『ワンピース』のワノ国編のラスボスと言えるのが四皇の一人であるカイドウ。
そしてそのカイドウの息子であるのにも関わらずルフィ達の味方をしてくれているヤマト。
実の親子ながら敵対している関係のこの二人。
色々と複雑な親子となっている二人の関係について考えてみたいと思います!
Contents
カイドウとヤマトの複雑な関係について考える!
ワノ国編で登場しカイドウとは完全に敵対しているヤマト。
戦闘力も高く非常に頼りになるものの、血の繋がった父親と戦うという事で色々と複雑でもあるんですよね。
幼い頃からの因縁
まだ幼い頃に光月おでんの伝説の一時間を目撃してしまったヤマト。
それがきっかけで光月おでんに憧れいたヤマトでしたが、それによってカイドウからは鬼ヶ島に監禁状態にされてしまっていました。
8歳の頃から20年も島から出たら爆発してしまう手錠をつけられていたのだから、ヤマトからカイドウへの怒りは凄まじいものがあったでしょうね。
それだけにヤマトは幼い頃からカイドウに繰り返し挑んできたとの事。
しかし流石に相手が悪く、挑む度に返り討ちにあいどれだけ殴られてきたのかさえもわからない程。
トラウマになってもおかしくないくらいですが、それでも父親をぶっ倒そうと考えている辺りヤマトの精神の強さを感じますね。
カイドウから見たヤマト
実の息子から思い切り嫌われているカイドウ。
しかしその一方でカイドウがヤマトをどう想っているのかはそれほど描かれていません。
果たしてどういう風に息子の事を見ているのでしょうか?
ヤマトの事を嫌っている!?
ヤマトが光月おでんという自らに唯一傷をつけた男に憧れてしまったせいか、ヤマトの事を嫌っている様子のカイドウ。
まあカイドウにとっておでんは特別な存在ですし、自分の子供が自分ではなく死んだおでんに憧れてしまったというのは複雑な気持ちだったのでしょう。
とはいえまだ8歳だった子供をずっと鬼ヶ島に閉じ込めているというのはやりすぎに思えます。
ヤマトの方が挑んでくるのだから仕方ないとはいえ、幼少期から子供を殴り続けるというのはもはや異常なレベルと言えるでしょう。
実はヤマトを溺愛している!?
自分の子供に暴力を振るうというとんでもない父親でもあるカイドウ。
しかしその一方で、実はヤマトの事を溺愛しているのではという描写も少し見られます。
鬼ヶ島を花の都へと移し、ワノ国を滅ぼして新たに「新鬼ヶ島」という国を作ろうと企んでいたカイドウ。
しかし何故かその新たな国の将軍を自分の子供であるヤマトに任せようとしていました。
しかも皆に対しても自分の「息子」が・・・と紹介していて、それを部下達も受け入れている様子で、もしかするとヤマトを男として扱うように部下にも命じているのかもしれません。
女性であるヤマトが男だと言っているのを受け入れ、その上で新たな国の将軍を任せようとしている。
そう考えたら実はカイドウがヤマトを大切に思っているという事なのかもしれません。
カイドウから見たモモの助
ヤマトに対して複雑な思いを抱いていそうなカイドウ。
その一方でカイドウはモモの助に対しても複雑な感情を抱いているように見えます。
自分が認めた数少ない偉大な男である光月おでんの息子でありながらも、そうは思えないくらいに情けなかったモモの助。
それだけにカイドウはモモの助を試すような真似を何度か繰り返しています。
モモの助がおでんの息子として相応しい存在なのかどうかを確かめるようでもあり、同時におでんの息子なのに情けない姿を見て安心したいという気持ちが表れていたようにも思えます。
おでんの息子がこうなのであれば自分の息子であるヤマトもこんな感じで問題ない。
なんとなくカイドウはそんな風に安心したいのではないかと思ってしまいます。
ヤマトとカイドウの複雑な関係についてのまとめ
ヤマトがカイドウを嫌っているように、一見カイドウもヤマトを嫌っているように見えます。
しかし実際にはそうでもないような気がしていて、実は内面では全く違う事を考えているようにも思えるんですよね。
ヤマトの父親への怒りは間違いないのですが、カイドウのヤマトへの気持ちが実は愛情だったとしたら、この先結構面倒くさい展開にもなってしまいそうな気がします。
歪んでいたとしてもそれが愛情だとすれば、この関係がただの憎しみだけに見えて終わってしまうのは『ワンピース』らしくないですからね。
それだけにワノ国編が結末を迎えるまでにこの二人の複雑な関係もまとまってくるのではないでしょうか。