週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話23話のネタバレと感想、展開考察です!
実力を隠していた腐乱との戦いに臨む吹雪。
複雑な剣術を使う腐乱に驚きながらも吹雪は相手の弱点を見破り、隠していた体術を使いながら腐乱を仕留めるのでした。
傷を負い時行を捉えられずに追い詰められていた瘴奸は自分の過去を振り返り、時行の姿に仏様を見て最期の時を迎えていくのでした。
勝利した時行を待つものとは!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話23話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君最新話23話ネタバレ
『逃げ上手の若君』23話
「臣従1334」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君23話ネタバレ:それぞれの増援と戦いの終わり
二人がかりでも勝てなかった敵のお頭を、時行がたった一人で倒した事に素直に感動していた狐次郎と亜也子。
時行は吹雪が授けてくれた技のおかげだと謙遜すると、狐次郎は確かに内小手を攻撃して逃げ回るだけで倒せるとはと違う驚き方をする事に。
亜也子に至っては時行の技を「臆病剣」扱いし、時行も流石に言い方が酷いとツッコむのでした。
敵の大将を倒した事で、後は大将の死を知らせて回れば残りの敵も逃げ出していくはず。
吹雪はそう考えていたものの、そこで突如として村へと攻め込んできたのは小笠原貞宗の軍。
先頭に立つ貞宗はすぐに時行の姿を確認し、また貴様かと矢を射ってくる事に。
とはいえここは諏訪の領地であり、狐次郎と亜也子からすればまた貴様かはこっちのセリフ。
しかし貞宗はこれが乱世だと開き直るのでした。
貞宗が村の正面からやって来るとは吹雪も想定しておらず、流石に貞宗は戦の勘所を押さえていると驚かされる事に。
他の味方も今いる敵との戦いで手一杯となっていてこのままでは勝ち目もない状態。
仕方なく村の南側から味方をまとめて脱出しようと考えるも、そこで後方から見えてきたのは無数の明かり。
敵も援軍を出してきたのかと気づいた貞宗達が見たのはいつかと同じ風間玄蕃の火でした。
駆けつけてきたのは頼重と玄蕃を先頭にした諏訪大社からの援軍。
ギリギリで間に合ったと仲間達が喜ぶ一方で、貞宗はすぐに状況を理解して退く事を選択します。
近くで戦う瘴奸の兵だけを回収すると指示を出した貞宗は、本格的に諏訪の軍と戦う程の用意はしていませんでした。
こんな所にも大将自ら出張ってくる貞宗はやっぱり危険で手強い相手ですよね。
最初の時行との対決で格が落ちたかと思いきや、そこからしっかり有能っぷりを見せつけているのが流石です。
悪党だった瘴奸を見捨てる事もなかった辺り、上司としてはついていきたくなるタイプと言えそうですね。
逃げ上手の若君23話ネタバレ:頼重の抱擁と吹雪が知った熱すぎる真実
素早く撤退の選択を取った貞宗が去り際に見たのは、何故か扉の内側についた大量の血液。
戦は野外で行われているだけに、何故そこに血がついているのかと貞宗は疑問に感じるのでした。
貞宗の軍が撤退していく事で、頼重は息子である諏訪時継に国境まで追い払うように指示。
その上で馬から降りると時行の元へと駆け寄ります。
何を言うでもなく時行の無事を確認して強く抱きしめる頼重。
目に涙を浮かべながら、時行が痛いと感じるくらいに強く抱きしめるのでした。
玄蕃が自分が馬を飛ばして急いだからだとアピールする一方、時行も村を守れたのは吹雪のお陰だと頼重へと説明します。
それだけに諏訪大社からも特別な計らいを・・・と。
頼重としても時行を助けられただけに報酬は弾むとご機嫌な様子。
時行はその流れで吹雪を郎党に加えたいと相談するも、頼重は特に考える事もなくそれを受け入れます。
しかし吹雪としては友達にはなりたいものの、郎党になるとなれば話は別。
自分が仕えたいのは天下を狙える主君であり、頼重ならばともかくと飯を食らいながら語る吹雪。
そんな吹雪に対して、時行を指差して小声で主君はこっちだとつぶやく頼重。
時行はそこでようやく自分が北条時行であり天下を狙っていると告白し、まさかの真実に吹雪も食べていた飯を吹き出しながら驚く事に。
大きな秘密を隠しているとは思っていたものの、流石にこの真実は予想よりも大きすぎるもの。
しかし北条の子が逃げ上手なのであれば全ての能力が恐ろしい武器に化けると感じた吹雪は、これは熱いと改めて感じるのでした。
未来が視えない不安なタイミングだったとはいえ、頼重は本当に時行を大事に思っているようですね。
そしてようやく吹雪も時行の正体が明かされる事となりました。
驚きながらも、逃げ上手と北条の子という2つが合わさる事で大きな武器になると考える辺りに吹雪の有能さが伝わってきますよね。
逃げ上手の若君23話ネタバレ:賊ではなく武士として
時行の正体に驚きながらも、自分の粟代は高いのだと語る吹雪。
隠している魅力の全てを引き出して天下の舞台へ行ってみようと郎党になる事を受け入れる事に。
しかし雫からは、諏訪大社であれば粟ではなくお米を食べても大丈夫だと伝えられて驚きを隠せない吹雪。
食べるのが好きなだけに極楽かと顔色を変える吹雪を見て、狐次郎も冴えているのか抜けているのかわからないと少し呆れるのでした。
一方で撤退を選んだ貞宗は時行に敗れた瘴奸を回収していました。
まだギリギリ息があったようで、貞宗によればあと1分止血が遅れれば死んでいたとの事。
目覚めた瘴奸は何故救援を出そうとしたのかと問いかけるも、貞宗の元には瘴奸達が虐殺に時間を浪費しているという報告が入っていました。
それだけに諏訪がその隙を見逃すほど甘くはないと貞宗は考えていたのでした。
領民を殺して無人の領地を手に入れたとしても税収は増えないと怒る貞宗。
瘴奸は何なりと処罰をと全てを受け入れようとしていたものの、貞宗は今回の作戦での瘴奸の戦略眼だけは卓越していたと評価します。
小さな領地を与えるから、そこでいずれ来る諏訪との決戦の為に牙を研げと。
これからは賊である事を禁じ、武士としてのみ自分に仕えるよう言い聞かせる貞宗。
死に際に見えた仏を思い出しながら、瘴奸は御意と貞宗の言葉を受け入れる事に。
しかし貞宗は瘴奸の瞳から賊の部分が消えているのを感じ、血と一緒に毒気も抜かれたのかと少しだけ疑問を覚えるのでした。
完全に息絶えたかと思われていた瘴奸でしたがギリギリの所で生きていましたね。
しかし貞宗は瘴奸を回収したり、諏訪の対応を予測していたり、瘴奸の良い部分は評価していたりと良い所しか見せません。
時行の剣が結果として瘴奸を救ったとも言える訳で、悪党の残虐的な戦いから一転して後味の良い終わり方となりましたね。
逃げ上手の若君23話ネタバレ:頼重の力の源泉となるものを
村での戦いを終え、諏訪大社へと戻ってきた時行。
今回の戦いで亡くなった武士達の死を悼み手を合わせていました。
自分が村を守りたいと臨んだ事で死んでしまった武士もいる。
将になるならばこういう結末も受け入れなければならないと時行も覚悟を決めようとしていました。
そんな時行を呼び寄せ、改めて今回の件について感謝と謝罪の気持ちを伝える頼重。
時行は勝手な行動をしたと謝ろうとするも、吹雪が指摘した通りあの村は誰も気づかなかった急所とも呼べる場所。
それだけにこれからは守りの兵を駐屯させようとしていました。
残された孤児達は諏訪大社で引き取る事となり、皆が吹雪と時行に感謝をしていて異存はない様子。
時行も子供達を救えた事で少しだけホッとする事に。
しかしその一方で頼重は珍しく真剣な表情で自らの事を語りだします。
時行を危険に晒してしまった以上自分の事も正直に言わねばならないのだと。
自分には未来が視えない時期があるのだと正直に告白した頼重。
朧げな未来ばかりが見える力とはいえ、全く見えなくなるといざという時に困ってしまうもの。
神の力に拠り所を求める者もいるだけに、時行には皆に内緒にしているようにとお願いします。
その上で時行には、自分が力を取り戻す手伝いをして欲しいのだと語る頼重。
時行にも自分の力の源泉を知っていて欲しいという頼重は、この世にはまだ武力や知力では測れない不可思議な力が残っていると語るのでした。
歴史モノでもある本作において頼重の力は特別過ぎる超能力とも言えるものでした。
しかしその能力についても作品内ではある程度の納得がいく説明をしてくれそうな展開ですね。
この部分をどう扱っていくのかによって今後の展開も大きく変わっていきそうな気がします。
逃げ上手の若君23話ネタバレの感想考察
村での戦いが完全に狩猟となり、エピローグ的な展開になった今回。
残虐な戦いとなっていたものの、最後は意外なくらいに綺麗にまとまっていましたね。
やっぱり有能過ぎる貞宗
敵のお頭である瘴奸を倒した事で戦いが終わるかと思いきやまたしてもやって来たのが貞宗。
瘴奸の動きを確認した上で現場に駆けつけてくるんだからやっぱり有能ですよね。
頼重が間に合ったからなんとかなりましたが、遅れていたら吹雪がいたとしてもかなりの大ピンチだったのでしょう。
しかも良すぎる眼によって瘴奸の戦いの痕跡にも気づき、瘴奸を死なせる事なく回収していたのは流石でした。
それでいて悪い部分は叱りながらも、良い部分はきちんと評価してあげているのが上司として素晴らしすぎますね。
綺麗な武士である自分にはない部分を瘴奸から取り入れようと考えている訳で、お互いにとって意味がある訳ですし。
時行の剣に救われた形の瘴奸ですが、悪い心自体が浄化されたようでもありました。
それだけに今後改めて戦えるようになるのか微妙な気もしますが、果たして時行との再戦なんかもあるのでしょうか?
真実を知った吹雪が仲間に
時行が大きな秘密を隠しているとは気づいていた吹雪。
しかし流石に北条家の王子様だったとまでは予想出来ていませんでしたね。
普段は冷静なだけにリアクションの大きさにその驚きが表れていました。
とはいえ時行が北条の子だと気づいた瞬間、それを逃げ上手と結びつけて考えていた辺りに吹雪の凄さを感じます。
北条の子という大物が逃げ上手である事に意味があり、それが大きな武器となると考えられるのは本当に凄いなぁと。
時行と郎党達は子供ばかりでしたし、まとめ役となる吹雪がいてくれるのは心強いですね。
ラストでは頼重が未来が視えない事を告白していました。
便利過ぎる未来視の力についてどんな風に語られる事になるのか楽しみですね。
逃げ上手の若君23話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話23話、そして24話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君23話ネタバレ展開考察:吹雪が郎党に加わる!?
今回も強敵の腐乱を相手に圧倒的な強さを見せつけてくれていた吹雪。
隠れている宝石を探し当てる事で自分の冷めた体が温かくなると語っていて、時行に惹かれたのも彼が大きな何かを隠していると思っていたから。
出会ったばかりとはいえ時行に大きく惹かれている訳ですし、このまま時行の郎党に加わるという展開になりそうですね。
当然時行側としても吹雪のような実力者を仲間に出来るのは非常にありがたい事です。
しかし吹雪があまりにも有能過ぎると、まだ幼い狐次郎と亜也子の出番も減ってしまうような不安もあったり。
吹雪は戦いの中で相手の隠しているものの大きさに期待している部分もありましたし、味方になるのではなく敵となるパターンも面白そうな気がします。
瘴奸との戦いの切り札を教えてくれた吹雪と時行が戦うような展開も見てみたい気もしますが、とりあえずは仲間になる可能性が一番高いでしょうね。
逃げ上手の若君23話ネタバレ展開考察:気になる二人の人物
今回の話の中で存在が示されていた腐乱の師となる人物。
この時代には複雑な技術もそれほどなかったようで、吹雪が気にしていたように師となる人物は相当な達人なのでしょう。
腐乱は名前を教えてくれませんでしたが、もしかしたら歴史に名を残すような人物だという可能性もありそうですね。
そして瘴奸の過去でも名前が出てきていたのが楠木という人物。
この時代で楠木と言うと楠木正成という有名な武将がいるんですよね。
腐乱の師匠の方はわかりませんが、楠木正成は今後きっと時行の敵として登場してくるのだと思われます。
瘴奸の回想では顔が隠されていましたし、足利尊氏レベルの危険な奴である可能性も考えられそうですね。
逃げ上手の若君23話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話23話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】瘴奸さんの最期で笑ったんですが、悲しい過去持ち故か救われた後味の良い決着の付け方です。先週からこの人のかっこよさ・カリスマ性が失われてしまったのがとても残念なのだけれど、「この浄化された最期で正解なんや…!」と堂々と開き直りたくなりました。これで良いのだ!#WJ30
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) June 28, 2021
逃げ上手の若君、これカラーで見たら血すごいんだろうな…そんな中で輝く子供達の笑顔よ…
#wj30— くしょー (@sho8616) June 28, 2021
#wj30 逃げ上手の若君
「慈悲の刃で始まれど、終わる頃には地獄絵図」本当に鬼みたいな技である。夥しい血を撒き散らさせて、自分はもうこれでもかって笑顔でぴょんぴょんしてる。怖い。鎌倉クレイジー。
— 真黒コスモス🍅🍅🍅 (@axelmagro) June 27, 2021
【逃げ上手の若君】
若君、怖いよ!!あんな血が舞い散ってる中、海辺で夏の太陽眩しいぜ!みたいな笑顔。そのにっこり具合怖いw
ふらんさん、強かったけど、完全な強者ではなかったっぽい。
楠木正成がちょろっと出てましたね。これからどう関わるのか楽しみ。#WJ30 #逃げ上手の若君— 紫鈴 (@shirinraka) June 27, 2021
逃げ若、楠木正成出た!守り上手な殿といったところか。仏の師匠も気になるな…上泉信綱より前の剣の達人ってパっと思いつかないな。弓は結構いるんだけどな。野球のモーションみたいな見切り…転生者か?残像の若君の笑顔よ…w
— ひまじん@s (@sight6himajin) June 28, 2021
逃げ上手の若君…仏に唾を吐いて馬鹿にしてた武士が最期地獄絵図の中で無垢に笑うショタに仏を見出すの美しいな…
— こけ🐓 (@niwatori0048) June 28, 2021
逃げ上手の若君、ここで楠木正成を出してきつつも、顔は影にしてはっきり描かないところがうまい…。これまでに読み手は尊氏の「眼」を刷り込まれているだけに、正成ではどんなギミックをしかけてくるのかと、これはもうどうしたって気になってしまいます。
— 笛吹太郎 (@fuehuki) June 28, 2021
逃げ上手の若君23話ネタバレまとめ
村を守る防衛戦に決着がついた今回。
吹雪は圧倒的な強さを見せてくれましたし、時行も違う意味での凄みを見せてくれました。
外道であり圧倒的に悪党として描かれていた瘴奸でしたが、彼は彼なりに苦しんでいた事も描かれていましたね。
闇に堕ちる原因がある意味ではどうしようもない理由だったりと、この時代の武士の生きづらさを感じてしまうエピソードでした。
そんな瘴奸が最期に時行の姿に仏様を感じて死んでいくという流れは素晴らしかったです。
血まみれでエゲツない戦いではありましたが、ある意味救いのある展開だった気がしますね。
次回の『逃げ上手の若君』第24話を楽しみに待ちましょう!