『ワンピース』969話にて、オロチがおでんの急襲を退け、なんとその逆襲におでんをワノ国中の笑い者にさせる計画をするのです!
おでんに裸踊りを毎日させ、それも5年間…
そうすることでおでんはオロチからさせられた約束を守ることになり、やり続けることによってオロチは最終的におでんに色々と返す、ということだったのですが…
なぜ考えるよりも行動派のおでんが、よりによってオロチが仕向けた約束なんかを守ることになってしまったのでしょうか!?
今回は、非道なオロチと黒炭家!守る気のない約束をおでんにさせて笑い者に!なぜおでんは逆らわなかった!?と題し、予想含めて考察していきます!
Contents
オロチと黒炭家はおでんを退ける!
オロチのもとに殴り込みをかけたおでん!
このとき、オロチがたった一人でいるならば、おでんの勝利は間違いなかったでしょう。
『ワンピース』969話で描かれていたのは、オロチの元には重要な守り神が潜んでいたのです。
それは、『ワンピース』965話で登場したあの祈祷師の老婆と隣にいた琵琶法師の老爺!
祈祷師の老婆はマネマネの実の能力者であり、おでんがいない間にスキヤキに化けたりおでんに化けたりしていた張本人でした。
直接的な守り神はむしろ琵琶法師の老爺の方!
初登場した時はただ琵琶を弾いているだけで何のセリフもなく、なんでこの場にいるんだ…!?と思った方も多かったでしょう。
しかし、単なるモブキャラでも、ただ琵琶を弾いているだけでもなく、かなりの重要人物だったのですね!
琵琶法師こそがオロチを守る壁!
あの琵琶法師の老爺はなんと、バリバリの実の能力者、つまりはバルトロメオに能力が渡る前のバリバリの実の前任者だったのです!
おでんが斬りかかっていくのですが、そのすべての斬撃をバリアを張ってしまうことでガードしてしまう琵琶法師…。
この時のポーズもまた、バルトロメオがバリバリの能力を使う時のポーズなのもまた驚き!
そして琵琶法師の名は、「黒炭せみ丸」というのです。
彼もまた、黒炭家の生き残りだったのですね!
おそらくは追放されてしまった祈祷師の老婆と共にワノ国外へ逃げ、シキの顔に老婆が変身できたことから黒炭せみ丸もまたロックス海賊団とは何らかの関係性がありそうですね…。
まさかワノ国編過去において、現在の能力の前任者が二人も出てくるとは!
バリバリの実にはおでんも敵わなかった
さすがのおでんでさえも、バリバリの実の能力には敵うことができませんでした。
天羽々斬と閻魔を黒刀に変えることができても、白ひげとの戦いでは覇王色の覇気を放っていたにもかかわらず、バリバリの実にはそれでも敵わないとは…バリバリの実最強説が浮上してしまいました…。
もしかしたらただ単におでんがこのとき黒刀にしていなかった、覇気を使用していなかったというまさかの説もありますが…。
または、バリバリの実を黒炭せみ丸が覚醒までレベルを上げていたために、おでんの覇気では敵わなかった、とも考えられます。
いずれにしてもおでんの斬撃はバリアを貫通させることはできず、おでんはなすすべなく敗北してしまうのでした…。
おでんが単騎ではなく赤鞘と共に討ち入っていたら!
もしこのとき、おでん以外に赤鞘も討ち入りをしていたら、何かが変わっていたかもしれません。
トキが傷つけられてキレてしまい、たった一人でオロチ城に討ち入ってしまったからこそ、おでんはたった一人の考えではなすすべなくやられてしまった…。
しかし、もし他に考えを授けてくれる赤鞘の誰かがいれば、バリバリの実でのバリアも複数での攻撃には耐えられなかったかもしれませんね。
おでんが何も考えずに特攻してしまったことが原因だったのかも…。
非道なオロチと黒炭家!守る気のない約束をおでんにさせて笑い者に!
そして、おでんはなんとここで有ろうことか、オロチに屈服してしまい、さらにはオロチの言うことを聞いて笑いながら裸踊りを街中でするという前代未聞の行動に出るのです!
うつけ者であり破天荒なおでんではありましたが、ここまでのことは今までにもしたことがなかったでしょう。
おでんのこれまでの行動も、おでんだからこその一本の芯が通った行動をしてはいました。
ここまで道を外した、単なるおちゃらけた行動ではなかったので、本当に驚愕した民衆も多かったはず…
これは、オロチ側がおでんとある約束を結び付けたことにあります。
おでんは恩人であるヒョウ五郎を人質に取られていたのでした!
ヒョウ五郎を解放するための条件として、「5年間笑いながらバカ殿を演じれば解放してやる」とオロチたちからおでんは言われたのです!
守る気のない約束をおでんにさせて笑い者に!
オロチの狙いは、約束を守ることが目的なのではありません。
おでんをすぐに殺すことなのでもありません。
おでんはバカ殿だった、という印象をワノ国の民衆に植え付けることにより、以後一生しょうぐんにさせないようにするためだったのです。
そのオロチの狙い通り、ワノ国の民衆はおでんのヘラヘラ顔や裸踊りを見て絶望するのでした…。
オロチの悪政から救ってくれる唯一の者だと思っていたのに!
民衆たちからすればおでんが帰ってきたことは本当に一筋の希望だったと思いますが、おでん自身の行動によってそうではなくなってしまったのですね…。
なぜおでんはオロチに逆らわなかった!?
前回968話で力ずくでオロチを止める!と意気込んでいったおでんですが、ここまでいとも簡単にねじ伏せられてしまった感もあります。
なぜあんな破天荒だったおでんがオロチの言いなりになってしまったのか…。
それは、恩人を大切にするというおでんの信念からなのでしょう。
そもそも初登場した時のおでんはインパクト絶大でした!
勝ぞうという故人の火葬場に訪れたかと思いきや、火葬している遺骨の上でおでんを煮てそのまま食べるという豪快な行動!
しかしそれは、その行動自体が勝ぞうを偲ぶ行動であり、しっかりと線香まで供えてあったので、おでんなりの別れの行動だったのでしょう。
このようにおでんは自身と縁の深い人物に対しては、ことごとく大切にするという想いがあります。
今回オロチ側に人質になってしまった花のヒョウ五郎も、おでんとは深い縁がある人物(らしいですがその辺がしっかりとは描かれてはいないです…)
見捨てるわけにもいかず、苦渋の思いでオロチの約束を飲んだのではないでしょうか。
そのため、ヘラヘラ笑いながら裸踊りをするおでんでしたが、泣いてもいます。
絶対に約束を守ってやる…と心には決めていたのでしょう。
守られない約束であるにもかかわらず…。
「約束」を信じてしまった!?
さらにおでんがオロチとの約束を信じてしまった理由としては、白ひげとの過去があったからではないでしょうか。
白ひげはおでんを仲間に入れるときに、3日間船の鎖を繋ぎ続け、引きずられるのに耐えれば仲間にしてやると言い切り、おでんを仲間に迎えました。
その時の経験が悪い意味でおでんに左右させ、今回も「約束」だからオロチは守るだろうと思い込んでしまったとか…。
あれだけの悪事をする相手なのだから、信じてはいけないと思うのですが…。
非道なオロチと黒炭家!守る気のない約束をおでんにさせて笑い者に!なぜおでんは逆らわなかった!?のまとめ
今回は、非道なオロチと黒炭家!守る気のない約束をおでんにさせて笑い者に!なぜおでんは逆らわなかった!?と題し、破天荒であるはずのおでんが何故あんな悪事を働くオロチの言いなりになってしまったのかを考察しました。
男気でまっすぐでとにかく突っ込んでいくおでんだからこそカッコ良かったのですが…ここからカイドウ戦へ向けて挽回を期待します!
やられっぱなしでは済まされませんもんね!