週刊少年ジャンプの人気漫画『アクタージュact-age』最新話77話のネタバレと感想考察、展開予想です。
千世子の演技は、さすがのものでした。
しかしこれでは夜凪には勝てないと、本人も知っていたのです。
千世子は黒山を自宅に招き、夜凪に対する激しい感情を露わにしました。
黒山は千世子を勝たせてやりたい、と心を決めます。
黒山は千世子に、どのような方法を示すのでしょうか！？
それでは、気になる『アクタージュact-age』最新話77話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
前回の『アクタージュ act-age』はこちら！
Contents
アクタージュact-age77話ネタバレ：前回76話感想考察
前回までは夜凪チームメインの話でしたが、今回から千世子チームの話が進みましたね。
稽古の中で見せた千世子の表情は、確かに今までとは違ったものでした。
これまで千世子は「天使」として、その地位を築いてきたのです。
演技力やその完成度ももちろん持ち合わせていました。
それは千世子が10年かけて培った、努力の賜物なのです。
それをたった半年で追い抜こうとしている夜凪に、嫉妬しないはずがありません。
しかも成長するきっかけを与えたのは、他の何者でもなく、自分自身。
千世子の内面はまるで山野上の描いた炎のようでしょう。
これまでどこか掴めなかった千世子の本当の気持ち、それが今回露わになりました。
普段押し込めてきたからこそ、爆発したその感情の炎は激しく燃え上がっていたのです。
悔しいと黒山に訴えた千世子の表情は、とても美しいと思いました。
黒山も夜凪ではなく、千世子を勝たせたいと心から思います。
千世子の強みを伸ばし、夜凪に勝つように進化させる。
黒山なら本当にやってのけそうですね。
千世子の芝居はどこまで進化するのでしょうか！？
次回からの千世子の変化にも注目です。
アクタージュact-age77話ネタバレ
『アクタージュact-age』77話
「殺陣」のネタバレが下記となります！
悩み
舞台「羅刹女」の本番まで2ヶ月を切ろうとしていました。
全体として殺陣師の指導の下、立ち稽古が始まっていました。
そんな中、夜凪は羅刹女の役作りに苦しんでいました。
王賀美を前にして、殺陣がうまくいきません。
羅刹女は目の前の敵である孫悟空に怒っているわけではなく、他の女性といる牛魔王に怒っているのです。
しかしその激しい女性の嫉妬という感情は、経験のない夜凪には演じることができません。
そのため、自分の中の炎が弱くなり、殺陣で王賀美に押し負けてしまうのだろうと夜凪は溜息をつきました。
その時、稽古場に柊が現れました。
黒山が夜凪を呼んでいるそうです。
呼ばれたのは夜凪だけでしたが、山野上や他の役者も一緒に向こうの稽古場へ向かうことになりました。
千世子の芝居
千世子も役作りに悩んでいる、自分と同じなのだと考えた夜凪の顔が明るくなります。
しかしそんな夜凪を見て、柊は謝りました。
ドアに近づくと、中から声が聞こえてきました。
どうやら阿良也のようです。
そしてもう一人は千世子のハズですが、それにしては声に違和感があります。
ドアを開けてみると、そこでは阿良也と千世子が激しく戦っていました。
目の前の千世子の姿に夜凪は目を疑います。
千世子は顔立ちや雰囲気だけでなく、声までもが変わっていたのです。
千世子は喉が潰れてもなお、稽古を続けていました。
阿良也に教えてもらった喉が潰れてもできる発声法を使用し、声質が変わることすら気にも留めていないようです。
そこまでして、と夜凪は驚きました。
千世子は休まず稽古を行い、黒山もそれにつきっきりだといいます。
それは全て千世子を勝たせるためでした。
千世子の眼
その時、黒山が稽古をとめました。
千世子の芝居に伯がなくなっていたためです。
黒山の言葉を聞くと、千世子は静かに夜凪を振り返ります。
その眼を見た夜凪が恐ろしくなるような、激しい感情を込めた瞳でした。
夜凪は黒山たちが、自分を千世子の稽古に利用しようとしていることに気がつきました。
羅刹女が牛魔王に怒りを向けているように、千世子は今、それを夜凪に向けているのです。
こんなの友達に向ける眼じゃない、と夜凪はかつての千世子を思い出しました。
すると阿良也は夜凪に声を掛けました
その言葉に、夜凪は巌を思い出して考え込みます。
そして自分の中から千世子以上の怒りの感情を探さねば、と拳を握りしめました。
アクタージュact-age77話ネタバレ展開予想
ここからは、『アクタージュact-age』最新話77話、そして78話以降で起こりうる展開を予想したものを載せていきます！
千世子の強み
今回黒山が認めた、千世子の強み。
それは千世子本人の奥底から湧き上がる、激しい感情でした。
悔しい。
負けたくない。
この激しい気持ちは今、千世子だからこそ持つことが出来るものでしょう。
そして羅刹女とは、女の激しい「怒り」の物語です。
今の千世子こそ、羅刹女そのものなのではないでしょうか。
黒山は千世子に、夜凪をもっと妬み、愛し、憎めと言いました。
千世子が夜凪に勝つには、その感情をさらに大きくすることが重要です。
自身の経験から芝居を行うメソッド演技。
千世子がこの舞台のために取り入れたものです。
黒山もその方向でいこうと心を決めたようでした。
黒山はごめん、と心の中でアリサに謝りました。
それはきっと、これから千世子を勝たせるために、アリサと同じ道をいく可能性があるということです。
千世子がこれからどうなっていくのか、次回以降も気になりますね。
千世子のペット
どうやら千世子はペットを飼っているようです。
しかも夜行性。
どのような動物なのでしょうか？
夜行性のペットということで思いつくのは、ハムスター。
しかしこれだと普通すぎますね。
さらに滑車を回す音がないので、違うかもしれません。
他に夜行性のペットとして人気があるのは、ハリネズミ、フクロウ、モモンガなどが挙げられます。
この辺りはどれも千世子と一緒にいると、絵になる可愛さですよね。
千世子の反応からすると、蛇という可能性もあります。
千世子と蛇、一番インパクトがあって面白いのではないでしょうか。
夜行性の子たち、と千世子は言っています。
複数飼っているのでしょう。
千世子のペットたちが出てくる日が待ち遠しいですね！
千世子と夜凪の羅刹女
夜凪は山野上との山頂での経験により、羅刹女の自然を操る力を身につけました。
それにより、人ならざる者を演じることができるようになりました。
一方千世子は、嫉妬や自己嫌悪といった、人間らしい激しい感情からくる「怒り」を見せました。
この「怒り」も、この舞台の土台となっているものです。
自然を操る夜凪。
怒りを表現する千世子。
どちらも羅刹女の一面です。
それぞれ違う箇所からのアプローチのため、彼女たちが演じる羅刹女も違うものになるでしょう。
それは彼女たちを演出し、方向性を決める演出家たちの腕の見せ所ですね。
この二人に関しては、山野上が原作者ということで、こちらの方が有利なイメージがあります。
しかし山野上の中にある炎こそが、この舞台の土台となっています。
その怒りの炎から入る黒山も、十分に羅刹女を理解しています。
山野上と黒山、それぞれどんな舞台を完成させるのか楽しみですね。
誰にも負けない感情を力に変えて
今までのやり方では夜凪に勝てない以上、勝てるポイントを考える必要がある千世子。
そして黒山が見つけた夜凪に千世子が勝る所は、千世子の感情の部分。
嫉妬や自己嫌悪のようなその感情は正に今回の羅刹女そのものの感情なのでしょう。
黒山はその部分の感情を更に伸ばそうとしています。
それはつまり今以上に夜凪を妬んで憎んで愛する事。
その感情がそのまま羅刹女の感情とリンクしていくのだから、自分の中にある経験を芝居にしていくメソッド演技も使っていけるはずです。
この部分は間違いなく今の夜凪が持ち合わせていないものですし、夜凪の演じる羅刹女とはまるで違うリアリティのある羅刹女を演じる事が出来るのではないでしょうか。
千世子の成長は阿良也にも影響を与えるか!?
ここまで千世子を静かに見守っている感じの阿良也。
しかしよく考えれば彼の相手は王賀美陸な訳で、彼自身も今のままではきっと厳しいはずでしょう。
とはいえ王賀美の演技を真似する事は出来ませんし、これ以上成長するのであれば夜凪と同じように外側へと足を踏み出していくのが良さそうな気がします。
事実今回の千世子の描写の中でも阿良也は天才で選ばれた主人公として描かれていますので、夜凪と同じような事も出来るかもしれません。
しかし今回黒山の協力を経て千世子が成長していく方向は、夜凪や王賀美の方向とはまるで違うようにも思えます。
ファンタジーでありながらも、千世子の繊細な感情を武器にしていく黒山のやり方であれば、阿良也もやはりそういう方向に進むのではないでしょうか。
なのでやはり彼はメソッド演技を使って繊細な感情に訴えかけるような芝居の方向へと成長していくのだと思います。
アクタージュact-age77話ネタバレまとめ
千世子の芝居は、黒山が見ても悪くないと思うほどでした。
しかしこのままでは夜凪に勝てないということを、本人が一番分かっていたのです。
これまで天使として築いてきたもの全てを失う覚悟で、今千世子は舞台に向き合っているのです。
黒山は夜凪に負けたくない、そんな千世子の強い「怒り」の気持ちを目の当たりにします。
そして夜凪ではなく、千世子を勝たせたいと思ったのでした。
黒山は千世子とどのような羅刹女を作っていくのでしょうか！？
そして千世子はどう変わっていくのでしょうか！？
次回の『アクタージュact-age』第78話を楽しみに待ちましょう！
