進撃の巨人

進撃の巨人127話ネタバレ!ジャンがライナーを殴る!ガビ懇願とイェーガー派が占拠!

別冊少年マガジンの人気漫画『進撃の巨人』最新話127話のネタバレと感想、展開考察です!

 

ジークによって瀕死に陥っていたリヴァイはジークを殺すという目的は変わらず、マガトやピークに共闘を持ちかけます

一方で母親を巨人にしようとしていたコニーはアルミンの決断で考えを変え、困っている人の為に戦う事を決意します

仲間達はそれぞれ動き出し、ジャンはピークと協力してイェレナを回収、ミカサやアルミンはライナーの所に共に戦う為にやってきていました。

果たして仲間達はエレンを止める事が出来るのでしょうか!?

 

それでは、気になる『進撃の巨人』最新話127話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!

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Contents

進撃の巨人127話ネタバレ考察

進撃の巨人最新話127話ネタバレ

 

争い続けたエルディアとマーレが遂に一つにまとまりつつあった今回

絶望的な状況が続く中で、明確な解決策が出た訳ではなくとも、なんとなく希望が見えてきたような気がしました。

 

進撃の巨人127話ネタバレ考察:リヴァイは瀕死ながらも戦う意志は消えず!!

前回その姿を少しだけ見せていたリヴァイ。

正直ほとんど死んでいるような状況でもおかしくないと思っていましたが、予想よりは無事な感じに思えました

とはいえ、流石にこれ以上は戦う事は出来ないでしょうし、戦いは104期のメンバーに任せる事になるでしょう。

 

それでもジークを殺す事だけはやっぱりリヴァイが達成しそうな気もします。

そのためにマガトやピークとも協力関係を築いた訳で、最後の戦いのどこかでもう一度見せ場が用意されていそうな感じですね。

 

進撃の巨人127話ネタバレ考察:コニーとアルミンの決断

ファルコを母親に食べさせようとしていたコニーの問題にも決着がつきました。

自分一人では正しい答えに辿り着けなかったコニー。

しかしアルミンが自分を犠牲にしてでもという精神を見せた事で、なんとかその思いが伝わったように思えます。

 

母親を巨人にした所で母親は更に苦しむだけだと思い直したコニー。

そしてエルヴィンの代わりに生き続けている事に悩み苦しむアルミン

 

しかしどちらもこの1件で迷いが晴れたように思えます。

色々な事を乗り越えてようやくこの気持ちに辿り着けたんでしょうね。

 

進撃の巨人127話ネタバレ考察:ミカサとマフラーの件

どこにいったかわからなくなっていたミカサのマフラー。

マフラーを持っていたのはミカサに憧れていたルイーゼでしたね。

 

盲目的にただただミカサに近づきたいと願う彼女。

しかしもしかするとそれはエレンと一緒にいようとするミカサも似たようなものだったのかもしれませんね。

 

マフラーを捨ててほしいというエレンの言葉。

それが本心というよりは、ミカサを無理して突き放しているようにも思えます

 

エレンは自分が敵になるしかこの状況を変えられないと考えて、仕方なくミカサと距離を獲ろうとしたんじゃないでしょうか

自分が死ぬ事で皆がまとまらないのであれば、ミカサには自分の事も忘れてもらいたい

そんな風に考えているんじゃないかなぁと感じてしまいました。

 

進撃の巨人127話ネタバレ考察:集結する104期メンバー達

かなりメンタル面で心配だったジャンでしたが、彼は迷っていたように見えた夜の内に計画の事を知らされていたようです。

そして彼のナイスプレイもあって処刑されるはずだったイェレナとオニャンコポンも回収完了

 

問題はフロックがどう動いてくるかという事になりそうですね。

これ以上人間同士での戦いはしてほしくないですが、流石にもう一悶着くらいはあるでしょう。

 

ミカサやアルミン、コニーはアニと合流して早速動き始めました。

動き始めた以上は何かしらの作戦が既にあるのかなぁという印象です。

ファルコやライナーを含めれば5つの巨人の力がありますし、それらの力でエレンに立ち向かっていく流れかもしれません。

 

しかし何より104期の仲間が色々な感情を乗り越えて一つにまとまろうとしている姿には胸が熱くなりますよね!

ラストシーンもコニーが主役なんじゃと思わせるくらいに格好良かったですし。

ようやく見えてきたこの希望が、どういう風に繋がっていくのかに期待したいですね!!

 

進撃の巨人127話ネタバレ展開考察

進撃の巨人最新話127話ネタバレ

 

ここからは、『進撃の巨人』最新話127話、そして128話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!

 

進撃の巨人127話ネタバレ展開考察:マガト元帥の真意

今回のエピソードで「車力の巨人」によってイェレナを無事に救出させたマガト元帥の真意が明かされると予想します。

危険は承知の上で、ほぼ壊滅状態に陥ったマーレ軍の立て直しの為、本国に残っている義勇兵達を統率させようと企図するのではないでしょうか?

 

「車力の巨人」であるピークもかつて欺された経験を持つ事から、イェレナの行動力とジークの情報を得ようとする線もありそうです。

 

進撃の巨人127話ネタバレ展開考察:ハンジからの概要説明

ハンジ・リヴァイ・マガト・ピーク・ジャン・イェレナ・オニャンコポンに、馬車で出発したアルミンやミカサらが合流すると予想します。

そこで今後の作戦行動について、ハンジからの概要説明がなされると考えます。

 

マーレ軍の退却用の飛行船は去った後だと考えられるので、港に向かい船で大型巨人達を追い抜いて皆でレベリオ収容区を目指すのではないでしょうか?

 

進撃の巨人127話への読者の声

進撃の巨人最新話127話ネタバレ

 

『進撃の巨人』最新話127話に向けての感想や考察を集めました!

 

進撃の巨人127話ネタバレ「終末の夜」

進撃の巨人最新話127話ネタバレ

 

では、『進撃の巨人』最新話127話

「終末の夜」のネタバレです!

 

ジャンの未来?

誰かが部屋の窓辺に座りながら考えている。風貌からして更に成長したジャンだろうか?

 

誰からも苦情なんて受け付けない。朝でも昼でも最高のワインを飲んでやるんだ。

中央区に家だって持つし、妻や子供たち、孫たちにも幸せな人生を歩んでもらう。

その権利が必要だ、そうだろう?

命を懸けて戦ったのだから。

この島には未来がある、それを信じてここまで来たのだから…。

 

ハンジの声

ジャン、私だ!

そう言う声が外から聞こえ、ジャンが窓を見るとハンジが建物の外に来ていた。

 

何も見ない、何も聞こえない…

この時のジャンはフロックに従わなければならないのかという怨念のようなものに憑りつかれたまま眠っていたため、変な夢を見てしまっていた。

このまま従っていれば中央区に行けるんだ。

何も聞くな、何も考えるな…

そう願うジャンだったが…

 

ハンジがミカサとジャンに会う

外に居るハンジのもとに現れるジャン。

既にミカサがハンジの元には来ていて、やっぱりジャンは来てくれた、とハンジは嬉しそう。

 

ミカサが何もできなかったことを謝るも、それには触れずにハンジはある建物の中にジャンとミカサを促し、テーブルに座って話し出す。

他の誰かには聞かれないように。

 

真剣な表情で語りかけるハンジ…。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:ハンジの考え

急に方向転換となったために驚くミカサとジャン。

どうやってエレンを止めるのですか?とミカサ。

 

まずは、協力者を集めるんだ、とハンジ。

我々にできることは、力を持っている同盟国と手を合わせること。

ただ、君たちや九つの巨人の力がなければやはり力には乏しい。

今まであった軍も無くなったから、君たちの上司ではもうないから、これを強要することはできないが――

 

やりましょう、と即答するミカサ。

これにはさすがのハンジとジャンも驚く。

 

私はこの無差別攻撃をエレンにこれ以上させるなんて、嫌です。

これが私達やこの島を守るためであっても、エレンを止めたい…!

 

ジャンの疑問

ただ…エレンを本当に止めたとしてもだ、次の計画はあるのか?とジャンは疑問に。

エレンの命はもうあと4年ほどしかない、何とかしてエレンが始祖の力を維持できたとしてもだ。

エレンが止まった後、この島はどうなる?

そして今後数十年間、この状況じゃあ、世界がこの島に向けている憎しみは決して消えない。

エレンを止めるってことは、この島を破壊しているのと同じことじゃないのか…?

 

疑問を伝えるジャンですが、その心は定まっていないのか、ハンジの方をしっかりとは向かずにつぶやきます。

 

ジャンとハンジの口論

確かにそうだが…マーレの観点からすると、彼らが島に攻撃を仕掛けてすぐに今回の不測の事態になったため、しばらくは島への攻撃は避けてくると思うんだ、とハンジは少し前向きに考える。

しかし逆にジャンはネガティブに。

いや、世界が島を破壊しなければ、いつ巨人が全滅するのかを知る方法がないじゃないか。

ウィリー・タイバーのスピーチは世界をもっと刺激するはずだったのに…。

 

確かに、でもジャンの様々な仮説が起こるにはしばらく時間もかかる。

例え少し島が破壊されたとしても、数年は先延ばしすることもできるはず、とハンジは更に前向きな考えを。

 

でもそうやって世界を守る方法を探している間にこうして時間が経ってしまった、何も解決方法なんて見つかっていない。

だからエレンは世界を破壊しようと――とジャンがまだ反論しようとしていたが…

 

全員を虐殺するなんてダメだ!!

なんとしてもこれを行う正当な理由があるんだ!!

ハンジが珍しく抗って、ドンと机をたたきながら大きな声で叫ぶ!

さすがにこれにはミカサもジャンも驚く…。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:私はまだ調査兵団だ

ジャン、君が言ったように私自身のつたない考えのために、私は以前にも叫んだことがある。

自分が逃げ出そうとしたときや、すべてを忘れようとしたときもあった。

でも、私はまだ調査兵団の14番目の司令官なんだ。

人類の自由に心を捧げてきた。

私は、まだ仲間が見ていると感じることができるんだ。

仲間たちのほとんどは人類が壁の外に存在することを知らずに死んでしまった――

でも、だからこそ…

この島の自由をもたらすだけでも充分だとも思えるんだ。

 

そう言うハンジの周りには、エルヴィンをはじめ、これまでに自由を求めて戦い亡くなってきた仲間たちの魂が集まっているようだった…。

 

俺も調査兵団だ

でも、そんな狭い志を言う人は、この同志の中には誰もいないだろう?

 

ハンジが想う同志たちは、ハンジたちに自分たちの想いを託しているようだった。

俺たちの無念を晴らしてくれと。

自由を勝ち取ってくれと。

ミケやペトラ、モブリットもいる。

 

この虐殺を止めるのは…今以外になんてないんだよ。

そう言うハンジの目には涙が…。

 

そしてジャンもまた、このハンジの言葉を受けて自身の前にマルコの魂を感じ取っているようだった。

ハンジさん…俺もまだ、調査兵団のメンバーだ。

そう言うジャンの目は、光が灯されているようだった。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:仲間が集まる

そしてハンジの想いが仲間を集めた。

マガト、ピーク、ガビ、ファルコ、ライナー、イェレナ、オニャンコポン。

ハンジ、ジャン、ミカサ、コニー、アルミン、アニ、リヴァイ。

 

しかし、ハンジだけが食事の用意をしているものの、他は全員黙ったまま。

マガトは勝手に酒を飲み、ガビとファルコは居づらいのか膝を抱えるように座っている。

ジャン、ミカサ、コニー、アルミンは相手を睨みつけている…?

 

ハンジは場の空気を和ますように話し出すも…

 

ため息をつくマガト。

我々が殺そうとしている奴らと、我々を殺そうとしている奴らと、食事を共有するとは…とても興味深いな。

 

ハンジとマガト

ハンジ、何故気が変わったのだ?

エレン・イェーガーをたった一人にし、お前たちが望んでいた世界が現実になるのを見ないのか?

島の悪魔たちの楽園に世界をしたいのだろう。

 

我々は、エレンとジークが互いに接触するのを防ぎたかった。

干渉させたくなかった…

 

指揮官殿、それは私が説明した通りですよ。

我々は何も大量虐殺がしたいのではないのです。

もしそうなら、こうしてシチューを作るために森の中に全員で隠れることはないのですから。

マガトをなだめるように、諭すように伝えるハンジ。

 

それを言い換えるなら…私に正義感を身につけろということか…。

マガトは急に変わった状況に、自らも変われと言われているようで困惑しているのだろう。

 

怒るジャン

ここで再びジャンが吠える。

お前、正義だと?お前が正義って言ったのか?

じゃあ俺たちはお前らが送った巨人の驚異の下に住んでいたっていうだけで、悪者だっていうのか?!

聞こえてんのかよ!俺たちが必死に戦ってきた理由は、巨人に喰われて死にたくなかったからだ!

俺たちが悪魔のようにふるまっていたっていうのか!?

 

マガトは酒を飲みながら冷静に反論する。

ああ、お前は悪魔のように見えるよ。

これまでも示されてきた驚異のパラディ島に関する理論は、これで真実であることが証明され、世界は今破壊されようとしているんだ。

これは、お前たちが死に向かって戦った結果だろう。

私が間違っているというのか?

 

ああそうだ、とジャン。

そもそも壁が破壊されず、エレンの母親がアイツの目の前で食べられることが無かったら、エレンはこうなることはなかっただろうが!

お前たちがこの混乱を作り上げたんだろう!

 

おい、今歴史について我々は話しているのか?とマガトも応戦する。

お前はエルディアこそが最初にマーレを苦しめ、踏みにじったのだと理解しているのか?

 

そんなことは二千年も前の出来事だろう?

そんなことのために被害者をどれだけの間侮辱すれば気がすむっていうんだ!!

ジャンは更に怒るもマガトも冷静に反論。

なんだかガキに話しているような気分だな。

お前は二千年のこの現実の歴史に対し、そんな愚かな価値観が何の価値があるというんだ?

 

全く平行線をたどる二人の価値観…

これを聞いているライナーは、何か言いたいことがあるのか、辛そうな表情を見せる。

 

ハンジが諭す

にらみ合うジャンとマガトだったが…

間に入るハンジ。

 

我々の誰もが自分の目で見た事のない二千年間の口論なんて、ただただつまらない話だからね。

 

ジャン、指揮官殿は明らかに我々の存在に困惑しているんだよ。

我々は、世界を根絶しようとしているのを救うために、楽園も諦めようとしている奇妙な悪魔なのだから。

マガトはこのハンジの言葉には何も反論しなかった…。

ジャンは苦虫を噛むような表情でひとまずその場を離れていく。

 

ハンジが更に言葉を続ける。

我々は外の世界で数ヶ月を過ごしている。

もう、無知な悪魔に戻ることはできないんだ。

 

何も言わずにこの言葉を受けるマガト、ピーク、ガビ、ファルコ、ライナー、そしてアニ。

アニが、じゃあ…と言葉を発する。

 

彼を殺す準備はできているの?

 

進撃の巨人127話ネタバレ:アニの意見

え?とアルミンが。

アルミン、ジャン、ミカサ、コニーのもとに来るアニ。

氷結していたためアニは以前の姿のままだから、皆に比べて背が低い。

 

みんなは、エレンを殺す準備ができているの?

 

少し考えて…ミカサが答える。

エレンを殺すことだけが…止める唯一の方法じゃないから。

やはりミカサは何とかしてエレンを救い出そうとしているのか。

 

あなたはそう言うと思った、とミカサの方を向くアニ。

まさかミカサとアニの一戦が…??

 

エレンをなだめない限りは、今度どうやって行けばいいのかはわからない…とアルミンもあまりいい答えが思いつかない。

 

それならエレンと会話できると仮定して、もしエレンがそれでも大量虐殺を止めることが無かったらどうする?

可能な限り、最終手段である「エレンを殺す」ということは考えないようにすべき?

マーレに故郷がある私たちは、エレンを殺そうとする。

あなたたちはエレンを守るということなら、確実に私達とはまた戦うことになる。

結局そうでしょう?

ミカサ、あなたはエレン以上に重要なことを考えたことがないでしょう?

 

ミカサは苦渋の表情をしながら考え…

 

ミカサが行動に…

それは言い換えるなら…

 

私を殺さなければいけないと言っているの??

 

表情が陰り、ミカサは怒りを隠すかのように歩を前に進める。

まるでアニを殺そうかというように!

 

驚くハンジ!

レオンハート!とマガトが交戦するように言う!

 

これはまずい!とオニャンコポンも立ち上がる!

その時の擬音が カバディ!!

 

こんな事態だがリヴァイはグー…と寝ていた…。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:アニの行動する唯一の理由

すると、あなたの気持ちはよく分かる、とアニが向かってくるのを止めるかのように左手をミカサの前に出す。

私にも、エレンを止めたい理由が一つあるから、と。

 

私はマーレに居る父が殺されるのを望んでいない。

それが私があなたを助ける理由。

エレンと話すことで止めることができるなら、それは問題ない。

他に何も方法がないなら、戦う理由もない。

 

ミカサは渋るも…アニの想いを受け止めることに。

 

ハンジが大きく叫んで場の空気を和ませようとする…。

 

始祖の巨人はどこに居るのか

皆にハンジ特製のシチューが振る舞われる。

馬を休ませても、ここから港へは5時間かかるという。

そう言って、アズマビトへ感謝を告げ、ひとまずは皆で食事をすることに。

 

ハンジが言うには、キヨミがこの混乱を偵察するために港に飛行船を用意していると。

飛行船を使うことができれば始祖の巨人に近づくことができると考えていた。

マガトも、アズマビトが近くにいたため、その飛行船の存在は知っていた。

 

問題は…とハンジが考えているのは、始祖の巨人がどこに居るのかということだった。

ただ闇雲に飛んでしまえば、すぐに燃料が足りなくなってしまうためだ。

 

マガトもそれは考えていたと言い、その手掛かりがあると踏んでいた。

そのために連れてきたのが、イェレナだった。

 

マガトの問いかけ

イェーガーはどこに向かっている?とイェレナに聞くマガト。

知りませんよ、知っていたとしても何故答える必要があるのです?といつものぶっきらぼうな様子で答えるイェレナ。

 

大陸について何も知らなかったエレンに知識を与えたのはイェレナ、お前だ、というマガト。

そしてイェーガーは事前にこの計略を考えていた…。お前なら何かを予測できるのではないか?

 

これに対し、たわ言を…と口にするイェレナ。

ん?とよく聞こえなかったのかマガトが聞き返すと、私は何故たわ言でしかないマーレと協力する必要があるのかを訪ねているんだよ、と更に凄みのある表情でイェレナは伝える。

 

イェレナの言葉に対してアニが、あなたの人生に優位性があるからでは?と話し出す。

しかしジャンが、そんなことは無意味なんだ、イェレナは唯死にたいがために行動しているからな、と。

 

ここでコニーがある疑問を。

イェレナ、お前は故郷のためにマーレと戦っているんじゃなかったか?

お前の故郷がこの場所みたいに踏みにじられてもいいっていうのかよ?

 

何を言っているんだ…とマガトがシチューをすすりながら話し出す。

イェレナ、お前は我々と同じくたわ言にすぎないマーレ人じゃないか。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:イェレナの真実

ここで車力の巨人状態だったピークが起き上がり、話しだす。

イェレナ、あなたとはリベリオ区で出会っていた…

あなたの過去について徹底的に調べてみると、ショックだったわ…。

 

あなたは一般的なマーレ人であったにもかかわらず、マーレによって併合された小さな国から生まれたかのように自身の人生をねじったの。

あなたはジークに会ったからこそそう考えるようになった。

ジークの考えを知り、マーレに失望したあなたは、ある物語を思いついたの。

それは、王子と共に世界を救うという奇跡的な物語。

自分についての真実を隠し、自分を、世界を救った者として歴史に刻み込む物語。

あなたの欲を深く賞賛するわ…と車力の巨人から声が響きます。

 

フフ…とイェレナが笑い、あなたが私を救ってくれたようだ、と車力の巨人をなでるかのように手を回します。

世界を救う、その言葉以上に人々を魅了する甘い言葉はある?

数億人の命を救うという高貴な興奮に身を任せたのさ。

今までのように、全ての病んでいる遺志を洗いざらい捨て去って、その上に何も存在しない、自分だけの人生を載せたんだよ。

でもそうしたことはね、あなたたちに私が今どのように見えているかに過ぎないんだよ。

 

ここで思い出話を少ししようか?とイェレナが目を向けたのは、ライナーの方でした。

 

お互いがお互いに

ライナー・ブラウン、壁に穴をあけた張本人。

あなたのおかげで何人のエルディア人が無垢の巨人に食べられたと思っていますか?

壁に滑り込み、仲間と喜びと悲しみを分かち合いますか?

裏切り、殺し合い、そして再び仲間に成りすましているのですよね。

 

アニ・レオンハート、恐ろしいほどのスカウトたちを殺した人。

最終的にあなたは大量の住人の住処を奪いました。

 

次にアルミン、あなたは通常は賢明な人ですが、ベルトルト・フーバーから盗んだ力を使って軍事港を破壊しましたね。

民間人も含めると、軍事的利益と並べ比較できるほどの死体を積み重ねたのではないですか?

そしてリベリオ区ではマーレの兵士たちを圧倒的に全滅させた…

 

それはジャンも。

車力の巨人を倒すため、そしてファルコを得るために、猛烈に雷槍を放ちましたね。

リベリオ区は血の海に染まりましたが、ファルコはこうしてまだ生きています。

この場面は『進撃の巨人』26巻104話の描写のことだ。

進撃の巨人最新話127話ネタバレ

さらに、サシャ。

そこに居る少女、ガビに撃たれてしまいました。

とてもいい子だったから私も悲しかった…けれどその悲しみは、他の同期達に比べたら比較することなんてできないでしょう。

 

イェレナはこれまでに起きた出来事を伝え並べていく。

改めて、どちらかが悪いということではなく、どちらも互いに何かを起こしているのだ…。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:ジャンに問いかけるイェレナ

ジャンはシチューを飲み干して、まだおかわりあるか?とハンジに聞く。

そして静かに語り始める。

ありがとうイェレナ、お互いの悪意を取り除き、俺たちの心を整理するのを助けてくれたんだな。

悪夢を見るかのように俺は自分の夢を実現したかった、でも悪名高い同志の脳みそを吹き飛ばしたところで意味なんてなかったんだ。

騒ぎを起こして済まなかったと謝るジャン。

 

なんだか不服そうなイェレナは…

あぁ、そういえば忘れてた。

もう一ついいですか?

ジャン、前にあなたが話していた親友の名前が…

 

ああ、マルコですよね。

 

その言葉を聞いた途端、ライナーとアニの顔つきが変わる。

そしてジャンの顔つきもみるみる闇に…

 

私の聞き違いでなかったら…確かアニがマルコの死に関わっていると言っていましたよね?とイェレナ。

アニから聞きました?マルコの死の真実を。

 

ライナーが語るマルコの死

ジャンが静かに顔を上げ、アニとライナーの方を向く。

 

アニが語り出す。

 

私がマルコの立体起動装置を取ったんだ、それがマルコが巨人に食べられた理由。

そう伝えたアニの言葉を遮るかのようにライナーが話し出す。

アニは俺の命令に従ったんだ。

 

マルコは俺とベルトルトとの会話を聞いてしまい、俺たちは秘密を守らなければならなかった、俺たちの本当の姿が知られてはマズいと思ったんだ。

だから、マルコがこのまま巨人に殺されてしまえば、マルコを黙らせることができると思った。

空中で屋根に向かってマルコを投げ、マルコが動かないように押さえつけている間にアニに立体起動装置を外させた。

そしてマルコはその場所から動けなくなり、後ろから来た巨人に食べられたんだ…。

 

4巻18話でマルコの死体を見つけた描写の出来事。

進撃の巨人最新話127話ネタバレ

悲壮感の漂う中、一つ一つ言葉を伝えていくライナー。

その言葉を聞くジャンの目には先ほどのマガトに怒ったときより比べ物にもならない、今までに見た事もないほどの怒りが。

 

ライナーの答え

マルコ…あいつは何か最後に言葉を言っていなかったか?と聞くジャン。

ライナーは答える。

「まだちゃんと話し合っていない」と。

 

そうだよ!とジャンが何かを分かったかのように言う。

俺たちはきちんと話し合っていない!

それが理由だ、どちらかが死ぬまで俺たちがお互いを殺すことになったのはそれが理由じゃないか?

最初からきちんと話し合っていたら、今までの殺し合いの全ては無かったんじゃ…

 

今から始めるのに遅すぎることはないよ、とハンジ。

冷酷にお互いの感情を殺した私たちのような人間でさえも、少なくとも今、こうして言葉を交換し合っているんだ。

これを想像できたかい?

火を囲んで、一緒に食事をする光景が?

 

ハンジはそう語るも、無言でいる他の面々。

 

しかし、震えているライナーがつぶやき始める。

俺は…その巨人にマルコが食べられるのを見ていたんだ。

なぜマルコは食べられているのかを自問していた…。

 

え?とよく分からずに言うハンジ。

そう、この出来事をもってライナーはマーレの兵士としての自分と104期生としての自分の心の分裂が起きてしまったのだ…。

 

そして怒りに身を任せてその巨人を殺したんだ…よくもマルコを…と言いながらさ…

恐怖に囚われているライナー。

いいんだ、もう充分だ、と暗い顔をしながら告げるジャン。

お前は罪悪感のために気が狂ったんだ、そうだろ?

 

しかしライナーは構わず、俺を許さないでくれ、本当にどうすべきかわからない…とより悲壮感が大きくなる。

もう充分だって言ってんだろう、とジャン。

すまなかった…と謝るライナー。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:ジャンがライナーを殴る!

遂にジャンがブチ切れる!

焚火の反対側に居るライナーのもとに駆け出し、怒りのままにライナーを殴る!殴る!!

顔を思いっきり殴られ、血が噴き出るライナー。

しかしライナーからは手を出さない…

自分がしたことの重み、罪が分かっているのだろう。

 

何度も何度もライナーを殴りつけるジャン。

コニーやアルミンが止めようとするも、感情のままに動いているジャンの怒りは止まらない!

さらに怒りが増して蹴りをしようかとした瞬間、そこへ止めに入ったのがガビ!

ジャンは止めることができずに盾に入ったガビを蹴ってしまう!

 

ガビの懇願

痛みに耐えながらも、ガビはジャンの方を向く。

私達…みんなが、パラディ島の人々全員が消えることを望んでいました。

世界に認めてもらって、許してもらうために、この島が、悪魔が消えてなくなることを願っていました…。

そしたら父も母も、レベリオ区からの全ての人々が消えてしまいました。

 

本当にごめんなさい。

 

なんとガビがジャンに対して土下座をした!

 

本当にごめんなさい…私はこれが、どれほど信じられないくらい、厚かましいかってわかってます。

でも私達には、あなたたちの助けが必要なんです…!

お願いします!私達に力を貸してください!!

懇願するガビ…!

さすがにガビがこんなことをするとは思わなかったのか、ファルコも、そしてジャンやアルミン、コニー達も驚く…。

 

ファルコもガビに同意し、どうかこの混乱を止めるために、力を貸してください!

お願いします!!と二人で懇願を…。

 

さすがにジャンもこれ以上怒る気にはなれず、気持ちを落ち着かせようと一人森の奥に入っていった…。

 

喧嘩の終わり

ジャン!おかわりどうするのさ!

何故かこの期に及んでおかわりのことを気にするハンジ笑

イェレナはこのやりとりをじっと見つめていた…。

 

ダメだ、行っちゃった…とつぶやくガビ。

わき腹を押さえながらも落ち込むガビにファルコが寄り添う。

顔面が流血でまみれ意識を失ってしまったライナーにはアニが寄り添う。

 

その光景を見て、泣いているアニにマガトが手を差し出そうとするも…

自分の行動に気づき、手を下げる。

 

…うるせえな…

ここでようやくリヴァイが起きる笑

ずっと寝てたんですね…

 

ジャンは、森の奥に行き一人耳をふさいで泣いていた…。

 

進撃の巨人127話ネタバレ:出発

翌朝、ジャンがガビを起こす。

自分を起こしたジャンにガビは驚く。

協力してくれるの?とガビが言うと、あぁ、もちろんと答えるジャン。

 

次に眠っているライナーの胸ぐらをジャンが掴み…

いつまで寝てんだライナー!怪我なんてとっくに治ってんだろ!!

やはり昨日の余韻はまだジャンの中に残っていたのか…。

 

イェーガー派がアズマビトを占拠

馬車で港に向かう一行。

ジャンはガビに、昨日の無礼を詫びる。

しかしライナーには昨日のことは謝らないと告げるジャン。

ライナーもまた、それでいいと告げるも、ジャンはお前を許せないと伝える。

ただガビが間に入ってくれたことで、何とかジャンとライナーのわだかまりは少し溶けかかってきたようだ。

 

マガトがハンジに、アズマビトは本当に頼れるのかと尋ねる。

するとコニーが進路方向から向かってくる車力の巨人に気づいた。

先に港を偵察に向かっていた車力の巨人が帰ってきたのだ。

ただ、これはマズいことになった…と言うピーク。

 

港が占領されている。

イェーガー派に!

 

その様子を見て、どうやらアズマビトの管理している船も占拠されているようだ。

実はフロックが指揮を取り、アズマビト家をすでに捕虜としていた。

機関車で先回りをし、マガトたちが地ならしを阻止しようとする動きを察知したのではとのこと。

完全にフロックが世界を手にしようとしている…!

 

―――次回128話に続く!

 

進撃の巨人127話ネタバレの感想

進撃の巨人127話ネタバレ確定速報

 

前回まさかのチーム編成が築かれましたが、やはりなかなか最初からうまくいくわけがありませんね。敵同士だったのでいざこざもありつつ、これまでの伏線もしっかり回収しつつ、そして新たな展開を迎える!という感じでどんどん先に進んでいる感じがしました!

今回の『進撃の巨人』127話でついに、ジャンがマルコについての真相を聞くことになるとは…。

ベルトルトの記憶を継承しているアルミンからマルコについてはそのうち聞くことになるのかと思っていましたが、マルコを死に追い込んだ張本人であるライナーの口から直接聞くことになる、というこの展開は本当に素晴らしい!

ずっと隠し続けることなんてできないよ、という一種の風刺でもあるのでしょうか。

ライナーもずっと抱え続けてきたことですし、この出来事があってライナー自身もおかしくなってしまったので、少し過去の捉え方を改めることができたということ、そして未来へと進むことができるかも?と思えたところは良かったですね!

 

そしてさらに良かったのは、やはりミカサはエレンを想って行動しているということ!

しっかりと自分の口で「エレンを止める」「地ならしを止める」と伝えられているミカサも少しずつ成長していますね!

エレンの行いを否定するという方向性ではありますが、未来を見ていることに変わりはありません。

ミカサ自身の成長が描かれているということですね!

 

そして前回がコニー回だったということで、今回はジャン回と言っても過言ではないでしょう!

冒頭では、完全にネガティブな方向性へと突き進んでいたジャン。

もうこのまま耳をふさいで楽な方へと進みたい。

普通の人生へ、という一般的な選択をしたい欲求に駆られながらも、最終的には世界を救う道を選んでいく。

ハンジの言葉を聞きながらジャンもまたマルコの亡霊を見るかのような描写も良かったですね!そうだ、俺はまだ終われないんだと思い出させてくれる一幕!

そしてマガト元帥と言い合い、さらにライナーにようやく一発食らわせた!とこれまでの鬱憤をすべてぶつけるようなシーンあり!

今回は間違いなくジャン回でしたね!

世界を救う英雄になりたいわけじゃないんですよジャンは。

ごく普通の生活が送りたいだけ…。

それでも、仲間のためを思い、一番はたった一人の親友に今の生き様をがっかりされたくないというために、正しい道に向かっていく姿。

カッコいいですよ、ジャン!!

 

あとは気になっているリヴァイについて。

完全に戦えないということではなさそうですね、ハンジが「しばらくは」と言っているので、ハンジは今まで間違った事実を行ったことがありませんから、「もう戦えない」のではないのだと!ちょっと安心しました!

ただここからエレンを止めるためには時間も無いので、この期間中にリヴァイが戦線に戻るというのはやはり考えにくいですね…。

 

そしていよいよ明かされたのがイェレナの正体。

マーレ人ということで確定でしたね!

とにかく、「世界を救う」ということがしたかったのだということ。

それならどんな人だって乗り気になるでしょうという何とも不思議な感じですが…何か今までの人生ではやってはいないこと、やりとげてはいないこと、それが極端にぶっ飛んでいることで、人生を変えたかったのかなと感じました。

 

地味にあったのは擬音遊びですね!

今回は「カバディ」というインドの国技!のことで合っていますでしょうか?

カバディ、カバディと言い続けなければいけないというルールがあるのですが、なぜこれだったのだろう??

 

ということで次回『進撃の巨人』128話へと続くことになります!

イェーガー派が港を占領している中、どうやって飛行船を奪取し、アズマビト家を救うのでしょうか??

 

進撃の巨人127話ネタバレまとめ

進撃の巨人最新話127話ネタバレ

 

エレンが全てに対しての地鳴らしをした事で絶望的な展開が続いていましたが、今回はその絶望を晴らすような希望を感じさせる回となっていました。

こういう展開が見たかったという感じで、ようやく反撃のターンがやってきたという感じですね。

 

コニーやジャンが長い間囚われていた闇からようやく抜けれたという展開はやはり気持ち良いものでした。

104期のメンバーだけでなくハンジやマーレ側の戦士も集結している感じは読んでいても嬉しかったです。

 

とはいえ皆の共通の敵となっているのはエレン

ただ単にエレンを倒してそれで解決するような状況でもありません。

ここからどうやって物語を収束させていくのかが本当に気になりますね!!!

 

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次回の『進撃の巨人』第128話を楽しみに待ちましょう!

 

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まんがライフハック管理者/SHOT
漫画歴25年以上、読破した漫画は1000タイトル以上(だいたい) 。日夜まんがを独自視点で解説・考察。30代男性、日系大手→外資系戦略コンサル→起業構想中(←今ココ)。家族超ラブ(妻・長男・長女)!特に好きな連載中作品はワンピース・呪術廻戦・アンデッドアンラック・キングダム・ヒストリエ・ヴィンランドサガ・アオアシ・喧嘩稼業・ハンターハンター(一応連載中扱い)
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