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カン十郎は黒炭家!?過去エピソードに内通者・スパイをにおわせる伏線アリ!?

人気漫画『ONE PIECE ワンピース』で内通者がカン十郎であるという説について考察します!

 

光月家側の中に内通者がいるかもしれないというのがワノ国の過去編からも明らかになってきました。

そんな中その人物は、カン十郎が内通者なのではという説もありました。

その根拠とは!?そして『ワンピース』974話にて遂に判明!?

 

それでは、漫画『ONE PIECE ワンピース』で内通者がカン十郎であるという説について考察します!

 

Contents

カン十郎が内通者なのか!?過去のエピソードの中の伏線とは!?

カン十郎は黒炭家!?過去エピソードに内通者・裏切り者をにおわせる伏線まとめ

 

それでは、過去のエピソードからカン十郎が怪しい箇所について考察していきたいと思います!

 

羅生門のオマージュ

おでんの元へやってくるまで、カン十郎は希美で人の髪から筆を作って日銭を稼いでいました。

生きている者、死体問わず人の髪を切り取って奪っていたのです。

 

おでんの髪も狙ったことから、逆にやられてしまいました。

このことがきっかけで仲間となったのです。

 

この死体からも髪を抜くといく行為は、芥川龍之介の「羅生門」に出てくる老婆と同じものです。

羅生門では最初は正義感から老婆に注意した主人公が、最終的には老婆の身包みをはいで自ら盗人へとなっていきます。

 

正義のために行動していたのに、結局は悪事を働いていた。

この流れも関係してくるのかもしれませんね!

 

迫害を受けていた!?

おでんの手記によると、カン十郎も幼い頃に迫害を受けていたそうです。

迫害といって思い浮かぶのは、やはり黒炭家です。

 

オロチの祖父が行った悪行のせいで、関係のない黒炭家の者たちまで迫害され多くの命が失われたといいます。

カン十郎も黒炭家の者であり、身分を隠して暮らしていたならば…

内通者がカン十郎であっても違和感はないですね。

 

カン十郎は大きくキャラデザが変更された!?

ビブルカードには、カン十郎の元々の設定画も載せられていました。

このデザインが今のものとは大きく変わっているようですね。

通り名も「夕立」ではなく、「濡れガラス」でした。

 

デザインが大きく変わったということは、よりストーリーに合わせていったということです。

今のデザインにも何らかの理由がありそうですよね!

 

何故か英語を使う?

 

カン十郎が希美で光月おでんに初めて会った際、おでんの髪の毛を抜こうとして逆に仕留められそうになってしまいます。

その時カン十郎は、落ち着いて!とおでんに伝えるために「ギブ!ギブ!」と言っていました。

しかし、この「ギブ」って現代用語と言いますか、ギブアップの略ですよね。

「拙者」「~でござる」などと言う昔の日本の戦国時代がモチーフとなっているワノ国で、何故英語が?

 

先述した通りもしカン十郎が黒炭家と関りがあるならば、黒炭ひぐらしと黒炭せみ丸は、迫害に遭った後国外へと逃亡した経歴があります。

この時に異国の言葉を学んでいてもおかしくはないので、カン十郎が黒炭オロチとつながりがあるならそうした海外の言葉を知っていてもおかしくはありません。

 

釜茹での刑による処刑

ここで気になるのが、釜茹での刑での公開処刑です。

赤鞘九人男たちの中に内通者がいるならば、わざわざ逃げ出しにくい状況にするでしょうか!?

 

まぁあのオロチのことなので、用済みとして全て消そうとした、ということも十分あり得ます。

しかしもしそうではないとしたら。

 

カン十郎の能力は、絵に描いたものを実体化させるというものです。

ただ、彼自身の画力の影響で、出したものは何とも言い難いクオリティとなってしまいます。

 

もしカン十郎が、本当は絵が上手かったとしたら話が変わってきます。

これまではあえて利き腕の反対で描いており、本当はもっと写実的に描けるなら。

 

処刑に向けて自分の分身を作り、本体は身を隠しているということも可能なのです!

これならば、処刑されても自分は無事ですよね。

 

さらに本来ならば全員が油で煮えるはずだったので、油に絵も溶けて証拠はなくなる。

完全犯罪の出来上がりです!

 

カン十郎は右利きなのに左手で絵を描いていた?!

これはまた面白い観点ですが、これまでカン十郎が原作『ワンピース』内で絵を描いていたときの手と、実際武器(筆?)を使う時であったり食事をするときの手が異なっているのです!

 

下手な絵というのが代名詞にもなっていたカン十郎ですが、もし普通に絵をかくのが上手だったとしたら?また、敢えて利き手ではない手で絵を描いていたからこそ下手に見せていたのだとしたら?

ということでますますカン十郎が怪しいですよね!

 

カン十郎が黒炭家で確定!

カン十郎は黒炭家!?過去エピソードに内通者・裏切り者をにおわせる伏線まとめ

 

そして、『ワンピース』974話にて、遂にカン十郎本人の口から、自分が裏切り者であることが明かされました!

やはりスパイはカン十郎でしたね!!

 

しかしそもそもカン十郎自身、数奇な運命をたどってきていたのです…。

大衆演劇の一座に産まれたカン十郎でしたが、その一座というのが実は黒炭家の分家でした。

ワノ国からの迫害が起こった際、舞台上に何と刀を持った数名が押し入り、両親を目の前で失ってしまうのです。

そのショックで完全に心を失ってしまったカン十郎。

舞台での生き方しか知らないので、何者かを演じることで生きていました。

 

そのカン十郎の存在を知ったオロチと黒炭ひぐらし、そして黒炭せみ丸!

早速呼び寄せオロチ自身が黒炭本家の末裔であることを明かします。

そしてカン十郎に提案するのです。

お前は本物の光月を演じて生きるのだと。

誰にも気づかれることなく光月として死ぬのがお前の人生だと!

 

その人生を演じることをカン十郎は決心し、希美で人の髪を切る妖怪として異名を轟かせおでんをおびき寄せて、見事に光月家の内側に入ることに成功したのです!

そして、光月家を一網打尽にするオロチの復讐劇の味方をし続けることに…。

 

カン十郎に絞られる理由

カン十郎が裏切り者であるというならすべてのつじつまが合いますね!

 

敵側に流れていた情報として下記の物が挙げられますが…

●足首に月の印を持つ同志に配っていた「判じ絵」

●集合場所「刃武港」と作戦決行の日時

●光月日和の生存と現在地(北の地?)

●変更された集合場所「常影港」

●兎丼「囚人採掘場」の制圧(お玉がババヌキなどを仲間にしたためオロチは誤報と認識)

●修理していた伊達港の船

●九里ヶ浜に隠していたサニー号の位置

●20年前のおでん達の討入りのタイミング

 

ここまでの情報を知り、且つオロチに情報を流せる人物というのは随分絞られてきます。

ワノ国過去編においてワノ国の情報伝達の仕組みの一つに矢文があることが判明したものの、それを使っていたかどうかは定かではありませんが…。

ただ、手紙を通してオロチとは情報交換をしていたため、やはり文字が扱えるキャラに絞られてきますね。

 

更に上記の情報の中で、一部のものしか知らない情報というのが「日和の生存と現在地」「兎丼の制圧」です。

日和については編笠村での作戦会議で共有され、その場にいた者以外は知り得ません。

そして兎丼の制圧について、現地に確認を取ったオロチがババヌキから何も問題ないと告げられ、誤報かと認識してしまいます。

このことから、お玉の能力を知らない人物と考えられるでしょう。

 

すると過去に関係している人物、且つこの上記に絡んでいる怪しい人物としては、

  • 錦えもん
  • カン十郎
  • アシュラ童子
  • イヌアラシ
  • しのぶ

 

この5人に絞られるでしょう。

ただ、しのぶは完全に本気で今回の討ち入りに想いを込めており、ローとも言い合いになったくらいで、20年前にもおでんの真実を処刑の場で示した張本人ですから、さすがに裏切りはないと思いたいところ。

 

残り4人から考える場合、ジャックがゾウに行けたこと、且つゾウに居るのは「雷ぞうという忍者」と特定されていたことから、行動を共にしていないアシュラ童子とイヌアラシは抜け、残りは錦えもんとカン十郎となります。

錦えもんはパンクハザードに囚われてしまったモモの助を助けることで精いっぱいだったでしょうが、カン十郎はドレスローザに囚われていた際かなり長い時間自由に動けることができたはず。

ここでカイドウやオロチに情報を提供することは十分にできたでしょうから、やはり一番怪しいのはカン十郎だったのですね。

 

ドレスローザでカン十郎だけに星がなかった!

実はドレスローザ編でも非常に怪しい点がありました!

それは、ドフラミンゴが各組織の代表人物にそれぞれ懸賞金を付けるべく、独自の「星」を付けていったのですね。

それがこちら!

懸賞金1億

レベッカ、ロビン、錦えもん、ヴィオラ、フランキー、キュロス、ゾロ

懸賞金3億

サボ、ルフィ、ロー、リク・ドルド3世

懸賞金5億

ゴッド・ウソップ

 

このようにドフラミンゴは各人物に懸賞金を付けたのですが、おかしいことにカン十郎には懸賞金が付いていないのです!

更にカン十郎はドレスローザにいた時点でオモチャにもなっていなかった!

シュガーによってオモチャに変えられていない=敵陣営の重要人物であることはこの時点から決まっていたのでしょうね!

なのでこの時点で既にドフラミンゴともカン十郎はつるんでいた、カン十郎はドフラミンゴの取引先でもあるカイドウとつながりがある、だからドフラミンゴは手を出すことができなかった、と言ってもおかしくはないでしょう!

 

カン十郎は単行本でよく写真が変わっていた!?

実はカン十郎、単行本の最初のページにある「登場人物紹介」にて度々その顔写真が変わっていたんです!

酒天丸→アシュラ童子、のように名前が変わったりする場合は写真が変わることもあるのですが、カン十郎に至ってはなんと92巻までの二ヘラと笑っている写真、93巻のみのフードを被っている写真、94巻以降の驚いている写真と3回も変わっているんですね!

 

で、実はこのように変わっている人物が他にも一人いたんです。

それが、飛び六胞のX・ドレーク!

93巻では恐竜人型だったのですが、94巻からは人型になっています。

だから何だということでもあるのですが、実はドレークは95巻956話において、「海軍本部機密特殊部隊SWORD」隊長であることが明かされています!

だから写真が変わっていたのか、というのも頷けますね!

 

ということで3度も写真が変わっていたカン十郎は単行本の登場人物紹介でも何らかの伏線を残していたということになりますね!

 

釜茹ででカン十郎は死んでもいいと思っていた!?

では釜茹での刑の際、カン十郎は他の赤鞘九人男と共に処刑を受けることになっていました。

完全に光月家側として、おでんに助けられることを驚いたり、釜の油に耐えるおでんを心配したりしていたとは思いますが…表情には表れていても言葉にすることはあまり少なかったとも言えるので、完全にカン十郎がおでんの死を悲しんでいたかといえばもしかしたらそうではなかったかもしれません。

カイドウとの決戦の際、アシュラ童子が背中から刺される描写がありましたが、手袋をしていない手ですからあれもカイドウ陣営とは言い難いので、カン十郎がすでにあの時裏切りの片鱗を見せていたのかも…。

 

ただ、自分も死んでしまうかもしれない、そういう可能性があったあの釜茹での刑。

何故カン十郎はその時そのままいたのでしょうか!?

 

考えられるのは二つ。

一つは、そもそもあの場にいたカン十郎は偽物だったということ。

カン十郎が錦えもんたちに見せていた悪魔の実の力は、一見下手そうに見せて実は非常に上手かったとしたら。

自分そっくりの偽物を描いて処刑当日に潜り込ませておけば、自身が死ぬということにはならないはずです。

 

もう一つは、カン十郎は別に自分が死んでもいいとさえ思っていたならということ。

先述したようにカン十郎の親が殺されてしまった時、カン十郎は完全に心を失ってしまい、自分は外見そのものでもある歌舞伎「役者」として生きることをオロチに誓っていました。

光月家として死ねと。

それを受け入れている以上、あのまま死んでこそそれでいいと思っていたのではないでしょうか。

ここまで思えるほど光月家の復讐の闇は深かったということなのでしょう…。

 

カン十郎は再び光月家側につくことはある!?

こうして裏切り者であることが確定したカン十郎ですが、果たして本当にこのままスパイということで終わってしまうのでしょうか…。

今までにはルッチなどの例もあるので、完全に敵になってしまう可能性は大きいと思います。

しかし!

しかしです!!

光月家の人間として生きてきた時間、おでんと過ごした時間、そして涙を流したことは、果たして心が壊れたとは言ってもカン十郎にとってはすべてが嘘の生き方でしかなかったのでしょうか?

 

役者というものはその役にのめり込んでしまうことも多々あります。

またその舞台上で、役同士の感情をそのまま現実にもある意味引きずってしまい、例えば芸能人でもドラマや映画、舞台の役柄そのままの関係を続けて結婚、などということは大いにありますよね。

今回は『ワンピース』という漫画ではありますが、カン十郎もある意味舞台人としての生き方しかできないということで「カン十郎」という人生を過ごしてきたのだと思いますが、その中で培ってきたおでんとの関係、光月家との関係、赤鞘たちとの関係はすべてが全て本当に嘘となってしまうのでしょうか?

カン十郎の心を癒すことはなかったのでしょうか?

過ごした時間から得られるもの、育まれるもの、心に刻みつくものはいくらでもあります。

「夕立カン十郎」を演じていたとは言っても、その中で心を使って発した言葉や、感情や、涙は、すべてが嘘ではないと、信じたいものです…。

 

もしかしたら、おでんがカン十郎の過去も今の考えもすべてを見抜いていてそれでも自身の家臣に置いたことなどに気づかされ、カン十郎が再び自身を顧みるエピソードがあるかもしれません…。

 

カン十郎は黒炭家!?過去エピソードに内通者・裏切り者をにおわせる伏線まとめ

カン十郎は黒炭家!?過去エピソードに内通者・裏切り者をにおわせる伏線まとめ

 

漫画『ONE PIECE ワンピース』で内通者がカン十郎であるという説について考察しました。

 

光月家側の内部に、オロチへ情報を流している内通者がいる可能性がありました。

その人物がカン十郎ではないかという説があります。

 

根拠として、過去に迫害を受けていたことから、黒炭家の者ではないかとも考えられます。

また、その能力は情報を知らせるのも簡単にできそうですよね。

さらに、処刑においても彼なら逃れることができそうでした。

 

内通者の正体が明らかになるのは、過去編が終わり現代へ戻ってすぐだと思います。

いろんな説があるので、誰が犯人なのかとても気になりますね!

 

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まんがライフハック管理者/SHOT
漫画歴25年以上、読破した漫画は1000タイトル以上(だいたい) 。日夜まんがを独自視点で解説・考察。30代男性、日系大手→外資系戦略コンサル→起業構想中(←今ココ)。家族超ラブ(妻・長男・長女)!特に好きな連載中作品はワンピース・呪術廻戦・アンデッドアンラック・キングダム・ヒストリエ・ヴィンランドサガ・アオアシ・喧嘩稼業・ハンターハンター(一応連載中扱い)
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