呪術廻戦126話で釘崎野薔薇が死亡しました。
頭部が吹き飛ぶ描写でかなり衝撃的でしたね。僕は釘崎の価値観が好きだったこともあり、結構ショックでした。
※死亡シーンの詳細が気になる方は呪術廻戦15巻をご覧ください
しかし本当に釘崎が死亡したのか?本当は生きているのではないか?生き返るのではないか?とネットやSNSでは大いに話題になっています。
やはり釘崎の生死について、気になっている呪術廻戦ファンは多いのではないでしょうか?
以前、以下のようなツイートをしました。
現状、「釘崎は実は生きていて虎杖に以前の仕返しをしようとしている」「野薔薇の花言葉が『痛手からの回復』だから」と考察する生存説が多いです。
ですが、まだ浅い考察に留まっているな、と言うのが僕の正直な感想です。それだけでは釘崎の復活を信じきれない!
そこで本記事では、漫画愛読歴25年以上で呪術廻戦マニアである僕が、記事執筆時点の情報を元に、総力を挙げて徹底的に深く検証していきます。
現状の呪術廻戦本編から紐解くのみだと、どこまで深く検証したところで、釘崎が生きていても死んでいても、どちらに転んでもおかしく無いというのが僕の率直な意見です。
しかし、身も蓋も無いのですが、結局のところ芥見先生やジャンプ編集部の匙加減一つで釘崎の生死は決まると思います。
ですので、意思決定を最終的に下す、そうした制作サイドの思惑、すなわち物語の流れを超えた要素も含めて僕なりに考えていきます。
制作サイドが絡むと多分にビジネス的な要素も入ってきますが、僕が大企業や戦略コンサルで培った分析スキルを無駄に(?)発揮しています。
良い大人が何をやってるんだ?と自問自答するほど時間をかけていますので、良ければぜひご覧ください!
※本記事はネタバレを含みますのでご注意ください
Contents
ネットやSNSでは釘崎生存説が多い
冒頭で少し触れた通り、ネットやSNSでは釘崎の生存を期待する声が多いです。
気持ちは分かります。僕も釘崎は結構好きなキャラです。そして釘崎は主要4キャラの一人ですし人気もありますからね。
生存説を支える根拠は以下の通りです。
良くある生存説の根拠
・伏黒はじめ高専メンバーは誰も釘崎が死んだと名言していない(※記事執筆時点)
・釘崎は実は反転術式で回復しており、虎杖による「死んだフリ」ドッキリのお返しをしようとしている
・下の名前「野薔薇」の花言葉は「痛手からの回復」なので釘崎は復活する
さまざまなところで死亡シーンや詳細は語られていますのでこちらの記事では割愛させて頂きますが、例えばざっくり、以下のような意見が多いですね。
物語で語られる展開や事実に基づくと、上記の考察は確かに間違っていないと思います。あり得る話です。
ただ僕個人としては、呪術廻戦本編を超えて、より俯瞰して幅広く多面的な視点で熟考した方が考察がより深まるのでは?と思っています。
つまり結局のところ最後に決めるのは、呪術廻戦の制作サイドである芥見先生だったりジャンプ編集だったりするわけです。
ですので本気で考察するとなると、芥見先生やジャンプサイドが釘崎を死亡したままにするか、生き返らせるかを決める要因も含めて考える必要がありますね。
本編を超えて釘崎の死亡・生存を考える視点
ということで、制作サイドの立場も含めると、釘崎の生死を考えるにあたって以下の視点が存在すると僕としては思います(例によって独断と偏見です)
釘崎の生死を考える視点
①本編で語られた釘崎の生死に係わる直接・間接的な事実
➁釘崎に係わる伏線の回収状況
③呪術廻戦のストーリーや展開上の釘崎の必要性
④釘崎の読者からの需要
⑤芥見先生の見解(好みやキャラ生死に係わるコメント)
①は先述した多くの方が考察している内容(「虎杖への仕返し」「野薔薇の花言葉」など)が当てはまります。
読者から既に見えているので、材料として発見しやすいし、もちろん生死を考えるうえでの有力な根拠になると思います。
➁は釘崎に関する未回収の伏線有無です。もし未回収伏線があれば、釘崎がこのまま死ぬと制作サイドとしては困るので、生き返る可能性が高まります。
逆に伏線が回収済であれば、釘崎が死んでも別に困らないですね。
③は、今後の呪術廻戦で釘崎しか担えない役割やユニークなポジションがあるかどうかです。
例えば、術式・能力・強さの面で釘崎が必要になってくる、キャラのバランス的に釘崎が居た方が良い、といった観点です。
上記のような観点で、釘崎が呪術廻戦に無くてはならない存在であれば、生き返る可能性があります。
④は、要は釘崎の人気度です。自明の理ですが人気キャラが多いほど漫画作品の魅力は高まります。
釘崎の人気が高い、又は生き返って欲しいという声が強いほど生き返る可能性が高まるでしょう。関連グッズやコミックス売上への影響もありビジネス的な要素が絡んできます。
⑤は、呪術廻戦の今後を決める芥見先生が釘崎をどう思っているか、釘崎を含むキャラの生死をどう考えているか、です。
結局のところ、釘崎がどうなるかは芥見先生が決めると思われるので、この視点も大事になってくると僕は考えています。
それでは独自の5つの視点で熟慮した考察内容を解説していきます!
釘崎の生死を徹底考察!正直どっちにも転びうるが・・・
30歳を超えた良い大人が、仕事で培ったビジネススキルまで総動員(?)して考えた考察まとめは以下の通りです!結論は考察の先で述べています。
何時間も考えて文章にして、正直自分でもなんでこんなに熱を込めているのか分からないほどです。それほど呪術廻戦が好きと言うことですかね。
①本編で語られた釘崎の生死に係わる直接・間接的な事実
- まず一度死亡してからの反転術式での蘇生は先例があり可能(乙骨に一度殺され反転術式で生き返った虎杖)
- 名前に意味が込められることが多い呪術廻戦で、野薔薇の花言葉「痛手からの回復」は有力なヒント
- 釘崎の性格を考えると、虎杖の死亡ドッキリへの仕返しは考えうる
釘崎は、作中の新田新のコメント(「脈と呼吸が止まっている」)からも、後述する芥見先生(「死に立てホヤホヤの状態」)のコメントからも一度死んでいます。
死んでしまった直後に、新田新の術式によって、それ以上の悪化が止められているので「死に立てホヤホヤの状態」と言えますね。
ですのでそもそも、釘崎を生き返らせる理屈があることが、生存説の大前提になります。
その点に関しては、乙骨が虎杖を一度死に至らしめた直後に反転術式で生き返らせた(呪術廻戦143話)、という先例があります。
よって前提はまずクリアです。生き返る手段が明確に例として示されている、というのは地味に大きな進歩。説得力が違います。
また2点目と3点目はこの記事でも既にご紹介していますが、僕としても有力な手がかりだと考えています。
➁釘崎に係わる伏線の回収状況
- 釘崎に係わる主な伏線は、釘崎が死亡する126話までに既に回収されているように思える(強いて挙げるなら祖母のエピソードは語られていない)
- 釘崎のキャラや過去の深堀りは死亡時点で既に消化しているように思える
釘崎に関する伏線は、ほぼ回収されている状態です。他のキャラに比べてもうあまり深堀りする余地が無いように見えるんですよね。
釘崎の生い立ち、伏線だった幼馴染のふみや沙織とのエピソードなど、一通り語られています。
強いて言うなら、ケンカしていたという祖母とのエピソードはまだ語られていませんが、伏線というほどでも無い気がします。
そして、釘崎のキャラは随所にちらばめられた言動で既に確立されています。
名セリフや名言については以下の記事でもまとめていますので良ければご覧ください。
▼関連考察▼
【呪術廻戦】釘崎野薔薇の名言・名セリフ4選【自分らしく他人に左右されない】
ですので、伏線回収の観点では、釘崎がこのまま生き返らなくてもあまり問題はなさそうかな、と僕は思います。
③呪術廻戦のストーリーや展開上の釘崎の必要性
- 術式、能力、強さの面で特筆すべきものはなく、必ずしも釘崎が今後必要とは思えない
- しかし強烈な個性(「自分らしく生きる」)を放つ戦闘可能な女性キャラとしてのポジションあり
釘崎は腕を上げていて1級術師に推薦されているとはいえ3級術師であり、登場キャラの中でもざっくり中の下~下の下くらいの強さではないかと思います。
渋谷事変でも、真人に雑魚扱いされてしまってますしね。
術式的にも、例えば家入硝子のような人を回復させられる貴重な術式ではないので、正直釘崎がいなくなっても困らなさそうです。
ただ釘崎は、自分らしく生きる女性、という際立ったキャラクターを確立しています。
ちょっと真面目な話ですが、僕が思うに、今の世の中では女性活躍推進が大きな潮流となっており、釘崎の存在自体が世間への強いメッセージ性を孕んでいると考えています。
またダイバーシティが重視される昨今の風潮の中で、呪術廻戦のキャラ全体を俯瞰した時の、男女比率もポイントになると思います。
そもそも呪術廻戦は敵味方含めて男性比率が高いです。戦闘シーンではなおさら。呪霊サイドに至ってはほぼ男性(っぽい雰囲気)です。
釘崎が死んだままだと、貴重な戦闘シーンで使える女性が減ったままで呪術廻戦の男女バランスが悪いので、比率是正のために生き返るという可能性はあると踏んでいます。
④釘崎の読者からの需要
- 公式の第1回人気投票は6位(2019年5月時点)で上位、女性ではトップ
- 2020年以降に実施されている非公式のWebメディア調査でも8~5位で上位、女性ではトップ
- ネットSNS上では釘崎推しや死を惜しむ声が多数
各調査やアンケートの結果を見るに、釘崎の読者需要は高いと思います。
どの調査でも女性キャラの中ではトップを獲得。主要キャラの1人ですし、ヒロイン的な位置付けなので当然と言えば当然ですが。
【ご参考:非公式のキャラ人気ランキング】
https://ranking.net/rankings/best-jujutsukaisen-characters
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/98627/
https://rankingoo.net/articles/comic/00051a/4
SNSを見ていても釘崎推しの人も多いようですので、今後も読者からは根強い復活要望があることでしょう。
逆に死んだままで良し、という意見は見当たりませんね。
⑤芥見先生の見解(好みやキャラ生死に係わるコメント)
- ファンブックコメントから、釘崎は芥見先生が比較的好きなキャラと想定される
- 直近のインタビューコメント「(釘崎は)死に立てホヤホヤの状態」
- 主要キャラの最終的な生死に係わるコメントはあまり参考にならない
結構重要なポイントです。なにせ、芥見先生が釘崎が生き返るのかどうかを決めるはずですから。
ビジネスの世界に置き換えれば、芥見先生は呪術廻戦に関する意思決定権を持った代表取締役CEOでその権限は絶大。CEOの意向確認は必須です。
その芥見先生ですが、釘崎は割と好きな方のキャラクターだと僕は考えています。
公式ファンブックで「釘崎は3人(虎杖・伏黒・釘崎)の中では一番よく動きます(アクション除く)」と言っており、波長は合うタイプのようです。
因みに芥見先生は、虎杖は「苦手」と発言をしています。
勝手な推測が入りますが、単行本のおまけを見る限り恐らく理系・分析的思考が強めな方な印象で(勝手にすみません)、陽気で正義系の他人志向キャラクターは好まないのでしょう。
釘崎は、僕の考えるプロファイルでは、虎杖とは異なりゴリゴリの自分主張タイプです。このあたりは生き返る説にプラスポイントですね。
▼関連考察▼
【呪術廻戦】釘崎野薔薇の名言・名セリフ4選【自分らしく他人に左右されない】
そして釘崎やキャラの生死に関する芥見先生のコメントは、非常に重要な判断材料です。以下でまとめています。
芥見先生コメント
「作品が面白くなるならキャラは殺す」
「メインキャラ(虎杖・伏黒・釘崎・五条)のうち1人死ぬか1人以外全員死ぬか」
「(釘崎は)死に立てホヤホヤの状態で止まっている」
1つ目と2つ目は、現時点でピンポイントで釘崎が死ぬかどうかの判断材料にはならないですね。
最も重要なコメントが3つ目です。これはケンコバさんがMCを務めるフジテレビ系列の番組「漫道コバヤシ」という番組で芥見先生本人が話した内容です。
死んだとは断定しておらず、含みを残したこの言い方に、今後復活することを匂わせるニュアンスが含まれていると思いませんか?
結論
前置きがかなり長くなり勿体ぶった書き方になってしまいましたが、考察の総論として、僕としては釘崎は生き返る可能性が高いと思っています。
考察をまとめると、まず一度死んでしまった人を生き返らせる方法は乙骨が虎杖を復活させたように、実例として存在します。
よって釘崎も、死に立てホヤホヤの状態から家入によって反転術式で蘇生は可能と言えるでしょう。
釘崎に係わる伏線はほぼほぼ回収されており深堀りの余地が少ないものの、キャラクターとしての個性の強さや読者の人気は根強いものがあり復活待望論が多数派です。
そして、最高意思決定者であるはずの芥見先生による「(釘崎は)死に立てホヤホヤの状態」という含みを持たせた言い方が、今後の復活を示唆していると僕は思っています。
かなり幅広い視点で深堀りして考察してきましたが、結局のところ釘崎は生き返るのではないか、という結論です。
まとめ
釘崎の生死はどうなるか?と言うテーマで考察してきました。
生き返る可能性が高い、としましたが、仮に生き返るとしても、タダでは生き返らない可能性もあるな、と思っています。
真希の顔面のケガのように後遺症を残している、生き返るために何かしらの条件が必要、とか。そのあたりもまた機会があれば考えてみたいです。
個人的な願望としても、釘崎の生き様は好きですし、お気に入りのキャラなのでぜひ復活してまた「釘崎節」を炸裂させてほしいです!
以下は釘崎に係わる考察ですので、良ければ併せてご覧ください。
▼関連考察▼
【呪術廻戦】釘崎野薔薇は「かわいい」より「かっこいい」が相応しい
またこの記事で触れたファンブックについて以下の記事で解説していますので、良ければご一読下さい。
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