『ワンピース』で登場する悪魔の実。
これには一人の人間が一つの悪魔の実しか食べられないという設定があります。
二つ以上食べると、中に宿した悪魔の能力が反発し合って爆発してしまうとか…。
しかし、その設定を覆して二つの能力を手に入れたのが、黒ひげ海賊団船長マーシャル・D・ティーチ(通称:黒ひげ)。
更に、悪魔の実の能力を奪うという方法まで探り当て、黒ひげは世界各地で能力者狩りをして暴れまわっています。
『ワンピース』956話ではサボ死亡のニュースを見て、黒ひげが能力を奪いにマリンフォードに乗り込もうとしているようです。
何故黒ひげ海賊団は能力者狩りを始めたのでしょうか?
またどのようにして、悪魔の実の能力を奪っているのでしょうか?
Contents
黒ひげ海賊団が能力者狩りをワンピースでどのように行ったか
この、「能力者狩り」というのは黒ひげ海賊団にしかできない芸当です。
マリンフォード頂上戦争にて白ひげが死亡した際、黒ひげ海賊団の面々が白ひげと黒ひげを包むように大きな黒い布を覆い、その中で黒ひげはグラグラの実の能力を奪うことに成功しました。
他の例だと、アブサロムのスケスケの実の能力をシリュウが手に入れています。
アブサロムの死体があると言っていたので、つまりはアブサロムも黒ひげ海賊団の手によって殺され、能力を奪われたのだと予想できますね。
黒ひげ海賊団の能力者狩り:他の例
能力者から能力が移る例としては、ビッグ・マムのケースも挙げられます。
はっきりとした描写がないので断定はできないものの、おそらくはビッグ・マムがセムラを食べているのに夢中でマザー・カルメルまでも食べてしまったことで、ソルソルの実の能力が移ったと考えられます。
このときの能力伝達の条件や方法は不明ですが、移った能力がソルソルの実という特殊な能力なので、もしかしたらソルソルの実自体に何か特殊な秘密があった可能性もあります。
黒ひげ海賊団が能力者狩りをする理由
黒ひげ海賊団が能力者狩りをする理由ですが、やはりこの大海賊時代、ワンピースを手に入れるために最強の海賊団を作るためでしょう。
黒ひげ海賊団が能力者狩りをする理由:他の四皇の場合
同じく四皇であるカイドウも、人工悪魔の実SMILEによって最強の軍団を作ろうとしていました。
しかしSMILEには失敗作が多く、食べた者すべてに能力が身に着くわけではありません。
そしてまた同じく四皇のビッグ・マムも、家族を作るという名目ですべての種族と子供を作って、大家族を形成しています。
これもまた、それぞれの種族の個性を用いながら、最強の集団を作ろうという理由もあるのでしょう。
黒ひげ海賊団が能力者狩りをする理由:手っ取り早い方法
こうやってそれぞれが強い集団を目指しているわけですが、一番ストレートに強い集団を作るなら、強い能力者から能力を100%奪うことができれば、それこそ最強の集団を作ることが可能です。
黒ひげは、この能力者狩りをすることで強い能力を集め、世界の全てを手に入れようとしているのかもしれません。
さらには悪魔の実の能力を他者を殺して奪うことで、その海賊団の弱体化にもつながります。
能力者狩りをすることで「黒ひげ海賊団が強くなる」「他の海賊団が弱体化する」という一石二鳥の構図が出来上がるのです。
黒ひげ海賊団の能力者狩り:世界政府はやり方を知らない
かつてドレークの父親であるディエス・バレルズがオペオペの実を発見した際、政府は50億ベリーで取引しようとしていました。
50億ベリーとなると、現在懸賞金の最高金額として出ている黒ひげの22億の2倍以上にもなる金額。
世界政府にとって相当重要な悪魔の実であることが分かります。
しかし、取引は失敗し、オペオペの実はローが食べてしまいました。
もし政府が能力者狩りの方法を知っていたとしたら、現在のローに対して50億ベリーの懸賞金をかけてもおかしくはありません。
黒ひげ海賊団の能力者狩り:懸賞金について
懸賞金には「ONLY ALIVE」と「DEAD OR ALIVE」の2種類があります。
生け捕りのみを条件として懸賞金をかけることも可能ということです。
世界政府もローがオペオペの実を食べたことは知っているはずですが、実際にローに懸けられた懸賞金は5億ベリーと、オペオペの実単体の10分の1。
これらのことから、世界政府は能力者から能力を奪うことができないということがほぼ確定的になりますね。
また、黒ひげが能力者狩りをしているという事実を知っているということは、当然ですが能力を奪う手段があるということを認識しているはずです。
それなのにもかかわらずローに高額な懸賞金を懸けないのは、黒ひげ海賊団しか能力者狩りを行えないと知っているからではないでしょうか。
>>>ローのワノ国編展開予想!
黒ひげ海賊団の能力者狩りの方法
黒ひげ海賊団しか能力者狩りができない、能力を奪うことができないのであれば、やはり能力を奪うという行為はヤミヤミの実の能力であると考えられます。
黒ひげ海賊団の能力者狩りの方法:闇は悪魔の力を引きずり込む
エースと黒ひげが戦った時に黒ひげが言っていた言葉。
「闇は悪魔の力も引きずり込む」
闇は引力、ということも言っていますが、黒ひげの持つ強大な引力によってその時空をものともせずに、本来であれば後に別の悪魔の実として現れるはずの能力を、瞬時に引き寄せることができるのでは。
そして悪魔の力を引きずり込み、違う人物に与えることで能力を移すことが可能になるのではないでしょうか。
大きい黒い布なのは、「闇」となるべき環境が必須条件なのでしょう。
となると、やはりヤミヤミの実の能力で奪っている可能性が高いですね。
黒ひげ海賊団の能力者狩りの方法:医療を用いる
黒ひげ海賊団はかつて、医療大国のドラム王国を滅ぼしたことがあります。
ドラム王国は医療に関してはどの国よりも最先端を走っている国でした。
そのドラム王国の医者を使って、悪魔の実のことを研究したのでは?
そして、悪魔の実の奪い方を確立させることができたと。
黒ひげは用意周到に計画を立てて行動するタイプなので、ドラム王国を滅ぼしたということは、何らかの目的があったと考えるのが妥当でしょう。
黒ひげ海賊団の能力者狩りの方法余談:ビッグマムの場合
そうなると、ビッグ・マムの場合は食べたことではなく、やはりソルソルの実の方に秘密があるのでしょう。
魂を与える、というソルソルの実。
マザー・カルメルが亡くなった際にソルソルの実自身の魂が一番近くにいたビッグ・マムに自然と移った、与えられたのではと考えられます。
悪魔の実自身に意思があるような考えですが、ありえなくはないかなと。
黒ひげ海賊団が能力者狩りをする理由とは?ティーチヤミヤミの実の特権かのまとめ
悪魔の実にも、非常に強いものもあれば、これどうやって使えばいいんだくらいの実も登場してきました。
黒ひげは悪魔の実図鑑で、どの実が一番最強かをずっと調べ続けてきたのでしょう。
この先、黒ひげが最強の能力ばかり集めてしまったら…と思うと、最終決戦が恐ろしすぎますね!
ルフィ側には能力者ばかりではないので…何とかして勝てるように、ワノ国編で行っているように修業などしてどんどん強くならないと!