週刊少年ジャンプの新連載『アンデッドアンラック』1話のネタバレと感想です!
不運の力を持つが故に自殺しようとしていた少女の出雲風子。
そんな彼女の前に現れたのは不死の力を持つ男で、風子の力に興味を持った彼は風子につきまとうことに。
しかし風子と不死の力を持つ男に敵対する組織が現れ…?
それでは、気になる『アンデッドアンラック』新連載1話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
Contents
アンデッドアンラック1話ネタバレあらすじ
『アンデッドアンラック』1話
「不死と不運」のネタバレが下記となります!
不運の少女と裸の男が出会う!!!
線路を跨ぐ橋の上で一人漫画を読む少女。
恋愛もので青春したくなるような作品を読み終えた少女は言います。
そう言って橋から飛び降りようとした少女を救おうと、周りには沢山の人が集まります。
まだ若いんだからという周りからの声に少女は反論します。
刃物を手にした少女は、自らが不治の病に感染していて、体に触れるとそれが感染して死ぬのだと周りに説明。
少女を囲む人々が距離を取った所で、少女は次の電車に飛び込もうとします。
しかしその瞬間、彼女が持っていたナイフになにやら手応えが。
振り向くと上半身裸の男が自分からナイフに突き刺さりに来ていました。
突然の事態に訳が分からずにいると、男は思い切り少女の顔面を掴みます。
謎の発言をする男は、自らの体に何かが起こるのを期待しているかのよう。
そこで少女は男に言い放ちます。
その瞬間、男の足場は崩れて落下。
ちょうどよく走ってきた電車に男は直撃するのでした。
いきなり自殺しようとするという衝撃的なスタートとなった『アンデッドアンラック』
その名の通り不運を持った少女の話のようです。
不死で全裸のゾンビ男との2度目の出会い
人を撥ねてしまったという事で、完全に停止してしまった電車。
それを見ていた少女は、また人を巻き込んでしまったとショックを受けます。
しかしそんな少女の足元に転がってくる何かが。
さっき電車に撥ねられた男の生首。
驚く少女をよそに生首は飛び上がると、そのまま肉体を再生させていきます。
体のほとんどは再生済み。
とはいえ少女からすれば目の前で突然全裸の男が現れた訳で、少女はゾンビのような全裸男の局部を殴ってそのまま逃げる事に。
しかしゾンビ扱いが気に入らない男はすぐに追いついて少女に言うのでした。
この物語のメインとなるのが不運の少女と不死の男。
基本的に半裸か全裸という凄いキャラクターですね。
少女が持つ不運の能力とは!?
全裸で不死の男にビルの上へと連れて行かれた少女。
男は千切れた足を高速で再生してその勢いで飛び回る事が可能。
そんな謎過ぎる不思議生物に捕まってしまった事で逃げようとします。
しかし男は少女の持つ不運の力に興味津々。
散々脅されまくった事で、仕方なく少女は男に自らの能力について話すことに。
彼女がその力に気がついたのは10年前。
まだ8歳だった少女が両親の海外旅行を見送った時、しばらく帰ってこれない両親にいっぱい抱きしめてもらった。
しかしその10分後、原因不明のエンジントラブルによって飛行機は爆発炎上し、両親を含めて270人が死んでしまったのでした。
その後は差はあるものの、少女に触れる事で周りが傷ついている事が分かっていき、それからは肌を隠して生きてきていたのです。
しかしそんな少女の悲しい過去の話を聞きながらも、男は思い切り少女を抱きしめます。
服の上からでは効果はないという事で、少女の服の下に手を入れる不死の男。
そんな男を目掛けて空から落ちてきたのは巨大なバナナの貨物。
男はその貨物にぺしゃんこに潰されてしまいます。
とりあえず逃げるチャンスが出来たと少女は走り出すことに。
しかし貨物と共に落ちてきていたバナナを踏んだ少女は足を滑らせ、そのままビルの屋上から落下してしまうのでした。
非常に即効性のある少女の不運の力。
運がどうこうというよりも、触った人間へと攻撃しているかのようですね。
両親の飛行機の事故が彼女の力によるものなかが重要になっていきそうな気がします。
不死の男に本物の死を与える事が出来るのか!?
思わぬ形で飛び降りることになってしまった少女。
死を望んでいながらも、このタイミングで生まれるのは色々な事が出来なかった事の後悔ばかり。
オシャレも、恋も、女の子らしい事なんて何一つ出来ないままに死んでしまうのはやっぱり嫌だと。
そんな後悔だらけの少女を救ったのは不死の男。
自らも飛び降りて、ビルに対して足でブレーキをかけて少女を無事に地上へと降ろすと少女に向けて言い放ちます。
少女が隠している不運の条件。
それを解き明かし、最大の不運を起こせれば自らの長い人生をアガれると男は考えていました。
テンションの上がった男は再び少女を抱いて自らのアジトへと飛び回っていきます。
嫌がる少女を無理やり連れて行く男。
一方でその様子を黒服の男達が伺っているのでした。
不死の男の目的は自分が死ぬことという事みたいですね。
長い人生と言っていますがどれくらい生きているんでしょうか。
メインキャラクターが死ぬのを目的とするというのも面白い所ですね。
不運の能力調査と少女の長い髪
不死の男のアジトというのはボロボロの廃病院。
そこで男は少女に触れて不運に遭うを繰り返す事で、接触時間の長さと不運の規模は比例するのかという実験をしていました。
満足行く結果を得られた男は、次は接触の面積で調べようとしてきます。
当然触られたくない少女は全力で逃げ出します。
必死に逃げ回る少女でしたが、その途中で上着が引っ掛かって脱げてしまいます。
それで少女が隠していた凄まじく長い髪の毛が露わになり、それを見られた少女は思い切り泣きわめきます。
男はそんな本気で泣く少女の顔を抑えると、何故か手にしたハサミで少女の前髪を切っていきます。
不運を心配する少女でしたが、男は力強く言い放ちます。
大昔に美容師をやっていたという不死の男によってさっぱりと切られた少女の髪の毛。
数年ぶりにショートカットになった少女は男に感謝しようとするも、男が気にしていたのは15分もの間密着していたことによる不運の方。
それだけに建物が吹っ飛ぶくらいの不幸がやってくると妙にワクワクしていた男。
しかしその時、突如振るわれた刀が男の首を切り落とすのでした。
美容師さんにも切ってもらえなかった事で伸びっぱなしだった少女の髪の毛。
それを半裸の男が切るというのは中々面白いシチュエーションですね。
しかもどうやら元美容師という経歴もあるようで、ますます謎が深まります。
選ばれなかった否定者を管理する者達
刀を手にした黒服の男達。
男達は生首となった不死の男の頭部を特殊なカプセルへと保管します。
突如現れた自分の事を知っている存在が何故そんな事をするのか理解出来ない風子。
更に黒服達は風子にも手錠をかけてしまいます。
言葉の意味が風子には理解出来ません。
しかし黒服の男は風子の力を凄い能力だと語ります。
殺しに使う以外にはないとばかりの言い方をする黒服は、不死の男もそれが目的で風子を捕らえたのだろうと語ります。
しかし今日だけの付き合いであっても、風子には絶対にそうだとは思えません。
必死に不死の男をかばう風子でしたが、黒服はグローブを付けた手で風子の顔面を掴んで脅します。
しかしそれでも風子は不死の男への気持ちをはっきりと言葉にします。
少女の名前は出雲風子という事が明らかになり、同時に彼女のような力を持つ者を狙う存在も登場してきました。
否定者というワードはおそらく重要になってくるはずで、風子の場合は「触れた者の運を否定する」という事ですよね。
否定者は皆そういう風に何かを否定するという力を持っているのでしょう。
落雷と閉じ込めた100年分の記憶の力
風子が不死の男への感謝の気持ちを言葉にした瞬間。
不死の男の頭部を持った黒服の仲間の一人に突如落雷が直撃。
黒服達は不運と落雷の関係を気にしながらも、不死の回収を急ぎます。
しかしそれよりも早く不死の男は復活し、仕方なく黒服達は銃は効かないという不死の男に対して刃物を使って斬りかかっていきます。
しかしそんな言葉を肯定しながらも、同時にそれを否定します。
頭にずっと刺さりっぱなしだった何かを抜き取ります。
普段は容量が足りないから脳みそに栓をして百年分の記憶を閉じ込めているという不死の男。
栓を取った事で閉じ込めていた力を使えるのか、黒服達の攻撃を華麗に回避すると、相手の武器を奪ってそのまま全員を斬り裂いていきます。
黒服の男達を圧倒しながらも、不運の力の方に興味が向いている不死の男。
風子も男が助かった事で安心しますが、その瞬間に黒服のリーダーの男が首元に刀を突きつけてくるのでした。
通常時の不死の男は戦闘は素人。
しかしそれは記憶を封じ込めている事のせいで、彼が生きてきた100年分の記憶の中には戦うことに特化した部分も残されているという事のようです。
何のために頭に破片みたいなのが刺さっているのかと思ったらそういう事だったんですね。
風子の最大不運が引き起こすものとは!?
不死なだけではなく、長く生きた事で培った技術も武器の1つ。
それだけに勝ち目がないと感じた黒服のリーダーは風子を人質にして、自らの首を斬ってこちらに渡せと命じてきます。
不死の男に対してそんな条件が通じるはずもないと考える風子でしたが、男は躊躇することなく自らの首を斬っていきます。
何故そんな事をするのかと風子が聞いても男は冷静に答えます。
風子にとっては自分が原因で誰かが傷つく事は耐えられない事。
しかし、既に首は胴体と分かれた状態に。
自らの首を黒服へと投げる不死の男。
その時風子の頭の中にあったのは、本当は知っていた最大不運の起こし方について。
風子は黒服に体当たりしてそのまま飛んできた不死の男の顔にキスをします。
一瞬の事で黒服も何が起きたのかは理解出来ていない状態。
そんな黒服に風子は自信たっぷりで言い放ちます。
その言葉を受けてもまだ理解出来ないでいる黒服を、不死の男は頭部から再生していく腕で完全に動きを止めます。
自らが引き起こす不運から逃げるために必死で走る風子。
建物から出たその時、不死の男をめがけて隕石が落ちようとしていました。
最大不運の条件はほっぺへのキス。
こういうささやかな事と凄まじい不運が繋がっているというのがこの作品の面白さなのかもしれませんね。
1話目にしてこういうコンビプレイが出来るのは凄いのかも。
風子とアンディが最高の死を見つけるお話
不死の男と黒服を目掛けて落ちた隕石。
凄まじい衝撃が一瞬で廃病院を吹き飛ばし、大きなクレーターが出来上がります。
その光景に驚きながらも不死の男の姿を探す風子。
しかし間もなく煙の中から不死の男は姿を現します。
ボロボロになりながらもすぐに再生していく不死の男。
自らの不運を褒められる事などなかった風子は自然と笑顔に。
そこでようやく不死の男に自己紹介した風子は、男に名前を尋ねます。
しかし男は既に名前を憶えていないと言い「アンデッドでいいだろ」と雑な対応。
そこで男の名前を風子がつけることに。
風子がつけたその名前を「好きにしろ」と言いながら受け入れるアンディ。
しかしアンディの興味はやはり風子の持つこの不運の力。
キスでこれだけ凄いのだから、それ以上の事をすればもっと凄いことになるのだろうと考えます。
そんなアンディの考えを聞いて改めて逃げ出すことになる風子。
しかしそんな彼女達の事は更に他のハンターへと伝わり、捕獲優先度が上げられることになるのでした。
”不死”アンディと”不運”出雲風子。
この物語はこの二人が最高の死を見つけるお話
という事で非常に綺麗にまとまった感じの第1話でした。
二人の関係性がある程度完成したというのが凄い良かった気がしますね!
アンデッドアンラック1話ネタバレの感想考察
新連載となる『アンデッドアンラック』ですが、イメージとしてはダブル主人公という感じですね。
二人が最高の死を見つけるお話ということですが、言葉の意味とは全く違う感じの内容となっていました。
不運の力を持つ少女の出雲風子と不死の力を持つアンディ。
バトル向きなのは当然アンディなのですが、ある意味ではそれよりも遥かに不運の能力が強力というのが面白い所かもしれません。
とはいえバトル系の展開となった時、不運の力をどうやって活かしていくのかは難しい気もしますね。
その辺はバランス良くやっていくのが良さそうに思えます。
否定者というワードが出てきましたので、この先風子やアンディと同様に「不○○」の能力を持ったキャラクターが登場してくることになりそうです。
既存の言葉だとそんなにバリエーションがなさそうな気もしますが、その辺も色々と上手くやっていって欲しいですね。
本作は読み切り版をベースにして描かれているようで、今回の第1話も読み切りとして読んでも面白かったです。
これを連載していく上でどういう部分をポイントにして描いていくのかが重要になってきそうですね。
次回以降も楽しみにしたい作品です!!
アンデッドアンラック新連載1話ネタバレまとめ
連載1話目となる『アンデッドアンラック』ですが、非常に上手くまとまっている印象でした。
二人の主人公の力を見せながらも関係を一気に進めていった感じとなっていて、二人を応援したくなるような感じとなっていましたね。
不運なキャラクターなんかは漫画ではありがちですが、ここまで強力な不運の持ち主はなかなか存在していないでしょう。
今後この力をどういう風に扱っていくかが重要になりそうです。
対するアンディの方には色々と過去の設定の部分があるようで、掘り下げれば色々出てきそうなキャラクターになっています。
見た目通りにただヤバイ奴ではないというのが好感度を上げるポイントになっている気がします。
1話目にして非常に良い関係となった風子とアンディ。
彼らがどういう物語を歩いていくのか注目ですね!!
次回の『アンデッドアンラック』第2話を楽しみに待ちましょう!