げ上手の若君】
輝いてるの見ると、やっぱり若君も変態だな…って思ったw
あと、薙刀で首切るシーン、すごく上手いし綺麗だった。(この表現でいいのかという問題があるけど)
最後のトーントーンしながらニッコニコなの笑うし、これは暗殺でもやってなかったっけ?(記憶…)#WJ29 #逃げ上手の若君— 紫鈴 (@shirinraka) June 20, 2021
逃げ上手の若君、バトルでは軽く見られることもある『勝手に流血が止まらない程度の怪我』を流れに組み込んで戦術として昇華してくるの良かったですね。
— korokoro (@boobie_non) June 21, 2021
逃げ上手の若君21話。
うん、主人公のやっていい戦い方じゃないな!相手が外道だから割とワクワクする感じに仕上がってますけど!解説で本郷先生が大河の平清盛に言及してたのは少し嬉しい。三丁礫の紀平次は、江戸時代のドラゴンボールこと曲亭馬琴の椿説弓張月にも出てましたね。
— (so)@闇に蠢くもの (@so98396853) June 21, 2021
〇逃げ上手の若君21話。(漫画)(週刊少年ジャンプ)
敵をリストカットして出血死まで逃げ回る作戦は上手い。
逃げ回る時行が凄い嬉しそうでまさに一石二鳥。— 処払 (@syohutu) June 21, 2021
逃げ上手の若君、誰よりもなによりも一番主人公がイカれてて、しかも普段はまともなのに根本のどうしようもないところなのが最高にたまんない
— ふぃあねす。 (@fianes0113) June 21, 2021
逃げ上手の若君22話ネタバレまとめ
時行の驚異の逃げ上手っぷりが炸裂していた今回。
どうやって屈強な相手を倒すのかと思っていましたが、失血させて逃げ回るという時行らしい戦い方でしたね。
狐次郎と亜也子の方も格上の相手に果敢に挑んでいて、まだまだ子供ながらも時行の為に大人と渡り合えるよう頑張っていました。
一人で強敵を倒す事は叶わなくとも、二人でならば強敵とも渡り合えるようになっていくのかもしれませんね。
ラストは時行の恍惚とも言える表情が見られました。
逃げ回るとなればここまで余裕で楽しめてしまう訳で、尊氏なんかとは全く違う化け物っぷりを感じさせられました。
戦いがどんな結末を迎えるのか注目ですね!
次回の『逃げ上手の若君』第23話を楽しみに待ちましょう!