週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話36話のネタバレと感想、展開考察です!
貞宗の館に呼ばれて尋問される事になった時行。
厳しい貞宗からの問いかけに対しても時行は冷静に対応して難を逃れていく事に。
中々尻尾を出さない時行に業を煮やした貞宗は市河と共に直接的な手段を取るも、時行の窮地を亜也子が音と踊りで救うのでした。
時行は貞宗の追求から逃げ切れるのか!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話36話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君36話ネタバレ
『逃げ上手の若君』36話
「女傑1334」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君36話ネタバレ:亜也子に課せられた使命と心踊らせる田楽
貞宗の元へと向かう前に頼重から作戦を授けられていた亜也子。
市河は玄蕃が崖を崩す事で足止めする事になっているも、それでも市河がやって来た時が亜也子の出番。
異能の目を持つ貞宗と異能の耳を持つ市河の二人が揃ってしまえば、時行がどれだけ頑張ろうとも正体を暴かれてしまう。
それだけに頼重は亜也子に、市河が来たらすぐに席を外して目と耳のどちらかを封じるよう命じていました。
そんな状況になった亜也子が選んだのは田楽という手段。
田楽は当時のクラブ音楽的なものであり、繰り返すリズムと憶えやすい踊りで本能を揺さぶるというもの。
身分の上下に関わらず人々はその音楽に夢中になってしまうのでした。
赤沢新三郎は皆が亜也子と踊っている事で困惑するも、亜也子としては貞宗が子供と楽しくお話しているのを皆でわいわい盛り上げようとしての事。
時行も楽器と踊りを一度にこなしながら、どれ一つとしておろそかになってはいない亜也子に見惚れてしまうのでした。
市河は大事な話をしているから止めろと亜也子に叫ぶも、亜也子は子供相手に大事な話などしないと思っていたと子供っぽく語ります。
その上ですぐ帰る予定だったから国境には諏訪の武士が迎えに来ていると牽制します。
子供の帰りが遅くなると大事になるかもしれない・・・と。
それでももう少しだと粘る貞宗でしたが、亜也子は時行にそばにいるから安心してと気持ちを伝えます。
時行は再び貞宗と市河から追求を受けるも、先程までとは違い余裕の表情になっていました。
亜也子の田楽に目と耳を奪われ、それは楽器と踊りだけではなく見栄えのする長い手足に豊かな表情があったのもの。
平和な世なら皆の憧れにもなれる才女が自らの郎党にいるという事実に時行は興奮さえしていました。
亜也子の田楽舞が時行の心中を支配していて、心臓の動悸もそれが原因となった事で貞宗も市河も正しい情報を把握出来ずにいたのでした。
ただ単に音楽で邪魔をするだけではなく、時行を安心させるという意味合いもあった訳ですね。
亜也子は現代だったらアイドルになれるような才能があり、そんな姿が時行の気持ちを高揚させた事で貞宗と市河を無力化させるというのが上手いです。
時行を助ける郎党としての役目をきっちり果たしてくれた亜也子は戦う姿とは違う魅力を見せてくれましたね。
逃げ上手の若君36話ネタバレ:赤沢の襲撃と亜也子の郎党としての決意
亜也子の影響で時行から答えを引き出せないと諦めた貞宗。
次に戦場で邪魔をすれば容赦なく殺すとだけ伝えるとそのまま時行を帰す事に。
市河は疑わしいのだから殺せばと貞宗に語りかけるも、貞宗からすれば時行は犬追物の時から何も変わっていない状態。
良い物は素直に認め、座を正せば素直に納得し、どんなに追い詰められても座を崩す事もなかった。
人を疑う乱世においてその素直さは余りに怪しいとしながらも、あれだけ素直だと疑う方が野暮だと少し笑うのでした。
一方で亜也子と二人で帰る中、あれだけの芸をいつの間に修めたのかと問いかける時行。
亜也子の事で胸が一杯になっていたから貞宗の追求なんて忘れてしまったのだと笑顔を浮かべます。
そんな告白めいた時行の言葉に顔を赤らめる亜也子は時行に対して何かを語りかけようとするも、そこで突如として二人を襲撃してきたのが貞宗の部下である赤沢。
貞宗から自分への評価が下がってしまったと怒る赤沢は、口先と宴会芸だけのガキ共は諏訪ではなく土に帰れと二人に殺意を向けてきます。
亜也子は時行を放り投げて武器を構えようとするも、それよりも早く襲ってきた赤沢の薙刀。
薙刀に絶対の自信を持つ赤沢を、亜也子は狐次郎にとっての太刀と同じだと気付き、同時に自分にはこんな得意な武器なんてないと感じていました。
しかしその代わりにと馬の元へと戻った亜也子は、田楽に使った太鼓とバチを投げつけて叩きつける事で赤沢に反撃。
時行がその姿に困惑する中で、ケリでも石でも敵の武器でも楽器だろうと、授かった肉体を活かして使えるモノは何でも使うと覚悟を決めていた亜也子。
武器は選ばずにただ主君の身を護るという強い決意の元、亜也子は赤沢を投げつけて仕留めてしまうのでした。
時行と亜也子がちょっとしたラブコメっぽい事をやっていて微笑ましいですね。
しかしそんな展開からいきなり戦闘になり、先程までとは全く違う力強い姿を見せてくれるのが亜也子の凄い所でした。
得意な武器はなくとも使えるものは何でも使うという戦闘スタイルは逆に潔くて格好良いですね。
逃げ上手の若君36話ネタバレ:強く美しい武将に相応しい主君に!!!
信濃の忠臣である巴御前。
越後の反乱の将である板額御前、遠江の女領主の井伊二郎など、本州の中央部の各地には戦う女性の記録が残されているとの事。
まるでそれらの強い女性を彷彿とさせる亜也子は、以前練習していたようにトドメはポロリでと楽しげに赤沢を抱える事に。
流石に首をもぎ取ってしまうのはマズイと時行は止めに入るのでした。
改めての帰り道で先程の話を続きを始めた亜也子。
彼女は時行が信濃に来た時に運命だとさえ感じていました。
天下人の卵が自分を憧れの巴御前になれる機会を授けに来てくれたのだと。
そんな時行のお陰で本気で芸や武に取り組むようになったという亜也子。
身につけた技の全てを使って時行を護るという亜也子は、守った後で時行の子を沢山産むのだととんでもない発言をするのでした。
まだ9歳だというのにとんでもない事を言い出す亜也子に流石に困惑する時行。
言う事為す事過激で豪快ながら、その本質は曇りのない忠義と陽の心。
それだけに亜也子が強く美しい武将になるだろうと予測する時行は、自分もそれに相応しい主君になれるだろうかと改めて考えるのでした。
時行にとって狐次郎と亜也子が郎党になってくれたのは運命的だった訳ですが、逆の立場の亜也子からしても運命だった訳ですね。
憧れの巴御前になる為には時行のような天下人の卵が必要で、そんな存在が現れた事で本気になれたというのが普通の子供っぽくもあります。
問題発言もしてますがそれだけ純粋という事ですし、時行は本当に頼れる仲間に恵まれていますね。
―――次回37話に続く!
逃げ上手の若君36話ネタバレの感想考察
貞宗からの追求をなんとか乗り切った今回。
亜也子ならではの強みが存分に描かれていましたね。
当然ながら頼重から窮地の乗り切り方を伝授されていた亜也子。
やはり頼重からしても貞宗の眼と市河の耳は脅威だった訳ですが、そのやり方は亜也子に任せていた感じでしたね。
そこで亜也子がとったのは田楽という音楽を鳴らすというやり方で、正直これは一時しのぎにしかならないのではとも思っていました。
しかしこの力強い演奏が時行を安心させ、それでいて気持ちを高揚させる効果があったというのが凄い所。
時行の気持ちが高まった状態では流石の貞宗と市河のコンビでも正しい判断は出来なくなる訳だったんですね。
結局時行を帰す事になるも、市河は疑わしきは殺せという考えでした。
しかし貞宗の方は既に時行を気に入っている様子で、疑う方が野暮だと見逃してくれました。
敵同士なだけにこの先も色々あるんでしょうが、時行と貞宗が仲良くしている姿も見てみたくなってしまいますよね。
見るからに小悪党という感じだった赤沢が襲撃してきましたが、その実力は中々のもの。
亜也子は少し苦戦したものの、使えるモノは何でも使うという独自のスタイルで撃破してしまいました。
ちゃんとトドメをポロリで刺そうとしている辺りがちょっと怖いですが。
ラストでは時行の子を産みたいという問題発言をしてくれましたが、それも全ては亜也子の純粋さによるものでしょう。
明るく頼りになる彼女が支えてくれると考えれば時行も安心出来るはず。
今後の二人の関係にも注目ですね!
逃げ上手の若君36話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話36話、そして37話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君36話ネタバレ展開考察:子供らしい行動でピンチを回避!?
最強の眼を持つ貞宗と最強の耳を持つ市河。
この二人に直接表情と心音を確かめられそうになった時行ですが、その窮地を亜也子が助けてくれる事となりました。
音楽を鳴らし踊る事で強引に市河の耳を妨害するというパワープレイは亜也子らしいですよね。
とはいえこれはあくまでも一時しのぎにしか思えませんし、貞宗と市河が止めろと言えば止めるしかなさそうに思えます。
しかし小笠原の面々は明らかに亜也子の音と踊りを楽しんでいそうですし、元々娯楽に飢えているのかもしれません。
だとすれば貞宗が止めようとしても簡単に言うことを聞いてくれない可能性もありますし、そこに時行が子供らしく参加する事でこの場をはぐらかすなんて事も考えられそうです。
逃げ上手の若君36話ネタバレ展開考察:新三郎との戦いに!?
今回時行にちょっかいをかける役回りとなった赤沢新三郎。
しかし冷静になった時行は新三郎を嘘つき扱いして返り討ちにしてしまいました。
こいつは明らかに性格が悪い小者という感じですが、このまま済ませる感じではないでしょう。
貞宗と市河からの問答が無事に終わったとしても、時行と亜也子に何かしら仕掛けてきそうな気がします。
二人を無事には帰したくないと勝手な行動をする新三郎を、今度は亜也子が返り討ちにする展開なんかが予想出来ますね。
逃げ上手の若君36話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話36話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】あと松井先生らしいコマとコマとの間に矢尻や刃物を挟む構図が上手いなあと。傍から見ればただの会話劇であるのに、それをエンターテイメントに昇華してる。ネウロで培ったテクニックの一つなのかな。 #WJ45
— 金銀パール (@kinginpl) October 11, 2021
【逃げ上手の若君】ものすごく逆転裁判だこれー!?どちかというとコーエーの采配のゆくえか?今風で言うならレスバトルです。でも互いに矢を射るイメージとか松井先生なりの逆転裁判っぽいですね!今週文字数が多いけど演出がとても面白いので気にならないです。ピコピコ音脳内再生余裕でした。#WJ45
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) October 11, 2021
逃げ上手の若君、やっぱり面白い!特に最後の2ページ!「問う!」「トーン♪」 音符の内側に至るまで、実に芸が細かくて好き #wj45
— cremona (@cremona200039) October 10, 2021
今週発売された電子版のジャンプに掲載されてる逃げ上手の若君を読んだけど、おかしいな俺は逆転裁判でも読んでたのかな?#wj45#逃げ若#週刊少年ジャンプ
— ヤギ魚 (@yagiuo1227) October 10, 2021
しかし逃げ上手の若君の面白目力おじさんこと小笠原貞宗
先週あれだけ礼儀だ作法だとかっこいいとこ見せといて今秋の最終手段で草部下もそうだけど合体好きすぎだろあの人
— AAAA🐎 (@aaaa_reverse) October 11, 2021
逃げ上手の若君、今週も最高~!
逃げるだけじゃなくて「言い逃げ」の才もあるとくるとは… 松井先生天才。楽しい。今一番ジャンプで楽しみにしてる漫画!— ビオ減るミン (@habanerotabasco) October 11, 2021
逃げ上手の若君36話ネタバレまとめ
貞宗からの追求から時行が言い逃れるべく奮闘していた今回。
やはり元々地位の高い人物だけに、冷静になった時行はこういう戦いでも非常に落ち着いていましたね。
まだ9歳ながらも礼節に厳しい貞宗からの問いかけにも全く動じず。
出生についての設定なんかも頼重から詰め込まれているのでしょうが、それにしても見事な受け答えだった気がしますね。
ラストの貞宗と市河による圧迫面接状態はちょっと大人気なかったですが、それも大人の戦いでもあったのでしょう。
その窮地から亜也子のおかげで助かった時行ですが、流石にまだ厳しい状況は続いていくはず。
どうやって敵地から逃げ切るのか注目ですね!
次回の『逃げ上手の若君』第37話を楽しみに待ちましょう!