漫画『ワンピース』には三つの強大な勢力が存在していました。
サカズキ元帥をトップとした海軍本部、シャンクスやカイドウ等の四皇、そしてジュラキュール・ミホークやボア・ハンコック等の王下七武海です。
しかし、ワノ国編途中の世界会議で、王下七武海制度が撤廃されたことにより、現在は海軍と四皇の二大勢力となっています。
今回は「元」ではありますが、王下七武海だったキャラクターの強さをランキング型式で発表しようと思います!
かなり移り変わりが激しかった王下七武海ですが、その全てのキャラクターの強さをハッキリさせようと思いますので、どうぞお楽しみください!
Contents
歴代七武海最強ランキング2019最新版トップ11!
発表に移る前に、王下七武海を知らない方のために簡潔に説明をしていきます。
未開の地や海賊から略奪し、得た収穫の一部を政府に納めることで、海賊行為を許された海賊が王下七武海です。
そんな王下七武海も、アラバスタでルフィがクロコダイルを討伐して以降何度も変わっていましたが、序文でも述べた通り王下七武海の制度は撤廃されました。
当ランキングは新旧全ての七武海を対象に、一番強かったであろう王下七武海を決めます。
クロコダイルが討伐された後、ラフィットがマーシャル・D・ティーチを推薦しようとした際、当時の海軍元帥センゴクは「どこぞの馬の骨とも分からん海賊では、他の海賊への威嚇にならない」と述べています。
つまり、当ランキングの首位は、今は既にない王下七武海制度ですが、確実に他の海賊に影響を与えるであろう海賊と言えるでしょう。
それは一体誰なのでしょうか。そう言ったところも併せてお楽しみください。
それでは、発表しようと思います!
当ランキングは私個人の見解ですので、あらかじめご了承ください。
第11位:エドワード・ウィーブル
第11位はエドワード・ウィーブルです。伝説の大海賊白ひげ、エドワード・ニューゲートの息子を名乗っています。
その実力は未だ未知数ですが、白ひげの傘下の海賊を複数倒している辺り、相当の実力の持ち主と考えられます。
恐らく、現在の王下七武海だった海賊の中では、もっとも謎の多い海賊でしょう。
現在のところ実力が明らかになる詳しい描写が無い為、今後の展開によっては一気に上位に食い込むことも考えられます。
第10位:バギー
第10位はバギーです。
登場した当初は、東の海(イーストブルー)の一海賊だったのが、まさかの大出世です。
いくら斬られても死なない体は、あらゆる剣術の使い手に強いです。
アニメでは頂上戦争にて、ジュラキュール・ミホークに微塵切りにされるも再生していました。
「バギー玉」も足に仕込めるようになり、「バラバラの実」の特性と相性抜群の戦闘手段になりました。
しかし、もし元王下七武海同士が衝突した時を考えると、有利になる相手が少なくなるでしょう。
ジュラキュール・ミホークやドンキホーテ・ドフラミンゴには前述の通り強いかもしれませんが、他の元七武海は斬撃が主体ではないので苦戦を強いられると思われます。
仮に覇気を考慮しても苦戦する可能性が考えられますが、今後の技のバラエティの広がりによっては状況は変わるでしょう。
第9位:ゲッコー・モリア
第9位はゲッコー・モリアです。
「カゲカゲの実」の能力を使い、トリッキーな戦いを展開します。
モリアが造り出すゾンビは、影と遺体さえあれば無限に造り出すことが出来ます。
その反面塩分を与えられると、浄化されてしまいます。
実力も、影を取り込む遺体自体の強さに左右されるため、ゾンビ軍団だけでは他の七武海には歯も立たないかもしれません。
そうなると、次に注目したいのはモリア自身の実力です。
モリアの分身を造り出す「影法師(ドッペルマン)」は、モリア自身といつでも場所の交換が可能で、小さく分離して防御にも使える大変優秀な技です。
モリアの大技、ゾンビの影を全て集める「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」は純粋にモリアの戦闘力を格段に引き上げます。
しかし、本人が制御できないとその本領は発揮できません。
実際に、ルフィとの戦闘では制御しきれずに暴走して敗れました。
しかし頂上戦争を終え、2年の年月が流れた今であれば、スリラーバークでルフィと闘った時以上に制御は利くのでは無いでしょうか。
頂上戦争後、ドンキホーテ・ドフラミンゴはモリアに対して「七武海の称号を背負うには力不足」と言っていますが、能力の使い方によってはそうとも言い切れないかもしれません。
第8位:バーソロミュー・くま
第8位はバーソロミュー・くまです。
あらゆる攻撃を弾く「ニキュニキュの実」の能力者です。
物体に限らず空気も弾き、弾かれた空気はサイボーグであるフランキーの鋼鉄の体を突き抜けます!
また、一定範囲の空気を凝縮して放つ「熊の衝撃(ウルススショック)」は、島を半壊させるほどの衝撃があります。
くまの体は、フランキーよりも硬い鋼鉄で出来ています。
ただ強力なだけの打撃や剣術では大したダメージを与えることも出来ません。
悪魔の実の能力による攻撃力、鋼鉄の体による防御力共に隙がありません。
超人(パラミシア)系の能力者であるにも関わらず、遠接近戦共にこなすことが出来ます。
また、空気を弾くことで瞬間移動も可能なため、くまは元七武海の中でもオールラウンドに戦えると言えるでしょう。
第7位:ボア・ハンコック
第7位はボア・ハンコックです。
絶世の美女と言われる海賊女帝です。
老若男女問わず彼女に惚れない人物は、そういません。
しかしそんなハンコックに惚れる心が、彼女にとっては格好の的なのです!
「メロメロ甘風(メロウ)」はその光線に触れた者を石化させ、「虜の矢(スレイブアロー)」は遠距離から石化させることが出来ます。
「芳香脚(パフュームフェルム)」は、相手を蹴ったそばから石にすることが可能です。
ハンコックに惚れていることが表面では分からなくても、多くのキャラクターが頂上戦争では目立ちます。
よって、ハンコックの攻撃は明らかに惚れていなくても深層心理においてやましい心があれば石になると考えられます!
表面上は誤魔化せても、心を繕うこと程人にとって難しいことはありません。
一見そうしたことには無関心に見える元王下七武海も、もしかしたら石になる可能性があるのです!
七武海制度が撤廃され、軍艦が押し寄せるなかでもハンコックは「自分達が七武海になったのは強さゆえであることを海軍は忘れている」と余裕を見せます。
かつて天竜人の奴隷であったハンコックが、海軍に対して余裕をみせつけるシーンは、彼女の強さを暗に表しています。
本気のハンコックの戦闘が楽しみです。
第6位:ジンベエ
第6位はジンベエです。
元王下七武海の中で唯一の魚人です。
海中でも戦えて、海中であればむしろパワーアップする魚人の特性は、当ランキングのテーマにおいて大変大きなアドバンテージになること間違いなしです!
陸上においてもその強さは健在で、水を使えない代わりに魚人空手を使います。
辺りの水を制圧する魚人空手は、打撃の効かないゴムのルフィに対しても有効なのです!
生物が言ってしまえば水分の塊である以上、この魚人空手を受け流すのは至難の技でしょう。
インペルダウンでは、魚人空手を受けた看守が攻撃を受けて暫くしてからやられていました。
恐らく体内の水分に影響を与えるまでの時間かと思われますが、上記の描写を考えると例え自然(ロギア)系能力者でも交わすことは難しいかもしれません。
第5位:ジュラキュール・ミホーク
第5位はジュラキュール・ミホークです。世界一の大剣豪です。
小刀1つでロロノア・ゾロの三刀流を全て受け、大きな氷塊を一振りで割り、遠くの人混みに紛れるルフィをピンポイントで斬る実力を持ちます!
飛んできた砲弾を受け流すことも出来る為、同様にボア・ハンコックの「虜の矢(スレイブアロー)」やバーソロミュー・くまの「圧力砲(パッドほう)」も簡単にいなせるでしょう。
まさに世界一の剣豪です!
初対面の頃から大きく成長したゾロと再度対峙する時が今から楽しみですね!
第4位:サー・クロコダイル
第4位はサー・クロコダイルです。
砂漠の戦闘において無敵を誇る海賊です。
その場に砂が無くとも、「干割(グラウンド・セッコ)」で辺り一面を砂地に変えることが出来るのです!
草木や石像、その地に立つ人間など掌を伝うあらゆる物の水分を奪って干上がらせるこの技は、一瞬にしてクロコダイルを圧倒的有利にします。
完全に干上がるまでにある程度時間がかかるため、遠距離からの攻撃であればチャンスはありますが、接近戦主体の者は歯が立たないでしょう。
アラバスタでルフィは自身の血を武器に戦いって勝利しましたが、再度戦ったら覇気を考慮してもどうなるか分かりません。
第3位:トラファルガー・D・ワーテル・ロー
第3位はトラファルガー・D・ワーテル・ローです。
カイドウの討伐をルフィに持ちかけた張本人です。
「オペオペの実」は「ルーム」と言う特殊な空間を作り出し、その空間を完璧に支配します。
中でも人格さえも入れ替える「シャンブルズ」は、敵を完全に無力化することが出来、「ガンマナイフ」は敵を体内から破壊する協力な技です!
あらゆる悪魔の実の能力を封じるマーシャル・D・ティーチや、自分そっくりの分身を作れるドンキホーテ・ドフラミンゴであれば僅かながらに対抗手段があるでしょう。
しかし、他の元七武海では上記の二つに対抗するのは困難ではないでしょうか。
ドフラミンゴを倒し、ワノ国に入った麦わらの一味とローですが、同盟を持ちかけたローの真の目的はまだ見えてきません。
今後の動向に要注目ですね。
第2位:マーシャル・D・ティーチ
第2位はマーシャル・D・ティーチ、通称黒ひげです。
エドワード・ニューゲート(通称白ひげ)から「グラグラの実」の能力を奪い、世界を震撼させた今最もその動向が気になる海賊です!
サッチから奪った「ヤミヤミの実」の能力で強力なのは、何と言っても「闇水(くろうず)」でしょう!
相手を引き寄せ、触れている間あらゆる悪魔の実の能力を封じるこの技は、史上類を見ない強さを誇ります!
その他の技は「闇穴道(ブラック・ホール)」くらいしか今のところ判明していませんが、全てを引きずり込む闇の特性から、まだまだ何かある気がします。
黒ひげ海賊団で話題の能力者狩りにも「ヤミヤミの実」の特性である引力がかんけいしているのではないでしょうか。
一見果てしない強さを誇る「ヤミヤミの実」ですが、どんなに強力な能力にも弱点はありました。
それは「ヤミヤミの実」も例外ではありません。
仮に能力者狩りを、悪魔の実の悪魔を引力によって逃がさない物であるとするならば、逆に能力を引き剥がす手段もあるのではないでしょうか。
まだまだ謎が多いティーチですが、今では白ひげ、エドワード・ニューゲートに代わり四皇の一人になっています。
少なくとも、ティーチが『ワンピース』史上トップレベルの強さを持つことは間違いありません。
第1位:ドンキホーテ・ドフラミンゴ
第1位はドンキホーテ・ドフラミンゴです。
糸で相手を操ったり、自身そっくりの分身を造り出すことが出来ます。
造り出した分身は、ゲッコー・モリアの分身と違い、見た目も実力もドフラミンゴ本人そっくりです!
また相手を操る「寄生糸(パラサイト)」は、アニメで藤虎が自ら防いでいた描写から、操れるか否かは操れる人物の度量によると考えられます。
しかし、分身を造り出す「影騎糸(ブラックナイト)」と併用することでより確実に操ることが出来るとも思われます。
モリアの様な相手を撹乱する力に、生まれ持った悪のカリスマ性を併せ持つのが、ドンキホーテ・ドフラミンゴです!
元七武海の中でも、実力も戦略の幅も随一と言えるでしょう。
世界政府が仕掛ける七武海に代わる勢力とは?
最近、世界会議(レヴェリー)の決議で七武海制度その物が廃止されましたが、元々王下七武海は世界政府や四皇と共に世界の均衡を保つ役割も担っていました。
エニエスロビーから戻ったルフィに対して、モンキー・D・ガープも「世界政府、四皇帝そして王下七武海の三大勢力は、バランスを失うと世界の平穏は崩れる」と述べています。
つまり、王下七武海制度の撤廃はそう容易に出来るものではないのです!
それを撤廃したとなると、世界の平穏を守るために七武海と代わる別の力が必要になるでしょう。
それでは、その代わりとなる力は一体何なのでしょうか。
海賊を雇うことを止めた訳ですから、海賊を使うとは考えにくいです。
そこで注目したいのが、マリージョアにおける大将藤虎と緑牛の会話です。
藤虎は天才科学者、Dr.ベガパンクの所に寄った所を明かすと共に「凄いものが出来ていた。七武海はもう要らない」と述べていました。
このことから、七武海に代わる勢力はDr.ベガパンクによって造られたと考えられます。
Dr.ベガパンクの功績で現時点で分かっているのは、下記の通りです。
- 物に悪魔の実を食べさせる技術の発明
- 人間兵器パシフィスタの開発
王下七武海に代わる物が技術的な物もしくは何かしらの兵器であるとして、四皇や世界政府と並んで世界の平穏を保てるほど脅威として思い当たる物が私自身1つあります。
それは古代兵器です。
『ワンピース』にはプルトン、ウラヌス、ポセイドンと言う世界を滅ぼせるほどの脅威を持つ古代兵器が存在します。
プルトンはアラバスタで、ポセイドンは魚人島で言及がありました。
もしかしたら藤虎が言う凄いものとは、古代兵器ウラヌスのことかもしれません!
昔スパンダが五老星に政府の古代兵器所持の必要性を説得した時、五老星も半ばその意見に納得していました。
このことから、世界政府が兵器を所持する可能性はゼロとは言い切れないのです。
歴代七武海最強ランキング2019最新版トップ11!まとめ
如何でしたか?
他の海賊に対する抑止力として七武海が存在していただけあって、どの海賊も相当の実力者です。
七武海に代わる勢力の正体やまだ見ぬエドワード・ウィーブルの実力など、主人公モンキー・D・ルフィの活躍とは別に注視していきたいですね!