『ワンピース』953話ラストにて日和から話された衝撃の内容。
ワノ国の国宝「秋水」の代わりに、元九里大名・光月おでんの名刀「閻魔」を譲る、と。
それは、あの強靭な肉体を持つカイドウに唯一傷をつけた伝説の刀だそう。
これをゾロが扱うとなると、この先の展開が相当にワクワクする!
今回はこの「閻魔」について、気になる事柄をいくつか挙げ、色々と考察していきます。
Contents
閻魔はおでんから日和が譲り受けた刀
おでんが使っていた刀「閻魔」。
この刀を、光月家の跡取りであるモモの助ではなく、妹の日和に継いだ理由は何か?
日和がこの刀を譲り受けたのがどのタイミングかはわからないが、おでんが亡くなった時と考えても、日和自身まだ6歳。
幼い女の子が刀とは…ワノ国の事情があるにしても、持つには相当イカつい代物だ。
それが鈴後だったら、生まれながらに刀を手にするという風習有れど、もともと九里の方にいただろう日和たちにはその文化はない。
この「閻魔」をおでんは、モモの助ではなく日和に持たせるべき理由があった、と考えた方がいいだろう。
モモの助と日和の大きな違い
託されたのがまだいつなのかは不明なものの、モモの助と日和で決定的に違うのは、城が焼かれた時点で未来に行った者と、そうでない者。
もしおでんが、光月トキがモモの助や錦えもんたちを未来に送った際まで、まだ生きていたとしたら、この先もワノ国で生きていかなくてはならない日和へのお守りの意味で託したのだろうか。
単に自身の形見として、という意味もあったかもしれないが、日和の心を支える一つのものではあったのだろう。
刀には、ゾロの三代鬼徹やルフィが持っていた二代鬼徹のように持っているだけで不幸なことが訪れる「妖刀」と呼ばれている刀がある。
一方でもしかしたら、持つ者を守護する刀もあるかもしれない。
それが「閻魔」なのだろうか?
追記!日和には閻魔、モモの助には天羽々斬
『ワンピース』954話によれば、まだモモの助がワノ国にいる20年以上前に、おでんが二人に刀を一振りずつ渡していたとのこと!
もともとおでんが大刀二刀流だったため、刀を二本所持していたのですね。
そして、日和に渡されたのが閻魔であり、モモの助にはちゃんと、「天羽々斬(あめのはばきり)」という刀が用意されていました!
モモの助、良かったね!
閻魔がある場所とは?
では、その閻魔は今どこにあるのだろうか?
譲り受けた日和だが、ゾロと初めて会った時はもちろん、小紫であった時も刀のようなものを持っている素振りはなかった。
花魁道中の時も、その仲の誰かが持っているというわけでもなし…。
では候補となるのは?
- 閻魔堂
- 遊郭
- 誰かが預かっている
このくらいだろうか?
ゾロと日和が花の都、羅刹町牢屋敷前での康イエの処刑場から逃げた際、花の都の外れにある「閻魔堂」に逃げ込んでいた。
ここが名前からして一番怪しいところ。
日和も閻魔堂の中に隠れていたし、閻魔堂の中がどうなっているのか知り尽くしている可能性は高い。
隠し扉があって、保管しているのだろうか?
もしくは遊郭にあるとか、誰かに預かってもらっているとか…?
追記!閻魔と天羽々斬は飛徹が預かっていた!
955話で判明するのが、閻魔と天羽々斬を預かっていた人物が天狗山飛徹だった!
どちらもおでんにしか扱えないような非常に強力で曲者な刀。
モモの助は扱うことをためらって辞退してしまうも、ゾロは受け取ることを決意。
閻魔による先制をくらうも、ゾロは扱うことができるのか?
閻魔のランクは?
おでんが使い、カイドウにも傷をつけた唯一の名刀である「閻魔」。
その位列は、どの程度なのか。
作品中に登場する刀剣は、大きく分けて5つのランクに分かれている。
最上大業物 12工
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大業物 21工
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良業物 50工
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業物
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位列なし |
ゾロの刀でいうと、和道一文字と秋水は「大業物」、三代鬼徹は「業物」となり、実はまだ「最上大業物」は手にしていないゾロ。
日和が、ワノ国の国宝「秋水(大業物)」と交換を持ち掛けるという事は、「閻魔」は、大業物に相当するかそれ以上の価値の刀だろうと推測できる。
つまりこの閻魔は、もしかしたら最上大業物の可能性がある!
現状で『ワンピース』の中で登場している刀で「最上大業物」だと確認できているのは下記の三本。
- ミホークの黒刀・夜
- 白ひげのむら雲切
- 初代鬼徹
新たに4本目として、閻魔は位列されるのだろうか?
そしていよいよゾロが、このワノ国で最上大業物を手にすることに?
>>>ゾロとワノ国との関係性!
追記!閻魔は大業物
955話で判明したのが、閻魔は「大業物」とのこと!
しかも作ったのは、「霜月コウ三郎」なる人物!
ん??コウ三郎??
コウサブロウ??
…コウシロウと非常に濃い縁がありそう!!
閻魔という名が意味するもの
「閻魔」という言葉が意味するのは、仏教やヒンドゥー教などでの地獄、冥界の主であり、冥界の王として死者の生前の罪を裁く神ともされている。
日本の仏教においては地蔵菩薩の化身とみなされ上記と同一視されているという。
地獄、と聞いて想像が容易にできるのは、灼熱の炎がまず一つ。
そしてカイドウに唯一傷をつけた、という言葉からも、おそらくは右わき腹の十字傷がそれなのではと推測できる。
この十字の傷は見るからに、ルフィが赤犬によってつけられた業火による傷にも似ている。
つまり、閻魔は錦えもんの「狐火流」のように、炎を纏うことができる刀、なのではないだろうか?
閻魔は黒刀か?
確定はしていないものの、剣豪リューマが使用していた刀が黒刀に成った「秋水」であり、その秋水の代わりに使ってほしいと言われているほどの刀であることから、黒刀の可能性は高い。
ただ、牛鬼丸から「黒刀に成る」という言葉を聞かされていることから、もしかしたら閻魔は黒刀ではない刀であり、ゾロが持つことによって黒刀へ成長するイベントがあるのかも?
黒刀は何も、最上大業物であればなっているのかというとそうでもない。
現に白ひげのむら雲切は黒刀ではないからだ。
また、大業物であってもリューマの秋水のように黒刀になっているものもある。
一概に海賊の中で上位にいる四皇が使っているからと言って最上なのではなく、あくまでも「剣」を極めた、ミホークやリューマなどのような者が辿り着く領域なのかもしれない。
閻魔には海楼石が混ざっている?
どういう刀か、という考察でもう一つ。
さすがに海楼石が混ざった刀をゾロに持たせたらこの先の戦いがチート級になってしまうが、現にワノ国は海楼石を生み出したり輸出したり、細かく加工できる職人もいる国なので、刀に混ざっていたとしても不思議ではない。
もしかしたらカイドウに傷をつけたというのは、海楼石が混ざっていたからこそ発生した事象の可能性もある。
ただ、世界一の大剣豪を目指しているゾロなので、どんな相手でも戦うため、能力者にも対抗できる刀が一本この先増えるのは、アドバンテージになるかもしれない。
ワンピースおでんの刀閻魔考察のまとめ
まだ『ワンピース』953話で日和の口からしか情報が出ていないため予想が多いものの、閻魔について情報をまとめてみました!
個人的には、名刀閻魔は差し上げるとは言うものの、ゾロが受け取る際に何らかの試練がありそうな予感も…。
鬼徹がゾロを試した時のように、おでんを主君として選んだことのある閻魔がゾロを試す可能性!
そんな展開も予想しつつ、更なる情報が出てきたら追記していきますね!