『ワンピース』955話で非常に興味深い人物名が出てきました!
その名も、「霜月コウ三郎」といい、和道一文字と閻魔の生みの親だとか。
ん??
どこかで聞いたことあるような名前ですよね…。
まだ断言はされていないものの、おそらくはシモツキ村にいるゾロの師範でもある「コウシロウ」の関係者ではないでしょうか!
ということで今回はコウシロウについて、現在判明している素性やその正体、ワノ国との関係性に改めて迫っていきます!
Contents
コウシロウ正体は霜月家:ワノ国との関係
コウシロウとワノ国に関する伏線をまとめていきます!
コウシロウ正体は霜月家:鉄をも斬る力
まず遡ること、アラバスタ編にて。
ゾロが戦った相手は強敵「Mr.1」本名はダズ・ボーネス。
超人系悪魔の実「スパスパの実」の能力者。全身を硬い刃物に変えられる「全身刃物人間」で、刀の峰にあたる部分はなく、服や靴も刃物に変わるという、ゾロにとってはとても厄介な相手でした。
Mr.1を斬るために、ゾロはコウシロウに教えられた「鉄をも斬る剣士」のことを思い出します。
世の中には、何も斬らないことができる剣士がいる。
だけどその剣士は鉄だって斬れる。
同じ刀でね。
“最強の剣”とは、守りたいものを守り、斬りたいものを斬る力。
触れるものみな傷つけるような剣は、“剣”とは思わない。
この教えを思い出したゾロは鉄にも「呼吸」があることに気づき、その「呼吸」を感じ取ることでMr.1の肉体を斬ることに成功するのです!
ヒョウじいも同じ教えを
これについては実はヒョウじいも、ルフィに同じことを教えていました。
良い刀は斬りたいときに鉄をも斬り
斬りたくないときは紙すら斬れぬ
それは剣士の心一つ
ヒョウじいが言っているのは、刀には気を纏わせることで力をコントロールするというもの。
ゾロが会得した物質の呼吸を知る方法とは異なるものの、伝えたい内容は一致しているため、コウシロウの教えの起源はワノ国にあると考えるのが自然です。
コウシロウ正体は霜月家:東の海に着いたワノ国の船
『ワンピース』92巻のSBSにおいて、趙重要な内容が記されていましたね。
数十年前にワノ国の船が、「東の海」に辿り着いている、という事実があるということ。
フーシャ村の「みなともさん」とワノ国の「港友さん」が非常に似ていたのは、血がつながっているからだったとのこと!
そして、みなともさん以外にも「とある人物」の先祖がワノ国出身とされていました。
この内容自体は重要なものではないということですが、やはりその候補として挙げられるのは「コウシロウ」ではないでしょうか!
コウシロウの住む「シモツキ村」は建物がワノ国風であり、ワノ国の文化が根付いているようにも感じます。
ワノ国の船が東の海にやってきた時期
数十年前にやってきた、ということですが、一体それは具体的にいつ頃になるのか。
『ワンピース』955話では飛徹が、50年以上前に「霜月コウ三郎」という人物が違法出国した、とゾロに告げています。
この人物こそコウシロウの血縁関係者となると予想できるので、おそらくはワノ国の船が東の海にやってきたのは50年ほど前になるのでしょう。
また、ビブルカードにはコウシロウの年齢は「51歳」となっています。
そして出身は「東の海」とだけ。
おそらくはコウシロウは、ワノ国から違法出国し、東の海を航海中に生まれたか、あるいはまだ名のない東の海の島で生まれ、その後その島の村を「シモツキ村」と名付けられたのではないでしょうか。
コウシロウ正体は霜月家:「シモツキ」という名前
ということでその「シモツキ」という名前に触れていきますが、この名前が非常に重要なポイント。
20年前にワノ国「白舞」と「鈴後」を治めていた大名の名字はどちらも「霜月」でした。
『953話』で河松が語っていますが、鈴後と白舞はともに、屈強で名高い「霜月」の一族が治めていたとのこと。
読み方が一致しているということは、やはり深い関係があると思って間違いないでしょう!
つまりは、「霜月」の者である「霜月コウ三郎」一同が50年前にワノ国を違法出国し、その名字を村の名前に付けた、ということですね。
さらに、20年前の白舞の侍の中に、コウシロウの「一心道場」のマークと同じ印をつけている侍がいたのです。
刀が二本クロスしているマーク。つまりは二刀流ということなのでしょうか。
白舞や鈴後にも、その昔20年以上前にはコウシロウと同じ流派の道場があったのかもしれませんね。
コウシロウ正体は霜月家:スナッチという掛け声
モモの助がゾロから教わった「スナッチ」=「捨名ッ知」という掛け声。
これは、「名前も知恵も捨てて頭を空にすれば、怖いものなどない」という意味で、気合を入れる時に使われる掛け声でしたね。
元々は九里の方言であり、アシュラ童子が子供の頃から使っていたと。
アシュラ童子の年齢は56歳なので、約50年以上前の言葉となります。
何故ゾロが50年前のワノ国の言葉を知っているのかはまだ判明してはいませんが、「海外の剣の掛け声」としてモモの助に教えていたので、もともとそれを教えてもらったのはコウシロウからということになるでしょう。
つまりはコウシロウから「海外」という話を聞いていた。
コウシロウ自身がどう聞いていたかは不明なものの、おそらくは「海外の剣の掛け声」としてコウシロウも聞いて育ったか、「ワノ国」という名前は伏せられていたものの「別の国で習った」などと祖先から教わっていたのかもしれませんね。
コウシロウ正体は霜月家:ワノ国を出国した理由は
では、コウシロウの祖先となるだろうコウ三郎が、ワノ国を出国した理由は何でしょうか。
ワノ国は長いこと、「鎖国国家」でした。
当時も当然「出国は罪」でしょうから違法出国となったのでしょうが、それでも外海へと飛び出した理由があるはずです。
- 何らかの使命があった
- ワノ国の外に興味があった
- ワノ国追放の処分を受けた
- ワノ国の中で留まっていてはいけないと決意した
おそらくは、SBSでは「東の海に到達」と使われていたことから、やはり何らかの目的があって敢えて「東の海」を目指したのでしょう。
コウシロウ正体は霜月家:東の海を目指した理由
明確に東の海を霜月家が目指した理由とは?
もしかしたら50年以上前から、ワノ国はその文化が廃れようとしている危機感があったのかもしれません。
遠く東の海まで行き、この文化を根絶させてはならないと、屈強な霜月家を中心として海に出た、とか。
「シモツキ村」は建造物も人物の服装もワノ国風にこだわっています。
ワノ国が単に嫌で飛び出したのなら、ワノ国と同じような生活様式にはしないはず。
ワノ国を他の場所でも作ること、それが目的だったのかもしれません。
コウシロウ正体は霜月家:東の海に向かった人数
ではどのくらいの人数で向かったのでしょうか。
村を作るのだから、結構な大所帯であったのは間違いないはず。
- コウシロウの親
- みなともさんの家系
- 九里の侍
- 白舞の侍
- 鈴後の侍?
こんなところでしょうか。
ワノ国の文化を残したい、という目的であれば、花の都や兎丼、希美の侍たちも同船している可能性はありますね!
コウシロウ正体は霜月家のまとめ
『ワンピース』という物語の初期に登場し、ずっと脇役ではあるものの扉絵など要所要所で存在感を放ってきたコウシロウ。
いよいよその正体が判明してきましたね!
『ワンピース』は955話でワノ国編第二幕が終わり、第三幕へと突入!
おそらくはワノ国の過去となるのではと予想されるので、コウシロウの親だと予想される「霜月コウ三郎」の出国についてや、おでんの過去が描かれるのが非常に楽しみです!