別冊少年マガジンの人気漫画『進撃の巨人』最新話138話のネタバレと感想、展開考察です!
道の中でジークと対話していたアルミンは、何気ない一瞬の中に生まれてきた理由があると語りジークの心を動かす事に。
一方でエレンを相手に絶体絶命の状態まで追い込まれていた仲間達は、巨人の力を持っていたかつての仲間達によって助けられます。
ジークはリヴァイによって仕留められ地鳴らしは止まり、仲間達はエレンの首を飛ばし光るムカデを抑えた上でアルミンが巨人の力で爆発を引き起こすのでした。
エレンとの戦いの結末とは!?
それでは、気になる『進撃の巨人』最新話138話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
進撃の巨人138話ネタバレあらすじ
『進撃の巨人』138話「長い夢」のネタバレが下記となります!
進撃の巨人138話ネタバレ:ガビらの家族との再会
数多の超大型巨人達の「地鳴らし」が停止するも、追い詰められていた人々は何が起きたのかすぐには理解出来ません。
そこに調査兵団員らを背に乗せたファルコの鳥の巨人が着地し、アルミンの巨人化でエレンの骨組み巨人が吹き飛んだ事実を彼等も視認していました。
ジャンがエレンの死を問う発言をした刹那、ミカサは激しい頭痛に襲われ、それをアッカーマンの血統の習性だと断じたエレンの最後の言葉を思い起こします。
そうした中でガビとピークが自らの両親らに気付いて駆け寄り、抱き合って涙の再会を果たしました。
次いで鳥の巨人から現われたファルコも同様に両親と再会、この様子を傍目にしながら、コニーは「地鳴らし」の停止を自分たちが成功させた事は正しかったと呟きます。
アニはライナーの母・カリナから自分の父親も近くにいると聞いて駆け出しますが、ガビがライナーはまだ戦っているとカリナに告げました。
ガビらはエレンから飛び出した「光るムカデ」、そしてライナーとアルミンがどうなったのかを知ろうと一斉に視線を同じ方向へ向けます。
そこには地面にクレーターを生じさせたアルミンの超大型巨人が立ち上がろうとしており、又スラトア要塞の手前には倒れている鎧の巨人の姿がありました。
進撃の巨人138話ネタバレ:無垢の巨人と化すエルディア人
更に一行はスラトア要塞の袂でまだ生きている「光るムカデ」を目にし、立ち上がった鎧の巨人と超大型巨人もこれに留めを刺そうと動き出します。
しかし正にその時、背後に巨人化の光と爆風が起り、アルミンとライナーもこれに気付く中、ジャンはエレンもまた生き残っていたのだと看破しました。
姿を現わしたのはアルミンの超大型巨人並の大きさのエレン巨人であり、ガビはいち早く「光るムカデ」とエレンとの再度の接触を危惧します。
コニーが「光るムカデ」の殺害を唱えるも、リヴァイ兵士長は超大型巨人の発する爆風にも耐えた事からそれは不可能で、狙うべきはエレンの方だと指摘しました。
皆がエレンを倒す事を決心した矢先に、「光るムカデ」は音を立ててその体から煙を吹き出し始めます。
折しもマーレ軍司令官がアニの父親の手を取り和解しているところに、遂にアニが駆けつけ感極まって言葉も出ない再会を果たしました。
アルミンやライナーも「光るムカデ」の発する煙に不気味さを感じる中で、咳こみながらもコニーが自身の故郷ラガコ村同様に「無垢の巨人」化を促進するガスだと見抜きます。
冷徹にそれに頷いたリヴァイ兵士長は、自分と共にミカサとピークにファルコの背に乗るように命令しました。
それはアッカーマン一族と巨人化出来る人物以外のエルディア人は「無垢の巨人」と化すと判断したもので、家族との別れを惜しむピークも無理矢理これに従わせます。
ジャンとコニーはこの運命を受入れ、後は仲間に託すと飛び去るファルコらを見送りました。
次の瞬間には「光るムカデ」のガスを吸い込んだエルディア人達が次々と「無垢の巨人」化していき、アルミンやライナーもその光景に目を疑います。
アニも再会を果たしたばかりの父親が「無垢の巨人」化し、その爆風でオニャンコポンのいる方へ吹き飛ばされました。
あくまで抵抗を続けようとする「光るムカデ」にライナーも覚悟を決め、何としてもエレンとの接触を阻止しようと決意します。
エレン巨人と対峙するアルミンの超大型巨人も同様で、雌雄を決すべく2体の巨人は真っ向からぶつかって行きました。
進撃の巨人138話ネタバレ:逃避行とミカサの決意
ライナーは「光るムカデ」を押さえ込もうとしますが、コニーやジャン・ガビらに加えて自らの母親さえも「無垢の巨人」と化している事態に狼狽します。
そんなライナーの元へ上空からピークの車力の巨人が降下し「光るムカデ」に噛み付くと、アニも又女型の巨人と化して3人掛かりでこれに挑みました。
ファルコの鳥の巨人の背でミカサは激しい頭痛に苛まれますが、リヴァイ兵士長は残リの自分たちがエレンを殺すしか方法は無いと檄を飛ばします。
そんなミカサの胸に去来したのは、エレンと共に自分たちの家に帰りたいとの想いでした。
そしてミカサはエレンと二人で山奥の小屋へ逃避行をしていた過去を思い出します。
二人はパラディ島へマーレを始めとする国々が攻め寄せる前に全てを投げ出して、その山奥での逃亡生活を行っていた事がありました。
そこでエレンは残りの4年の寿命を二人だけで過ごす事、そしてミカサに与えたマフラーを自らの死後は捨てるようにと言い、自分を忘れるように懇願します。
地上でライナーらの血みどろの戦いが繰り広げられている最中、ミカサは現実に戻り、懐に入れていたマフラーを敢えて巻き、最後の戦いへの決意を示しました。
進撃の巨人138話ネタバレ:ミカサの一閃と口づけ
ミカサは自らがエレンを殺す事を宣言し、アルミンやリヴァイ兵士長に協力を要請します。
ミカサの依頼は了承され、リヴァイ兵士長と二人でエレン巨人に向かって降下していきました。
エレン本体は巨人の口の中にいるとのミカサの指摘に従って、リヴァイ兵士長がその口を目掛け雷槍を発射します。
これが見事に命中しエレン巨人の前歯を吹き飛ばすと、そこで空いたスペースからミカサがその口内へと侵入に成功しました。
ミカサの読み通り、その口内には頭部のみで背骨に繋がった形のエレン本体が存在しており、ミカサの白刃がそれを目掛けて一閃します。
ミカサの脳裏には山小屋でのエレンとの最後の対話が過ぎりつつ、現実では自らが切り落としたエレンの頭部を抱えて口づけを交わすと、その背後には始祖ユミルの姿が・・・?
進撃の巨人138話ネタバレの感想考察
今回のエピソードでは、怒濤の最終回に向けてかつて無い程のスピードで、またしても物語が大きく展開しました。
先ずは一先ず「地鳴らし」を停止させた事での、ガビ・ファルコ・ピーク・アニらマーレ国レベリオ収容区出身者達の家族との涙の再会。
これも束の間、「光るムカデ」は生きており、自らの体内から吹き出したガスによってその場のエルディア人達を悉く「無垢の巨人」へと変えてしまいました。
「光るムカデ」をエレンに再度接触させまいとするライナーらは必至の足止めを行うも、「無垢の巨人」の数の多さに苦戦を強いられます。
またエレン殺害しか残りの手段は無く、それが可能なのはリヴァイ兵士長とミカサだけと言う状況で、ミカサがその役を引き受け、見事にエレン本体の首を切り落としました。
全てのエルディア人が「無垢の巨人」と化した状況は、これまでの戦いを無にしかねない強烈なインパクトがありましたね。
またミカサとエレンの初めて語られた逃避行のシーンも非常に印象的でした。
進撃の巨人最新話138話ネタバレ展開考察
ここからは、『進撃の巨人』最新話138話、そして139話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
進撃の巨人138話ネタバレ展開考察:エレンと仲間達が道で対話する!?
今回で始祖の巨人の力を持ったエレンとの戦いは終わったと考えて良いでしょう。
しかししばらくエレンの描写もされていませんでしたし、アルミンの超大型巨人の爆発エレンが死ぬという感じでもないはず。
物語も本当に大詰めとなっていますし、やはりラストはエレンと仲間達が本音でぶつかるような展開になってもらいたい所です。
アルミンがジークとの対話によってなんとか戦いをここまで持ってきました。
その一方でまだミカサにはそこまで大きな活躍の機会が与えられていないんですよね。
それだけに今度は道を通じてエレンとミカサが対話するような可能性は高いのではないでしょうか。
ミカサにはちゃんと答えられなかった自分の本当の想いをエレンに伝えて欲しいですよね。
世界を壊滅寸前にまで追い込んだエレンの本当の気持ちの方も明かされると嬉しいです。
進撃の巨人138話ネタバレ展開考察:巨人化を果たすアルミン
エレン巨人の残りの骨格を、自らの巨人化の爆風で吹き飛ばそうとするアルミン。
先ずはその狙い通りに、猛烈な爆風を伴った巨人化を成功させると予想します。
その先では再び「座標」の世界で、アルミンとエレンとが邂逅するのではないでしょうか?
進撃の巨人138話ネタバレ展開考察:着地するファルコ達
ガビ、リヴァイ、コニー、ミカサ、アニ、ジャン、ピークを背に乗せたファルコ巨人が着地し、アニの父親との再会が描かれると予想します。
まだ「地鳴らし」の停止が一時的なものか否か全員が躊躇する中で、彼等の出現によってそれが確かなことだと実感するのではないでしょうか?
ライナーの母親だけは、未だ不明な我が子の状態を心配すると考えます。
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ
『進撃の巨人』137話
「巨人」のネタバレが下記となります!
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ:生命の目的とユミルが残した未練
道と呼ばれる場所で因縁の相手であるジークと対話する事になったアルミン。
ジークはまずアルミンに対して生命の本質を語り始めます。
結果的に世界に生命が残った理由は生命が増えるという性質を持っていたから。
増える為に姿を変えてあらゆる環境に適応してきた事で今の人間達に至った。
つまり生きる目的とは増える事なのだとジークは語ります。
砂や石ころや水も増えようとはしない中で、生命だけは増えようと必死になる。
死や種の絶滅は増えるという目的に違反する事であり、その為に恐怖という罰則がある。
だからこそユミルもその苦しみから逃れる為に不死身の体を生み出し、遂には死さえも存在しない世界へと逃れる事になった。
そこまで話を聞いたアルミンは、だとしたらユミルの目的は一体何なのかと問いかけます。
しかしこの場所でユミルを理解しようとしていたジークでさえもそれだけは分かっていませんでした。
これだけ大きな力を持っていながらフリッツ王に従い続けた以上、何らかの未練を残していた事だけは確かということ以外は。
おそらくユミルの未練がエレンには理解が出来て、ジークには出来なかった。
だからこそユミルはエレンに協力する事になったのだとジークは考えていました。
ジークが語る生命の起源的な話も中々面白いです。
この辺りは現実世界の考えと同じ感じなのでしょうが、結局の所光るムカデみたいな奴は一体何なんでしょうかね。
ユミルが残した未練が重要になってくるようですが、きっと誰かに愛を注いでもらう事なのかなぁと思います。
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ:アルミンにとっての生まれてきた理由
ユミルがエレンについた理由を聞いたアルミンは改めてジークに対して外の世界へ戻る方法がないかと問いかけます。
まだ自分は何も諦めてはいないのだと。
しかし完全に諦めているジークはアルミンの言葉に耳を貸しません。
生きているということはいずれ死ぬ事だろうと。
何の意味があるのかわからずにただ増える為だけに踊らされる日々を終えれば、自由になったのだとほっとするのかもしれないのだと。
生きる事への強い絶望を感じさせるジークの言葉に思わずうつむいてしまうアルミン。
しかしそこで砂の中にあった1枚の枯れ葉を見つけると、エレンやミカサと共に過ごしたいつかの思い出が蘇ります。
それは夕暮れ時に丘にある木に向かって3人でかけっこした時の事。
エレンがいきなり駆け出して、ミカサはそんなエレンの後ろを走り、アルミンはやっぱりドベ。
しかしその日は風が温くて走っているだけでも気持ちが良い日。
枯れ葉がたくさん舞う中でアルミンは何故かこんな風に思っていました。
自分はここで3人でかけっこをする為に生まれてきたのではないかと。
雨の日に家の中で本を読んでいる時や、リスが自分のあげた木の実を食べた時や、みんなで市場を歩いた時。
アルミンはそんな本当になんでもない一瞬こそが凄く大切な気がしていました。
ただ増える為だけの生に絶望するジークと、なんでもない日々の中にこそ生きている意味を見いだせたアルミン。
生きる事ってこういう事なんだろうなぁと思わせてくれるような素晴らしいシーンで、なんだか泣けてきてしまいますよね。
劇的な事が起きた場面でもなく、本当に何気ない瞬間にそう感じられていたアルミンも素敵です。
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ:ジークとキャッチボール
砂の中から取り出した枯れ葉を手にしながら何気ない一瞬の大切さを語るアルミン。
しかしジークの目には枯れ葉ではなくボールに見えていました。
なぜそれがこの場所にあるのかと戸惑うジーク。
アルミンはその理由はわからないとした上で、自分にとって増える為には必要でもなんでもないものだけどすごく大切なものなのだと語ります。
その言葉を聞いたジークの頭に蘇ったのはクサヴァーさんとのキャッチボールの思い出。
ただ投げて、取ってまた投げる。
ただそれだけを繰り返す事は本当に何の意味もない事。
しかしジークにとってそれはかけがえのない思い出。
ボールを握りしめたジークは、ずっとキャッチボールしてるだけで良かったのだとつぶやきます。
そんな考えに至ったジークの周りにはいつの間にか人が集まっていました。
クサヴァーさんやグリシャ、ガリアードやマルセル、クルーガーやユミル。
死んでいった彼らがジークを見つめているのでした。
アルミンが本当に何気ない瞬間を大事だと思っていたように、ジークにとっても何気ない瞬間こそが本当に大切なものだったんですよね。
クサヴァーさんとのキャッチボールこそが彼の人生の中で一番大切なものであり、それさえ出来れば生きている事の意味になる程。
どうしても悪役のイメージが強いジークですが、こういう部分を見てしまうとやっぱり単純に憎む事は出来ませんよね。
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ:窮地を救ったのは歴代の巨人たち!!!
アルミンが道でジークと対話をしている中、厳しい戦いを続けていた仲間達。
持久力のあるピークの力もダメージが大きく既に限界寸前。
ジャンが彼女を連れてライナーの所まで後退しようとするも、そのライナーは無数の戦槌の巨人たちによってトドメを刺される寸前まで追い詰められていました。
一方でアルミンを奪ったオカピの巨人を追いかけていたミカサ、コニー、アニの3人。
巨人化したアニを中心に無数の巨人と戦っていたものの、アニが集中的に狙われて大ピンチに。
しかし次の瞬間、アニに群がってきた巨人たちを巨大な手が払い除けてしまいます。
助けてくれたのは始祖ユミルによって操られていたはずのベルトルトの超大型巨人でした。
そんなまさかの状況に、超大型巨人の中のベルトルトの意志を感じたアニ。
そして同じ様に窮地に陥っていたジャンとピークを救ってくれたのは歴代の顎の巨人であるポルコとマルセル。
そんな二人の顎の巨人に続き、ライナーはもう一人の顎の巨人であるユミルに救われるのでした。
かつては同期のメンバーだったベルトルトが助けてくれた事に困惑するコニー。
ミカサはようやく来たこの機を逃すわけにはいかないとオカピの巨人を狙うのでした。
ここで遂にベルトルトや歴代巨人たちが味方についてくれるという熱すぎる展開に!!
こういう展開になったら良いなぁとは思っていましたが、実際にこうなるとなんだか泣けてきてしまいますよね。
アニやピークが死んだ仲間達との再会になんとも言えない表情なのもグッと来ますね!
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ:アルミン奪還と巨人たちの助け
ミカサが動き出したのを見て慌てて逃げていくオカピ巨人。
しかしそんなオカピ巨人をファルコの上からガビがライフルで狙います。
銃弾はオカピ巨人の片目に直撃し、バランスを崩した所をミカサが斬りつける事に。
口の部分を斬り裂いた事によってアルミンを吐き出すオカピ巨人。
それでもそう簡単には返さないとばかりに、長い舌でアルミンを攻撃してきます。
しかし吐き出されたアルミンも既に目覚めて戦闘態勢に入っていました。
すぐさま雷槍を顔面に叩き込むとコニーが長い舌を断ち斬ってフォローし、落下するアルミンはアニがキャッチ。
何とか無事にアルミンを取り戻せたものの、それでも周りにはウジャウジャと巨人たちが群がっている状態。
しかしそれでもアルミンはもう大丈夫なのだとつぶやきます。
次の瞬間、アニの周りでは巨人化したグリシャやクルーガーが巨人たちをなぎ倒していました。
その状況には流石に戸惑うファルコに乗っていたリヴァイ。
しかしそんなリヴァイに対して何故か声をかける者が。
エレンの骨の一部から上半身を作り出してリヴァイに呼びかけていたのはジーク。
リヴァイに対して会いたかっただろうと呼びかけるジークは、自分は会いたくなかったけどと言いながらも手を振ってみせるのでした。
オカピ巨人からアルミンを奪還しましたが、ちゃんとガビが活躍していたりさり気なくコニーも活躍していたりとチームプレーが出来ていましたね。
しかしここで遂にグリシャやクルーガーまで味方として戦ってくれる事になったのは熱いです。
リヴァイにとって因縁の相手であるジークは人間の姿で登場となりましたね。
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ:リヴァイとジークの因縁に決着!!!
巨人たちが仲間として助けてくれている事を、アルミンはジークのおかげなのだと語ります。
生も死もない世界で眠っていたみんなを呼び覚ましたのだと。
全てのエルディア人は道で繋がっている。
それは始祖ユミルがみんなに繋がりを求めているから。
ジークの前にクサヴァーさん達が現れたのと同じように、アルミンの前にはベルトルトが姿を見せていました。
自分たちの望みは叶わなかったのだとクサヴァーさんに告げるジーク。
安楽死計画は間違っていなかったと今でも思っていながらも、クサヴァーさんとキャッチボールする為ならまた生まれてもいいかもしれないと考えていました。
そしてそんな風に思えたからこそ、ジークはグリシャにも感謝するのでした。
一方でベルトルトに対して、自分が命も力も大切な記憶さえも奪ったと正直に伝えるアルミン。
しかしだからこそここでじっとはしていられないのだと語ります。
ジークとアルミンは彼らに対して力を貸してくれとお願いするのでした。
そうやって外の世界へと自らも戻ってきたジークはいい天気だと感じていました。
そしてもっと早くそう思っていたらと、名残惜しそうにつぶやきます。
いっぱい殺しておいてそんなの虫が良すぎるとも。
次の瞬間、ジークの首をリヴァイが斬り飛ばします。
ボロボロの体ながらも因縁の相手の首を撥ねたリヴァイは、なんとも言えない表情をしていました。
本当にジークにとって大切だったのはクサヴァーさんとの時間だけだったのでしょうね。
その他の時間は全て血塗られた時間という感じだったのでしょうし、いい天気だなんてのんきな事を思う余裕もなかったのでしょう。
そんなジークを遂に仕留めたリヴァイの表情も複雑に思えますし、誰が正義で誰が悪だとかそういう状況はとっくに通り越しているんですよね。
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじ:止まる地鳴らしとそれぞれの覚悟
王家の血を引くジークを倒した事により完全に止まった地鳴らし。
その瞬間にジャンは頭部にある爆弾目掛けて走り出します。
エレンに対して死に急ぎクソバカ野郎と叫びながらも、複雑な表情で爆弾を起爆させるジャン。
首の骨に巻きつけられた爆弾が爆破された事で、エレンの頭部は地面に落下していく事に。
しかし次の瞬間首の骨からは光るムカデが姿を現します。
もう一度エレンの首に取り付こうとするムカデでしたが、それをライナーが体を張って止める事に。
爆弾の起爆という役割を果たしたジャンとピークを、ファルコに乗った仲間達が回収するためにやってきます。
後は急いで離れてアルミンが骨ごと吹き飛ばすのだと。
まだライナーが戦っているだけに待ってくれと叫ぶジャンでしたが、ピークは鎧の巨人であれば超大型の爆発にも耐えられるのだと語ります。
なによりもこの機を逃す事はライナーの覚悟をふいにするのと同じ事なのだと。
そんなライナーの強い覚悟を受けてファルコに乗って飛び去っていく仲間達。
その一方でエレンの体に残ったアルミンは、地鳴らしを止める為に協力してくれた巨人達に感謝します。
そしてさよならとエレンに告げたアルミン。
次の瞬間、超大型巨人による爆発の光がエレンの体を包み込んでいくのでした。
爆弾を起爆させる瞬間まで辛そうな表情のジャンがやっぱり人間らしくて素敵ですよね。
ライナーの事も助けたいと思っていたりと、普通の人間代表という感じさえしました。
ムカデを止めてくれたライナーも格好良かったですし、本当に皆の力でここまで来たんだなぁと感慨深くなりますね。
進撃の巨人138話ネタバレ 前回振り返りあらすじの感想考察
絶望的な状況から一転して戦いの決着までが描かれた今回。
あの辛すぎる状況から1話でここまで上手くまとめてくるとは思いませんでしたね!
生きる目的とユミルの未練
道で出会ったアルミンとジークがどんな会話を繰り広げるのか注目でしたが、ジークは生命の起源的な話からスタートしていました。
生命の目的とは増える事であり、それ故にユミルは不死身の体を生み出して死さえも存在しない世界へと逃れた。
この辺りは結局の所ユミルの意志が強いのか、それとも光るムカデの方の意識が強いのかが謎な所ですよね。
しかしユミルが自分の意志でフリッツ王に従い続けた事だけは確かな事。
その理由をジークは何かしらの未練を残しているせいだと語っていました。
とはいえこの場面でユミルがフリッツ王が結婚する場面を目撃している描写がされているんですよね。
なのでやはりユミルは誰かから愛を得る事を未練として残しているのだと思われます。
フリッツ王を命がけで助けていたりと、ユミルはなんだかんだ一途というかなんというか。
エレンにはユミルが愛を求めている事に気づけたからこそ味方につける事が出来たという事のようです。
とはいえエレンの本心もユミルの本心もまだまだハッキリしている訳ではないんですけどね。
しかしながら生命の目的を増える事だと語ったジークに対するアルミンの答えも良かったです。
何気ない日常の一瞬の中にこそ生まれてきた意味がある。
これだけ聞くと少し陳腐にも思えてしまいますが、これこそが真理という気がしないでもありません。
アルミンにとって3人で過ごした時間が大事だったように、ジークにとってそれはクサヴァーさんとの時間だった。
そんな風に考えていくとやっぱり胸が切なくなってきますよね。
結局の所本当の意味での悪人なんて誰もいない訳ですし。
巨人達が味方になる激熱展開!!!
アルミンとジークの対話によって巨人たちが助けてくれる展開になったのは熱かったですよね!
特にベルトルトがアニを助けた場面ではグッと来てしまいました。
ベルトルトがアニを助けて、ポルコやマルセルがピークを助けるという構図も流石でした。
死んだ彼らと再会出来たようなもので、ピークの表情なんかは泣きそうにも見えますし。
アルミン奪還の場面ではガビやコニーにもちゃんと出番があったりするのも良かったです。
本当にこのメンバーだからこそ最終局面まで戦い抜けたんだよなぁと思えますし。
グリシャやクルーガーという歴代の進撃の巨人の共闘も熱いですよね。
ちなみにジークの前の獣の巨人であるクサヴァーさんは羊っぽい姿でした。
リヴァイの戦いの終わり
ジークが自ら姿を現した事で長きに渡るリヴァイの戦いも終わる事となりました。
散々仲間達を殺されたリヴァイにとっては、憎むべき仇をようやく取れたという展開ではあります。
しかしそんなリヴァイの表情はなんとも言えないものとなっていました。
そもそもジークとしては自らが死ぬ為に表に出てきた訳なんですよね。
生きる事の意味に気づいたタイミングでこそ死ななければならないというのが残酷です。
ジークがそういうつもりで姿を現した事にリヴァイもきっと気づけていたのでしょう。
そうだとすればリヴァイとしても今更ジークを殺しても別にスッキリする訳でもありませんよね。
なんとも言えない形での決着となりましたが、これ以外にはないという決着でもあった気がします。
エレンとの戦いはこれで終わり!?
地鳴らしが遂に止まり、ジャンが爆弾を起爆させる事に。
この辺りのジャンの表情が凄く良くて、口では死に急ぎクソバカ野郎と叫んでますがエレンを殺したくないという気持ちが溢れてますよね。
これまでも甘い部分を見せていたジャンでしたが、ここではやるべき事をしっかりと果たしていて本当に良かったです。
予想通り光るムカデが登場となりましたが、こちらはライナーが対応してくれました。
普通に触れる存在だった事にも少し驚きでしたが、光るムカデは誰かに寄生しないと生きていけない感じなんでしょうか??
ジャンの頑張りやライナーの覚悟によって、ラストでは遂にアルミンが超大型巨人の爆発の力を使う事に。
エレンに対してさよならと言ってますし、少なくとも表面的な戦いはこれで終わりなんだろうなぁと感じました。
もちろんまだまだ問題は残っていますので、これでエレンが死ぬはずもないでしょう。
とはいえ決着はやはり今回アルミンとジークが対話していた道の中での事になりそうな気がします。
今回はミカサの活躍がそこまでありませんでしたし、きっと最後にエレンと何かあるはず。
ユミルの問題や島の問題、そして今後の世界の問題などまだまだ気になる部分は本当に沢山残っています。
しかしそれでもこの1話で素晴らしい決着までが描かれましたし、きっと上手くまとめてくれるのだと期待しましょう!
進撃の巨人最新話138話への読者の声
『進撃の巨人』最新話138話に向けての感想や考察を集めました!
進撃の巨人137話漸く読めた
まさに神回、無駄なコマ一切無し
アルミンの「さよなら」のシーンの光が涙を暗示してるみたいだったのが何とも言えない気持ちになった生きてる間に進撃の巨人の終わりを見届けられる事をほんと嬉しく思う…けどなんか切ない…うぅ
— ウオ@眠い (@osakana_sleepy) February 10, 2021
進撃の巨人137話
ジャンがかっこよすぎるし、
オールスターで目が離せない
ライナーの覚悟に胸打たれつつ
アルミンが主人公といろんな事を
思ったお話だった— みりん🎩👓ଓ (@pt4mm) February 10, 2021
進撃の巨人、137話…残り2話か、ついにあと2ヶ月で…
エレン、ミカサ、アルミンの物語はここで終わってしまうのか…?そしてライナーは英雄に。本当にカッコいいよ
この展開は燃えるな…まさに「話し合おう」だ。しかしこれで解決とはいかないのが現実
幼なじみ3人、ヒストリア、いってらっしゃい…— リョウ@アニメ好き (@RSausupou) February 10, 2021
進撃137話。
自分はイェーガー兄弟寄り。だって何もしなければ駆逐されてるし。やられるなら逆に駆逐しきるまでやるか、敵さん納得の自滅シナリオ示すしかないし。
ひと度均衡が破れてしまえば。均衡は大事。
進撃の巨人、まじ世界史嫌いな人が、紛争史を理解するのにいい教科書かもです。— キッカーK (@Kicker_K) February 10, 2021
進撃の巨人137話を読みました。
何気ない日常を楽しく感じられなくなったら、生きることが辛くなってくるのかなぁと思いました。
なんの意味もないもの自体を愛せるか、これは普段忙しすぎると忘れてしまいそうなので、ハッとさせられた。— リキオウ@「アニマ総合」管理人 (@Rikiouanime) February 9, 2021
進撃の巨人137話の前半部分の生命についてが哲学&道徳だった。
何事もない平和な日常が一番幸せなんだ、この先どんなことがあろうと最後に行き着くのはこれだ。だからこの平凡な日々を大切にしていこう。
という作品の本質でもあり諫山先生からのメッセージでもあるね。
— 狼犬のリヴァルン新兵 (@Hange_Moblit) February 9, 2021
「進撃の巨人」の最新話(第137話)を読んだのですが、王道少年漫画とも言えるクライマックスでとても面白かった。
リヴァイも決着し、後はミカサとアルミンか。
残り2話、楽しみです。— 裕紀 (@yuuki_satou) February 9, 2021
正直さ、1月に進撃の巨人残り3話ですって発表された時は3話では無理やろって不安だったけど今月号のクライマックスへのまとめ方見たら、まだ2話あるの!?って変わった。次最終回でも良いくらいの137話だったと言いたいのじゃ…。
— 青イロ🐬(リーベルネット) (@aoiro1014) February 9, 2021
進撃の巨人っていうドバドバ人が死んでいく(語弊)漫画の中で今まで語られてこなかった「生きる」とは何かっていう答えがめちゃくちゃ良くて…
全137話のあのすべての答えがこれなのめちゃくちゃ良い…
めっちゃ泣いた…私の考えも変わった…— ぽかり (@wmw_qqi45) February 8, 2021
進撃の巨人第137話読了。
やばい。もう泣きそうになってしまった。
パラディ島編の主人公がエレンで、マーレ編の主人公がライナーなら、地ならし編の主人公は間違いなくアルミンだ。世界を救うのは誰でもない、やっぱりアルミンなんだよね。
そしてライナーは英雄に。熱い。
あと2話…。見届ける。— ふーた (@futa_31415) February 8, 2021
進撃の巨人最新話138話ネタバレ
では、『進撃の巨人』最新話138話のネタバレです!
『進撃の巨人』最新話138話は、3月9日が発売日の別冊少年マガジンに掲載となります!
ネタバレ情報が判明次第掲載していきますので、楽しみにお待ちください!
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進撃の巨人最新話138話ネタバレまとめ
「地鳴らし」が停止し調査兵団員らはエレン巨人も吹き飛んだ事を視認するも、ミカサは激しい頭痛に襲われます。
ガビらは両親と涙の再会を果たすも、「光るムカデ」はまだ生きておりライナーとアルミンは留めを刺すべく動き出しました。
しかしエレンも生存しており、超大型巨人並の大きさの巨人と化して「光るムカデ」との接触が危惧されます。
リヴァイ兵士長は狙うはエレンだと指摘しますが、「光るムカデ」は体からガスを吹き出してエルディア人達を「無垢の巨人」へと変えて行きました。
ライナーらが苦戦する中、ミカサはエレンと二人で逃避行をしていた過去を思い出しつつ、象徴のマフラーを巻いてエレンの殺害を決心しました。
ミカサはエレン巨人の口内へ侵入してエレン本体の頭を切り落とし、それと口づけを交わし・・・?
最終回へ向けて怒濤の展開でしたが、エレンの頭を切り落としたミカサの背後には始祖ユミルの姿が見えていました。
ここでミカサは始祖ユミルと対峙し、まだ意識のあるエレンの最後の望みを聞く事になるのではないでしょうか?
次回の『進撃の巨人』最終回を楽しみに待ちましょう!