週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話3話のネタバレと感想、展開考察です!
足利高氏によって全てを奪われながらも諏訪頼重の力を借りて逃げる事になった北条時行。
頼重の領地である信濃へ向かおうとするも厳重な警備に手こずり、その中で兄の邦時が叔父である五大院宗重の裏切りで処刑された事を知る事に。
時行は度重なる裏切りに絶望しながらも宗重を討つべく誘い出し、命懸けの鬼ごっこで勝負を挑むのでした。
時行は宗重を討つ事が出来るのか!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話3話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君3話ネタバレ
『逃げ上手の若君』3話
「仇討1333」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君3話ネタバレ:時行に迫る五大院宗繁の凶刃
鬼のような形相となって時行に迫ってくる五大院宗繁。
まだ体の小さい時行は屈強な宗繁の凶刃を受け止めきれずにふっ飛ばされてしまいます。
そんな時行に対して、兄上の仇が目の前にいるのだと煽りまくる宗繁。
頼重の部下である白髪の少年と薙刀少女が間に割って入るも相手にならず。
宗繁は隙もなければ腕力も強く、時行を守りながらでは完全に防戦一方の状態に。
時行からしても少年と少女はかなりの実力者ではあるものの、やはりまだ子供であり宗繁を前にしては勝ち目もない状態。
それだけにここからどうすれば良いのかと迷ってしまう時行。
その一方でガキが3人がかりで闇討ちを仕掛けて来ようと問題ないと自信を見せていた宗繁。
素早く状況に適応出来る事が自分の長所であり、それは生きる為に主君の子さえも売れる程。
幕府は足利に滅ぼされ時代は乱世となり、この裏返った双六の盤面では瞬時に適応出来た者しか生き残れない。
そんな持論を展開する宗繁は、時行を時代に取り残された遺物だと言い放ち刀を振るうのでした。
前回の時点で分かっていましたが、白髪の少年と薙刀少女の実力はそこまで高くはないみたいです。
それだけにどうやって意外に強い宗繁を倒すのかが気になる所です。
しかし過去の回想の部分でも宗繁は時行の兄をボッコボコにしていて、本当に容赦ない鬼畜野郎だなぁと感じさせてくれますね。
逃げ上手の若君3話ネタバレ:天性の逃げ上手な時行に仕える事
時行が窮地に陥る中で、頼重は何故か少年の狐次郎と薙刀少女の亜也子を下がらせます。
護らなければ時行が殺されてしまうだけに戸惑う二人でしたが、落ち着き払った頼重は下がらせた二人に時行の事を見るように伝えます。
乱世に適応する力があるのはどちらなのかを見るが良いだろうと。
そんな頼重の言葉通り、鋭い宗繁の刃を紙一重で躱し続ける時行。
しかも時行の表情はまるで楽しんでいるかのよう。
不規則な動きは稽古で学べるようなものではなく、それは正に天性の逃げ上手。
時行は臆病なのではなく純粋に逃げるのが大好きな少年。
一歩間違えれば致命傷を負い、捕まれば即死となるような窮地でさえ心の底から楽しめてしまう生存本能の怪物。
しかしそれだけ時行を評価する頼重は、それ以上に魅力的なのは彼が逃げ以外は普通の人間である事なのだと語ります。
どれだけ逃げに徹していても、兄上の仇を前にした戦場からは絶対に逃げようとしない。
乱が起こる前の平和な鎌倉で、頼重は気さくで威張らず仲間思いで優しい時行の姿を見ていました。
そんなどこにでもいる平凡な子供が戦場では楽しそうに鬼ごっこに興じる痛快な怪物となる。
そう考えていた頼重は、雫、狐次郎、亜也子の3人に対して、時行に仕えてみるのは楽しそうだと思わないかと語りかけます。
それに対して3人も笑顔でうなずき、頼重は改めて行ってくるよう彼らに命じます。
護ろうとするのではなく時行の逃げ上手を信頼するのだと。
逃げは良くとも攻撃がまるでダメな時行の為に、一太刀を浴びせる隙を献上して差し上げるのだと。
ここで改めて時行の逃げ上手であり生存本能の怪物である部分が描かれていましたね。
戦いを楽しむタイプとは少し違っていて、あくまでも逃げる事を楽しめるというのが独特なんですよね。
そしてようやく白髪の少年と薙刀少女の名前も明らかになりましたが、彼らとは長い付き合いになっていくのだろうと予想出来ますね。
逃げ上手の若君3話ネタバレ:兄上や父上へ死出の旅路の手土産を!!!
実力差は圧倒的ながらも時行を仕留めきれずにいた宗繁。
ひらひらと攻撃は躱され続け、しかもろくに刀も振れないくせに眼だけは力強いまま。
それだけに宗繁も思わずゾッとして考えてしまいます。
もしも時行に一生逃げながら命を狙われ続けたら、どんな豪傑であってもいずれは死に追いつかれてしまうのではないか・・・と。
そんな風に宗繁が弱気になった所で攻撃を仕掛けた狐次郎と亜也子。
これまでとは違い、時行を護ろうとするのではなく宗繁を時行の方へと押し込んでいきます。
それはまるで逃げる主君に敵を差し出すような感覚。
そんな二人のサポートにより一気に劣勢に追い込まれる宗繁。
体勢を崩した所で狐次郎が宗繁の刀を押さえつけて時行にチャンスを作ります。
仲間達のサポートを受けて胸の高まりを感じつつも刀を握り飛び上がる時行。
殺された兄上や父上、そして鎌倉の民の為の死出の旅路の手土産にと、時行は宗繁の首を切り落とします。
時行の脳裏には、おまえだけは英雄になれるという兄上の言葉が浮かぶのでした。
逃げ続けられてしまう事は逆に考えればずっと命を狙われ続けるという事でもある。
そう考えれば逃げる事も確かに戦いなのかなぁと感じさせる話作りが上手いですよね。
仲間達があくまでも時行に仕留めさせる為の動きをするというのも面白いです。
逃げ上手の若君3話ネタバレ:全ての元凶の足利を倒す為に!!!
五大院宗繁との戦いを終え、植物が生い茂る山道をかき分けながら歩いていた時行一行。
峠を越せば敵がいない道へと出れるという中で、頼重は初陣を飾った気分を時行に問いかけます。
とはいえ時行としても、夢中になって逃げていたらいつの間にか敵の首が目の前にあったというだけ。
しかし仇を取れたという事もあり改めて仲間達に礼を言う時行。
頼重はそんな時行に対して、鬼ごっこで戦に勝つ条件を語りだします。
1つ目は時行が戦場で最優先に狙われる貴重な将である事。
そして2つ目が刀となるべき信頼出来る仲間を持つ事。
その2つを満たす為には、時行が北条の遺児である誇りを忘れずに人が惹かれる正しい人間である事が必要。
それさえ出来ればきっといつかはどんな鬼であろうと倒す事が出来る。
そんな頼重の言葉で時行も、必ず鎌倉に帰り全ての元凶である足利を倒すのだと誓います。
そんな立派な発言と共に刀を投げつけたものの、目の前には投げつけた刀が刺さってブチギレ状態の野犬が。
謝っても許してくれなさそうだという事で、得意の逃げ足で山道を猛ダッシュして逃げていく時行。
ここまで苦労して山道を切り開いてきた仲間達は、あの逃げ足なら正面からでも脱出出来たのではと少しだけ呆れるのでした。
そんな風に滅びゆく鎌倉から逃げ延びた時行。
後に天下を震撼させる彼は新天地にて成長していく事になるのでした。
最初の戦いを終えて足利と戦うという目的が定まってきました。
逃げ上手な部分を活かしてどうやって戦うのかという部分も分かってきましたし、物語の序章が終わったという感じにもなりましたね。
ある意味では既に結構完成されている時行がどう成長していくのか注目です!
逃げ上手の若君3話ネタバレの感想考察
鬼畜武将の五大院宗繁との決着が描かれた今回。
まだ幼く逃げ上手な事しか取り柄がなさそうな時行がどう戦っていくのかという部分がわかりやすく描かれていましたね。
鬼畜武将の魅力たっぷり
登場するなりそのクズっぷりががっつりと描かれていた五大院宗繁。
時行にとっては復讐すべき相手である訳ですが、鬼のような形相といいクズな悪役としての魅力は存分に発揮されていた気がします。
クズな割には実力があり、素早く状況に適応出来るのが長所だと自称する宗繁。
しかもその長所は生きる為に主君の子さえも売れる程だと自分で思っている訳で、根っこの部分から完全に腐っているのだとわかりますよね。
過去の部分ではまだ幼い時行の兄をボッコボコに殴っていたりと、マジでクズ野郎としか言いようがありません。
松井優征先生の過去作でもこういう嫌な奴は多数登場してきましたが、本作の場合は時代的にもしっかりと罰を与えられるので相性が良いのかもしれませんね。
逃げ上手な戦い方
逃げ上手という特徴を活かしてどうやって屈強な宗繁と戦うのか?
それが非常に気になる部分でしたし、この部分こそが本作においても核となる部分だったと思います。
そんな気になる部分に対して今回である程度の答えをしっかり出してくれていたのではないでしょうか。
どれだけ攻撃しようと避けられたり、逃げられ続けてしまう事で、相手にもこれで良いのかという気持ちが生まれる。
仲間達も時行を護る為ではなくあくまでも時行にトドメだけを刺させる為のサポートに徹する。
一番重要な立場である時行が囮となる事で隙を生み出す感じでもあり、敵としてもなんだか怖い戦い方でしょうね。
もちろんこの戦い方がずっと成功するとも思えませんが、単純なバトル漫画とはまた違った魅力を感じます。
ある意味では結構な頭脳戦に近い感じですし、この先の戦いをどうやって切り抜けていくのか楽しみですね!
逃げ上手の若君3話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話3話、そして4話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君3話ネタバレ展開考察:逃げの力で宗重を倒す!?
鬼畜なくせにただ卑怯なだけではなく、意外にも実力もかなりのものだという厄介な宗重。
それに立ち向かう時行ですが、共闘してくれる二人の実力はそこまででもなさそうな事も判明してしまいました。
つまり真っ向勝負で宗重を倒せる可能性はかなり低いんですよね。
時行は一応刀を抜きましたが、どう考えてもバトルが出来るようなタイプではありません。
彼に出来るのは逃げる事や避ける事だけという感じなので、それらの能力と二人の仲間の力で宗重を倒さないとならないんですよね。
逃げ足の速さで言えば時行が圧倒的なはずだと思いますので、とにかくひたすら宗重の攻撃を避け続ける事でチャンスを生み出すというのはあり得そうです。
シンプルに宗重を限界まで消耗させたり、逃げながらも罠を用意したり。
とはいえそもそも時行の持久力がどれほどのものかも分かっていませんし、疲弊した相手を倒すというだけでは地味になりそうです。
それだけに逃げの力を利用しながらも、きっちり宗重を仕留めれるスカッとした展開になってくるのかもしれませんね。
逃げ上手の若君3話ネタバレ展開考察:決意を新たにして信濃を目指す!?
時行が天下を目指す為の第一歩となる宗重との戦い。
これを勝ち抜く事が出来れば頼重の領地である信濃へと向かう流れになってくるでしょう。
とはいえ信濃への道は厳重に塞がれているようで、それは宗重を倒したとしても変わらないと思われます。
とはいえある意味では神の視点で動くジョーカー的な頼重の事なので、実は信濃へ向かう誰も知らない道を知っていたりという事はありそうです。
まずは時行が本当に命を懸けて戦えるかという部分を宗重との戦いを通して確認。
その上で時行が戦う気持ちを持った状態で信濃へ連れていくつもりだったのかもしれませんね。
逃げ上手の若君3話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話3話へ向けての感想や考察を集めました!
今週の逃げ上手の若君
松井先生の作品には、ちょいちょい時事ネタがあるんすよ。クスっとして好きだけど、今回は時代物だし難しいよね…と思ってたんです…桃鉄風双六!!!帝貧乏神w
そして今回も頼重の顔芸最高!!#逃げ上手の若君 #wj09 #逃げ若
— L判2円 (@Lsize2yen) February 1, 2021
【逃げ上手の若君】
五大院さん、ドクズすぎて敵方にもドン引かれて報奨もなく追い出されるのは残念でもないし当然。
ただ、ネタ要員かと思ったら武力もそれなりにあるし最初のボスとしての格は申し分ないな。#wj09— 🚮 (@recyclebin5385) February 1, 2021
#WJ09
【逃げ上手の若君】桃鉄だったり南北朝時代の人物が「寝起きドッキリ」という言葉を知ってるのを神官が未来予知出来るからで通すのは面白い、2話で兄の仇と戦闘ってテンポ良いですね
「逃げ上手」であくまで「逃げる」事がメインだから序盤から強敵を出す事が出来るというのも作劇的に上手い— サダール (@Sata4290) February 1, 2021
【逃げ上手の若君】ネウロのような犯人豹変演出と、暗殺教室のような弱者が強者を打ち負かす戦術的展開。それを組み合わせて地味になりがちな時代劇と合わせて派手かつ爽快に読ませてくれる松井先生の集大成を感じる2話。1話に負けないぐらい面白いのでこれはしばらくは安泰か? #WJ09
— 金銀パール (@kinginpl) February 1, 2021
【逃げ上手の若君】家系図 雑で笑った(歴代北条を並べるんだとばかり)
頼重の未来視の能力で 現代用語も使いまくり 先を見通した遊びもさせる チート能力だ 作劇の上でも。
中世の世知辛い世の中 と 裏切り外道行為をし尽す「鬼」と松井先生世界の怪人との親和性も抜群 #WJ09— 文月みさき (@stainless_honey) February 1, 2021
【逃げ上手の若君】宗繁おじさんは一見ただのおっさんですが、牙を剥けばわかりやすいヤバさ。鬼のようなヴィジュアルは鬼畜武将らしさがあったし、次回のバトルがどうなるか楽しみです。こいつヤバそうだと思える敵が出てくるだけでもモチベ高まりますね~。#WJ09
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) February 1, 2021
逃げ上手の若君
二話も順当に面白い
少年誌でどこまで戦を描くのか分からないけど、今週や先週見る限りでは、ギャグで中和しながら、かなり気合い入れて描くとこは描くのかなぁと思う
あと歴史物にメタっぽいギャグがなんか新鮮で面白い#wj09— TAKUMI (@taku25031) January 31, 2021
逃げ上手の若君。
主人公が運命と向かい合う動機づけが上手いな。きちんと兄の死という流れを使うのも,その原因となった男との対峙を最初の振り出しにするのも,この先どうなるのだろうというワクワク感がある。
当時の歴史背景知識がなくても十分楽しめる作りなので,海外勢も一安心(笑)
#wj09— ayumie (@ayumie) January 31, 2021
逃げ上手の若君3話ネタバレまとめ
まだ2話目だというのに物語がテンポ良く進むますね!
悪役は実在した人物のはずですが、松井先生の手が加わるとこれだけ強烈なキャラクターになってしまうんですよね。
卑怯で鬼畜でド悪党ながらも結構強いんだからめちゃめちゃ厄介なのが最初の相手となってしまったというのも面白い所です。
普通の作品であればここで真っ向勝負で敵を討ち倒すのでしょうが、本作はそういう展開とはならないでしょう。
タイトルにもなっている逃げ上手の部分がどういう風に戦いに活かされていくのか?
その辺りがめちゃめちゃ楽しみですし期待したい所ですよね!
次回の『逃げ上手の若君』第4話を楽しみに待ちましょう!