テレビアニメも好評の『五等分の花嫁』より、中野家五姉妹の四女でヒロインの1人・中野四葉についてまとめました!
原作ではついに風太郎が五つ子の中から四葉を選ぶことに!
ひとまず今回は風太郎に選ばれた四葉の特徴や魅力、そして明るく天真爛漫なはずの彼女が作中で覗かせたとされる「闇」の正体について徹底検証します!
Contents
花嫁に選ばれた四葉とは?
『五等分の花嫁』に登場するヒロインの1人が四葉で、中野家五姉妹の四女。
五つ子のため、他の姉妹の一花(いちか)、二乃(にの)、三玖(みく)、五月(いつき)とはほぼ同じ容姿で、バストサイズも同じ(巨乳)。
ボブカットの髪と緑のうさ耳リボンが特徴。
登校時には黄色のセーターを着用し、首元にはチェックのリボンを付けています。
四葉の性格
性格は明るく、ポジティブで溌剌とした女の子。
思考はかなり子供っぽく素直で、感情がすぐ表に表れます。
人の役に立ちたいという願望があるためお人好しなところがあり、最近の文化祭編でも頼み事をされるとつい引き受けてしまっていましたね。
四葉の特徴
四葉は五つ子の中で最も運動能力が高く、50mを6秒台で走る快速の持ち主!
陸上部や女子バスケ部から入部依頼がくるほど。
その反面、勉強に関しては最も苦手で、五姉妹が主人公の上杉風太郎も通う現在の学校に転校することになったのは四葉だけが追試で赤点をとってしまったため。
本人はそのことに負い目を感じているようです。
アニメ版四葉の声優
アニメでは、担当声優は佐倉綾音(さくら あやね)。
アニメ化前の単行本1巻発売時には五つ子全員を演じていましたが、テレビアニメでは四葉のみを演じています。
花嫁に選ばれた四葉の魅力はとにかく明るくポジティブ!
四葉は一卵性の五つ子ということで、中野家五姉妹は五人とも見分けが付かないほど酷似した容姿をしていますが、性格はそれぞれ全く異なります。
その中でも四葉は他の四人とはかなり違い、子供っぽさが際立っている女の子。
とても無邪気で人見知りせず、他人に対してネガティブな印象を持つことがないため、姉妹でただ一人だけ初対面時から風太郎に対しても協力的で、常に朗らかに接していました。
読み切り版では四葉の性格が違う!?
ただそんな明るい四葉ですが、正式に連載がスタートする前に掲載された読み切り版では微妙に外見と性格が異なっていました。
読み切り版の四葉は連載版よりも髪が長くセミロングでした。
三玖ほど露骨な変化はないものの、受ける印象はかなり違います。
読み切り版で人気最下位だった三玖をテコ入れするために髪型を変え長くしたから、五姉妹内でバランスを取るため替わりに四葉を短くした…という見方もできますが、髪の長さが変わった一番の理由は「わかりやすさ」と推察されます。
マンガ・アニメにおける快活な性格の女性キャラは短めの髪が多く、読者もそういった固定観念を多少なりとも持っているため、そのパブリックイメージに合わせたのではないでしょうか。
一方、内面に関しては更に違いが顕著です。
読み切り版でも四葉は明るい性格でしたが、初対面の風太郎にスカートの中を見せようとするなど、同じ明るさでも「おバカさ」と「奔放さ」が目立つシーンがありました。
しかし連載版ではそのシーンが完全にカットされています。
『五等分の花嫁』の読み切り版は連載版の第1話に該当するエピソードで、セリフやコマ割りはほとんど変更されていないため、このシーンのカットは目を引きます。
もし四葉が読み切り版のままだったら、彼女の人となりや「頼まれたら断れない」という性格は違う形で読者に伝わったかもしれません。
今の四葉に変更されたことで、連載版ではストレートに明るさと優しさが伝わり、彼女の魅力が遺憾なく発揮されています。
四葉の闇の正体とは
四葉の明るい性格は、逆を取れば彼女の危うさにも繋がります。
作中でも、その危うい所は部分的に描写されていました。
四葉の作り笑い
特にファンの間で話題になったのは第72話「学級長の噂」の回です。
3年生に進級した四葉は、他の姉妹全員および風太郎と同じクラス(3年1組)になり、そこで学級長に立候補します。
他に成り手もなく女子の学級長となった四葉は、男子の学級長に風太郎を使命。
その理由をのちに「上杉さんが凄い人だってみんなに知って欲しかった」と語っています。
しかしその意図に反し、周囲からは「2人は付き合ってる。だから指名した」と思われたらしく、そんな噂が流れてしまいます。
そして、その真相を確かめようとしたクラスメイトの女子に対し、四葉は照れも生気もない作り笑いのような表情で「ないよ。ありえません」とキッパリ答えました。
この表情が、読者に「四葉の闇が露呈した!」と思わせたようです。
該当シーンだけを切り取れば、確かに不穏な印象を持ちたくもなりますね…。
そのままを受け入れられず、周りを尊重して、悪いようには思われたくない、と思ってしまったのでしょうか。
四葉は自己評価が低い
また、四葉は勉強が不得手で、それが原因で五姉妹は元いた学校から転校することになってしまったと先述しました。
第56話「最後の試験が四葉の場合」における彼女のモノローグに「今まで失敗続きの私だけど」とあるので、他にも様々なやらかしがあったと思われます。
そういった過去の経験もあってか、四葉は自己評価が非常に低い人物で、「おバカな私」「足を引っ張るだけの私」「私なんか」といった言葉をよく使っています。
四葉は敏感に周りの空気を察知する
一方で、四葉は敏感な一面を持っています。
彼女はいち早く三玖の風太郎への好意に気付いた人物。
察しが良いため、自分が周囲からどう思われているのか、どんな顔をすれば良く思われるかが人一倍わかり、だからこそ無理してでも明るく振る舞っている可能性さえあるくらいです。
頼まれ事を断れないのは、元来の優しい性格だけではなく、劣等感に起因する「必要とされたい」「認められたい」という思いや、敏感さ故の「しらけた空気にはできない」「嫌われたくない」といった強迫観念が根底にあるのかもしれません。
そんな四葉なので、他の姉妹の風太郎に対する気持ちにも気付いていて、劣等感もあって遠慮してしまっている可能性が高いです。
だからこそ、「自分が風太郎と付き合うなんて烏滸がましい」「他の姉妹に悪い」という気持ちが前面に立ち、本当の感情を押し殺した結果、感情が欠落し作り笑いのような表情になったと考えられます。
四葉の「闇」と言われているものは、彼女自身が囚われている闇なのかもしれませんね。
四葉は一番花嫁に近い?
『五等分の花嫁』という物語は、五つ子の内の1人が最終的に風太郎と結婚することが決定していて、作中では「誰が風太郎の花嫁か」を予想するための要素が随所に散りばめられています。
ただし当然ながら決定的な手がかりはないため、憶測を多分に交えた予想になります。
そんな本作において、最も花嫁の呼び声が高いのは他ならぬ四葉です。
そう予想する根拠は主に下記。
- 五つ子で唯一、最初から風太郎に協力的
- 五つ子で最も恋愛絡みの話が少ない(終盤に捲るフラグ?)
- モノローグが少ない(本心や真相を隠すため)
四葉が零奈
また、本作のキーパーソンである「写真の少女」も、四葉でしたね!
写真の少女とは、風太郎が小学生時の修学旅行で出会い彼に多大な影響を与えた少女で、当時の外見は五つ子の子供の頃と瓜二つ。
そして作中、写真の彼女と風太郎の将来の花嫁が同一人物であることを想起させる演出もあるため、写真の少女=花嫁と予想しているファンは少なからずいるようです。
その写真の少女が、5巻~6巻収録のロングエピソード「七つのさよなら」では成長した姿で風太郎の前に現われます。
「零奈(れな)」と名乗る彼女は風太郎の近況について尋ね、束の間の語らいを終えると立ち去っていきます。
そして、零奈と名乗った少女が立ち去った直後、風太郎の前にいつもの格好をした四葉が現われるという展開でした。
集合写真の四葉
加えて、第14話「始まりの写真」でも、四葉が写真の少女かもしれないと思わせる描写があります。
このエピソードでは、「子供の頃の風太郎と『写真の彼女』が映っている写真」と「五つ子の子供の頃の集合写真」が登場します。
写真の彼女は左手でピースを作っていて、五つ子の写真では「右から2番目の子」と「右から5番目の子」の2人が左手でピースを作っています。
そして次のページでは、現在の五つ子を右から順に一花、四葉、五月、三玖、二乃の順で描いています。
この「右から順に一花、四葉、五月、三玖、二乃」が、前のページの集合写真と合致すると仮定した場合、集合写真の中で左手でピースを作っていたのは四葉と二乃。
二乃については、子供の頃の風太郎に見覚えがない様子が事前に描かれていたため、そうなるとやはり四葉が花嫁の最有力候補になる……という訳です。
四葉が薬指担当
四葉を花嫁と予想する他の理由としては、四葉が「薬指担当」という点もよく挙げられています。
7巻以降、『五等分の花嫁』のコミックスの表紙は「花嫁衣装を着た姉妹の1人が左手の1本の指を強調した絵」になっていて、一花が親指、二乃が一差し指を強調。
順番で10巻の表紙は「薬指を強調した四葉」となりました。
薬指を口にかけてイーッとするような感じの四葉ですが、やはり薬指が強調されるのは何か深い意味がありそうですよね。
また第32話「結びの伝説 2000日目」で、熱を出して寝込む風太郎に五つ子が寄り添い彼の左手の指を1本ずつ握っているシーンでも、四葉が薬指を担当しています。
言うまでもなく、左手薬指は結婚指輪をはめる指。
そのため、四葉が花嫁になるのでは……という予想がかなり多く立てられています。
ただし「四番目だから四番目の指(薬指)担当なだけ」と言ってしまえばそれまでで、ミスリードの可能性は否定できません。
しかし114話で風太郎が四葉を選んだ以上は、やはり特別な気持ちがあると見て良いでしょう!
四葉が選ばれたことへのネットの声
では、四葉が風太郎に選ばれたことに対し、ネットの声はどうなっているのでしょうか。
#五等分の花嫁 113
14巻で完結と明言され、もう数えるほどにしか残されていない本作。
今回は風太郎が誰を選ぶのかが最注目ポイントでしたが、まさかまさかでした。
次週、一体どんな言葉を掛けるのか、なぜ選んだのかは語られるのか、そのあたりに個人的に注目しながら楽しみにしておきます🌟— ふじたに (@Fuji_lovecomedy) 2019年12月5日
#五等分の花嫁 113 読了。メンズたちの友情はさておき、風太郎やっこ決断と。一花と三玖はもう少し暴れるかと思いきや。ニ乃は分かりやすい。五月は最後まで恋愛からは蚊帳の外でしたな。四葉さんを何故選んだのかは次回から明かされていくのかな。四葉の方はやはり負い目をまだ感じているのかな?
— ばる2010🍀 (@baru2010) 2019年12月3日
花嫁決まっちゃったのね……
そして14巻が最終巻………(´;ω;`)#五等分の花嫁— もか。 (@inoru113) 2019年12月3日
まだ今週の読んでないけど、選ばれたの四葉なの?
12巻が104話までで
14巻が最終巻、ざっくり120話が最終話だと113話は13巻ラスト?それとも14巻?
114で選んだ理由。もしくは115の2回にかけて想いを語る話だったら残りで選ばれなかった4人の場合話?
んで結婚式話とその後かな?#五等分の花嫁— しょう (@shouta246) 2019年12月4日
さぁ、このまま四葉エンドと行くのでしょうか??
四葉が花嫁に選ばれる!?特徴や魅力に垣間見える闇の正体を考察!のまとめ
今回は『五等分の花嫁』に登場する四葉についてまとめました!
彼女の明るさや前向きな姿勢は表層的なもので、本来の彼女は少し違う、というのは随所に描かれていました。
しかし過去を知る風太郎だからこそ、その闇の部分まで四葉を受け入れてくれるのでは?
これからの展開に期待しましょう!