『ワンピース』939話にて、日和の口から20年前の件が語られた。
敵に囲まれた燃え盛るおでん城から日和を連れて脱出した河松。
河松と日和は共に暮らしていたものの、日和が13歳の頃に逸れてしまった、と。
現在の日和は26歳であり、13歳の頃に逸れたという事は13年前の出来事。
そしてその河松は、兎丼の「開かずの檻」に13年間閉じ込められていた。
13年前、河松に何があったのか。
日和との7年間の生活はどんなものだったのだろうか。
Contents
日和との7年間の生活
光月トキから日和を託された河松。
ふたりは逸れてしまうまでの7年間、どんな生活をしてたのか。
日和の発言を元にすると…。
- 燃える城のお堀から水路を通って人知れず脱出
- 生きる気力を失った日和を明るく励ます
- 口のきかなくなった日和の心を辛抱強く支えて育てた
- 自分は空腹を我慢し日和に食糧を与える
- カッパ踊りを披露し励ます
- 次第に日和は笑えるように
- 日和が13歳の頃、逸れてしまう
このような流れだった。
日和の話では他の登場人物はいなかったことから、本当に河松とだけ過ごしていたのだろう。
日和と河松が過ごしていた場所とは
日和と河松が当時過ごした場所はどこになるのか。
描かれた景色に雪はなかったから、「鈴後」ではないはず。
当然追われている身であるため「花の都」でもないだろう。
ただ、ゾロを介抱していた日和は家の中のものをいろいろ簡単に使用していたので、もしかしたら「鈴後」の家は日和と河松が過ごしていた場所なのかもしれない。
また、一か所に留まるのも危険なはず。
人気のない郷を転々としていた可能性もある。
13年前、河松に何があったのか
では、少なからず不幸だけだったわけではない生活をしていた日和と河松に、今から13年前、何があったのか?
河松視点でみると違う事情があったのかもしれない。
「逸れる」「兎丼に収監される」のが共に13年前という事は、ほぼ同時期と考えていいだろう。
つまり、日和と河松に敵側の脅威が迫っていて、それを察知した河松が敵に捕まる事で、日和だけを安全な場所に逃がした可能性もある。
そして、一人になった日和(当時13歳)はその後どうなったのか?
捕まって遊郭に売られた?
もしくは、生き抜く術として自ら花魁になった?
カイドウの部下がお玉を捕まえた時、遊郭か牢屋、という選択肢をしていたため、可能性は高い。
その際、光月日和であるとは奇しくもバレなかったのだろう。
日和が花魁小紫になるまでの過去も語られたら嬉しいが、河松にしっかりと育てられたことで強く立派に育ったため、ここまで生き抜くことができた日和を想うと切なくなってしまう…。
952話で日和と河松が再会!
そして、『ワンピース』952話でついに日和と河松が再会する!
約13年振りの再会。
ここで判明したのは、逸れてしまった理由は日和の方にあった!
わずかな食糧を河松は常に日和に与え続けていたため、年々やつれていく河松の姿が怖くなって逃げ出した、ということだった。
ここで、責任感のある者であれば、何故守れなかったのだ…と自分を責めるだろうし、嘆くかもしれない。
しかし河松はこの上なく優しい笑顔で、なんとお優しい理由だと感銘を受けていた。
強く立派に、人の気持ちに寄り添うことができる人に育ったこと、それこそが嬉しかったのだろう。
河松自身も、腐った魚を食べ続けていたのは、絶対にまた日和様に会う、という強い想いがあったからこそ。
日和と河松、二人の想いに涙しかない!!
一方で日和が逃げた理由に違和感も
ここからは952話を経て少しまた考え直した部分になるが、どうも日和が逃げた理由には違和感もある。
確かにまともな理由でもある一方で、結局日和は謎が多いままだからだ。
小紫と同一人物である可能性は非常に高いものの、実際にはまだ原作中で断言はしていないため、確定はしていない。
そして小紫であるならば、狂死郎と組んでいた理由は何だったのか、さらに狂死郎に斬られたにもかかわらず生きていた理由も。
小紫は国の悪者から搾取して破滅させたりするなど、悪女に見せかけて正義感のある女性だった。
しかし、だからといってなぜあの立場になったのか、そしてそもそも狂死郎の立場は何なのか、ピンと来ていない部分も多い。
今、日和として過ごしているのと、小紫として過ごしていたのは、人格が変わっている?
単行本の表紙を見ると容姿は非常に似ているため、同一人物に思えなくはない。
ただ若干髪の色が変わっているようにも思えるため、別人格の可能性は否めない。
謎は尽きない…。
日和と河松の関係まとめ
7年の間に河松から愛情たっぷりに育てられた日和は、しっかりと強く生き、今まさにモモの助と共にワノ国を変えようとしている。
河松と再会した後は、反乱軍の主軸の一人として活躍していくだろう!
これからの『ワンピース』にますます期待!!