別冊少年マガジンの人気漫画『進撃の巨人』最新話131話のネタバレと感想、展開考察です!
8月5日(水)『進撃の巨人』131話確定ネタバレが入りました!
『進撃の巨人』131話では、マガトも失いレベリオを救うことも難しいと知って絶望したアニは、仲間達と戦いたくないという本当の気持ちを吐き出す事に。
その一方で世界を滅ぼす事を決めたエレンの中にあったのは、ミカサや仲間達が自分が死んだ後も幸せに生きていけるようにという想いだけでした。
遂にマーレに到着した超大型巨人達を世界連合艦隊が迎え撃つものの相手にならず、全てを踏み潰していく巨人の背後にはあまりにも巨大な姿となったエレンの姿があったのでした。
エレンを止める事は出来るのか!?
それでは、気になる『進撃の巨人』最新話131話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
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Contents
進撃の巨人131話ネタバレ考察
前回の『進撃の巨人』では、レベリオが絶望的である事を知ったアニが戦意を喪失し、おなじくそこを故郷とするライナー・ピーク・ガビらも呆然とする様子が描かれました。
しかしアニはこれまでと異なり、ミカサやエレンと戦うことも望まない胸の内も明かしました。
またマーレ等の大陸側では、保てる戦闘艦全てを投入しての大型巨人上陸阻止を試みますがまるで無力で、後ろに控える進撃の巨人の前に畏怖するのみでした。
今回エレン主体の回想シーンも多く描かれましたが、エレンとの接触によってヒストリアは懐妊を自己の意思で決めたことは事実のようです。
ジークとエレンの会話からは、エレンがミカサの頭痛の原因について、自分から遠ざける目的で「宿主」という虚偽の説明をしたと読めました。
ただこれがミカサらに「地鳴らし」を妨害させないようについた嘘だったとすると、その目的は全く果たされていないと思えます。
それでは『進撃の巨人』131話にはどのようにつながっていくのでしょうか?
進撃の巨人131話ネタバレ前回からの考察
エレンの真意が遂に語られる事になった『進撃の巨人』。
ある程度予想出来ていた事ではありますが、やっぱり物悲しくなってしまいますよね。
『進撃の巨人』131話と関連する部分を紐解いていきます。
進撃の巨人131話ネタバレ前回振り返り:アニの涙がキツイ!!
結晶化が解かれてから味方として共に戦ってくれていたアニ。
彼女が何よりも思っていたのはレベリオにいる父親と再会する事。
しかしここからどう頑張っても父親を救う事は出来ないのだと思い知らされる事になってしまいました。
物語としてはギリギリでエレンを止めてアニの父親も助かるという展開を予想していただけに、まさかこんな事になってしまうとは思っていませんでしたね。
それだけに珍しく感情を爆発させて泣きじゃくったアニ。
感情をあまり表に出さない彼女がこんな感じになってしまった事で、どれだけ状況が絶望的なのかがわかりますよね。
しかもそれだけではなく、ミカサや仲間達やエレンと戦いたくないと口にしたアニ。
父親との再会の為にマーレの為に頑張ってきたものの、それが叶わないのであればその次に大事な104期の仲間達と戦う理由がないんですよね。
初めて口にしたアニの本音は読者としては嬉しくもあるのですが、作中のキャラからすれば絶望的でもあった気がします。
進撃の巨人131話ネタバレ前回振り返り:エレンとヒストリア
今回本当に久しぶりにエレンの内面の部分が描かれる事になりました。
イェレナから安楽死計画を持ちかけられ、その計画に従うフリをする事になったエレン。
その計画の事と、その先にある本当の自分の目的を伝えていたのはヒストリアとフロック。
なんとなくフロックはエレンに利用されているのかなぁとも思っていましたが、ちゃんとエレンはフロックの事を信頼していたみたいです。
どうしても小者っぽいフロックでしたが、なんだかんだエレンと共に地獄のような戦いを乗り越えてきているんですよね。
104期のメンバー以外ではやっぱりフロックしか信頼出来る人間はいなかったのかもしれません。
そしてフロックと同じく「世界を滅ぼす」という自分の考えを伝えたのがヒストリア。
安楽死計画を受け入れようとしていた彼女に対して、そんな事はさせないと強く断言したエレン。
「世界一悪い子」というワードを出してきた辺りも、エレンにとってヒストリアは大事な存在なんだよなぁと感じました。
しかしヒストリアの子供の件はまだよくわかっていません。
誰の子供なのかという部分は相当重要になってくるのかもしれませんね。
進撃の巨人131話ネタバレ前回振り返り:エレンの本音が泣ける!!
ジークの言葉によってアッカーマン一族に宿主を守るような習性なんてないという事が明らかに。
つまりミカサは物凄くシンプルにエレンの事が好きなだけ。
まあそんな事は読者としては分かりきっていた気もしますが、改めて描かれるとちょっと安心してしまいますね。
しかしそれに対してエレンは、自分の寿命があと4年くらいしかないのだと答えました。
逆に言えば自分に時間がちゃんと残されているのであれば、その気持ちに応える気があるとも受け取れますよね。
なんだかんだエレンとミカサには幸せになって欲しいと思いますが、そんなに甘い展開にはならないだろうなぁと思ったり。
とはいえ結局の所エレンの中にあったのは自分が死んだ後の世界を生きる仲間達の事。
自分が死んだ後も皆の人生が続き、幸せに生きていけるようにと願うシーンは泣けてしまいました。
そんなに全てを背負わなくてもと思ってしまいますけどね。
進撃の巨人131話ネタバレ前回振り返り:ラスボス降臨で絶望感が増しすぎ!!
地鳴らしに立ち向かう事になった世界連合艦隊。
しかし超大型巨人の群れを止める事はやはり出来ませんでしたね。
つまりこの時代では地鳴らしが始まってしまえばどうやっても止められる事がないという事なのでしょう。
更に絶望的だったのが超大型巨人の後ろから現れたラスボス化してしまったエレンの姿。
始祖の巨人を取り込んだ事で数百メートルレベルの怪物になってしまいました。
しかし骨で出来たその体は鳥籠のようでもあり、自由を求めたエレンが一番何かに囚われているように見えるのも皮肉ですよね。
地鳴らしを止める戦力はこの世に存在しないだけに、後はこの状態のエレンを止める事が出来るかどうかに全てがかかっています。
とはいえ既にマーレの大地を踏み潰し始めた以上、時間も全く残されていません。
ここまで来ると何が正解なのかもわかりませんし、幸せな結末が待っているとは到底思えない状況。
出来るだけ生き残った皆が救われるような展開を期待したいですね・・・。
進撃の巨人131話ネタバレ
では、『進撃の巨人』最新話131話
「地鳴らし」のネタバレです!
地鳴らしが始まる
ついに始まった地鳴らし。
町や人々が次々に蹂躙されていく…。
冒頭は、難民キャンプにいたスリの少年の兄弟。
山の中の木の根本にお金を埋めているのがスリをした兄のラムジーと、弟っぽい少しふくよかなハリル。
ラムジーがスリをしているのは、お金を貯めて貧しい家族を救おうとしていたためでした。
盗んだお金はバレてはいけないと思ったのか、木の根元に隠しています。
しかしスリをした罰が当たったのか、捕まった際にラムジーの右手は切り落とされて無くなっていました。
その右手を見てうなだれるラムジー。
自分がもし死んだらお金はみんなに渡してくれ、とラムジーはハリルに頼みます。
本当に家族の為に命がけでお金を貯めているのですね…。
この世界の不平等さ、差別がこんなところにも、こんなに幼い子供たちが事を起こさないといけないところにも表れています。
すると、山の中なのに街の人々が大勢走ってきて、とても焦っている様子です。
二人は慌ててお金を隠しますが、そんなことには目もくれない街の人たち。
街の人々は皆、必死に何かから逃げている様子からハリルは地面の揺れを感じ取ります。
ラムジーが海の方を見ると、何やら立ち上る煙と大きな人のような姿が…??
沢山のカラスが逃げ惑う…。
エレンの涙
その少年と以前にエレンは出会っていた。
それは『進撃の巨人』123話で描かれた、調査兵団の皆とエレンが分かれてからの出来事の様です。
以前エレンは同期たちと訪れた港町で難民キャンプを訪れた場面があったが、その時点でエレンは、未来の自分が何をするかを理解していた。
普通に日々の生活を過ごす人たちに対し、近いうちにみんな死んでしまう、それはオレのせい、オレがみんなを殺すんだ…とこれから自分が起こす出来事に対して考え込むエレン。
ふと、前を歩く夫婦を見ると、女性は妊娠していた。
これからの未来も知らず、生まれてくる子供たちもいる。
自分の母親のことを思い出し、悩むエレン。
自分の行いが間違っているというのは、本当はわかっている。
それでも、島の皆やエルディア人が滅ぼされてしまって問題が解決する、というようなこれまでの流れでは、全く納得がいかないのです。
更にエレンが路地に来た時、暴行に合っている少年を見かける。
大人たちから事情を聞き、少年がスリをしたことを知るエレン。
さすがに可哀そうだと思うも、どのみちこの先自分が殺すことになる少年を助けて何がしたいのだと、これから世界を滅ぼすのに善人ぶる資格なんか自分にあるのかと、更に自問自答に陥るエレン。
しかし、少年が更に殴られているのを見て、助けることにした。
どうせこの少年も殺すのに…と何度も思いながら…。
スリをしてしまった少年を助け、おんぶしながら難民キャンプへと送り届けるエレン。
エレンから降り、泣いて感謝する少年だったが、エレンの心うちは混乱していた。
ライナーと同じ、中途半端なクソ野郎なんだ自分は。
いや、それ以下だ…と自分を否定し…。
エレンはスリの少年の肩に手を置き、泣いて謝った。
ごめん…と涙を流すエレン。
このようなエレンの表情は久々に見る…。
ラムジーは目の前の男性が何を言っているのか、理解できていなかった。
難民の少年が死亡
現在の場面へ。
超巨大巨人の群れが難民キャンプの方へと近づいてくる。
スリの少年ラムジーとハリルは大切な金品の入った袋を手に、急いで逃げようとしていた。
超巨大巨人の意思のない目に、震えあがる少年。
急いでキャンプの全員と逃げようとするも、逃げようとしていた山の方からも超大型巨人の群れがやってくる。
どこへともなく逃げるが、ハリルが袋を落とし、中身をばらまいてしまう。
拾おうとするも、すぐ近くまでやってきていた超大型巨人。
大きな足が建物を破壊し、飛び散った瓦礫がラムジーたちのもとに落ちてくる。
激痛に泣き叫ぶラムジーの足は、瓦礫によってつぶされていた。
必死にハリルの手を握るも、ハリルは頭がつぶれてすでに死んでいる。
そして、そのラムジーのすぐ上にも、今にも降ろされようとしている超巨大巨人の足が…
ふと、ラムジーはある建物の側に、ユミル・フリッツのような少女の幻影を見る。
「道」で出会ったのではなく、現実世界でユミルの姿を見るラムジー。
しかしそれは一瞬の出来事。
すぐにあまりに重いものがラムジーの全体にのしかかり…
兄弟はともに踏みつぶされ、死んでしまった。
泣いて謝るエレン
この踏みつぶされていく合間にも、エレンがラムジーに謝る描写が。
言葉なんて通じていない。
ごめんなどと言っても、何のことかなど分からない。
しかしエレンはだからこそ、言えたのかもしれない。
地鳴らしを起こすのは島の皆を救うためでも、エルディアを救うためでも、そんなことだけのためではない。
壁の外の現実は、自分が夢見た世界とはまるで違っていたのだ。
アルミンの本で見た世界と全く違っていた。
壁の外に自由なんてなかった。
人類が皆生きていると知って、エレンは落胆したのだ。
だからこそ、全てを消したかった。
これが自由
地鳴らしは酷く、激しい。
どのような建物も跡形もなく、踏みつぶしていない個所などまるでないかのように、巨人の群れの行進は至る所を踏みつぶして更地にしていく。
街の人々をすべて踏みつぶし、街自体もすべて踏みつぶして平坦な大地にし、去っていく巨人たち。
その後ろからやってくる、尾びれが生えている恐竜の骨のような、進撃の巨人。
ここで、幼いエレンとアルミンが外の世界について書かれた本を見ているシーン。
アルミンはワクワクしながらエレンにその価値を語っている。
エレンもまたアルミンに何を求めているかを語る。
生まれた時からずっと、オレの目の前にはうっとうしい高い高い壁があった。
きっと外の世界は、壁の中よりも何倍も広いんだ!
それを見た者は、この世で一番の自由を手に入れた者、これが、「自由」だ。
エレンは爽やかな表情で、腕をいっぱいに広げて自由を象徴するかのように語る。
その目線はまるで、始祖巨人から見ている世界。
大空を感じ取りながら笑顔になるエレン。
しかし、現実世界で起こっているのは超大型巨人によって破壊されていく世界。
泣き叫び、逃げまどい、恐怖に戸惑う、何も知らない人々。
エレンは、やっとこの景色に辿り着いたぞアルミン、と語りかける。
その幼いエレンと、現在の大人になったアルミンは、「道」で一瞬だけ再会していた。
アニとアルミンの気持ち
ふと意識を取り戻すと、アルミンは船の甲板にいた。
アルミンに話しかけていたのはうずくまっているアニ。
アニに話しかけられて意識を取り戻したアルミンは、隣に座って話そうとするも、いざ二人きりになったことに緊張してしまうアルミン。
そんなアルミンにアニは、水晶体で眠っている間ずっと声をかけてくれていたことに感謝する。
なぜ自分に声をかけ続けてくれていたのかをアニが問うと…
会いたかったからだ、アニに、と顔を赤くしながらも精一杯の気持ちを告げるアルミン。
アニもまた、わからない、と言いながらも、アルミンの気持ちは理解しているようだった。
だからこそ、今の事態で二人の恋愛など不謹慎だとして、お互いの今の気持ちを打ち明けるもアニはその場を去ろうとする。
あんたが良い人だから話しかけてくれたんだと言いながら…
するとアルミンはアニの腕を掴んだ。
前にも言ったけど、良い人って言い方がやっぱり嫌いなんだ僕は。
話し続けた理由は良い人だからじゃないよ。
自分もアニと同じ、軍人じゃない人々や子供に、島の仲間さえも殺してしまった、化け物だよ。
でもそれは、エレンと一緒に、未知の世界を旅するという約束が叶うって思ったからなんだ、とアルミンは気持ちを伝える。
アニはアルミンに、未知の世界はいいものではなかったでしょ?と聞く。
アルミンは、確かにそれはそうだと言いたげな表情。
しかし、アルミンは否定した。
まだ僕らが知らない壁の向こう側があるはずだと信じたいんだ、と。
飛んできた鴎に顔を向けながら、アルミンは語る。
そして、進撃の巨人の中のエレンは眠りについていた…。
進撃の巨人131話ネタバレ「地鳴らし」の感想!
ここまでエレンの人とは思えない悪魔のような面ばかりが目立っていましたが、エレンの本心が遂に明らかになりましたね。
本当はこんなことはしたくないという気持ちもあったんです!
そして言葉が通じない難民のラムジーに向かって、ごめん、ごめんなさい…と未来に起こる出来事への謝罪をするエレン。
優しい心があるからこそ、何ですよね…。
そんな描写を織り交ぜながらの地鳴らしの圧倒的な破壊は、なんだか涙が出て止まりませんでした…。
ここまで、ここまでしてしまうとは…。
残酷でディープすぎる展開が非常に恐ろしいのは、エレンは既にこの出来事を知っているからで、だからこそ悲壮感に以前から包まれていたのですね。
そんな感じに落ち込んだからこそ、ついに結ばれる時が近い!?と感じた、アルミンとアニの展開にはなんだか救われました!
今がこうした非常事態であるからこそ、不謹慎だとして離れようとしたアニでしたが、逆に言うと非常事態だからこそ本心を言えたし、惹きつけ合ったのかもしれません。
ただ、このまま幸せな展開になるのかどうか…。
進撃の巨人131話ネタバレまとめ
エレンの真意が切なすぎた今回。
どこまでも純粋で、やっぱり最初から変わっていないんだなと感じましたね。
レベリオを救う事も出来ないという事で、アニも本音を語る事に。
エレンもそうですが、やっぱり104期のメンバーは皆が皆のことを好きなんですよね。
それだけにこんな展開を迎えてしまっている事は辛すぎるとしか言いようがありません。
それぞれの本音が語られたのは良かったですが、状況はますます絶望的となっています。
バッドエンドでもおかしくないくらいの状況ですが、ここからどういう展開を迎えていくのか期待したいですね!
>>>九つの巨人の特性まとめ!
次回の『進撃の巨人』第132話を楽しみに待ちましょう!