今回は、『ワンピース』に登場する光月おでんの破天荒はおでん節であり、全ておでんの「優しさ」から来ているのかどうかを考察しています!
第960話で初登場したのが後のワノ国の将軍であり、モモの助の父である光月おでんです。
故人の火葬場で、遺骨の上でおでんを食べるという何とも非常識で驚きの登場をしました。
しかし、おでんのこの行為の後、家族の妻や娘は目をハートにしてメロメロになったのです。
963話でも光月おでんは目の前で助けを求めていたイヌアラシやネコマムシ、河松を助け、さらには行く当てがない彼らを九里城に住まわせました。
おでんの破天荒な行動は全て「優しさ」からきているのかもしれません。
おでんのエピソードを振り返り、”おでん節”を見ていきましょう。
では、おでんの破天荒はおでん節であり、全ておでんの「優しさ」から来ているのかどうかを考察です!
Contents
光月おでんの破天荒エピソード
おでんが今まで行って来た破天荒なエピソードを見ていきましょう。
そこにおでんの「優しさ」が隠れているかもしれません。
火葬場でのおでん
おでんの初登場は火葬場で遺骨の上で熱々おでんを食べるおでんの姿でした。
960話でのこの行動はあまりにも非常識で破天荒で許される行為でもなさそうです。
しかし、おでんはただ無礼を行ったわけではなかったのです。
遺骨の勝ぞうに対し、次に飲む時はあの世だなと言っておでんは去っていきました。
この行為は勝ぞうへの弔いであり、最後に一緒にお酒を飲み、あの世でも安らかにいてくれというメッセージが秘められているのでしょう。
乳母投げ捨て事件
おでんは0歳の時に、乳母を投げ捨てるという事件を起こしました。
どんな0歳なんだよ!と思ってしまいますが、これもよく考えると「優しさ」が隠れていました。
0歳ながら投げ捨てるという行為ができるおでんは成長が早いということです。
生まれた時は赤ん坊として、親に甘えるのは当たり前ではあります。
しかしこのワノ国の侍たるもの、乳母として甘えるのではなく、一人立ちせよという意味なのかもしれません。
遊郭への入り浸り
6歳では遊郭に入り浸り、城の金を使い込んでいました。
大人遊びが早過ぎるおでんですが、おでんが精神的な成長が早いということでしょう。
これも一見、お金の無駄遣いをしているだけに見えますが、父であるスキヤキへの非難だとも取れます。
おでんは国民が国のお金の使い方に対して無駄遣いをしていると怒りを覚えていることを伝えたかったのです。
それを直接言うのではなく、自分が遊郭で無駄遣いをすることでメッセージとしました。
直接言葉でいわず、行動で示すのが”おでん節”なのかもしれません。
ヤクザとの抗争
9歳ではヤクザ達のブラックリストに載り、賭場の出入りを禁止された腹いせに抗争を起こしました。
何とも勝手な理由で暴れるのもおでんらしいですね。
しかし、賭場の出入りを禁止された腹いせではなく、ヤクザをワノ国からなくそうとしていたのかもしれません。
ワノ国の安全安心を保つために出た行動だと考えられます。
大水害を引き起こす
おでんはシャバに出た後、花の都が日照り続きで困っていたことに気付きました。
井戸が枯れて苦しむ人を見てられなかったのです。
そして川を曲げて都に水を流すと、大水害を引き起こしてしまいました。
これは善意の行動がそのまま現れていますね。
ただ少しやり方が強引だったので、優しさが裏目に出てしまったのです。
ハーレムの乱
15歳で山寺の住職を脅し、夜な夜な都の女達をさらいハーレムを作っていました。
この真実は違うところにあるのかもしれません。
山寺というのは駆け込み寺であり、女を攫ったのではなく、暴力や離婚したい女が駆け込んで来ていたのでしょう。
その女達を男達から守るためにおでんが一肌脱いだということです。
住職では守りきれないからこそ、おでんは自分が守ろうと考えたのですね。
行く当てのない者が自ら仲間になると志願
そんな光月おでんの優しさには、気づける者なら気づき、そして仲間に入りたいという者は実は多いのです。
そうやって仲間になってきたのが後の赤鞘九人男でしょう。
まず錦えもんは、山の神事件で光月おでんが錦えもんの罪を被ったことに心底ほれ込みました。
傳ジロ―はもともと光月おでんの大ファンでしたね。
イゾウと菊の丞は行く当てがなかったところを光月おでんと出会い、おでんを食べさせてくれた(勝手に食べたのですが)その優しさが嬉しくて仲間に入ります。
カン十郎はおでんの髪を狙ったところ逆にやられ、命を乞う形で側にいることに(笑)
雷ぞうは隠れ住む生活が嫌になり、おでんのそばにいたくて仲間入り。
アシュラ童子はおでんに成敗されるも、クズ共の王になるという宣言に従い、おでんを主君と認めることに。
イヌアラシとネコマムシ、更に河松は、焼き殺されそうになるところを救ってくれたおでんにほれ込みそのまま仲間入り。
というように、おでんが自ら仲間になれ!と言ってきたのはほぼないですよね(笑)
でも、こうして仲間になると言ってきた者に対しては、嫌な顔つきをしたり、おでんを食うな!と言ったりはするものの、最終的には受け入れています。
それで皆も笑顔に!
さらには、こうやってついてきてくれた仲間たちの心を知っているからこそ、九里大名になったときに家臣はどうするかとの流れで、断言するという…。
こんなこと言われたら誰だってほれ込むでしょう!!
自分を慕ってくるなら、その想いには応えてやるというおでんの「優しさ」がここにも見えますね!
光月おでんの破天荒はおでん節!全て優しさのある性格からかを考察!のまとめ
おでんの破天荒の行動は全て「優しさ」から来ている、ということで間違いないでしょう。
だからこそ嫌われながらも多くのファンがおり、錦えもん達やロジャーも惚れたということです。
その血を引き継ぐモモの助の活躍は確約されたも同然ですね!